学生時代の体育会OB主催イベントの打ち上げ
女っ気なく、男15?6人で大衆居酒屋に集まって飲んでいた時の事。
酔いも回っていい気分になっていた頃合
隣に座った奴から、聞き流せないことを耳にしました。
「さっき谷の携帯に水着、、の写真が有ったんで、聞いたら、俺さんの奥さんって、、、」
!?
寝耳に水で酔いも一気に醒めました。
言っておきますが、妻は今年32歳になりますし
体型もはっきり言ってセーフとアウトの境界線だと思います。
水着って・・・どういうこと?果帆??っていうかあいつら何考えてんの?
狼狽え錯綜しました。
とりあえず隣の奴との話は上手く取り繕ってから
注意するため谷を手招くと
一応ちゃんと来る、後輩らしく従順な装いは見せる。
俺が何を言いたいのかは既に察しているようだ。
俺「ちょっと写真見せて、」
谷「あーぃや、ちがーぅんっすよーー」
俺「イイから見せて」
谷「あーーはい」
画像一覧の中から、2枚程水着姿の果帆の写真を確認した。
鏡に映った自分撮りの画像だった。
見たことのない水着。
ウエスト部分にも生地の覆いが有ったのには少し安堵しました。
海外旅行時や独身時代に着ていたビキニを想像していましたから。
それより問題は妻の写真が入っているフォルダが
谷のセフレであろう他のオンナ達との「にゃんにゃん写真」と一緒くたにされて
他の男に晒されてしまったことなんですが
本人は俺の問題意識を意に介さず
谷「こんど、ひとばん貸してくださぁいよぉ?」
声の大きさにも更なる腹立たしさを覚える
谷は何言ってんのって目線が集まるのに気付く
脳みそを振り絞り、周りに対して取り繕いながら
谷の申し出を却下する。
谷「お子さん産まれてから、俺さんち飲みに行けなくなったじゃないですかぁ」
俺「いいよ、サシ飲みしよう、俺と」
谷「やいや、そーじゃなくって、果帆と」
俺「だから、呼び捨てすんなって」
谷「あ、さーせん、、先輩」
俺「ったく、場所わきまえろ!」
谷「1人になって、さびしーんすよ、てかなんでダメなんすか?」
率直な質問でした。
何故谷の事を避けるようになったのか
何故妻と谷を遠ざけたいのか
多分、谷と遊びに行かせ、元彼にも寝取らせて
NTR、寝取られの理解度を具体的に、段階的に高めていって
今は駄目な段階なのかもしれないし
もうずっと駄目なのかもしれない
文章にするのも少し嫌だが、谷に妻の心まで奪われる恐れ、、、
も正直、少し有った。
しかし
その時点で言葉に置き換えることは出来ませんでした。
俺「やるだけのオンナはいっぱい居るんだろ?」
谷「んなことないっすよ、今月まだ童貞っすもん」
俺「はぁ、今まだ上旬なんだけどw」
谷「まじ、きついっすよ、狙ってた「保育園のせんせー」はどっかの既婚者に取られるかもだし」
・・・唐突にぶっこんで来た。
固有名詞抜きだが、明らかに俺と由衣の事を指している。
間髪入れずに
谷は座布団ごと俺に最接近し、俺の肩に手を乗せ、
谷「飲み会してくれれば良いんです、果帆の友達紹介して貰うんで」
さっきまでの大声では無く、淀みなく囁く
豹変ぶりに寒気がしたぐらいだ。
しかしながら
俺は
飲み会だけならと、、、なぜか頷いてしまいました。
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