ハッと我に返りました。シャワーの飛沫でノーブラの乳首がTシャツ越しに浮いているのがわかりました。
「ごめんなさい」
不意を突かれて甥はそうボソッとつぶやいたんです。
不発に終わった午後のよろめき。
その日の夜帰宅した夫は居間でビールを飲みながらキッチンで洗い物をしていた私に声を掛けました。
「くっそえろ。スラックスのパンティーライン浮いてるよ」
いわれなければ気づかない。黒のスラックスで固めたつもりが不測の事態。
ビキニショーツのラインがくっきりと浮いていました。
「襲われちゃうぞ」
夫が目配せした先には半開きになった小部屋の引き戸が見えました。
知らず知らずのうちに餌を撒いていたんです。
「あなたこそ狩られないように気を付けてね。もう狩られているか」
夫は疲れているのか寝室に。すぐに爆音のようないびきを響かせていました。
すると引き戸の扉が開いたんです。
「昼間はどうも」
甥が出てきました。
「M美さん」
いいのよ名前で呼んで。
よろめきの夜が幕を開けました。
「どうかお目こぼしを」
昼間のことならもういいのよ。
「頬っぺた赤くなってますよ。少女みたいだ。タイプです」
本当。私、今日は処女よ。
「僕、新品ですよ」
ヒクッ
夫のいびきが一瞬止みました。
でも、甥のハーフパンツのもっこりを見たとき、ずんと来てしまったんです。
今度こそいただくわ。
合格。合格よ~。
甥の巨根に貫かれ、絶頂に達していました。
大学に入ったらまたいらっしゃい。
きっとよ。