僕の部屋の押し入れから、古いレディースコミック雑誌が数冊出て来ました。
平成の初期、過激なエロ描写が問題になったころのものです。
なんとなく頁を繰っていたら、女性読者へのアンケート結果なる記事が載っていました。
『貴女は、どんな裏ビデオが見たいですか?』という質問にさまざまな回答がズラズラと並んでいました。
意外と「男子s学生のオナニーが見たい」「女子c学生が男子s学生にフェラチオしてるのが見たい」などと、女性が幼いセックスを求めているのが気になりました。
(もちろん、出版社が作った回答でしょうが)
その中に「ロリータのスカトロが見たいっス!」なんてのがあって、ハッとしました。
──☆──
昭和の末期、新緑がまぶしいころに僕はビデオカメラを持って近所に撮影に出かけました。
ビデオカメラといっても、カメラとビデオ部分とが別々で 太いケーブルでつながっているような重たいものです。
いざと言う時 カメラの扱いでまごつかないように、近所を走る小さな電車を撮影しに行ったのです。
(どのへんで撮ろうかな……)僕がカメラをかかえて線路沿いを歩いていると、
「あー、」女の子の声がしました。「それ、ビデオカメラでしょ。」
見ると「年中サン」くらいの、可愛いワンピースを着た髪の長い女の子が、僕にかけ寄って来たのです。
女の子は、いきなり踊りのポーズをとって、
「ワタシ、バレエ習ってるから 早くそんなビデオカメラが欲しいんだ。」
と言いました。
僕はちょっとそんな彼女に興味がわいて、
「ちょっと、撮ってあげようか?」と言いました。
女の子は両手で唇を押さえて、目を見開きました。
僕と女の子は、線路を見下ろす土手の上の、小さな広場にやって来ました。
そこは小石がいっぱい転がる地面で、女の子も運動靴をはいていたけど、女の子はメロディーを口ずさみながら、ステキなバレエを踊ってくれました。
「今の……見てみる?」僕は女の子にカメラのファインダーをのぞかせました。
「ええっ、ワタシのバレエがテレビに写ってる!」
今撮った女の子を、ファインダーでモニターさせたのです。
そのころは まだ、ファインダーで見られるのはモノクロ画面でしたが、女の子は初めて見るビデオの自分に喜んで、数回そのバレエを見ていました。
と、女の子が急にソワソワしました。
「どうしたの?」僕が聞くと
「……おトイレに行きたいの……」と言いました。
「このへんにおトイレはないよな……そこの木の陰でしたらいいよ。」
「それが……」女の子は困った顔をしました。「ウンチがしたいの。」
僕は胸にムラムラと湧いてくるものを女の子に伝えました。
「……せてよ。」「えっ?」
「キミがウンチしてるところ、ビデオに撮らせてよ。」
女の子は黙ってしまいました。僕は女の子の肩を強くつかんで、
「それとも、ここでパンツの中にウンチする?それでお家に帰る?」と言うと、女の子は黙ったまま木の陰に向かいました。
──▽──
女の子は もうガマンできなかったのか、僕に背を向け急いでワンピースをめくり パンツを下ろすと、満月を二つ並べたようなお尻の谷間からすぐ茶色いモノがはみ出して来ました。
ブリッ ブリブリブリッ ブブブッ……
柔らかめの固まりが大きかったり小さかったり、次々噴き出して来ます。
(すげえ…… 僕、撮ってる。可愛い女の子がウンチしてる瞬間を撮ってる。たぶんこんなの、世界の誰も撮ってないんじゃないかな。)
女の子のウンチが止まりました。僕はカメラを止めて聞きました。
「……終わったの?」
僕が聞くと、女の子は黙ってうなずきました。
僕はポケットティッシュを出して、女の子に渡そうとして、その手を止めました。
「……オシッコ、出る?」
女の子はうなずきました。僕はカメラをスタンバイさせて言いました。
「じゃあ、こっちを向いて ウンチにオシッコかけてよ。」
女の子はこっちを向きました。ファインダーが女の子のワレメと、その前に盛り上がるウンチとがいっぱいになりました。
(おおっ……)
ワレメのスキマからキラキラと、勢いよく一筋にオシッコが飛び出して来ました。
オシッコは、ウンチの固まりを崩しながら流れていきました……
──★──
ロリータのスカトロ……僕が撮った最初で最後の『裏ビデオ』がそれでした。
撮影してからしばらく、僕は大変な事をしてしまった……と、ビデオカメラを近所では決して使わなかったのですが、撮影したテープは「ウチには今夜僕ひとりだけ」という時にだけ、大きな画面のテレビで再生しました。
可愛い女の子がバレエを踊ったあと、ウンチとオシッコをするというギャップある画像は、とても行き当たりばったりに撮ったものとは思えませんでした。
押し入れのどこかに、そのテープは眠っています。
ただ、「ベータビデオ」なので
見つかっても再生する事が……難しいだろなぁー
20ja2019