俺には、19歳の妹がいます。
名前は麻美といいます。去年女子校を卒業して、今はOLをやっています。
外見は、そこそこカワイイんですが、女らしさが足りないのがたまにキズ。
性格はサバサバしていて、そのせいで、女子校ではバレンタインでチョコをもらったりもしてたようです。
あれは、麻美の最後の夏休み。
終業式を終えて帰ってきた麻美は、家に二台しかないクーラーを求めて、俺の部屋に入ってきました。
「兄貴!入るよ!」
もう一台のクーラーは両親の部屋にしかないので、麻美は俺の部屋に来ることが多かったんです。俺の部屋に入るなり、ベッドに腰掛け、クーラーの冷気を少しでも多く取り込もうと、両手でスカートの裾を持ち、バッサバッサと扇ぎだす始末。
俺は、ちょうど大学のレポートを、クーラーの風に直接当たれる床に座ってやっていたので視界の端に麻美の行為が写ります。
「今レポートやってんだから、おとなしくしてろよ」
わざと顔を麻美に向けると、やっぱり見えました。
スカートの奥にある、三角形。
暗くて色までは分かりませんが、はっきりと見えました。
「うわっ、今見えたでしょ!」
「お前が悪い」
慌ててスカートの裾を押さえた麻美は、カワイイ顔で俺を睨みます。
その時、麻美の姿をはっきりと見ました。
汗で湿った白いブラウスから透ける、ブラがわかります。
青と白のチェック模様だな。
そして、太陽の熱気で火照った体。
…あれ?俺、麻美を女として見てるぞ?
俺の股間は、既に立っていました。
妹の姿に反応している自分の姿は、まさに新発見。でも、何故?
などと考えていることを悟られないように、冷静を装ってレポートを続けます。
「見たでしょっ!」
「見えたよ。でも、俺の目の前でやるお前が悪い」
麻美は、膨れっ面でそっぽを向きます。
「妹のパンツ見て、反応すんなよな」
しまった!ばれたか?!慌てて前かがみになった俺を見て、麻美は、あははと笑いだしました。
どうやら、前かがみになったのは冗談だと思ったようです。
よし、なら、もう少しからかってやれ。
半分ばれた腹いせ、半分はタブーを踏むかもという興奮で、こう言いました。
「チラっと見えたから、チラリズムで反応したんだよ。はっきりと見せてくれたら反応しなくなるかもな」言っちゃった!言っちゃったよ!
ドキドキしながら麻美の反応を待っていると、真顔になっている麻美の顔がありました。
「えっ?マジで反応したの?」
ヤバイ!警戒させた!
…しばらく、時間が流れました。
唐突に麻美は立ち上がり、俺の部屋を出ようとします。
「…私、着替えてくる」
マズイ!このまま部屋にいかせたら、後から親に何を言うか分からない!
殆ど反射的に、俺は麻美の手を掴み、立ち止まらせていました。
お互いに無言。
クーラーのうなる音。
このまま、動かずにい続けるのかと思いました。
麻美の手首って、こんなに細かったっけ?
なんてアホな事を考えながら、時間が過ぎるのをただ待っていました。
どれくらい時間が過ぎたのか、或いはほんの数瞬だったのか、覚えていません。
不意に、麻美が口を開きました。
「…兄貴、手、痛い…」
「ご、ごめん」
反射的に手を離し、謝っていました。
すると麻美は振り返り、俺の目を見ずに俯いたまま、こう言いました。
「…見たいの?それとも、…イキオイ?」
イキオイで言ったのかって事でしょう。
俺の本能は爆発寸前。
イキオイでもなんでもいいから、ただ妹とのタブーを考えているだけ。
もう一押し。
「見たい。そしたら、俺が反応するのかどうか分かるだろ?」
この後に及んでなんて言い訳がましい俺!しかし、これが功をそうします。
「…分かったよ。見るだけだかんね」
おそらく、俺に男を感じて怖くなっているのでしょう。
逆らっちゃ駄目だと言い聞かせている顔です。
麻美は、おとなしくベッドに戻り、膝を合わせて座ります。
やった!やった!まるで、中学生のように心中ではしゃぎ、外見は努めて冷静に、麻美の前の床に、俺は座りました。
「早く見せてみろよ」
ぶっきらぼうに言う俺の言葉にビクッと体を反応させ、オズオズとスカートの裾を持ち上げていきます。
見えた!
ブラと合わせた青と白のチェック模様のパンツが、今はハッキリと見えます。
恥ずかしそうに俯いたまま、麻美は言いました。
「もういいでしょ…。恥ずかしいんだぞ…」
一度火の点いた俺が、ここで終わらせるはずがありません。
またも冷静に、言い放ちます。
「足開かないと、よく見えないよ」
麻美は、またも体を震わせました。
俺が言った後、麻美はしばらく動きませんでしたが、観念したのか、
「ほらっ!」
と言ったかと思うと、一気に足を開きました。
昔から普通の兄妹だと思っていた二人だけに、この異常な時間は、最高のスリルと興奮で満たされていました。
背徳感なんてものは、ありません。
あるのは、スリルと興奮だけです。
足を開いた麻美は、一層恥ずかしさが増したらしく、持ち上げたスカートの向こうに、顔が隠れています。
俺の目の前には、麻美の股間がストレートにありました。
汗ばんだ両足は程良く締まっていて、我が妹ながら惚れボレする程見事です。
その両足の中央に位置する青と白のチェック模様のパンツは、全体的に湿っぽく見えます。
おそらく、汗でしょう。
たっぷりと3分間は見たでしょうか。
しばらくすると、麻美が体勢を変えずにこう言いました。
「…もういいでしょ!…恥ずかしいよぅ…」
もうそろそろいいだろう。
兄としての立場。
そして、妹を虐げてしまっている自分の行動を考え、理性を集中動員させ、男の本能を鎮めました。「もういいぞ。閉じろよ」
勝手な言い方でしたが、麻美はそれに従いました。
すぐに足を閉じると、俯いたまま小さくなっていました。
俺もバツが悪いので、レポートを再開するふりをしました。
「着替えるなら着替えてこいよ。父さんと母さんには言うなよ」
口止めだけしたものの、落ち着かないまま沈黙が流れました。
すると、麻美は静かな口調で、言いました。
「兄貴のも見せてよ。反応を見るために、アタシのを見たんでしょ?」
妹を女として見てしまった俺がいけないのか、兄とは言え男の部屋で無防備な姿を晒した妹がいけないのか、ここまできたら分かりません。
「アタシだけ見せるなんて、兄貴ずるいぞ!約束通り見せろよ!」
「うるせぇ!大体、お前が俺の部屋でスカートをまくるのがいけねぇんだろ!」
「まくるなんて言い方すんな!アタシはただ涼んでただけだ!」
「何を…」
「それに、兄貴がふっかけてきたんじゃないか!約束守れ!」
形勢逆転。
麻美の口が俺より強いことが判明。
渋々言葉を受け入れ、麻美の前に立つ。
幸か不幸か、上下スウェットの俺は、見せることはたやすい。
「いいか?見るだけだかんな」
さっきの麻美と同じような事を言って、おもむろにスウェットのゴム部分をズリ下ろしました。
「ち、ちょっと兄貴!…うわっ!」
まさか生で見せられるとは思ってなかったらしく、突然見せられて視線を動かせなかったようです。
「兄貴のアホ!」
逃げるようにして部屋を出た麻美は、一目散に自分の部屋に逃げ込んだ様子。
…よかったぁ。さっきのケンカのテンションで萎えしぼんでて。
これ以来、麻美は俺の部屋で涼みに来ることは無くなりましたけど。
麻美のパンツを見てから、既に3日が経っていました。
心臓が止まる思いで時間を過ごしていましたが、麻美は両親に言っていないらしく、何事もなく過ごしていました。
麻美の方はと言えば、これまでとそんなに変わらない態度でしたが、時々思い出すのか、俺と二人きりになることは避けているようでした。
その日は、俺一人で家にいました。
両親は出かけていて、麻美は夏休みだというのに学校に行っています。
俺は、まだレポートが終わっていなかったので、必死になって終わらせようと奮闘中。
朝から飯も食わずにやってたせいか、お昼を過ぎ、3時には、ほぼ完成に近い状態にすることができました。
さぁ、最後のふんばり!
