12月19

天国から地獄 続

天国から地獄


あれから二年余り、再び従姉に会った時には俺は中3に、従姉は高2になっていた。
夏休みに一人、チャリでぶらついていたところ最寄りの駅のそばで従姉に声をかけられた。見慣れない高校の制服姿で見違えるほど大人になっていたが間違いなく従姉だった。
積もる話もあるからと二人で喫茶店に入った。そしてまず初めに「あの時本当にごめんなさい」と俺に謝った。
私がああいう関係を始めたのに。セックスも私から誘ってしたのに。あの時頭が真っ白になって父にちゃんと説明したりあんたをかばったり何もできなくて。
おじさんやおばさん(うちの親)にもすごい迷惑かけちゃったのに全部あんたが悪いみたいになっちゃって。本当は私が全部悪いのに。
従姉は泣いていた。俺は気にしてないよと言うが何度も謝ってた。俺はむしろ嬉しかった。また会えたこと、ちゃんと気にかけてくれていた事、知らん顔せずに声をかけてくれたことが。
喫茶店を出たあと「嫌じゃなかったら誰も居ないから久しぶりに家こない?」と従姉。色んな思いがあって緊張したがお邪魔することにした。

親は6時までは絶対帰ってこないからと本当に久しぶりの従姉の部屋に上がる。前は無かったベッドがあって俺はそこに腰をおろし、従姉は座椅子に座った。
積もる話をしつつ、一緒にゲームをしてた。久しぶりに話せて、遊べてめちゃくちゃ楽しかったんだが俺にはまだ一つモヤモヤがあった。
「久しぶりにエッチがしたい」なんだがそのうち思った事をそのまま口に出してしまった。
従姉はもう高校生で好奇心だけでやってたあの時とは違う。前にも増して可愛くきれいになり、お洒落もしてたし彼氏だって居るかもしれない。
でもその時を逃すともう手の届かない所へ行ってしまいそうな気がした。
従姉は少し驚いたというか意表を突かれたというか困った様子だったが「わかった、いいよ」と言ってくれた。

二人ともパンツ一枚になり、すっかり大人の女の体に成長した従姉の裸をまじまじと見た。きれいな体つき、そして大きくなったDぐらいあろうかというおっぱい。
別人のような大人の体に圧倒されて言葉が出なかった。察したように「触ってみてよ」と言われおっぱいを触らせてもらった。柔らかくて手のひらに収まりきらないおっぱいの触り心地は最高だった。

そしてどちらからするか話し、まずは俺が従姉にすることに。
従姉のパンツは以前の子供用のとは違ってお洒落なフリルのついた高そうなピンクのだった。全部脱がして足を開くと、パンツの中は前に見た時と殆ど変わらない懐かしいアソコが。
前より毛がしっかり生えていたが、ちゃんと手入れしているのか股下付近は毛が薄い。
逸る気持ちを抑えきれず、指で割れ目を開いて中も見た。あの頃エッチの度にしっかり見て目に焼き付けてたそこも前と変わらず綺麗なピンク色。
目いっぱい開いたまま口をつけ、マンコ全体を舐めた。想定外だったからかまだお昼だからかおしっこの臭いがした。それも含め、変な表現だが懐かしい味だった。
従姉は時折気持ちよさそうに吐息を上げながら「またあんたとこういう事するなんて想像もしなかったな」なんて言うが俺の方はあれからいつもあの頃のことを思い出してオナニーしてた。
他にも色々話してくれた。あれから何人かの男と付き合ってセックスもした事。それを聞いて俺は生まれて初めて嫉妬した。
そして今も大学生の彼氏が居る事。いい人なのだがまだ未経験なのかいつも入れる前に射精しちゃって未だやれてない事も。
「でも今のところ本当に気持ちいいと思ったのはあんたとしてた時だけだった。これに関してあんたが一番私の事よく分かってるよ」そう言われて少しは救われたものの嫉妬のモヤモヤは消えなかった。
以前は考えもしなかった事だが、俺しか見た事がなく、俺だけが自由にできてた従姉のマンコ。今はもう別の男に見られ、舐められ、俺以外の何人もの奴がこの穴にチンコを入れたのだろう。そう思うと悔しくて仕方なかった。
昔と違って知識だけはそれなりにあったのでクリの包皮を剥いて舐めたり、穴に指や舌先を入れたり、思いつく限りのエロい事を試した。

