12月31

昔、健康優良児選考の時

 小学校6年生の頃、学年で身長が一番高く、成長も早かったので選ばれたのだと思います。
 市内の小学校から選ばれた代表が集められた市の選考会では、身体検査の時だけはパンツ一枚だけ身に着けていましたが、続く「全身審査」(と言われたと思います)の時、事前に何の説明もないまま、男性ばかり10人前後の審査員が座っている机の前でいきなりパンツも脱ぐようにいわれ、真っ裸で質問に答えながら前後左右を向かされてジロジロ見られました。真面目な顔をしながらも、正面で向き合っている時は審査員は視線が一斉にオ××コ(私の生まれ育った近畿では『ベッチョ』とはいいませんでしたが…)に注がれているのが分かり、恥ずかしさを通り越して屈辱的な気分でした。
 そのあと、係員にパンツを預けたまま別の部屋に移り、胸部と陰毛を医者らしい中年男性に直接触れられて検査され、続く写真撮影では前、後ろ、横向き、胸部、そして下半身の写真を撮られたました。この触診と写真が辛さのピークだった様に記憶しています。
 さらに、5~6人ずつごとに係員に引率され、真っ裸のまま廊下を歩かされて、体育館ぐらいの広さの別の部屋で「体育検査」を受けました。
 結局、参加者全員(60~70人?)の体育検査が終わるまで真っ裸で待たされ、さらに、そのまま廊下を歩かされて控え室に戻って、やっと各自の名前の書かれた封筒に入ったパンツを返して貰うまでたっぷり3~4時間、真っ裸で過ごす経験をしました。
    
 回りの大人達は全員服を着ているなかで、自分達だけが真っ裸で指示された事をやらなければならないのは、6年生の少女には大きなショックでした。
 触診の後、私と一緒に廊下を歩きながら泣きベソをかいてる子もいました。
 でも、私はというと、恥ずかしいのは勿論だったのですが、何か秘密めいたときめきも感じていました。
 特に、体育検査で、日頃、学校の体育の時間にやっている様な事を真っ裸で行った事、さらに、塀で囲まれた敷地内の建物とはいえ、窓にカーテンなどなく、表の様子が見える廊下を真っ裸のまま何度も歩かされたのが強烈な体験でした。
 ・・選考会の数日後、朝礼でラジオ体操をした時、ふと、選考会の真っ裸のラジオ体操の様子を思い出し、なぜか非常に興奮してしまったのです。
 朝礼が終わってすぐ、トイレに駆け込んでした時が、おそらく、性的興奮を覚えながらした最初のオナニーだったと思います。それまでの、意味も分からないまま、ただ気持ちがいいからしていたオナニーの何倍もの快感でした。
 今、考えると、それが、私の今も心のどこかに秘めた性癖に目覚めた瞬間でした。
    
    

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