高校時代の同級生、真希から電話があった。
「今度東京でてきてるツレだけでミニ同窓会するから、けえへん?」
「ほんまか、久しぶりやな。誰くるん?」
「女の子チームは4人くらいやと思うけど、男子にはそっちで声かけといてや」
「わかったわ、でもこっちも3?4人が限度やで?みんな仕事もあるしな」
「しゃあないわ、それは。タカトは来れるんやろ?」
金曜の夜なら仕事も切り上げられると思い、OKの返事をした。
そして金曜、真希が指定する駅前に、同級生の男3人と一緒に行った。
すると携帯が鳴った。
「タカト?先に店はいってるで、窓から見てるで!」
やけにハイテンションな真希からの電話をうっとおしいと思いつつ、
電話で聞いた洋風居酒屋に向かった。
ビルの5階にある居酒屋に入り、予約してある真希の名前を告げると、
店員が「少々お待ちください」と言い残し、店の奥へ消えた。
ちょっといらいらしながら2分くらい待つと、真希が携帯持ちながら出てきた。
「ごめんごめん、久しぶりやなぁ!とりあえず個室やし、こっち来てや」
まるで自分の部屋みたいに誘い入れる真希におれたちは苦笑し、
個室のドアを開けた。
部屋に入ったおれたちは、みんな同じ驚きを隠せなかった。
「愛きてるやん!」
そう、部屋の奥で既に靴を脱いでくつろいでいる同級生の中に、
シンガーソングライターとして活躍していて、もう手に届かなくなった存在がいた。
「おひさしブリーフ!貧乏男子諸君!!」
愛はテレビで見るのと同じ、高校の頃と少しも変わらない屈託のない笑顔で、
驚いているおれたちに手を大きく振った。
真希は、おれらを部屋の中に押して無理やり座らせた。
おれの背中を押して愛のすぐ隣に座らせた。
「ほんまひさしぶりやなぁ」
おれが愛の顔を直視できないまま座りながら言うと、
愛はさっきのはじけた感じとは裏腹に、ちょっとはにかんで恥ずかしがった。
「さぁさぁ!今日はおのぼりさんの久しぶり再開を祝して乾杯!!」
おれらが部屋に入ると同時に用意された生中をみんなでぶつけて乾杯した。
緊張したおれは一気に半分くらいぐいっと飲んだ。
それを見ながら愛も、半分くらいゆっくりだがごくごくと飲んだ。
おれが大学進学し、普通にサークル活動や恋愛を経験している間に、
愛は昔からの夢をどんどんかなえて、あっという間に手の届かない存在になっていた。
おれたちは、テレビで見る愛の姿を、いつも非現実的なものとして見ていた。
こうして同じ東京にいながら、また会えるなんて全く思ってなかった。
「タカトの話はいっつも真希から聞いてるで、営業マンやってるんやろ?」
「しがないサラリーマンや」
「でもがんばってるんやなぁ、この東京砂漠で・・・」
愛はしんみりと言った。
「それはお前も一緒やん。それよりじゃんじゃん飲もうや」
変な雰囲気になりそうで、おれはそれをさえぎるように愛に日本酒を勧めた。
他の奴らはどんちゃん騒ぎで、高校時代のようにわけわからなくなっている。
おれと愛だけは、なぜかその騒ぎを苦笑いしながら、二人で日本酒を飲んでいた。
「みんな全然かわらへんなぁ」
愛がうれしそうにつぶやいた。
「お前も全然変わってへんで?おれも変わらへんけど」
そう言うと、愛はおれをじっと見つめてきた。
「ほんまに変わってない?」
どうしてこんなに不安そうな目をするのか。
おれははっきり言った。
「全然変わってへんよ、愛は」
愛はお酒でほんのり赤くなった頬をもう少し赤らめて、はにかんだ。
それからはどんちゃん騒ぎの横で、おれと愛はお互いの近況報告をし合った。
本当は愛のこと、芸能界とか色々聞きたかったが、聞いていいものかどうか迷ってしまった。
迷っていたせいで、自分のことばっかり喋りまくってしまったが、愛はちっとも飽きたそぶりも見せず、
嬉しそうに聞いてくれた。