今度は従姉が俺のを舐めてくれた。口の中で舌を巧みに使って気持ちいいポイントを重点的に攻めてきて、めちゃくちゃ気持ちよかった。
前も気持ちよかったが持ち方や手の使い方なども洗練されていて場数を踏んできてるのが分かった。

「入れる?」と訊かれ、迷わず俺は頷いた。
従姉は机の引き出しからコンドームを取り出し、使い慣れた様子で俺のチンコに装着しだした。
その最中「最後だし、いい思い出にしようね」そんなことを言っていた。「最後」ってのが引っ掛かったが俺はそれどころではなく適当な返事をしてた。
初めてのコンドームに違和感があったが正常位で押し込むと多少穴が大きくなっているのかそれほど抵抗なく入っていった。
あの頃とは色々違った。俺のも大きくなっているはずなのにあの時のようなキツさは無く、それでいて中でチンコにまとわりつくヒダやツブツブが柔らかく質感が変わっているようでコンドームをしているのに前より断然気持ちいい。
久しぶりなのもあるだろうが俺は従姉の穴しか入れたことがなく、勘違いではないだろう。
顔を見れば間違いなく従姉なのだが大人の余裕のようなものがあり、おっぱいも大きくて本当に誰か別の大人の女とセックスしてるようだった。
どの位か分からないがあの頃よりもだいぶ早かっただろう。もう少し粘りたかったが本当に気持ちよくて我慢できずに出してしまった。

そのまま賢者モードに入り、倒された敵の如くベッドに寝てると従姉が俺のしぼんだチンコのコンドームを外し、後始末をしてくれてた。
「気持ちよかった?」と訊かれ、「うん」と答える。「私も」と言ってくれたが本当か分からない。
ティッシュで拭いてくれたあと、躊躇なく口で咥えて綺麗にしてくれた。
「ごめんね、さっきも言ったんだけど、あんたとはもうこれで最後にする」
従姉は俺の後始末のあと、今度は自分のも拭きながらそう言った。
「あんたとするのが嫌だったんじゃなく、あんたが言わなかったら多分私の方から言ってた」
「でも…私たち従姉弟同士だし、それに私、彼氏が居るのにこんな事、本当はダメだよね」
そう、俺たちは従姉弟同士。体だけは結ばれたがそれ以上にはなるはずが無く、既に従姉は人の女だった。
初めてセックスした辺りから俺は勘違いをしていた。従姉にとって俺は特別だと思ってた。それを俺が都合よく解釈して勝手に好きになってしまっていた。
俺は現実に戻され、涙が出た。従姉の前なのに涙が止まらなかった。従姉も涙ぐんでいた。
泣きながら服を着て、逃げるように家を出た。俺の片思いが終わった。

あの時連絡先を交換していてすぐにメールが来た。
「傷つけてしまって本当にごめんね。あの事件の日、あんな形で終わっちゃってあんたには最悪な思い出にしちゃったから最後にいい思い出にできたらなって勝手に思ったの。
あんたとの楽しかった思い出忘れないよ。あんたに彼女ができるまででもいいから、私の事や私としてた事忘れないでいてね。もう家族には知られちゃってるけど、私たちがしてたことは言わないでね」
俺は返事をせず、それ以上の連絡が来る事も無く、10年ぐらい経つが従姉とはそれっきり会っていない。

その後結婚したんだと母から聞いた。方や俺は悲しいかな従姉が居なかったら20半ばにしてまだ童貞だ。
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