蹲ってるヤンキー見かけてどうしたのかと気になったから声掛けたんだ。
そしたら変な男三人に殴られてレイプされそうになったから抵抗して逃げて来たんだって。
怪我もしてるし怖い思いしたみたいなので、今は男が怖いかもしれないけど応急処置するから家に来ないか?って言ったんだ。
ヤンキーとしてのプライドなのか、男が怖いって言葉に反応して強がって反論。
それだけ元気なら歩けるか?と肩を貸して家まで連れて行った。
顔に痣と走って転んだのか膝に擦り傷、後は腹にも痣があったくらいで骨折れたりしてる様子は無かったのが幸いだった。
カップ麺くらいしかないけど飯食って休んだらタクシー呼んでやるからちゃんと家に帰れよ?と言った。
だけどヤンキーはカップ麺食べたら寝ちゃってさ、起こすの可哀想だからそのまま一晩寝かせてやったんだ。
翌朝は何かトントンと音がして目を覚ましたらヤンキーが朝飯の準備してんだよ。
冷蔵庫にろくに食材入ってねーな!と文句言いながらも残り少なかったキャベツを千切りにして目玉焼き焼いてトースト焼いてと手際良く動いてる。
人は見かけによらないな…なんてその姿に見惚れてた。
何年も人の手料理なんて食ってないから出来上がった朝食見て感動しちゃったよ。
俺が美味い美味いと食ったのが嬉しかったのか、仕事に出掛けようとしたら夕飯も作るから買い物する金くれって言われた。
まだ帰らないのか?と言ったら、帰って欲しいのか?と寂しそうに言われたので頭ポンポンてして金を渡して夕飯も期待してるよって言って仕事に行った。
夕方帰宅したら家の中の掃除もしてくれたみたいで空気が綺麗。
夕飯の支度も丁度作り終わったタイミングらしくて良い匂いが漂ってくる。
俺が帰宅したのに気付いたヤンキーが寄ってきておかえりって言ってくれたのは嬉しかった。
ただいまって応えたらご飯食べようって抱きついてくる。
襲われそうになった翌日に男に抱き着けるメンタルの強さは流石だね。
ヤンキーは和食が得意なのか肉じゃがと焼き鮭と白米とワカメの味噌汁が並んでる。
また感動しておかわりしたら凄え喜んでくれて良い笑顔見せてくれたよ。
美味かったとヤンキー撫でたら照れて顔真っ赤にしてたのも可愛い。
で、その後風呂に入ってたらヤンキーも入ってきてビックリ。
慌てて股間隠したけど恥ずかしそうに湯船に浸かってきて俺に寄りかかってくるんだ。
背中向けたから股間隠さなくても良いかと手を退かしたのが間違いだったかな?
ヤンキーのお尻の割れ目にハマって硬くなっちゃったんだ。
どうしよう…とアタフタしてたらヤンキーに腕を掴まれて身体の前に回される。
強制ハグさせられて更に強く背中を預けてきた。
恥ずかしながら童貞歴37年の俺は頭がパンクするかと思った。
俺の慌てようで気付いたのか、もしかして経験無いのか?って聞かれて白状したよ。
そしたらヤンキーも見た目遊んでる風だけど未経験らしくて、介抱して止めてくれたお礼に自分を差し出そうと思ったらしいよ。
こんなオッサンにそんな理由で傷物になる必要は無いって言ったんだけど、ヤンキーの決意は固くて俺の腕の中で身体ごと振り返って抱きつかれた。
ふおぉぉ!柔かな胸が!押し付けられてる!って思考回路はもうグチャグチャ。
頭から煙吹きそうになってたらキスされて心臓が口から飛び出るかと思った。
ヤンキー主導で風呂でそのまま致してしまって、風呂上がりに布団でまた致してしまった。
避妊具なんて持って無いからヤンキーの中に出してしまったよ。
ここで初めてヤンキーの名前を教えてもらったら唯だって。
可愛い名前だねって褒めたら顔を隠すように抱きつかれた。
何この可愛い生き物。
翌日も仕事だったのに一晩中唯ちゃんと致して寝不足でフラフラになりながら仕事行ったよ。
帰宅したらまた夕飯用意してくれてて、なし崩し的に同棲が始まった。
夜は少し自制して3回戦で終わり。
俺にこんな生活する日が来るなんて思ってもいなかった。
ダラダラと同棲続けるのもどうかと思って、結婚するか?って話したらもう少し考えさせてくれって言われて、やっぱりオッサンとは嫌なのかと少し寂しくなった。
それから数ヶ月同棲してたら妊娠して唯ちゃんから改めて結婚してくれって言われた。
めちゃくちゃ嬉しかったよ。