12月27

陰部・肛門部は患者の羞恥心に配慮し正確な清潔ケアを

陰部・肛門部は汚染度も高く、細菌が繁殖しやすい部位のため、
正確な清潔ケアが求められます。
また、患者さんの羞恥心にも最大限配慮しながら、手際よく実施する必要があります。
    
陰部洗浄の手技手順
    
2)不必要な露出を最小限にするためにバスタオル等で覆いながら、
  臀部の下に紙オムツを敷く。
  恥骨上に陰部用タオルを置くことで、
  洗浄時にリネン類を濡らさずにすむ

3)洗浄ボトルのお湯の温度を前腕内側で確認してから、陰部にお湯をかける

4)ガーゼをお湯で湿らせ、石けんをつけて泡立てる

5)(男性)亀頭部→包皮(ほうひ)の内側→陰茎→陰嚢(いんのう)の順に
  石けんをつけたガーゼで洗い、肛門部は最後に洗う

5)(女性)大陰唇を開き、尿道口から会陰側(えいん)に向かって洗う。
  小陰唇の内側は石けんをつけずにお湯で洗う

6)陰部全体を洗ったら、石けん分が残らないように、しっかり洗い流し、
  水分を拭き取り、オムツや防水シーツをはずす
   
 ポイント 
 陰部は皮膚・粘膜がやわらかく傷つきやすい部位のため、強くこすりすぎないように注意
 尿路への細菌侵入を防ぐため、大腸菌などの細菌が多い肛門部周囲は最後に洗う
    
    
    
 <動画でわかる看護技術>
  男性患者  
  女性患者     
    

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