今から40年ほど前のこと。
小学校高学年の時の担任は、昭和一桁生まれの怖い先生だった。
冬の間、といっても昔は今より寒かったので、確か11月に入ったくらいから3月まで、鍛錬のため1時間目が始まる前にいつも乾布摩擦をさせられた。
もちろん風邪をひいている生徒を除き、みんな上半身は裸だった。
女子は嫌だったと思うが、田舎だったし今と違って親も学校の先生に全てお任せの時代だったので、みんな渋々従っていたのだと思う。
もっとも当時は食生活なんかも今より貧しかったから、女子も大して発育は良くなかった。
なので5年の時は胸の膨らみ始めた女子は、デブか背が高い子とかの一部だけで、まだ少数派だった。
でも6年になると、運動会(昔は10月に行っていた)の頃には体操着の上から胸の膨らみがわかる子が何人かいたし、冬が近くなると男女ともどこかそわそわしていた。
上着を脱ぐとき一部の女子は「こっち見ないでよ、スケベ」とか言っていたが、結局その後で丸見えになってしまうので、意味がよくわからなかった。
しばらくすると裸になるのにいつのまにか慣れていくのか、そういう発言も減った。
もう中学生になる直前の時期だから、さすがに全く身体に変化のない子は逆に少数派で、服を着ていると胸がない子でも乳首やその周辺がほんのり変化し始めていたし、数か月の間で成長がわかる子も何人かいた。
男子もムッツリスケベが多かったのか、裏でいろいろ噂はしたが女子を直接からかったりとかは殆どなかった。
というか男子もたぶんみんな勃起させていたはずなので、下手に言うと元気のいい女子から逆襲されただろう。
余談だけど、当時他のクラスの男子からはめちゃくちゃ羨ましがれたし、中学に上がって他校から来た奴にも話が広がったらしく、いろいろ聞かれたりもした。
当時は今のようにネットもなく、小学生が女性の裸の写真とかに触れる機会は殆どなかったので、人によって胸の大きさは違っても形は一緒と思っていたが、胸の形や乳首も人によって色々だった。
一番印象に残ってるのは、当時好きだったクラス1の美人のK子ではなく、顔は中より上あたりで特別美人ってわけじゃなかったけど、少しぽっちゃり気味で愛嬌があったY子。
5年の時はまだだったけど、6年になると胸が八の字型に膨らんでいて、その上の方に大きめの乳輪と小さな乳首があって、膨らみがちょうどパンダの目の周りの模様に、乳輪と乳首がパンダの目と黒目みたいに見えたので、心の中で「パン子ちゃん」と名付けていた。
なんでこんな昔話を今さら書いたかというと、実は先日何十年ぶりかで同窓会をやって、K子は来ていなかったがパン子ちゃん、いやY子が来ていたから。
年は取っていたが顔は昔の面影が残っていてすぐにわかった。
しかもY子は俺と同じ×1ということがわかり、話が盛り上がって酔った勢いで「昔あなたのこと好きだったのよ」なんて言いだすので、ふたりだけで会う約束をして、2度目に会ったときに男女の関係になった。
脱ぐ前は「胸も垂れてるし恥ずかしい」なんて言っていたが、確かに胸は元々八の字形だったせいか余計に垂れ気味に見えたし、乳首も子供を二人育てたからなのか、刺激する前から親指の先ぐらいに大きく、客観的に見れば普通の50過ぎのおばさんで、美しいものではなかった。
でもあの未成熟だった胸が、長い人生を重ねてこうなったのかと思うとなんだか感慨深く、またふたりとも久しぶりのS〇Xだったこともあってかなり燃えた。
中高年のS〇Xなんて誰も興味ないだろうから敢えて書かないが、以上がおっさんの第二の青春体験である。