…しかし、そう簡単に終わらせる筈がありません。
「しまった!ここは、図書館に行かねぇと分かんないよ…」
そうなんです。
必要な資料が出てきてしまったんです。
仕方無く、車で図書館に向かいます。
車は両親のおさがりで、軽自動車です。
…何とかレポートも終わらせて、やっと家に帰ります。
車で帰っている途中、突然雨が降ってきました。
雨が強すぎて、ワイパーの意味も無いくらいです。
そんな中をおっかなびっくり進んでいくと、歩道側を動く人影に見覚えのある形が。
今から思えば、俺もよく発見しましたが、それは雨の中を傘もささずに、小走りになっている麻美でした。
麻美も、見覚えのある車が近くに来たので、止まって確認してから、走ってこちらに向かってきました。
急いで助手席側を開けてやると、もの凄い早さで乗り込んできました。
「助かった!家までズブ濡れで帰るのかと思ったよ!」
丁度、後部座席にタオルが乗っていたので、それを渡してやりました。
「サンキュ!」
俺はゆっくりとアクセルを踏み、視界の端に写る麻美の行動を見ていました。
顔や手を拭いた後は、ブラウスのリボンを外し、第一ボタンを外して鎖骨のところを拭きだしたんです。
チラっとブラの肩紐が。
どきーん、どきどきーん。
またも、妹の体に女を感じる瞬間。
色はオレンジ。
…オレンジ?すると…
「何で傘もたねぇんだよ」
「朝なんてカラカラだったじゃん。だから、持たずに出ちゃったからさ」
会話をするふりをして、顔を向けて声をかけました。
やたっ!やっぱり透けてる!
ブラウスの下のブラが、雨に濡れたせいでクッキリと見えちゃってます!
またも、見れた…。
あのパンツを見た時から、麻美を女として見てしまう事が多くなっていた為、見えた事が嬉しくなってしまいます。
突然、昼飯も食っていない俺の腹が鳴りました。
ぐ?っ。
すると、麻美はワンテンポ遅れた後、爆笑していました。
なんか腹のたった俺は、ブスっとして黙りました。
笑ったことは気にせず、麻美はこう言ってきました。
「兄貴のおごりで、ファミレスにでも行く?」
何でよ!と怒りそうになって、待てよと考え直しました。
ファミレスで、濡れたブラウスのままいれば、周りの客から視姦されるのを見られるかも・・・。
本人からの申し出、断る理由は無し。
「一品だけだかんな」
そのままで、近くのファミレスへと向かいました。
あぁ、鬼畜な兄だ。
なんて思いながら、ファミレスに到着。
まだ降り続く雨を避けながら店に入り、適当な席に着きました。
思った通り、麻美のブラウスは透けたまま。クッキリとブラが見えています。
「兄貴はなんにすんの?アタシはこれね!」
…なんか、あまり恥ずかしさを感じてないみたい。
期待はずれ。
…注文を済ませ、麻美は携帯の状態を確認していました。
俺は、周りの客を見ました。
雨だと言うのに、ある程度席は埋まっています。
その中の何人かの男たちが、チラチラと麻美を見ていました。
やっぱり、透けているブラが気になる様子。
料理が来てから、それとなく麻美に言ってみました。
「おい、なんか、透けてるのが気になる男が、何人かいるぞ」
「へっ?」
「ブラだよ。…ほら、向こうのやつなんか、ニヤけてるよ」
「…えっ…」
急に、麻美の態度が変わりました。
今までは見られていることに意識が向いていなかったのに、自覚したら恥ずかしくなったてきみたいです。
なんだか勝った気分になり、なに食わぬ顔で、平然と食事を始める俺。
しかし、麻美はそうはいかないようです。
「兄貴、なんか、みんなが見てる気がするよ…」
どうやら麻美は、羞恥を感じ始めた様子。
ビンゴ!
俺が食ってる間も、そわそわして気が気じゃないみたい。
「俺がおごるんだから、早く食べろよ」
「…う、うん…」
何だコイツ、Mの素質有りか?!
鬼畜な俺を自覚しながら、一人で興奮していました。
ここで俺は更に、追い打ちをかけます。
「そんなに気になるなら、トイレでブラ取って来いよ」
驚く麻美。
「何言ってんの!できるわけ無いじゃん!」
小声で抵抗する麻美は、俺に詰め寄ります。
しかし、今回は強気に出る俺。
「気になるんだろ?ブラが見えなくなったら、あいつらも見なくなるんじゃないの?それに、ブラを
取っても透けて見えないよ。服、乾いてきてんじゃん」
実際、麻美のブラウスは乾いてきていて、ブラの色しか判別出来ないくらいです。
さぁ、俺の言葉にどうでる、麻美よ!
モジモジと身をよじらせたかと思うと、いきなり立ち上がった麻美は、まっすぐに鞄を持ってトイレに向かった!
ビンゴ!Wビンゴ!
勝ち誇った気分の俺は、一気に残りの飯を片づけ、余裕の態度で麻美を待っていました。
麻美を待っている間に、さっきの男達の殆どが帰り、入ってきた時と打って変わって、店内は閑散としていきました。
しばらくすると、羞恥に頬を染めた麻美が、鞄と両手で胸を隠しながら戻ってきました。
取ったのか?取ってないのか?
席に着いた麻美は、そわそわしながら、残っている食事を片づけます。
周りの視線が気になるらしく、しきりに左右を見ながら食べています。
「落ち着いて食えよ」
「…うん」
その瞬間を見逃しませんでした。
うっすら透けた、麻美の乳首!
ヤッターヤッターヤッター!!!ちゃんと取ってんじゃないの!!
それから30分間は、妹の羞恥姿を見ていました。
恥ずかしさで染まる頬。
バレるかもというおびえから、早まる息づかい。
スリルを感じ、潤む瞳。
そのどれもが、俺を鬼畜な兄にしていきました。
1時間後には雨も止み、無事に帰宅しました。
助手席で落ち着かない麻美の、胸のところにあった二つのポッチ、あれは乳首でしょう。
…勃ってたな。
いつしか、妄想は俺を鬼畜な獣にしていきました。
そして、麻美の事を女として見るようになったんです。
俺は、何故に麻美を女として見るようになったのか?最近、それを考えます。
…やっぱり、俺が近親相姦に目覚めたのか?いや、姦はまだだ。
確かに麻美はかわいい。
芸能人の藤本綾に似てるし、性格がサバサバしているのが、俺好み。
…好み?すると、俺は気づかない内に、既に麻美を女として見ていたのか?!
…なーんて、アホな兄の回想はこの辺にして、本題にうつります。
今日は、麻美の買い物に付き合う日のお話。
夏休みに入ってからは、麻美も部活と買い物の二つしかスケジュールが無いらしく、部活が無い日は、決まって俺がかり出されました。
かり出される理由は、車と、麻美の資金力が強い(働き者の麻美は、バイトで月10万以上稼いでる)ということ、そして俺のセンスの良さにあります。
麻美は、お世辞にもセンスの良さはありません。
それを見るに見かねた俺が、部屋の内装から服まで、フルコーディネイトしてるんです。
なので、特に服を買うときは、俺、出陣です。
今日の買い物は、夏用の服と、水着を買う予定です。
最近は鬼畜な兄でも、やっぱりセンスを問われる事になると、真面目に考えます。
さて、家を出発して、目的地のデパートに着きました。
服飾売場へ向けて、GO!
