清香といいます。
いま30歳で、銀行で働いています。
私には結婚を前提にお付き合いをしている彼氏がいます。
彼は私より4歳年下の26歳です。性格は、優しくて、誠実で、いつも私を最優先に考えてくれる彼はまさに理想の恋人・・・だと思います。
歯切れがよくないのは、私にはどうしてもやめられないことがあるのです。
それは、出会い系サイトで見知らぬ男性とセックスをすることです。
なぜそんなことになるのかというと、彼との性生活に満足できていないせいかもしれません。
彼は、私と付き合うまではあまり女性経験もなかったようでセックスの経験もあまりなく、またもともと性に淡白なところがあり、いつも私は満足できないままに、終わってしまいます。
もちろん彼の前では、演技をして、いわゆる感じているふりをしていますが、実際のところ彼とのセックスで絶頂に達したことは一度もありません。
心の奥底にそんな不満があるせいか、定期的に、出会い系サイトを通じて見知らぬ男性とセックスをすることがやめられなくなってしまっているのです。
サイトで出会う男性たちは、彼とは違い、いずれも性に貪欲で、いつも心の底から私に興奮しながら抱いてくれている気がするのです。
相手が我を忘れながら、私を強く抱きしめるときに感じる「求められている」という感覚がどうしても忘れられないのです。
そんな私ですが、職場ではむしろ堅物で通っています。
一言でいうなら、仕事一筋の女、でしょうか。
本当はそんなことないのですが、同僚からいただいた数々のお誘いを断っているうちにそんなイメージがついてしまいました。
自分でいうのもなんですが、顔は整っているほうで(女優の菊川怜さんに似ているとよく言われます)、胸もEカップあり、スタイルもいい方なのでお誘いを受けることは多数あります。
私に彼氏がいることは、職場の同僚はみな知っているので、大っぴらに誘われることはありませが、仕事終わりの飲み会のときには、誰かしらがこっそりと「この後抜け出そう」的なメールをしてくるものです。
さて、そんな私が、出会い系サイトを使ってとある男性とお会いした時の話です。
以前からサイトを通じてやり取りをしていた40代の経営者の方と、ちょうどお互いの都合があったため、実際に会うことになりました。
メールのやり取りからも、かなり女性慣れしていそうな雰囲気が感じられましたので、
待ち合わせ場所の駅について待っていると、駅前に真っ黒いスポーツカーがやってきました。
ドアが開くと、長身の男性が下りてきて、私を見つけるとゆっくりと歩いてきました。
「清香さん?」
「はい」
「すぐにわかったよ、写真よりずっとお綺麗ですね」
車でホテルに移動しながら、彼と少し話をしました。
彼は、私の彼氏を含めた、私の周りにいるどんな男性とも違っていました。
身なりや乗っている車、振る舞いや話し方まで、はるかに洗練された雰囲気がありました。
なんでも祖父の代から続く卸問屋の3代目だとのこと。
お互いプライベートは一切明かさないないというルールでしたが、彼がふと口にした会社名は私の勤める銀行でも超優良企業として知られているものでした。
ホテルについて、軽く食事をしたあとにチェックインを済ませ、彼が用意した部屋に案内されました。
夜景が一望できる高層階の部屋でした。
窓から何気なく外を見ながら、彼氏とは、こんな部屋に泊ることなんて一生ないのだろうな・・・と思ってしまいました。
ふと、窓ガラスに映った彼が近づいてくるのが見えました。
彼は、後ろから私を抱きしめて、
「どうしたの?少し憂鬱そうだね」
「実は、彼氏がいるんです・・・」
「そうなんだ、僕にも妻と娘がいるよ」
「そうなんですね」
「ああ、でも時々、夫と父親をやめて、一人の男に戻りたくなるんだ。君だってそうなんだろ?」
「・・・」
その通りでした。
仕事のできるキャリアウーマン、優しいしっかり者の年上女房(まだ結婚してませんが^^;)、そういうものを全て捨てて、ただの女になるために私はこうやって見知らぬ男性に抱かれているのです。
「気にすることないんだよ、誰だってそうなんだから。今日は僕に任せて」
彼は私のブラウスを脱がせると、ベッドに押し倒して、優しく髪をなでながら、唇にキスをしました。
「彼氏は僕みたいな年上なのかな?」
「年下なんです・・・」
「そうなんだ、じゃあ今夜は子猫ちゃんにしてあげるよ」