会社での失敗や、上司の愚痴、恐いお客の話など、とりとめもない話を、愛は興味深く聞いてくれた。
「タカトほんまに変わってへんなぁ、今日、来てよかった・・・」
愛はちょっと目を潤ませながら、うつむいてそう言った。
おれは、自分の胸がものすごく高鳴っているのに焦った。
高校時代、友達の一線をどうしても越える勇気がなかった。
愛のこと、兄弟みたいって言い続けてたけど、本当は好きだって気持ちに気づいてた。
何年も経ったけど、それをはっきりと思い出してしまった。
「うちそろそろ帰らんと・・・ごめんね」
唐突に大きな声で、取っ組み合いをしている他の同級生に愛は告げると、
身支度を始めてしまった。
おれは急に帰ろうとしている愛を引き止めることもできずに、ぼーっとしていた。
すると、さっきまで大騒ぎしていた真希がおれに耳打ちしてきた。
「タカトあんた愛を送ってやってや」
「え・・・」
おれはまた心臓が早鐘のように高鳴った。
「とりあえずタクシー拾ってくれればいいから」
真希はそう耳打ちしてからつけ加えた。
「タクシーも危ないから、絶対部屋まで送るんやで」
酔いつぶれたおれの連れの男子をどかせて、おれと愛は部屋から出た。
男子は「今度テレビに出てたら愛で抜くでぇ」などと暴言を吐いていた。
愛はあほばっかやとあきれながら、帽子を深くかぶり、みんなに手を振った。
店を出て、二人でエレベーターに乗ると、愛はおれの少し後ろに立った。
そして、おれのシャツの袖をつまんだ。
「前、歩いてね」
芸能人ということがばれたら大変だからなのか。
おれはガードマンに徹する覚悟を決めた。
エレベーターを降りると、早春の冷たい風が二人に巻きついた。
愛はエレベーターの中よりも、おれに寄り添うように、おれの腕にしがみついた。
薄手のニットの向こうに、愛のきゃしゃな体を感じる。
おれはどきどきしっ放しで、タクシー乗り場へ向かった。
すぐにタクシーを拾えて、おれは愛を乗せると、一瞬ひるんだ。
ここで本当に真希の言うように、愛の部屋まで送るべきなのか・・・。
すると愛はタクシーの座席を奥にずれて、にっこりしながら座席をぽんぽんと手で叩いた。
乗れという合図だ、迷いを捨てて乗り込んだ。
疲れてきた。
愛は、タクシーの運転手に自分のマンションの住所を告げると、椅子にもたれかかった。
「今日絶対飲みすぎや、タカトが飲ませすぎたんやで?」
そう言いながら愛はおれの手を握ってきた。
「お前酔っ払いやな」
おれは情けないリアクションしかできず、ちょっと冷たくなっていた小さな手を握り返した。
愛は嬉しそうに笑った。
「タカト、週刊誌にとられたらどないする気?」
いたずらっぽく愛は言った。
「大丈夫やろ、おまえ普通っぽいし」
「失礼な男やな!うちめっちゃテレビ出てるんやで?見てないかもしれんけど」
「見てるって!いつも応援してるし、今日だってめっちゃ緊張してるんやで?」
そう言うと、愛は体をくねくねとよじらせて笑った。
「タカトちょっと熱くなりすぎ!うちまで汗かいてきたわ」
愛は手のひらで自分の顔に風を送りながらも、左手はしっかり握り続けていた。
「そろそろ着くから」
愛は小声で言うと、バッグから財布を出した。
芸能人の財布チェック!と思って覗き込むと、普通のかわいい、普通の子と同じような財布だった。
「あ、この辺でいいです」
愛はタクシーを止めると、おれを先に降ろしお金を払った。
おれが暮らしている街とはちょっと異質な、いわゆる閑静な住宅街だった。
「ほんまはあと歩いて10分くらいあんねん、ごめん?」
愛はそう言うと、またおれの手を握ってきた。
「手ぇつないで歩きたかったから」
愛は小さい子供みたいにおれの手をぶんぶん振り回しながら、歩き始めた。
おれは信じられないような展開に、逆に冷静になっていた。
このまま愛の部屋に行ったら、上がりこんでしまってもいいのか?