「兄貴、これはどう?」
「それよりはこれだろ?着回しがきくじゃん」
「そっかぁ。じゃっ、これ!」
…買い物は順調です。麻美も何点かに絞り込みができたようで、最終的には試着を残すのみとなりました。
「じゃっ、そろそろ試着をするか」
「うん」
二人で、いつも使っている試着室へと向かいます。
しかし、そこは既に使われていて、まだかかりそうです。
「どうする?」
「うーん…あ!兄貴、あそこ空いてるよ」
そこは、フロアとは少し離れた場所で、目立たない位置にありました。そして・・・。
「あれ。使用禁止って張り紙がされてるよ、兄貴」
「ほんとだ。…あぁ、閉めてもすぐ開いちゃうんだ。壊れてるな」
扉が壊れているようで、閉めてもすぐに開いてしまうんです。
「早く帰んないと、バイトが…」
麻美のバイトの時間まで、間に合いそうもないらしいです。
「なら、俺が押さえててやるから、中で試着しちゃえよ」
「えっ」
「時間、無いんだろ?」
「…うん、そうする」
ブラボーッ!エクセレンッツ!
麻美が試着する側にいられるなんて、至福の極み!
早速、中に麻美を入れ、扉を片手で押さえました。途中、店員が来ましたが、中で試着してるので、押さえてると言うと、すんなり引き下がりました。
…よし、俺の思惑通り。
実は、試着するときに、新たな羞恥責めをやろうと、画策中だったんです。
使用禁止の試着室があったのは、嬉しい誤算でした。
さて、羞恥責め開始。
俺はまず、麻美がある程度服を脱ぐまで待ちました。
試着室の中から聞こえてくる、衣擦れの音。
たまらん!あーたまらん!
中を覗いたらさすがに麻美もキレると思うので、それはできません。
しかし、・・・。
「最近、試着室の中に盗撮用のカメラがあるらしいぞ。それらしいの、あるか?」
「えーっ?!」
慌ててカメラを探している様子。
…そう、言葉責めです。
「…うん、無いみたい」
安心したのか、また衣擦れの音。
「最近、多いらしいから気をつけないとな」
「…うん。…」
おっとー?!
何だ、今の[溜め]わーっ?!
まさか、既にMとして目覚めているのか?!
どうかなぁ…。
しばらくすると、中から麻美の声が。
「いいよー」
着終えたら、いつも俺がチェックするので、その合図です。
ふつうに、開けました。
中には、更にかわいくなった麻美がいました。
…可愛すぎるっ!どうしよう、麻美にハマリかけている俺がいる。
いや、自覚するのが遅かっただけか?
「どう?大丈夫かな?」
俺、冷静なフリ。
「いや、ちょっと…お前、胸でかくなったか?」
「何処見てんだ、変態!」
「それに、ウェストも細くなったよな。3サイズ、いくつだ?」
明らかに、恥ずかしがっています。
「いやー、良い女になってきたよなーって思ってさ。…変か?」
「いや、その…ありがと」
照れるのもまた可愛すぎっ!
…しかし、これだけで終わらせるつもりはありません…。
麻美は、照れたままです。
その時、俺は一つの作戦に出ます。
「サイズがわかんねえよなぁ・・・」
麻美はハッと顔を上げ、こう訊きます。
「これでいいんじゃん?サイズは、後から躰に合わせるし」
・・・それじゃ駄目なんだよう!
作戦がうまくいかなくなるんだよう!
「駄目だ!せっかく選んでるんだから、サイズもきちんと合わせろ!」
「・・・うん、分かったけどさ・・・」
まずいな。さっさと仕上げに掛かってしまわないと・・・。
その後、俺は麻美に、同じデザインのサイズ違いの服を上下とも手渡し、俺が押さえながら、試着室で着替えて貰いました。
・・・どうしよう。
これで終わったら、元も子もない。
その時、俺の目の前にあるハンガーに、一つのアイテムが掛かっていました。
・・・これだ。
これで、もう少し時間を延ばせれば・・・。
手が届く距離にあったことを感謝し、扉を押さえたまま、それを手に取りました。
「兄貴ー、もういいよー」
着替え完了!
次の作戦だ!
扉を押さえていた手を離し、扉を開けました。
サイズがぴったり合えば、また一段と可愛い!
「どうかな?」
「いいっ!」
俺がそれを言ったら、それは買うことになります。
「よし、この上下ね」
試着室の中の鏡を使って、自分の姿を鏡に映し、最終的な確認をとっています。
「それじゃ脱ぐから、また閉めてよ」
チャンス到来!!
「なあなあ、お前さ、今度の日曜日に泳ぎに行くって言ってたよな」
「ん?あぁ、言ってた。そうだ!水着も買わなきゃ!」
「ほら、これなんかどうよ?丁度目の前にあってさ、どうかなと思ったんだけど」
麻美に手渡します。
軽く眺めてから、うんうんと頷きます。
「いいね。試着しよっかな」
よーーーし、よし、よし、よーーーーし!
またも扉を押さえながら、麻美が試着を終えるのを待ちます。
・・・うまくいくと良いんだけど。
「兄貴ー、いいよー」
水着の試着。
店によっては試着が出来ないところもありますが、この店は以前に試着をさせて貰ったので、出来ることを知っています。
けど、水着の試着をするときは、ルールが一つだけあります。
それは、下着を着けたままで試着を行わなくてはならないんです。
知るカー!
今はそれどころじゃないんだよ!
麻美とのファンタジーが待ってるんだ!
・・・などと、かなりのイッちゃった妄想に心が動き、すでに尋常な精神状態ではない俺が考えたのは、麻美を、どうしても辱めたいだけ。
・・・こう書くと、もの凄い鬼畜な行為ですねぇ・・・。
・・・麻美の言葉に、すぐに行動に移っていました。
扉の向こうにいた麻美は、俺を殺すナイフでした。
・・・・・・何だ、その胸は?!
俺、聞いてないぞ?!
振り向いただけでプルンプルンと揺れるなんて!
でも、・・・やっぱりな。
「どう?似合う?」
ふざけてキャンギャル風なポーズをとり、
「どう?」
としきりに訊いてきます。
ここで、次の作戦。
・・・最終段階。
「・・・お前さ、どうして下着を着けたまま試着してるの?」
「へっ?何で?こうじゃなきゃ駄目ジャン。怒られちゃうよ」
「そうじゃなくて。これは、買うことはもう決めてるんだからさ。お前のサイズにもピッタリっぽいし」
「・・・だから?」
「必ず買うけど、躰のラインを綺麗に確認してからじゃないと、決められないよ」
「???どうするの?」
「下着は取れ」
「えーっ?!」
「取らなきゃ見えないだろっ!」
言ってることが、そろそろ明確じゃなくなってきました。
頑張れ、俺!
「・・・だから、チェックするのは俺なんだから、最後まで責任持ってコーディネイトしたいわけよ」
もっともらしい言い訳に、麻美は困惑気味。
「・・・でも・・・」
「ここなら人もそんなに来ないし、どうせなら全部見せてくれないかなぁ」
「・・・いいけどさぁ・・・」
勝った!勝ったぞ!
麻美は頬を染めながら、試着室に戻りました。
・・・さぁ、これからが最終段階だ。
「兄きぃ・・・。いいよ」
声の調子が少し違うことを、俺は知っていました。
・・・絶対に、Mの素質があるんだ・・・。
妄想を早く現実にさせたくて、脳味噌がウニになっています。
開けたよ!
扉を開けたさ!
「・・・恥ずかしいから、あんまり大きく開けんなよ・・・」
眉間に皺を寄せて、羞恥に耐えている様子。
「・・・どう?・・・なぁ・・・」
あああああああああっ!
俺って、天才!
そして強運の持ち主!
だって、だってさ!
麻美の水着、セパレートタイプを選んだんだけど、こいつ、胸の所のサポータの意味がないくらい、乳首のポッチが浮き上がってるんですよ!
そして、パンツ!
腿の部分まで裾がある、最近流行のデザインですが、色をグレイで選んで正解!
股間の所に、うっすら沁みが出ていることを発見!
汗なのか、それとも別のモノなのか、それは麻美しか知らない・・・。
そんなに兄を喜ばしてどうするんだよ?!