唇、耳、髪の毛、首筋、肩、胸、おなか、太ももと彼は私のからだ中にキスをしながらスカートを脱がせていきました。
「目隠しをして、子猫ちゃん」
と、カバンから黒い細長い布を取り出しながら言いました。
私は多少の不安感と、湧き上がる期待感にドキドキしながら、頭を起こして彼に目隠しをしてもらいました。
遮光性のある素材のようで、下のわずかなスキマに光がさすのみで、ほぼ真っ暗になりました。
真っ暗闇の中、ベッドに横たわると、彼が優しく体中を愛撫してくれるのです。
「紫の下着がよく似合うね」
ブラのホックが外され、胸が露わにされました。
「君みたいな彼女がいる、彼氏君がうらやましいな」
「・・・」
「いいんだよ、今日は、君は僕に可愛がられるだけの子猫ちゃんなんだから」
彼は乳首を舌で転がしながら、ショーツに右手を差し入れると、すっかり濡れた股間に指を滑り込ませました。
「あっ・・・」
思わず声がもれました
「気持ちいいみたいだね」
「恥ずかしい・・・」
「もっと見せてもらおうかな」
彼はショーツの股間の部分を少しずらすと、私の股間に顔をうずめました。
太ももの内側に、彼の短髪を感じます。
やがて、クリトリスに彼の唇が触れるのがわかりました。
最初は少しだけ触れるように、やがて優しく押し付け、そして吸い付くように、彼は私の一番敏感なところをゆっくりと口で可愛がってくれました。
「ああ、シャワー浴びてないのに・・・」
最初のうちはそんなことを考えていましたが、やがて、彼の舌と指の動きに合わせて腰を動かしてしまっている自分に気づきました。
「起きてごらん」
彼に手を引かれて体を起こすと、ちょうど私のお尻の下に、彼の股間があるのがわかりました。
目隠しされたまま、私は彼のソレを手で握ると、自分の膣に導きました。
自分からそういう風にしたのは初めてだったかもしれません。
彼のソレが、私の中で大きく膨らむのがわかりました。
「きれいだよ・・・それに、すごくエッチな体だ」
「気持ちいい・・・」
彼が下から突き上げながら、私の胸を両手で揉みしだきました。
「あの・・・」
「なんだい?」
「撮ってもらえませんか、私のスマホで・・・」
「そういうのが好きなの?」
「はい・・・お願いしてもいいですか」
「もちろんだよ」
彼に私のバッグからスマホを出してもらうと、目隠ししたまま指紋のロックを解除し、ムービー撮影をお願いしました。
「撮られているよ」
「はい・・・ああ!」
彼にまたがって腰を振りながら、私は快感の渦に飲まれていました。
目隠しをされている不安感、彼氏がいるにもかかわらず、今日会ったばかりの男性とセックスをしている背徳感、そしてそんな姿を撮影されている、という思いが一体となって押しよせ、私の理性は跡形もなく消え去ってしまっていました。
しばらく騎乗位を続けた後、今度は手を引かれてベッドの横に立つように言われました。
「ここに立って、お尻を突き出してごらん」
立ったままベッドサイドにあるバーをつかみ、お尻を突き出すと、彼が後ろから挿入してきました。
「ああ・・・! 気持ちいいです・・・!」
喉がかれるぐらい、私は声を上げていました。
彼は斜め下から何度も何度も突き上げ、そのたびに強烈な快感が走りました。
「ああ・・・ああ・・・!」
内ももを伝って愛液が落ちていくのがわかりました。普段のセックスではこんなに濡れることはありません。
あまりの快感に、ひざが折れそうで、立っているのがやっとでした。
最後はまたベッドに押し倒され、両足を開かれると彼が入ってきました。
既に1時間以上たっていましたが、彼の股間はずっと硬いままで、私の奥の方までぐいぐいと責め立ててきました。
「ああ・・・良いです・・・!気持ちいい・・・!」
目隠しをしていると、羞恥心がなくなるのかもしれません。私は普段のセックスではありえないぐらい声を上げ、体を動かし、相手の体を求めました。
事が済んで、シャワーを浴びてホテルを出ると、すっかり夜中になっていました。
来たときと同じように、彼は私を車で最寄り駅まで送り届けてくれました。
彼とは二度と会うことはないのでしょう。
家について、スマホに残ったムービーを見て、自分がしたことを思い返しながら、でもやっぱりまたやってしまうんだろうな、と思うのでした。
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