上がり込んだらエッチなことになってしまわないか?
エッチな関係になったら、スキャンダルではないのか?
スキャンダルになったら、愛はおれを恨むんだろうか?
おれは責任をとれるのか?
そんなことを考えながらも、嬉しそうに手をつないで歩いている愛を見ると、
心が満たされるような、温かい気持ちになっていった。
「タカト、ついたで」
目の前には立派なマンションが、それこそ、そびえ立っていた。
20階建てくらいか、よくわからなかったが、おれには縁のない高級マンションのようだ。
「すげーな、こんなとこで一人暮らしか?」
「すごいことあらへん、ここの3階や」
愛はちょっとおどけながら、オートロックの入り口で、カードキーを通した。
自動ドアが開き、重厚な入り口へと平然と愛は歩いていく。
おれは躊躇して、立ち止まっていると、入り口が閉じてしまった。
愛は苦笑しながらもう一度自動ドアを開けて出てきた。
「ちょっと、何してるん。あんま見られたくないし早く来て」
背中を押されて高級マンションに足を踏み入れた。
エレベーターに入ると、愛はおれにもたれかかった。
「タカト明日早いん?仕事大丈夫?」
「明日は休みやけど、お前送ったら帰らなヤバイわ」
「え?帰っちゃうん」
3階に着き、開いたエレベーターだったが、愛は降りようとしなかった。
「タカト着てくれへんのやったら、うちも帰らん!」
おれはあきれながらエレベーターの開ボタンを押しながら、愛の背中を軽く押した。
「わかったって、とりあえずお前の部屋どこや」
おれは葛藤しながら愛に訊ねた。
「こっち」
愛は指差すと、とことこと歩き始めた。
芸能界にいて、あんなに華やかに輝いているのに、こんなに寂しそうなのは何故だろう。
おれは愛が寂しがらないように、そっと背中に手を回した。
愛は、おれを見つめながら、ゆっくりと歩いた。
「ここ」
愛はドアを指差すと、カードキーを通した。
かちりと鳴って部屋の鍵が開いた。
おれはどきどきしながら、愛がドアを開けるのを見ていた。
愛は先に部屋に入ると、頭だけ出して、それから手招きした。
おれは、この部屋に上がってしまうことが、一線を越えることだと覚悟しながら、
その覚悟を決めて上がりこんだ。
(中略)
おれは今でも愛の歌声がテレビから流れてくるたびに、あの日の夜のことを思い出す。
そして、あの約束を果たすために、いまは自分の仕事を、本当に頑張ろうと思える。
迎えに行くよ、愛。
完
(中略)部分を。
ドアを閉じると、愛はおれの胸におでこをもたれかけてきた。
おれはどうしたもんかとたじろいだが、愛はおでこをぐりぐりと押し付けてきた。
「ちょっと、なでてや。こんな可愛い女の子が甘えてんねんで?」
おれは苦笑いしながら愛の髪をなでた。
「部屋上がろうや」
愛は照れながら、靴を脱いだ。
おれもいそいそと靴を脱いで部屋に入った。
20畳ほどの広いリビングには、高そうな家具からおもちゃまで、
アンバランスなものたちが配置されていた。
それでも、愛のセンスのよさで素敵な感じがする、いい部屋だった。
「やっぱすごい部屋やな、売れっ子は違うわ」
おれは大げさにそう言いながら、ピンクの小さなエレキギターを手に取った。
「タカト、まだバンドやってるん?」
ベッドに腰掛けた愛は、子供のように訊ねた。
「いや、こっちじゃメンバーも揃わんし、たまに一人で弾くくらいやな」