「・・・ねぇ!どう?」
そろそろ、許してやりましょうか。
「いいっ!」
結局、麻美のバイトの時間には間に合いました。ギリギリ。
俺の収穫は、麻美の羞恥姿と・・・。
それ以外にも、大きな収穫が一つ。
・・・麻美が支払いを終えたときに、袋の中の水着をチェックしたところ、水着の股間部分にヌルヌルとした大量の液体を発見。
・・・もっと、羞恥に晒さないと・・・。
俺の鬼畜ぶりが、どんどん酷いモノになっていくのを感じていました。
麻美から突然、クラスメイトとやらを紹介されたのです。
その娘は、麻美と同じ17歳でした。
顔立ちは柔和な顔立ちで、どちらかというと和風テイストたっぷり。
身長は麻美よりも低く、どちらかと言えば、この娘の方が[妹]と言えるような雰囲気を持っています。
いつものように本を読みながらコーヒーを飲んでいると、外から麻美がノックをする音。
「兄貴?。いい?」
クーラーの一件からこの部屋には一人で入ってこようとしなかった麻美が、いったいどういう風の吹き回し?
不思議に感じながら、ドアに向かって一言。
「おう」
ドアは開いて、麻美がそこに立っていました。
それともう一人。
「あのさ、彼女、私のクラスの娘なんだけど、兄貴のことを紹介してくれって頼まれてさ」
成る程、そういうことか。
麻美の後ろに、小さくなってはいるモノの、笑顔で照れ笑いを浮かべています。
「なんか、前に兄貴のことを見かけたんだって。それで、ウチの兄貴だって事が分かって紹介してくれってことになったの」
「そうなんだ。ま、取りあえず入れよ」
「うん。あ、アタシ、飲み物でも入れてくるよ。じゃ、兄貴、しばらくよろしくね」
「?・・・おう」
麻美は、後輩の娘を俺の部屋に入れると、階下に向かいました。
その後輩の娘は、俺の部屋に入ると、頭を下げて自己紹介を始めます。
「こ、こんにちは。あの、瞳って言います」
照れながらも、しっかりと俺のことを見ているので、どうやら一目惚れの類ではなさそうです。
「その辺、散らかってるけど適当に座ってよ」
瞳ちゃんは、はい、と言って散らばっていた本を脇に重ね、空いたところへ腰を下ろしました。
「で、どうして俺を?」
手元のコーヒーを取り、口に運びます。
その時、瞳ちゃんが一言。
「私の、ご主人様になっていただきたくて・・・」
コーヒー、ぶーーーーーー。
「私、前に見ちゃったんです。近くのデパートで、お兄さんが・・・その、麻美さんにイヤらしいことをしているのを・・・」
たまたま買い物に来ていた瞳ちゃんは、俺と服を買いに来ていた麻美を見つけ、声を掛けようとしたそうです。
しかし、恋人同士だったら邪魔をしちゃ悪いと思い、声を掛けずにその場を通り過ぎたそうです。
しばらくして売り場を戻ってきたとき、壊れている試着室で、俺が扉を押さえながら着替えている麻美を発見。
アツイ関係だなぁと、少々羨ましく思った様子。
それを、見つからないように遠巻きに見ていると、少し様子がおかしいことに気付く。
何がおかしいのかは分からなくて、それでも見ていると、どうやら妹の羞恥に染まった顔で『イヤらしいこと』をしていると判断。
しかし、直接何かをされている風でもなく、どうしてそんな顔をしているのかも分からなかったそうです。
すると、直感的に俺の存在に気付いたそうです。
この人に、されているんだ。
俺の目を捉え、そこを覗き込んだとき、立ったままイッてしまったんだそうです。
その時、確信。
私、この人に束縛されたい。
窓の外を眺め、ふーっとため息一つ。
・・・マジか?・・・本気か?・・・正気か?
どうやら、麻美と二人でデパートに買い物に行ったときのことを目撃されたようです。
・・・しかし、幾ら何でも「この人に束縛されたい」っていうのはアリなのか?
そもそも、何故に俺の事が麻美から伝わったのか?
「・・・どうやって、俺のことを調べたの?」
すると、カバンの中から取り出したモノ一つ。
「私、いつでもデジカメを持ってるんです」
・・・成る程。
・・・って、ヤバクないか、この娘?!
俺が露骨にイヤな顔をしたためか、瞳ちゃんは慌てます。
「違います!別に、ストーカーとかじゃないんです。
・・・写真部なんで、常に持っているんです」
なんだ、そういうことか。
・・・でも、分からないな。
「どうして、俺に束縛されたいって思ったの?」
「・・・私、小さい頃からHな子でした。Hな事を知る前に、誰かに支配される事を望んでいました」
ふむふむ。
・・・処女?!
「Hはまだですけど、私を支配していただけるのなら、自由にしてくれていいんです。・・・私を支配してくれませんか?」
・・・そりゃぁ、嬉しいけどよぉ!
幾ら何でも、唐突すぎてわかんねぇよ!
そこで俺が悩んでいると、無言でいることを拒否と感じたのか、瞳ちゃんは強引な行動に出ました。「・・・分かりました。なら、これを見てください」
おもむろに立ち上がった瞳ちゃんは、いきなりスカートを捲り上げました。
・・・有るべき筈の恥毛は無く、そこはまるで幼女のように、綺麗に剃毛されていました。
「お待たせ?!コーヒーだよ?」
麻美が、やっとコーヒーを持ってきました。
瞳ちゃんは素早く座り直し、何事も無かったようにコーヒーを受け取ります。
・・・バージン?・・・ノーパン?・・・パイパン?
今までに起こらなかったことが、たった今連続で起きたので、混乱を来している『兄の頭脳』は、もうショート寸前。
そんなに良いとこ取りの娘が、どうして俺なんかに?
いや、理由は言ってたよな。
要するに、俺が瞳ちゃんを支配すれば、彼女は満足するわけだ。
・・・俺でいいのかよ!
悩みに悩んだ末、心を決めました。
麻美を呼びます。
「なぁ、これで茶菓子でも買ってこいよ」
「え?お菓子?いいよ」
麻美は、何も知らずに俺から金を取り、可愛らしい笑顔で
「行って来るね」
と言い残し、買い物に出かけていきました。
・・・しばらく、沈黙。
瞳ちゃんが、最初に喋り始めました。
「・・・あの・・・駄目ですか?」
俺、即答!
「いいよ。ただ、条件がある」
相当、俺に執着しているらしく、許可された瞬間に目を輝かせながら、
「何ですか?」
と訊いてきました。
「まず、俺と二人だけの時は、『お兄ちゃん』と呼ぶこと。いい?」
無言で頷く瞳ちゃん。
「次に、麻美との事には、全て協力すること。全てだよ?」
これにも、頷きます。
「じゃあ、最後の一つ。俺への服従の意志を見せて貰うために、麻美が帰ってくるまでに、口と手で俺をイかせてみせたら、支配してやるよ」
言いながら、スウェットのゴム部分を両手で下ろし、イチモツを出します。
初めて見る本物に、瞳ちゃんは目をランランと輝かせています。
「フェラ・・・していいんですか?」
「でなきゃ、どうやって俺をイかせるんだ?」
急に潤んだ目になった瞳ちゃんは、
「はい」
とだけ言うと、俺の股間に顔をうずめに来ました。
・・・俺の中の黒い欲望の渦が、次第に形になり始めていました。
「ん・・・ん・・・ふっ、ん、ん・・・」
瞳ちゃんは、俺の股間に顔をうずめ、必死に舐めしゃぶっています。
イチモツの全てを飲み込むことは、幾ら何でも最初からは無理なようで、亀頭の部分を口に含み、竿部分を右手でしごきながら、左手で袋を刺激してきます。
・・・プロ並みだよ、このテクは。
ジュプ、ジュプ、とイヤらしい水音をさせながら、必死に行為に励む瞳ちゃん。
ディープスロートが出来ないだけで、必死に勉強したのか、あらゆるテクニックを駆使してきます。
尿道口を舌先でチョロチョロしてきたり、亀頭をカポッとくわえ込んだと思うと、口の中で小さな舌を縦横無尽に動かしたり。
竿をしごく手も、勢いをつけたり、優しくしたりと、緩急自在。
・・・ホントに処女か?
