私の両親は、すれ違いの生活を送っていた。
長距離運転手である父はあまり家におらず、母と私の二人だけで生活を送っていた。私は寂しい気持ちもあったが、父は私たちのために頑張っているんだと解釈し、子供ながらにその気持ちを抑えつけていた。
しかし、母はそんな生活に耐えきれなかったのか、若い男と不倫に走ってしまった。
小学四年生の二学期、いつもより早帰りの日のことだった。
学玄関に身に覚えのない男物の靴が置かれてあった。お客さんが来てるんだろうと、家の中に上がると……
「あ”ぁ???っ!? ちょっと……ダ、ダメェ???っ!!」
奥の部屋から母の喘ぎ声が聴こえてきた。私は咄嗟に『母の身に何かが起こったのか?』、と思い込んで急ぎ足で母の元へ向かった。
ガラッと襖を開けた先に待っていたのは、後背位で交わり合っていた母と不倫相手の姿であった。
「あ、あんた……なんでこんなに早く……」
「だって今日、四限までしかないって朝言ってたじゃん……」
「「………………」
呆然とする私と母を尻目に、お愉しみを中断されたことに腹を立てた不倫相手の男は、なんと行為を再開し始めたのだ。
「ちょ、ちょっとぉ!? あの娘がいるのよ!! 何考えてんの!!」
「関係ねぇよ! どうせバレちまったんだから」
男はしれっとした態度で言い放ち、まるで私を空気のような存在で扱ってきた。そしてその後、私は驚きのあまり腰を抜かし、その場で膝から崩れ落ちてしまった。一方の母も、娘の私に不倫関係がバレたショックなのか、やけに虚ろな表情を浮かべたまま体を男に預け、完全なマグロ状態となっていた。
それから二人の性行為は一時間以上に及び、室内には不倫相手の男根が母の淫裂を突くたびに、『パンパン!!パンパン!!』と乾いた音が響き渡った。