「そっか、うちタカトのギター好きやったで。かっこよかった」
「何いうてんねや、愛のサポートメンバーとかのほうがうまいやろ?」
「タカトのギターは、ちゃうねん、なんかかっこいいねん」
「そうか?」
「うち、タカトのライブ全部行っててんよ?知らんかったやろ?」
「それは知らんかったなぁ、愛はおれのファンだったんやな?」
「・・・うん、ずっとファンやった」
愛は寂しそうに言った。
おれはギターを抱えながら、愛の隣に腰掛けた。
「リクエストしてもいい?」
愛はいたずらっぽく笑いながらおれに体を寄せてきた。
「なに?」
おれが訊くと、愛は一瞬目をそらすと、おれに耳打ちした。
「エッチせえへん?」
おれは、その一言で、覚悟を決めた。
愛の小さな頭を手で引き寄せて、小さな唇にキスをした。
最初は硬く結んでいたその小さな唇はすぐにおれの舌を受け入れ、絡み合った。
1分くらい舌を絡めた濃いキスをして、唇を離すと、愛もおれも、呼吸が荒くなっていた。
おれは床にギターを置くと、ベッドに座っている愛を優しく押し倒した。
小さな体に覆いかぶさりながら、もう一度キスをした。
キスをしながら、愛の甘い吐息ガ洩れるたびに、おれの興奮は高まっていった。
「愛、おれもリクエストしていい?」
ニットの中に手を滑り込ませて、ブラのホックに指をかけながらおれは訊ねた。
「なに?」
愛はのしかかったおれの重みを感じて、少し苦しそうに言った。
「あれ歌ってや、タン塩の歌」
そう言いながらおれはブラのホックをはずした。
「えぇ!?いややって!」
愛は苦笑しながら可愛く笑って、キスをしてきた。
ニットの中でブラをたくし上げると、小さなおっぱいを軽く揉んだ。
愛のおっぱいは手のひらにすっぽりと収まり、乳首の感触が手のひらに、あった。
キスしながら、愛の乳首を優しく指の付け根ではさみ、おっぱい全体を揉んだ。
愛はおれに口をふさがれながら、おれの手の動きに合わせながら息を荒くして感じていた。
おれは毛布を持ち上げると二人をすっぽりと覆い隠すように、頭からかけた。
毛布の中で、じゃれ合うようにおれと愛はお互いの体をまさぐり合った。
愛のニットを頭から脱がし、フレアスカートもすばやく脱がせた。
下着もちょっと抵抗したが、するすると脱がせてしまい、愛は全裸になった。
「うちばっか裸じゃ、いやや」
愛は、おれのベルトに手をかけ、かちゃかちゃと不慣れな手つきでバックルをはずし、
おれのジーンズを下ろそうとした。
しかしなかなかうまくいかず、結局おれは自分でズボンとパンツを脱いだ。
自分の服を脱ぐときに、自分自身ちんこの先が既にガマン汁で濡れているのがわかった。
上に着ていたシャツも素早く脱ぐと、ベッドの下に押しやった。
おれと愛は、ベッドの中で、毛布にくるまりながら全裸で抱き合った。
おれの右の太ももにしがみついた愛の足の間の、茂みの奥は濡れていた。
愛のお尻を右手で抱えるように、触った。
柔らかくて、すべすべのお尻は少し冷たくなっていた。
そうこうしながらも、おれたちは唾液の絡み合う音を立てながら、キスをしまくっていた。
愛はおれのちんこを握ると、まるで握手するようなそぶりをして、笑った。
「すごいおっきくなってる」
愛は嬉しそうに、いたずらっぽく笑って、軽くしごき始めた。
だぁいすきよ あなたと1つになれるのなら
こんな幸せはないわ… お味はいかが?