フェラさせながら、色んな事を訊きました。
まず、瞳ちゃんは麻美のことも気になるそうです。
バイセクシャルだと言っているので、それは信じてもよさそうです。
なので、俺が麻美との事を言ったときも、頷いたわけですね。
・・・いい協力者を手に入れたかも・・・。
そして、俺を支配者に選んだ理由。
麻美が気になる瞳ちゃんなので、デパートで俺を見つけたときに、この人しかいないと思ったんだそう。
・・・いまいち信用しづらい理由ではあるけれど、嘘でも無いように聞こえるので、信じていて良さそうです。
瞳ちゃんにしゃぶられながら、彼女の胸をまさぐります。
ブラウスの上から、やわやわと。
さすがに下はノーパンでも、上はブラウスから見えそうなので、ブラは着ています。
乳首に当たるところを、俺の指が細かく振動。
「ん!・・・っはぁっ、」
くわえながらも喘ぐ瞳ちゃんは、既に濡れています。
自分でクリをいじりだしたようで、クチュクチュイヤらしい音が聞こえてきます。
オナニーはよくするようで、今日も俺に会いにウチに来るまでに、駅のトイレで2回もイッたそうです。そのたびに麻美に心配されたらしく、状態を隠すのが、結構辛かったみたいです。
フェラのテクニックについては、いつも練習していたそうです。
一本百円くらいの魚肉ソーセージを買ってきて、それを丹念に舐めしゃぶる・・・。
想像しただけでたまらなくなるほど淫媚ですが、それだけHなことに興味があることが分かります。
いつか、自分を支配してくれる人への、最高のもてなしを、体得しておきたかったそうです。
・・・凄い娘だ・・・。
「ふ・・・ふ・・・んんんっ!!!!」
先に、瞳ちゃんがイッてしまったようです。
全身が小刻みに震えたかと思うと、
グッと強張り、目を閉じたまま、ブルブルと震えたのです。
「俺はまだだぞ。早く続けろよ」
くわえたままイッてしまった瞳ちゃんは、動きがストップしていました。
俺に促され、動きを再開します。
・・・それから、モノの一分もしない内に、瞳ちゃんの口内に、大量の精液を放出していました。
初めて口に出された割には、ゆっくりと時間を掛けて、飲み干してしまいました。
「・・・お兄ちゃん、美味しかったよ」
キューーーン。
まるで妹から言われたかのよう。
自分で頼んだことにも関わらず、いざ目の前にするとドキッとするね。
この後、麻美が帰ってきてからは普通におしゃべりをして、瞳ちゃんは帰っていきました。
・・・これから、瞳ちゃんがいれば、麻美はもっとイヤらしくなる。
鬼畜な兄、もっと度合いを深める。
麻美は、瞳ちゃんとは無二の親友らしいです。
しかし、瞳ちゃんが麻美を狙っている以上、親友と言えるのかどうか・・。
瞳ちゃんの気持ちを聞いてから、数日が経っていました。
あれから、何故か俺は瞳ちゃんに告白されたことになり、彼女という形で付き合うことになっていました。
・・・彼女としてかぁ・・・。悪い気はしないんだけど・・・。
瞳ちゃんの目的が、[彼氏]ではなくて[支配者]としての俺だからなぁ・・・。
まぁ、どうにかなるだろ。
さて、今回は三人でお出かけしたときの話です。
夏休みに入って中間にさしかかった頃、二人には「宿題」という壁が立ちはだかります。
俺は先にレポートを済ませて置いたので、かなり楽。
しかし、この二人は学生としては当然な、『最終日にまとめてやる』というスタンス。
それに気付いた俺が、妹を叱りつける気持ちで、
「宿題を見てやる」
と言いました。
最初は麻美一人だったんですが、何故か瞳ちゃんにも声をかけたらしく、いつの間にか三人に。
場所は、広くて飲み物がお代わり自由の、近くのファミレスということに。
そして、朝の九時に集合と相成ったわけです。
ファミレスに集合したとき、瞳ちゃんがまだ来ていませんでした。
麻美は
「あれ?先に出るって言ってたのに」
と言って、携帯から連絡をしていました。
俺から少し離れて連絡を取っている麻美をほっといて、タバコに火を点けました。
「アタシの前で吸うな!」
すばやい!
突然携帯を持ったまま走り寄り、まだ2ミリも吸っていないタバコを取り、地面にたたき付け、足で踏みつぶす。
わずか、0.7秒(当社測定値)の早技。
・・・格闘技でもさせたら、かなりの域にまで達するんじゃなかろうか・・・。
麻美は、大のタバコ嫌い。俺が吸おうモノなら、すぐに火を消させる程。
・・・しかし、俺の部屋に涼みには来ていたんだよなぁ・・・。
などと浸っている間に、麻美からはエライ剣幕で怒られている俺。
「アタシの前では吸うなって何度言ったら分かる!そんなに副流煙で周りの人間を殺したいか!」
「うるさいなぁ。早く電話でもしろよ」
「そうやって逃げようとす・・・あ!瞳?!」
急に電話が繋がったらしく、携帯を耳に付けて又も離れました。
やれやれ・・・。
さっきよりも離れて、タバコに火を付けようとしたら、またも麻美に捨てられました。
・・・ほんと、こいつは格闘技を学ぶべきだよな・・・。
15分遅れて、瞳ちゃん登場。
まだ朝の9時過ぎなので、そんなに人は入っていません。席は自由に選べました。
そして3人で店に入り、一番奥の席を陣取りました。
「アタシとこの娘はドリンクバーと、チョコケーキ。兄貴は決まった?」
「そうだなぁ・・・。じゃ、アメリカンとチョコクッキー」
「えーっ!チョコクッキーなんてあるの?!じゃ、それをあと二つ!」
麻美は、何故かファミレスが好きらしく、来ると誰よりもはしゃぎます。
「瞳ちゃんは、何か頼みたいモノ、無い?」
「いえ、大丈夫です」
一通りの注文を済ませ、早速、宿題に取りかかる御一行。
これからがつらいのでした。
なにせ、俺は宿題のことで訊かれることがない限り、座ってるだけなんです。
既に一時間が経過。
・・・暇だぁ・・・。
・・・俺の隣に座っている瞳ちゃんも、黙々と宿題を片づけている様子。
俺の前に座っている麻美も、一生懸命に数学(らしい)の宿題を片づけています。
ふと、瞳ちゃんの目が、チラチラと俺を見ているのに気付きました。
俺が視線を合わせると、ニコッと笑って、足を開きました。
俺の位置からは股間なんて見えませんが、それよりも衝撃的なモノが見えました。
ピンク色の細いコードが、太股にゴムベルトで止められた電池ボックス。
・・・ん?
・・・ん?
・・・。・・・・・・。
ローター?!
しかも、よく見るとスイッチ部分が「MAX」まで動いている。
・・・スイッチが入っている?!
