かつて巻き込まれた修羅場を1つ。
A子→私。当時大学生。ファミレスでバイト。
B太→当時大学生、バイト先の先輩。
C美→私の高校時代のクラスメイト。
C美とは同じクラスだったんだけどそこまでしょっちゅう遊んだりするわけではなく
普通のクラスメイトみたいな感じで、高校卒業後に久しぶりにC美と再会したのは
たまたま母校の文化祭に行ったときで、今何してるのー?なんて何となく聞いてみると
「彼氏と同棲してる」という答えが。
私「いーなー、同棲とか羨ましい」
C美「そうだよー、毎日一緒にいられるし、まあ喧嘩とかもするけど大体
エッチすればすぐ仲直りできるし、最高だよー」
とか話して、幸せになってるんだなあ、なんて思いつつその日は特に何もなく別れた。
後日、バイト先でB太と一緒に休憩に入る機会があった。
その日は高校生の団体(8人ぐらいか?)が来店しており、うるさいねー、
席散らかし過ぎだよなー、などの愚痴からお互いの母校の話に発展した。
私「私は○○高校ですよ」
B太「え?じゃあもしかしてC美って知ってる?」
私「はい、2年3年って同じクラスでした」
B太「そうなんだ!C美俺の彼女だよ!」
私「え!?そうなんですか!?駄目ですよー早く帰ってC美と一緒にいてあげないと」
ここでB太が「?」という微妙な表情に。
私「C美と同棲してるんですよね?文化祭で会った時にC美に聞きましたよ。
彼氏と同棲してるんだって」
B太「…何それ?」
この辺で「あー自分地雷踏んだかも…」と思いましたが時既に遅し。
B太が言うには、同棲なんかしてない。そんな話が出たこともない。
自分はアパートに1人暮らししてるからC美が時々泊まりに来る、
C美は実家暮らしと聞いていたけど家に行ったことはない、
実は1年前にも浮気騒動があった、けどそのときは浮気相手と切れて
泣いて謝るので許してしまった、とのこと。
ぐちゃぐちゃになったまま休憩が終わりそうになったのだが、仕事に戻る直前に
B太「仕事終わったらC美呼び出すから、証人として付き合ってくれない?」
ある意味自分が着火してしまった火種なので断れるはずもなく、私とB太の仕事が終わった
深夜0時、C美にB太の携帯から『今仕事終わったから時間あるなら会えない?』とメール。
するとすぐに『いーよ♪すぐ行く!どこで会おうか』という返事が。
待ち合わせ場所をバイト先ではない別のファミレスに指定し、B太が席にスタンバイ。
私、仕切り?みたいな曇りガラスを挟んだ隣の席で待機。そこにC美登場。
B太「ごめん、急に夜中に来てもらって」
C美「いーのいーの、夜型人間だし、今日は暇だったんだ」
B太「そうなんだ…今日はいないの?同棲してる彼氏」
え、と固まるC美の気配。ここで私、そーっと近寄って行ってテーブルのわきに登場。
と同時に顔面蒼白になるC美。
C美「え…A子、何でいるの…?」
B太「A子さん、俺とバイト先同じだから」
ここでC美、いきなり錯乱。立ちあがって私に掴みかかってくる勢いで
C美「ベラベラ喋るとか信じられない!!この裏切り者!!」
と叫んできた。それをビンタするB太、呆然とする私。
B太「裏切り者はお前だろ!同棲してる社会人って、お前まさか■■(人名)じゃないだろうな!!」
C美はB太の言葉に再び顔面蒼白になり「違うの」とか「ごめんなさい」とか
お決まりの言葉を言いながら泣き出してしまう。
実は■■さんというのがC美の1年前の浮気相手で、しかも既婚男性だったらしい。
C美との不倫がばれ、奥さんに離婚された■■さんが住み始めたアパートで一緒に
同棲していた、という話を前半B太の説明、後半C美の『奥さんに捨てられた
可哀相な人を助けてあげなきゃと思った』という自己陶酔モード全開な自白で聞かされて
私、お腹一杯。
C美…高校時代からちょこっと自己中な子だったけど、まさかここまで…と
かなり本気で「アイタタタタ」と思った。
ちなみに大体この説明が終わった時点で夜中の3時。
C美「本当にごめんなさい!B太君のことは本気で好きなの!別れないで!」
B太「お前1年前も同じこと言ったよな?俺が本気で好きなら何で■■と同棲するんだよ!」
C美「…だって…あれは…■■さんも大変だったし、助けてあげたくて…」
B太「助けてあげたいから同棲して『彼氏』って言ってセックスするんだ、何考えてんだよ!」
C美「彼氏っていうか…一応、大事な人だったし…」
B太「もういい!本気でバカだな!もう顔も見たくねえよ!」
C美「本当にごめry」
会話の無限ループなんてゲームの中にしかないと思ってた。これが修羅場クオリティ。
って言うか彼氏の目の前で浮気相手を「大事な人」って言っちゃう辺りがもうね、とか
そんなことを全く話に入れないままでぼーっと考えてた。
結局明け方5時近くまで無限ループが続き、B太が絶対別れる、復縁なんてありえない、
もう二度とC美なんて信じないと宣言、C美の目の前で携帯を着信・メール拒否、
アドレス消去、財布に入ってた2人でのプリクラを燃やし、
B太と私がC美を置き去りにする形で帰って来た。
C美、号泣してたけどB太がぽつりと「1年前もああやって大泣きしてた」って言ってたから
あんまり反省してなかったのかも知れない。
B太はその後、別のしっかりした信頼できる女性と付き合い始めたそうで。
C美のその後はちょっと分かりません。高校時代のクラスメイトによると
『出来婚したけど旦那に子供を押しつけて離婚した』そうですが、どこまで本当やら。
それでは。
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