10月31

馬鹿女

修羅場っていうか、細かい波がちょこちょこくる感じでした。
長文ですがごめんなさい。

私…一般家庭に育つ。両親は教師。
元彼…両親はおらず、施設育ち。書類上は中卒。

私は私と元彼は、中学のときに付き合い始めた。
彼は親がいなかったので、児童相談所経由で施設に→私の中学へ。
中二病真っ盛りの私は、ヤンキーである元彼に夢中。
二人別々の高校へ上がったが、元彼は中退し、施設を出て自活へ。
私はそのまま進学目指してまっしぐら。
この辺りで、元彼との価値観の差が際立ち始めた。
・高校が終わったらすぐ俺の家へ来い
・飯を作り掃除をして俺の帰りを待て
・食材費はお前が出せ。実家暮らしで金あるだろ?
・友達は作るな、俺だけに時間を割け
・高校卒業したらすぐ結婚だ、だから大学なんて行く必要ない

しかも、仕事をすぐ辞めて愚痴を言うし、生活費の補助までしろと、
実家暮らしのバイトもしてない私に言ってきた。

これはマズイと思い、とにかく県外へ逃げようと死に物狂いで勉強し、
無事に第一志望大学へ進学できた。
それをきっかけに別れを告げたが、元彼は了承しない。
携帯に電話しまくり、大学へ待ち伏せし、アパートにも押し掛けてきた。
セクスすれば仲直り!みたいに言いながらレイプしようとしてきたけど、友達の助けを借りて、
なんとかことなきを得た。
そして一通の手紙を寄越して来たのを最後に、別れることができた。
これが大学1年の夏。
ちなみに手紙は、
・所詮俺のようなゴロツキと、お前のようないい大学にいるお嬢様じゃ身分が違うよな
・情けないピエロの俺を笑ってくれ
・いつか、せい仁弐(←成人式のこと)で会おう。

しかし一週間後、元彼から電話が来た。
内容は、
・俺結婚する!
・相手は施設にいたときの子だ
・彼女は韓国籍で、親戚から性的虐待を受けててウンタラカンタラ
・俺は彼女を愛してる!彼女には俺が必要だ!

喜んでお祝いを言いました。
でも元彼はなんだかモゴモゴ言ってる。
何度も「俺結婚するんだよ?」って言葉は私に対する当て付けだと気付いてたけど。

そして大学2年の春、また元彼から電話が来た。
・やっぱり結婚はしない。
・俺にはお前しかいない
・だからお前を迎えに行く
・そんで結婚しよう
「いやありえないから」と電話を切り、友達の家へ避難。
大学では元彼の目撃者多数、私のアパート住民も、目撃者多数。
用心していたところ、一週間後にまた電話。
「俺やっぱり結婚する!あいつは俺がいないとダメだ!」
この頃は携帯にも着拒機能が付き始めたので着信拒否。

いい加減しつこいと思ってきた大学3年の春、また電話がかかってきた。
電話番号が違ったので、着拒にひっかからなかった。
とうとう結婚したのかと思いきや、
・やっぱあいつはダメ女だ
・料理もしないし掃除もできない
・俺が仕事で遅くなると文句言うし
・お前みたいにできた女じゃなかった
このときには復縁を迫る直接的な言葉はなかったものの、こっちとしてもつきあってられないので、
はっきりと告げた。
「今の彼女とあんたがどうだろうと知ったことじゃないの。もう金輪際私に関わるな!」

それから電話は来なくなった。
地元では家の両親が元彼を役場やホームセンターで見かけたくらいだったが。
中学の恩師に会う機会があったが、元彼はその後きちんと結婚したそうだ。

そして4年後のある日、母から電話がかかってきた。
・元彼から私宛に実家に電話があった
・どうしても話したいから、私の許可さえあれば電話番号を教えて欲しい
とのこと。
結婚もしたし、きっと純粋に懐かしくなっただけだろうと思い、元彼に番号を教えることを了承した。
その日の内に電話がかかってきた。
しかし電話だけではイヤだ、会って話したいという。
なので、二人きりにはならないこと、私の今彼が駅に着いたら問答無用で帰ることを条件に、会うことにした。
新宿のアルタ前で待ち合わせし、どこの店にも入らず、そこでずっと立ち話した。
案の定というか…
・妻とは離婚した
・あいつはダメ女で(ry
・お前のことが忘れられな(ry
等々、以下に私がすばらしい女だったかを言い連ね、以下に自分が馬鹿だったかを述べた。

ここまで来ると、もう私ではなく、私の幻想に浸っていた。
ていうか目がイッちゃってた。
何とか私を自分の車に乗せようと必死になっていたが、そこに私の今彼が登場。
とういうことで私と今彼は帰路に着いた。
しかしメルアドを変えて来るわ来るわメールの嵐。
もちろん返信はしなかったんだが、今度はmixiに現れた。
名乗りもせずにこっそりとコメントを残していく。
プロフィールで元彼だと判明したが、私がmixiにログインしてないと、
「最近ログインしてないね、心配だよ」と携帯にメールが来る。
そして、足跡には常に一番上に表示されてる。
その内に、メールに返信しないと切れるようになってきた。
返信しない理由を聞かれ、謝罪を求められた。
これが半年前。

現在元彼は心の病院に入院してる。
こないだ元彼のお兄さん(軽い知的障害、働いてる)が工場で腕をなくし、それに続いて
自分も顔面神経痛を発症し、そのまま入院へ。
私の携帯には今も公衆電話からの履歴で埋め尽くされている。
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