瞳ちゃんの顔を見ると、俺がローターを確認したことに気付いたようで、またもニコッと笑いました。今度は、淫靡な笑いを。
「ここ、どうやって訳したらいいんですか?」
瞳ちゃんは、英語の教科書を俺の前に持ってきて、側まで寄ってきました。
「どこ?」
「ここです。長文って苦手で・・・」
そういいながら、瞳ちゃんの左手は、俺の股間に回ってきました。
・・・そういうことか。
俺は瞳ちゃんの手を振り払い、こう言いました。
「悪い、ちょっとトイレに行って来るよ。瞳ちゃんは?」
「え・・・じ、じゃ、私も行こうかな・・・」
「え?うん、分かった」
麻美は俺と瞳ちゃんに目もくれず、数学の問題に奮闘中。
それを後目に、二人でトイレの個室に移動・・・。
「んっ!!・・・んっ!!・・・はぁっ・・・!!!」
俺は、個室で瞳ちゃんの股間を弄り倒していました。
瞳ちゃんの背中を壁に向かせ、足を便器の縁に掛けさせて。
スカートを両手で持たせたまま、俺は右手で瞳ちゃんのアナルに指を突き立てます。
前から垂れてきた愛液が、アナルの指の滑りを潤滑にします。
ジュプジュプいいながら、俺の指を瞳ちゃんの括約筋が締め付けます。
「気持ちいいか?」
「は、はいっ・・・き、気持ちいいっ・・ですっ!!」
処女を貰うのは、まだです。今は、支配できるだけしておかないと。
さっき見たピンクのコードは、やっぱりピンクローターでした。
それは絆創膏でクリトリス部分に留められ、常に動き続けています。
今日の朝に遅れたのは、絆創膏でうまくローターが留まらなかったからということでした。
アナルは、瞳ちゃんが既に自分で開発していたようでした。
すんなり奥まで指が入ったときは、凄く興奮しました。
「あ・・あ・・あっあっ、あああああああああっ!!!」
・・・瞳ちゃんは、前よりも先に、後ろでイク事を見せてくれました・・・。
同時に帰ってきた俺と瞳ちゃんを不思議にも思わず、
麻美はまだ黙々と宿題を片づけていました。
・・・俺が指示を出したとおり、瞳ちゃんは麻美の隣の席につきました。
「麻美、いい?ここ、さっきやってたでしょ?どうやったら解ける?」
うまいです。
さりげなく、うまいです。
・・・トイレで、瞳ちゃんに出した指示は、・・・。
麻美を誘惑すること。
果たして、同性である瞳ちゃんが誘惑するのは難しいでしょうが、勝算はあります。
それは、瞳ちゃんが麻美を『狙っている』ということです。
それならば、色んな手段で麻美を狙うでしょう。
しばらくして、麻美の様子が変になってきました。
宿題を瞳ちゃんに教えているはずなのに、呼吸が荒いのです。
そして、顔も心なしか紅潮しているような・・・。
もうやってんのか?!
さりげなく下を覗こうにも、覗こうとする行為を見られたら、意味がありません。
そこで・・・。
「瞳ちゃん、さっきの問題なんだけどさ、ここ、見てくれる?」
「何処ですか?」
瞳ちゃんも分かったようで、両手を机の上に置きました。
・・・左手の薬指と人差し指。
・・・濡れている。
そして、陰毛らしきモノが一本・・・。
麻美は意識が飛んでいるらしく、瞳ちゃんが俺に指を見せているのに気が付きません。
呼吸を落ち着けることもせず、俯いたまま肩で喘いでいます。
「あ、ごめん。さっきの問題じゃないや。見つけたらまた教えるよ」
「はい、お願いします」
瞳ちゃんは、またも麻美への陵辱を開始したようです。
それまで呼吸を荒げていた麻美が、瞳ちゃんが体勢を元に戻したときに、躰をピクッと反応させたからです。
躰を瞳ちゃんの方向に傾け、瞳ちゃんの説明を聞くように、頷きを何度も返しています。
・・・感じているな・・・。
いいことを思いつきました。
「おい、麻美。さっき訊いてきたこの問題だけどさ・・・」
突然俺から声をかけられたことに驚いたようで、瞳ちゃんの手をはねのけながら振り向きます。
「な、何?」
「いや、ここなんだけど・・・」
瞳ちゃんも気付いた様子。
またも、麻美の側に躰を寄せてきました。
「どこですか?」
・・・またも弄りだしたんでしょう。
麻美の顔が、またもピクンと動きました。
俺は、ひたすらに麻美に説明をします。
その説明を聞き逃すまいと、必死に快感を隠して平常を装う麻美が居ます。
その麻美を、横から陵辱している瞳ちゃん。
その瞳ちゃんも、自らのクリトリスにローターをあてがっています。
普通に見えて、普通じゃない事態が、このテーブルで起こっていました。
しばらく続けていると、麻美の目が次第にうつろになっていきます。
・・・イキそうなんだな。
瞳ちゃんをみると、彼女もイキそうにしています。
俺のイチモツは、既に膨張しきっています。
手を下さずに、二人の女性をイカせる事ができる興奮に、俺は酔っていました。
麻美が、完全に眼を閉じました。
・・・そろそろだ。
呪文のように続く、数学の公式の説明。
それに演技で頷く麻美と瞳ちゃん。
しかし、彼女たちの頭を支配しているのは、快感。
それを知っている俺は、最高の支配欲から来る愉悦を味わっていました。
麻美が、声を押し殺したまま、全身を震わせました。
「・・・・はぁあああああっっ・・・!!!」
瞳ちゃんも、ほぼ同時でした。
「うっ・・・・うあぁぁぁぁぁっ!!」
・・・俺も、トランクスの中で、生まれて初めて、
何の外部刺激も受けずに射精をしていました。
「・・・な?こうすると答えが出るだろ?」
「そ、そうですね」
瞳ちゃんはかろうじて声を出しましたが、麻美は眼を閉じたままです。
しばらくすると、ゆっくりと立ち上がり、何も言わずにトイレに向かって歩いていきました。
瞳ちゃんは俺の顔を見て、喘ぎながら指を見せてくれました。
・・・白濁した、ドロリとした粘液。
相当激しく、かき回したんでしょう。
それを俺に見せた後、瞳ちゃんもトイレに向かいました。
俺は満足げに、堂々とタバコに火を点け、ふかしたのでした・・・。
それからは、一応普通に宿題を片づけ、お互いの帰路につきました。
帰りの車の中、麻美の雰囲気がいつもと違います。
・・・どうしたんだろう?
「おい、宿題で疲れたか?」
麻美は、黙って俺の肩に凭れてきました。
・・・・何?!なんなの?!
「兄貴さ、今日のこと、知ってたんでしょ・・・」
・・・ばれたか?!
車の中での沈黙。
静かに車が走る中、俺に凭れてきた麻美は、視線は前を向いたまま、俺の答えを待っています。
瞳ちゃんを使って、麻美に陵辱を繰り返したのが、俺の仕業なのか、と言うことを訊きたいのでしょう。
ばれることを考えに入れずに、欲望のみで突き進んだ結果なのでしょうか?
・・・最近は女性として見ていましたが、それでも妹は妹です。
どうしよう・・・。
どうしよう・・・。
すると、麻美はこう言ってきました。
「今日、アタシが瞳にナニされてるか、知ってたんでしょ?」
ああぁ!直球ストレート!
最悪の結果を出さないようにするには、どうすればいいのか・・・。
そればかりを考えて、心臓が早鐘を打つのが分からなくなっていました。
「瞳がしてきたこと・・・。お父さんとお母さんには、黙ってて欲しいんだ」
・・・。
・・・。
・・・・・・え?
「兄貴に見られたのはまだ耐えられるけど・・・。お父さんとお母さんには言えないよ・・・」
・・・ん?
・・・どういうこと?
一つ、賭けに出ます。
「何があったんだよ」
「・・・え?兄貴、見てないの?」
「だから、何をだよ」
「だから・・・アタシが瞳にされてたこと・・・」
「何をされたんだよ」
「え・・・それは・・・」
・・・はて。俺が何処かで絡んでいる様子もないぞ。
と言うことは、これは単純に、見たことを黙っていてくれ、っていう意思表示なのか?
「何をされたんだよ」
視線を俺に戻して、ちょっと俯く麻美。
・・・その表情も可愛い!
「・・・いや、あの・・・本当に見えてないの?」
「知らないよ。何かされてたなんて。何かされて困ってるんなら、俺が力になるぞ。相談してみろよ」
「えっと・・・いや、何も見えてないならいいんだよ」
ラッキー!!良かったっす!!
どうやら、俺が首謀者だと言うことを言おうとしてたわけじゃなさそうだ!
