昔の女性のほうが裸を見られる羞恥心少なかった。一番は環境かな。
家は襖と障子で仕切られて、風呂は銭湯。
内湯だって薪で湧かしてたから物置の近くの半屋外みたいな感じだった。
今みたいにプライバシーとか男女の別とかは発想もインフラの面でも無かった。
結構大きな建物でもトイレが男女共用で、オッサン達が小便してる後ろを若妻が大便所に入っていってシャーシャー派手な音を立てたりしてた。
それが当たり前だった、赤ん坊に乳を与えてるのも自然だった。
勿論、男達はスケベな目で見てたけどふーんってそんな物だった。
せいぜいブラチラ程度の感覚だったんじゃないかな。
銭湯は女湯の番台にオッサン、脱衣所にもオッサン、洗い場にもオッサン、男湯女湯の仕切り戸は子供が往き来してて、立て付けが甘くて半開きで女湯が見えてるなんてしょっちゅうだった。
みんな覗きとかをあからさまにやる奴にはデバガメ野郎とか厳しく接していたが、ちらっと見る見えるぐらいは仕方が無いの範疇だった。
羞恥の基準が違ったんだよ。