ずぅーっと会いたくて待ってたの
あみの上に優しく寝かせて
あなたにほてらされて
あたしは 色が変わるくらい
愛は唐突に、おれの耳元でリクエストに応えてくれた。
小さな声で歌いながら、おれのちんこを優しく握って、軽くうごかしている。
おれは愛の足の付け根をまさぐっていた。
そして、ついに愛の股間に指を這わせ、濡れている部分に触れた。
小声で歌っていた愛の、歌が途切れ、さっきよりはっきりと分かる吐息が洩れた。
「あっ、あん・・・やばいって、濡れすぎや・・・恥ずかしい」
愛は恥ずかしそうにおれの胸に顔をうずめた。
そしておれの乳首を、舌でくるくると舐めまわした。
おれは乳首が敏感なので身をよじると、愛は面白そうに乳首に吸い付いてきた。
「ちょ、そこはダメやって、女じゃないんやで」
おれは笑いながら、愛の頭を軽く押して、自分の体の下に追いやった。
愛は素直におれが押していくのに合わせて、毛布の中でおれの股間に顔を近づけた。
「隊長!マイク発見!」
そう言うと、愛はおれのちんこを握って、さきっぽにキスをした。
「隊長!隊長も濡れてます!糸ひきましたぁ」
愛はいたずらっぽく言いながら、何度も亀頭に軽くキスをした。
おれは仰向けになった。
愛はおれをまたぐようにして、毛布をはがした。
小さな白い体がはっきりと見えて、おれは一層勃起が高まった。
「食べていい?」
愛はおれのちんこに顔を近づけ、頬に寄せながらおれの顔を見上げた。
「うん、食べて」
愛は嬉しそうに微笑むと、おれの亀頭をほおばった。
かぷっと包み込まれたちんこは、愛のあたたかい口の中で、一層膨張した。
おれのちんこを咥えながら、愛はおれの玉袋をさわさわしてきた。
「気持ちいい?」
愛は、しゃぶりながら訊ねてきた。
「めっちゃ気持ちいい、もうちょっと動かして」
おれはまたリクエストをすると、愛は軽くうなずき、頭を軽く前後に動かし始めた。
絡みつくような舌の動きと、竿の部分を刺激する愛の右手で、おれは果てそうになった。
「やばい、ちょっと止めてって!」
おれは焦って体を起こし、愛の頭を優しく離した。
「なに?もういきそうやったん?」
愛はそういいながら、指先で玉袋をこちょこちょとくすぐるように触った。
「マジ気持ちよかったし、やばかったわ」
おれは照れながら、愛を引き寄せてキスをした。
おれはベッドに座りながら、同じくベッドに座っている愛のまんこに触れた。
愛はさっきよりも、さらに濡れていて、シーツにしみができてしまうほどだった。
「タカト、もういいよ」
愛は標準語でそう言って、ベッドにぱたんと仰向けに倒れこんだ。
おれは愛の白くてすべすべの太ももを広げ、その中心にある部分を見た。
「ゴム、ないで」
おれは躊躇して言った。
「大丈夫、一応ピル飲んでるし。避妊とかちゃうけど、仕事のために飲んでんねん」
愛の言葉に半信半疑だったが、おれはもう引き下がることはできずに、愛に体を重ねた。
ちんこに右手を添えて、愛の股間に押し付けると、にゅるっという柔らかい感触とともに、
おれのちんこは愛の中に飲み込まれてしまった。
んっ、と眉間にしわを寄せた愛は、おれの背中に手を回した。
「まだ動かないで・・・」
愛は、苦しそうな声でささやいた。
おれはとりあえず、下半身は動かさずに愛の耳に舌を入れた。
すると、愛は吐息とともに、おれのちんこを締め付けた。
愛の中は、温かく、根元から亀頭の先まで強く絡みつくようだった。
動かないでキスをしていると、その度に奥のほうから濡れてくるのが分かった。
しばらく動きを止めてキスしたり、おっぱいをまさぐっていたが、
おれはもっともっと愛を感じたくて、自然に腰の動きをはじめた。