・・・ああ。焦った。
「そっか。でも、お前が困ってるんなら、俺も出来ることはするからな。あんまり一人で悩むなよ」
「・・・うん、ありがとう」
ついでに良い兄貴ぶりも発揮!
・・・いやー、俺ってつくづく運がいい・・・。
家に着いた俺と麻美は、それぞれの部屋に向かいました。
部屋に入り、クーラーを点けて、携帯から瞳ちゃんに連絡を入れます。
「もしもし?」
「はい、あ!お兄ちゃん?」
電話でも、あの愛らしい声は生きています。
「そうだ。あのな、今日、ファミレスでのこと、麻美に何か言ったか?」
「いえ、何も。ただ、『気持ちよかった?』って訊きましたけど・・・」
・・・『気持ちよかった?』と言うことは、麻美が瞳ちゃんを確信犯として受け止めてるのは間違いないだろうな・・・。
「それで、何か言ってたのか?」
「はい。小さな声で、『・・・うん』ってだけ返事してました」
やたーーーーーーっ!!!やたーーーーーーっ!!!やたーーーーーーっ!!!
あいつ、レズにも目覚めやがったーーーーーっ!!!
「よし、なら、頼みたいことがある。今夜、ウチに泊まりに来られるか?」
「今夜ですか?お兄ちゃんの頼みなら、いいですよ」
「じゃあ、今夜の8時に、ウチの近所のコンビニで。ちょっと、買うものがあるからな・・・」
瞳ちゃんと今夜の陵辱を打ち合わせてから、電話を切りました。
「こんばんはーっ」
8時にコンビニに迎えに行って、連れてきた瞳ちゃん。
愛くるしい顔、小柄な体型、優しそうな声、小柄な割には整ったスタイル。
・・・ほんと、普通に見れば、とんでもなく俺には勿体ない位の美少女です。
そりゃ、ウチの麻美だって負けてはいませんが、麻美と瞳ちゃんではタイプが全く違います。
ハキハキとした男の子っぽい美少女が麻美なら、女の子らしい可愛さが、嫌みにならない程度に整っている瞳ちゃん。
・・・どっちも俺の近くに有るモノで、かなりの贅沢であることには間違いない・・・。
世の男達を、かなりの確率で敵に回すだろうな・・・。
「あら、いらっしゃい、瞳ちゃん。もう、彼女にしてもらったの?」
ウチの母親には、何故か初回から好評な瞳ちゃん。
おそらく、麻美とは違って娘らしい所が母性をくすぐるのでしょう。
「はい、ちゃんとお兄ちゃんにはいい返事を貰いました」
慌てて瞳ちゃんの口を押さえる俺!
「お兄ちゃん?」
訝しむ母親。
「いや、昔からお兄ちゃんが欲しかったらしいんだ。だから、俺を呼ぶときは、こう呼んでるんだよね」俺に口を押さえられながら、母親の顔を見て笑顔でコクコク頷く瞳ちゃん。
「あら、そうなの?こんなのがお兄ちゃんでいいの?」
俺の手から解放されて。
「はい、とてもいいお兄ちゃんです」
速攻で部屋へと拉致!
「あらあらあら・・・瞳ちゃーん、ごゆっくりねぇ?」
・・・小柄な女の子でも、抱えて全力疾走はきつい・・・。
ハァハァハァハァ息をついている俺の側で、キョトンとしている瞳ちゃん。
「どうして急いで部屋に来たの、お兄ちゃん?」
「・・・母親の・・・側では・・・言わない方がいいと・・・思うな・・・」
「うん、分かったよ、お兄ちゃん」
・・・さて。
今回の陵辱作戦は、凄く厳しい状況にあります。
先ほどの母親の目を盗みながら、進行させていかないといけません。
そして、麻美は今、バイトから帰ってくるところ。
・・・おそらく、20分くらいで帰宅するでしょう。
それまでに、準備だ!!
瞳ちゃんと二人で、着々と準備を進めていきます・・・。
「ただいまぁ?」
麻美、帰宅。
昼間の宿題が終わってからのバイトですから、ハードだったでしょう。
ま、コンビニで3時間ほどレジ打ちですから、言うほどきつくもないでしょうが・・・。
「おかえり!麻美!」
「えっ、瞳、どうしたの?」
突然現れた瞳ちゃんに、ビックリしている様子。
「俺が電話を受けたんだよ。宿題の残りを、片づけたいからって」
「・・・駄目かな?」
麻美の顔を覗き込む瞳ちゃん。
その顔は、昼間の淫靡な顔、そのものです。
それを思い出したのか、カーッと頬を染め、俯いてしまいました。
「そうしろよ。早めに宿題を片づけて置いた方が、夏休みもゆっくり出来るだろ?」
「・・・うん、分かったよ。じゃ、瞳、部屋に行こう」
二人は、部屋へと入っていきました・・・。
俺は部屋に入り、机に向かいます。
引き出しを引くと、小さいイヤホンと、それに繋がっている受信装置。
・・・そう。
今回は、盗聴です。
・・・高かった・・・。まさか、こんな事に使うとは思ってなかったけど・・・。
しかし、値段に見合う、感度良好状態。
耳にはめ込むと、麻美の部屋に設置した盗聴装置から、クリアーな音が聞こえてきます。
・・・やっぱり、瞳ちゃんを呼んだのは正解だった・・・。
『瞳・・・家ではマズイよ・・・』
『平気だよ・・・だって、昼間はあんなに感じてたでしょ・・・』
『あれは・・・。あの場から動けなくて・・・』
『じゃあ、どうしてあんなに濡れてたの?・・・私の指をドロドロにさせてたじゃない』
『あれは・・・』
よし!よしよしよし!
瞳ちゃん、何をしてるのか分かんないけど、麻美を言葉責めにしています!
さて、俺は俺で準備をしなければ・・・。
先に風呂に入り、待っています。
湯船につかりながら待ちます。
・・・今度は、二人が風呂に入ってくるのを待つ作戦です。
先に入っているのに、それに気付かずに入ってくる麻美と瞳ちゃん・・・。
これだけエロな行為を楽しんでいるにも関わらず、どちらの裸も見たことが無いんで、今回はちょっと楽しみ。
しばらくすると、入り口あたりで誰かが入ってくる音が・・・。
話し声がする・・・。
瞳ちゃんと麻美だ・・・。
さて、何も聞こえていないフリをしないと・・・。
寝たふり、開始!
・・・Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z・・・・。
そして、二人が入ってきました。
「あれ?!兄貴がいる!!!」
「あ、・・・でも、寝てるよ?」
「え?・・・ほんとだ」
「大丈夫だよ。それに、麻美は妹だし、私は彼女なんだし。見られても平気でしょ?」
「そんな、・・・。いくら兄貴だって、見られたら恥ずかしいよ・・・」
・・・・くーーーーーっ!!!
この兄貴殺しな妹めっ!!!
「大丈夫だよ!さ、早く入らないと、風引くよ!」
「え?・・・うん、わかった・・・」
静かに躰を洗い始める二人。
薄目を開けて、二人の躰を観察。
麻美は、引き締まった躰なのに、出るところは出ています。
推定Dカップの胸、改めないといけません。
これは、Eだ!
そして、桜色の乳首の乳輪は小さめで、俺好みの大きさと色だ。
下半身のヘアーは、濃くも無く、形も菱形。毛並みは堅そうで、縮れ具合は、他の人のヘアーよりも縮れてそう。
・・・全身が完成された色気で包まれていて、とても高校生とは思えません。
・・・我が妹よ。よくぞここまで成長したもんだ・・・。
瞳ちゃんは、思ったよりも躰つきは悪くありません。
胸は、おそらくCカップ。小さな乳首は、陥没しています。
・・・舐めると、勃ってくるのかな・・・。
背中から腰にかけては、麻美よりも女らしいラインを持っているかもしれません。
股間のヘアーは、やはりパイパン。
既に割れ目が丸見えです。
・・・イヤらしい躰だ・・・。
こんな二人を目の前にして、股間のモノを押さえるのは、至難の業です。
すると、二人がじゃれ始めます。
「うわっ、ここじゃまずいよ、瞳!」
「さっきからこんなにしてるんだから、何処で触っても一緒でしょ?」
聞こえてくる、麻美の股間の水音・・・。
クチュ・・・。クチュ・・・。
「瞳・・・。兄貴が起きちゃうよ・・・」
「起こしたら?そして、イヤらしい麻美を見て貰おうよ・・・」
「ヤダ・・・ヤダよ・・・あっ」
「ここも、敏感なんだね・・・」
「そこは、汚いよ・・・駄目だって・・・」
何何々?!何?!
