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僕がガキの頃です。親類のオジサンに連れられて、アクション映画を見に行きました。
その映画の中に、キレイな女の人がベッドで男の隣に寝て煙草を吸う場面がありました。
それが僕のおチンコを、すごく刺激してしまったのです。
それからというもの、僕はキレイな女の人が煙草を吸うのを見ると、イヤらしいとしか見られなくなったのです。
お家で一人るすばんしてると、急に心の中に、キレイな女の人の姿が浮かんできます。
それはテレビのドラマなどで見かけた女の人です。
僕は、ズボンのジッパーを下ろして指をつっこみ、パンツの上からおチンコをつまんで小刻みに動かしながら、ドラマの中で女の人が煙草を吸っていたシーンを思い出すのです。
そうすると、おチンコが固くなって、とても気持ち良いんです。
ママから「もう帰るからね。」とお電話があるまで、僕はずっとおチンコを触り続けています。
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そんな僕が、S四になりました。
夏休みに近いころ、僕はママの知り合いの女の人ン家に連れて行かれました。
なぜかママとその女の人は出かけて行って、僕はよく知らないその家で るすばんをする事になりました。
一人でテレビを見ていると、部屋の隅に置いてある雑誌に気づきました。
それは、その家のK校生のお姉さんのものらしい、少女漫画雑誌でした。
テレビにちょっと退屈してた僕は、その雑誌をペラペラめくってみました。
その頃の少女漫画は、お星さまでキラキラしたお目々の女の子が次々出てくるので、僕は読んでると背中がムズムズするのでした。
そんな時、僕は漫画のとびら絵に目がとまりました。
そんなキラキラした目をした、三つ編みの髪にセーラー服を着た女の子が、煙草を咥えているんです。
読んでみると、その漫画は煙草を吸う女の子を描いた読みきりでした。
「煙草吸ってるからって、不良ってわけでもないでしょ?」
「『煙草を吸う女は嫌い』なんて言ってる男は、煙草を吸わない女からも嫌われるわ!」
そんなセリフとともに、女の子が煙草を吸うシーンがいっぱいなのです。
僕は夢中で、その漫画を繰り返し読んでいると、
「ちょっとアンタ、何してるのよ!」
その声に驚いて顔を上げると、学校から帰ってきたばかりのお姉さんが、怖い顔をして僕をにらんでいたんです。
それもそのはずです。僕は漫画を読みながら、ズボンのジッパーの中に手を入れてパンツ越しにおチンコをつまんでいたんです。
★☆
お姉さんが持っていたカバンを僕に投げつけました。カバンは僕の頭をかすめて、大きな音をたてて床に落ちました。
「人の本をのぞき見して、オナニーしてるなんて何よ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
お姉さんの言葉の意味はわかりませんでしたが、僕はあやまりました。
「ちょっとこっちへ来て。」
お姉さんは蹴るように僕を立たせると、家の裏庭へ連れて行きました。
「ねぇ、この本のここを見てチンコいじってたんでしょ。」
お姉さんが急にニヤニヤ笑いながら、本を開いて僕に見せました。
そこには、「この夏で処女にさよなら」という見出しで、女の子のヌードイラストが載せられた記事がありました。
「アンタくらいの男の子になると、もうこんなのに興味持つのね。女の子の雑誌の方がエッチが過激だもんね。」
僕はそこは読んでませんでしたが、お姉さんが怖かったので言うままにうなずきました。
と、僕の鼻と目にチクチクするものが当たりました。
顔をあげると、お姉さんが煙草を咥えて、煙が僕の顔の方に届いてるのでした。
僕は、咥え煙草のお姉さんを呆然と見つめていました。さっきの漫画の女の子と、イメージが重なったのでした。
「ねぇ、アンタ。」お姉さんが言いました。「パンツを脱いで、チンコ見せてよ。」
「はいっ!」
僕は逆らえませんでした。ズボンとパンツを脱ぐと、固くなっているおチンコが、ピョンと飛びだして来ました。
「へぇ、アンタ 立派なものね。」
僕自身、固くなっているおチンコを見たのは初めてでした。ななめ上を向いていて、先からピンク色の丸い中身がのぞいていたのです。
お姉さんは僕のおチンコに煙草の先が当たりそうなくらい顔を寄せてきて、そっと……おチンコをつまんだのです。
僕は身体がビビン!と後ろに反りました。
他の人におチンコを触られたことも……何より、自分でもパンツの上からしか触ったことのないおチンコを、お姉さんがナマの指先で触っているんです。
「感じてるのね…」
お姉さんは僕にさっきの本を渡して来ました。
「ほら、この本でアンタの好きなイヤらしい所を見てなさい。」
お姉さんは僕のおチンコをつまんだ指を、前後に動かしはじめました。
僕にとってそれは、おチンコをいじる事が「ガキのいたずら」から「セックスの始まり」になった瞬間でした。
でも、おチンコを動かすお姉さんの指の気持ち良さを高めてくれたのは、お姉さんの咥え煙草でした。
僕がガキの頃に感じた、煙草を吸う女の人のイヤらしさ。それを目の当たりにしながらおチンコの気持ち良さに酔っていると、お姉さんは言いました。
「やっぱり、まだ精通してないだけあるわね…… こんなにシゴいても、全然固さが変わらないわ。」
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あれから何年経ったでしょう。
僕はいまだに、風俗姉さんに
「咥え煙草で、手コキして欲しいな。」
と頼んでしまいます。
煙草が吸えない女性だったら、煙草の「おもちゃ」を咥えてもらったりします。
でも、誰が相手になっても 僕が心に描くのは、僕に初めて咥え煙草のイヤらしさを見せつけてくれた、お姉さんの姿なんです。