愛はおれの動きにあわせるように、んっんっと苦しそうによがった。
「気持ちいい、やばい、めっちゃ気持ちいい」
愛は、ずんずんと動くおれの腰で声が揺れていた。
おれはそんな愛を心から愛しく思った。
おれは愛の太ももを抱えて、逆方向に向けた。
「え、バックするん?」
愛はちょっと不安そうだったが、おれは答えずに愛の体を反転させた。
愛の小さくて丸いお尻に、腰を打ちつけた。
柔らかいお尻が大好きなおれは、愛のお尻を両手でなでながら、ちんこの膨張を感じた。
おれは愛の腰をつかむと、愛の腰を浮かせるように持ち上げた。
お尻を突き出すような格好になり、愛のお尻の穴がはっきり見える体勢になった。
両手でお尻を鷲づかみにしながら、おれは激しく腰を打ちつけた。
パンパンと肉がぶつかる音がする度、愛は「あん、あんっ」と声を上げた。
可愛い愛の声を聞くだけで、おれはどんどん射精感が高まっていった。
「愛、おれもういきそうや、どこに出そう?」
「大丈夫やし、中でいって?」
「それはさすがにヤバイって!外でだすぞ」
「いや!中でいって欲しいの!精子いっぱい中で出して!」
おれはバックでパンパン動かしながらも、中出しだけは絶対しないと決意した。
「愛、いくぞ、いくぞ!」
愛は普段の姿からは想像できないようなエッチな声でもだえていた。
「いく!」
おれは絶頂を感じ、その瞬間に愛のまんこからちんこを抜き、愛を再び仰向けにした。
愛は、一瞬で冷静さを取り戻したように、おれの顔を寂しそうに見上げた。
おれはそんな寂しそうな愛の顔をまたぎ、可愛い顔に向けてちんこをしごいた。
「なんで?」
愛が、切なそうにつぶやいた瞬間、おれのちんこは最高潮の膨張をし、果てた。
どぴゅっぴゅっと、今までつかえていたものが取れたように、亀頭の先から精液がほとばしった。
音を立てて、押し出されるように射精された白いものが、たちまち愛の顔に飛び散った。
愛は目を閉じようとせず、おれの精液を顔で受け止めていた。
愛の白い頬や口、髪の毛まで精液は飛び散った。
おれは我に返って、ものすごく後悔した。
愛に、顔に出すことすら言わずに、強引に顔面射精をしてしまったからだ。
ちんこを愛の顔に向けて握ったまま、おれは謝った。
「ごめん、おれとんでもないことしたな・・・」
愛は、寂しそうな顔のまま、おれのちんこを握った。
そして、先っぽに残った、粘液質の濃い精液を舐め取った。
「愛、ごめん」
愛は答えず、目を閉じておれのちんこを喉の奥いっぱいに咥えた。
残った精液を、全部しぼりとるように、ゆっくりしごきながら愛は亀頭を吸った。
「愛、ごめん」
おれはもう一度言うと、愛の口からちんこをはずし、ちょっと探して見つけたティッシュを取り、
愛の顔にぶちまけた精液をすべてふき取った。
上半身を起こし、ベッドに座った愛は、おれに抱きついた。
「どうして中でいってくれへんかったん?」
おれは愛にキスしてから、答えた。
「ごめん、やっぱりおれまだ、自信がなかってん。もし万が一子供ができたら・・・」
「子供できたら、うち引退してもいいで?」
「え・・・」
「タカトにホントに愛してもらえるんなら、うち引退してもいい」
「お前何言ってんねん!自分の夢かなえたんやろ?もっと大事にしろや!」
「夢は、ちがうもん」
愛はうつむいた。
「夢は、タカトと一緒に暮らすことだもん」
おれは胸が締め付けられるように、苦しくなった。
「愛、おまえマジで言ってるんか?」
「マジだもん・・・」
愛との約束編は後日、てかもう絡みはないので完。
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