えくすチャンは、俺が持ってきたものに首をかしげた。
「それ、なあに?」
「8ミリビデオテープ、って言うんだよ。」
無理もない。もう、S学一年生のえくすチャンの世代は「ビデオテープ」自体に触れた事がないらしい。
俺は古びたデッキにテープを入れて再生した。テレビの画面の両側が黒くなる四対三の画像が始まった。
いきなり男のチンチンのアップから始まった。
「え、これってダメなワイセツのやつ?」
えくすチャンはそう言いながらも、画面に見入っていた。
間もなく画面に二人、下着姿の金髪の女の子たちが現れた。
ひとりは日本で言う「年Cさん」くらいでもうひとりは「年Sさん」だろうか。二人はキャッキャと喜びながらチンチンを手にとった。
「この子たち、チンチンいたずらしてる……」
場面が変わった。ベッドの上で、チンチンをむき出しにして寝そべる男の下半身だけが写っている。
そこにあの女の子二人が全裸で現れ、年Cさんがためらうことなくチンチンを手にとって口に咥えた。
「キャッ!」
えくすチャンは声をあげた。女の子がオシッコの出る場所であるチンチンを口にした事と、チンチンがいきなり膨らんで天井を向いた事とに驚いたようだ。
年Sさんも、慣れた手つきでチンチンの胴をさすりながら、玉の方をヤワヤワともんでいる。
二人がすごいのは、カメラにチンチンの全身がうつるように、手の位置を気にしながらチンチンを操っている事だ。
えくすチャンが夢中になってそんな画面を見つめている後ろで、俺は手巻きのタバコに火をつけ「吸い飲み」に手を加えて作った水パイプにさしこみ、えくすチャンのかたわらに置いた。
タバコの煙が えくすチャンのまわりを包むにつれて、テレビの前にずっと礼儀正しく座っていたえくすチャンが、脚を広げてお尻をゴソゴソ動かすようになってきた。
「どうしたの? だいじょうぶ?」
俺がえくすチャンの横にまわって尋ねると、えくすチャンは俺の方を見もせずに画面に見入ったまま パンツの中に手を入れて指を動かしていた。
俺は水パイプを取り上げて、吸い口をえくすチャンの唇に近づけた。
えくすチャンは吸い口を咥えると、煙をむせもせずに吸いこみ、唇からゆっくり煙を吹き出した。
「どんな気持ち?」
俺が聞くとえくすチャンは変な笑顔を浮かべながら、
「エッチな気持ち……」
と答えた。そんなえくすチャンの目は、俺が露出しているチンチンに向いていた。
俺は、水パイプの煙をえくすチャンに何度か吸わせながら、
「ほら、あの女の子たちみたいにやってごらんよ。」
と言うと、えくすチャンはダランと垂れた俺のチンチンを咥え、手を添えて撫でながら舐めはじめた。
さっきまで、おそらくチンチンを手にする事も知らなかった女の子 えくすチャンが、ほとんど初対面の俺の勃起したチンチンを口にしてうっとりしている。
俺はたまらずえくすチャンに射精した。えくすチャンはいきなり口に流されてきた「白いオシッコ」を垂らしながらも、その口元は変な笑みを浮かべていた。
俺はえくすチャンに水パイプを手渡した。えくすチャンは吸い口を咥え、精液の臭い混じりの煙を吹き出す。
俺は確信した。
(これでもう、えくすはいつでも俺のチンチンを受け入れるクスリ漬けの女になったんだ。)
何も急ぐことはなかった。
最初が肝心なだけだ。
★★★
「おじちゃん、えくすチャンどうだった?」
S学三年生のけーチャンが、バスルームで俺のチンチンをくすぐりながら言った。
「ああ、エッチなロリータビデオ見せながら ライトドラッグの煙吸わせたらイチコロだったよ。」
けーチャンは、俺のチンチンを頬に押しあてながら言った。
「あの子、可愛すぎるからキライなの。ダンススクールでいつもいいポジションにつけられるんだもん。」
「なるほど、それで俺にエッチさせてウサ晴らししたのか。」
けーチャンは、美少女ってわけじゃない。
だけど、俺のロリコン心を満たしてくれた、かけがえのない女の子なのだ。
けーチャンのまわりには、可愛い女の子たちが集まる。
たいてい彼女たちは、自分たちの引き立て役にけーチャンを使うのだ。
だから、俺はけーチャンを陰で馬鹿にする女の子たちをこらしめてやるんだ。
けーチャンは俺を「優しいお兄ちゃん」なんて言って、そんな女の子たちに引き合わせてくれる。
媚薬まじりのタバコを使ったら、女の子といえども たちまち隠れてた性欲をさらけ出すのさ。
あ、言っとくけど俺は けーチャンを「少女たちの供給源」にしてるわけじゃないよ。