私はS5でした。私は私立の学校へ電車で通学してました。
その日学校で講演会があったので、ママといっしょに電車で帰ることになりました。ところがそのころに、他の鉄道がトラブルで運転見合わせになり、振替で乗ってきた人々でふだんありえないほどの満員電車に乗ることになりました。
すごい混雑なので、私はランドセルを前に背負ってジッとママの近くに立っていました。
ママは学校に来たので、ちょっとすましたスーツ姿なのですが、たくさんの人に押されて少しくずれた感じです。
そしていつもとようすが違って、電車が駅でもないのに「信号待ち」で停まります。
(ママ、大丈夫?)と声をかけようとした時でした。
ママの後ろに、背広は着てるけど汚いブショウひげを生やした男がいるのに気はついていたのですが、その男がママのお尻にピッタリ両手をつけているのです。
電車がガタンッ、と動き出しました。すると男は揺れに合わせてママのお尻を両手でグッとつかんだのです。
私の所からは、ママの表情はわかりませんが、ママがビクンッ!と頭を震えさせるのが見えます。それはたしかに「イヤな事されてる」事をつたえて来ました。
(ママ、怖くて声が出せないんだ……)
私は男の腕をつかもうと手を伸ばしました。
(こいつ、チカンです!)
そう叫ぼうとした時でした。
私の伸ばした手が、男にグイとつかまれました。
まるで折られそうなくらいの力で、手首をひねられました。
私も怖さで、声が出せなくなりました。
男は私の方を見て、ニヤッと笑いました。なぜか私は男の顔の下半分しか覚えていません。男は唇に、途中で火を消したタバコをくわえていました。
男は私の手首をつかんだまま、もう片方の手でゴソゴソし始めました。電車の中が普通じゃない混雑なので、何もつかんでなくても身体が動かないのです。
男がゴソゴソしていた手で、何かを取りだしました。
それは毛むくじゃらのチンチンでした。
たくさんの人がいる電車の中で、チンチンを出したのです。
チンチンは、ママのスカートのお尻の所によりかかっています。それを知っているのは、他の大人のひとたちより視線が低い私だけのようです。
男はつかんでいた私の手を、ママのお尻の方に持っていきました。
(えっ…………)
男は私の手を、チンチンに当てたのです。男は私の手の上から自分の手を包むように当てると、チンチンを握らせました。
ふにゃふにゃしていたチンチンが、芯がつまったみたいにコチコチになります。
チンチンの先っちょが、ママの腰に届きそうなほどチンチンがそそり立つと、男は私の手を離して、両手を使ってチンチンに何かを付けました。
それはコンドームでした。
男はコンドームを付けたチンチンを私に握らせると、ママのスカートをめくってパンティーをずらせたんです。
ママのお尻が、私の間近であらわになりました。電車の中なのに、まわりに人がいっぱいいるのに、男はそのお尻のすき間にチンチンを押し当てたのです。
ママはうつむいていました。私も身体が固くなって何もできませんでした。今ここでママや私が叫んだりして、恥ずかしい思いをするのは お尻をむき出しにされてるママなのですから……
(ふう~ッ)
男が吐いた、タバコの焦げた臭いの混じった息が、私の所に届きました。
それと同時に、ママのお尻に乗っかるチンチンにかぶせられたコンドームの先に、白いふくらみが出来たのです。
その時でした。アナウンスが聞こえました。
「間もなく、某ヶ丘駅です。電車混み合いまして申し訳ございません。左側ドアが開きます。押し合わないようにゆっくりお降りください……」
電車が速度を落とした時、男は私の手をグイと引っ張って、指先をママのお尻の下にギュッと押しいれたのです。
「アアッ!」
ママが背中を反らして声をもらしました。その瞬間電車のドアが開いて、まわりにいた人がどんどん降りていきました。