コレは高校時代にあった話。
私(当時18歳)は夜トイレに起きると、廊下に「あぁ……あぁ……」みたいな声が響いてた。
発信源をたどると、そこは両親の寝室。私はすぐに「えっ!? もしかして!!」という結論に至り、部屋のドアを数センチ開けた。
案の定、2人はお愉しみの真っ最中だった。
上のポジションを取っていた母(当時45歳)は、腰をいやらしく前後にクネクネ動かし、不敵な笑みを浮かべながら「ホラ(ハート) ホラ、ホラ(ハート)」とか言いながら、下にいる父(当時43歳)を手玉に取っていた。
父はただ母の腰に手を添えるだけ。プレイは完全に母任せだった。
意外だった。普段まじめな母が、まさかテクニシャンだったとは。
そんな中、母が「ごめんね。最近あんまり相手してあげられなくて……」ていう風に謝りだした。すると、父も「しょうがないさ。いつも家のことで忙しんだから」って、優しく受け止めていた。
そんな2人の時間を邪魔してはいけないと感じ、私はすぐにその場を後にした。
この日以降、たまに両親の部屋から「あぁ……あぁ……」ていう声が聞こえても、私は見過ごすことにした。