どこいじってんのよ?!
「前と後ろ、両方に指が入っちゃったよ・・・ほら、全部飲み込んだ・・・」
「あ、駄目・・・」
うそーーーーーーっ!
ダブルでいじっちゃってんのぉーーーー?!
「あ、・・・あぁ、・・・い、イク・・・」
「お兄ちゃんのいる前で、イッちゃえ・・・」
「う・・・うああああああっ!!!」
小声で喘いでいた麻美が、俺にばれまいとしていながらも、イッてしまった・・・。
俺の股間は、隠せないくらいに勃起していました。
しかし、二人はそのまま躰を洗い、部屋に帰っていきました・・・。
良かった・・・。
麻美にばれなくて・・・。
・・・さて、本番はこれから。
・・・夜は、まだ続きます・・・。
二人が部屋に戻ってから、既に一時間。
・・・あんな事やこんな事が展開されてるんだろうか?
俺の想像は留まるところを知らず、一人勝手に動きまくるのでした。
・・・夜、10時。
俺は、イヤホンをまだはめずに、隣の部屋からの物音を聞き耳立てる。
・・・何故にイヤホンをはめないのか?
自分の中での妄想を増大させていって、いつでも行動を取れるようにしておいた方が良いだろうと思ったからです。
・・・だって、盗聴だけで興奮して、自家発電で終了しちゃったら、つまんないじゃん?
・・・しかし、そろそろ限界が近づいていました。
イヤホンを手に取り、そっと耳に当てはめます。
・・・聞こえてきました。
『・・・で、ここの公式を使うのよ。分かった?』
『あ!成る程ね。サンキュ!』
・・・本当に宿題やってる。
そりゃそうだよなぁ!だって、高校生だもん。
多少ふてくされ気味にイヤホンを外した俺は、眠気を覚ます意味でも、コーヒーを飲もうと台所に降りていきました。
・・・いや、ちゃんと勉強しているのは、ふてくされてもしょうがないんだけどね・・・。
台所でインスタントコーヒーを作って、トーストを焼いていると、二回からドアの閉まる音が。
あれ?麻美か瞳ちゃんが降りてくるのか?
そのまま待っていると、台所に姿を現したのは、麻美でした。
先ほど風呂で、俺の前で痴態を晒したからでしょう。頬を赤らめています。
俺が寝てなくて、起きたまま麻美の痴態を眺めていたら・・・。
麻美は、恥ずかしくなりすぎて、どうなっちゃうかな・・・。
は!いかん!
眠気を覚ます勢いで、コーヒーを一気。
「兄貴、まだ起きてたんだ」
「おう、お前も、まだ宿題か?」
「うん、あと少しで全部終わっちゃうんだ」
「手伝いに行ってやろうか?」
すると、麻美は少し間をおいて答えました。
「い、いや、いいよ。もう少しだから」
ん?反応がおかしい?
・・・麻美は、冷蔵庫から麦茶を取り出し、コップを二つ持って二階に戻っていきました。
・・・そろそろ、盗聴を本格的に再開させるか・・・。
眠気は、とうに完全に飛んでいました。
トーストをかじりながら部屋に戻り、イヤホンをはめました。
・・・やっぱり。
『・・・瞳、いくら暑いからって、服くらいは着ようよ』
『いいじゃん!気持ちいいよ。麻美も取る?』
『アタシはいいよ・・・あ!こら!』
『さっきからこうなってるんだから、脱いだ方が楽になるよ』
『ちょっと・・・また・・・あっ』
また?ということは、俺が聞いていないときに、プレイは始まっていたのか?・・・おしい。タイミングを逃したか・・・。
『あっ、あっ。・・・瞳・・・』
『声、出したら?隣のお兄ちゃんにも聞こえちゃうかもよ』
『そんな、あ、兄貴には・・・やめて・・・』
・・・あーーーーーっ!辛抱たまらん!!
でも、ここは我慢だ。もう少し、粘る必要があるし・・・。
『瞳・・・もう、駄目だよ・・・声が』
『出ちゃう?出しちゃえば?こんなにグチャグチャになってるんだから、我慢するのも難しいよね・・・』
『やだ・・・やだよぉ・・・ああ、あ、あ、』
涙声になりながら、快感を隠せずに漏らす声・・・。
たまらん。
たまらなさすぎます。
・・・どうして妹なのかなぁ・・・。
他人なら、間違いなく告白するのに・・・。
でも、この背徳感が、また堪らなかったりして。
『お、お願い・・・もう、・・あ、あ、あぁっ!』
『イキそうなの?また、イッちゃうの?』
『あ!だめ!・・・あ!あああああっ!』
そこで、兄貴登場!
部屋を出て、何気なく麻美の部屋をノックする俺。
・・・慌てて体勢を変えてるかな?
「おーい、麻美。起きてるかぁ?」
・・・部屋の中で、バタバタと動く音が。
「な、なにー?」
「いや、さっき宿題がもうすぐ終わりとか言ってたからさ。大丈夫かと思って」
「だ、大丈夫・・・あっ!」
・・・瞳ちゃん、弄るのやめてないな・・・。
「入っていいかぁ?」
「ちょっと、ちょっと待って・・・うあっ!」
・・・俺の股間は、既に膨張率120%!!
「入るぞー」
ガチャッ!!
・・・ドアの向こうでは、瞳ちゃんがテーブルに向かい、床に座っています。
麻美はベッドの端に腰掛け、うつろな目になっています。
麻美は眼を潤ませ、細かい小さな呼吸を繰り返しながら、俺に視線を向けました。
「どうしたんだよ。宿題は、もう終わったのか?」
さりげなく、麻美の横に腰を下ろします。
すると麻美は軽く全身を痙攣させ、はぁーっと息を吐きました。
・・・ん?
・・・そういうことか・・・。
麻美のお尻の下に、隠せていないローターのスイッチ部が、
ちょっとだけ見えています。
・・・これで責められていたのか・・・。
麻美は隠しているつもりでいるらしく、必死に平常を装うとしています。
・・・あ。
ローターのスイッチ、入ったままだ・・・。
スイッチのことが分かったのは、微かに、ローターの振動が布団越しに伝わってきたからです。
瞳ちゃんは、あの淫靡な笑みを浮かべたまま、俺の方を見ています。
「麻美、宿題は全部できたのか?」
俺が訊くと、うつろな感覚を必死に平常に戻しながら、いつもの顔で答えます。
「うん、アタシはね。瞳がまだだから、待ってるんだ」
必死に快感を表にださないように、俺に顔を向けている麻美が・・・。
・・・可愛すぎる・・・。
ほんと、どうして妹なんだろう・・・。
すると、瞳ちゃんが訊いてきました。
「お兄ちゃん。ここ、何の定理を使ってるの?」
お!瞳ちゃんから仕掛けてきたか?
「ん?あぁ、これはベルヌーイの定理だな。覚えてる?」
麻美の隣を離れ、瞳ちゃんの隣に移動しました。
麻美は、必死に快感に耐えています。俺が離れた途端、視線は宙をさまよい、眼を閉じてしまいました。
瞳ちゃんに勉強を教える振りをして、麻美を観察していました。
「ほら、ここで浮力が生まれる仕組み、分かるかな?」
「はい・・・あ!そうか!」
勉強の会話をするフリで、俺は瞳ちゃんの足を開かせます。
この角度だと、麻美からは見えません。
開いた足の間に左手を差し入れます。
奥へと手を伸ばすと、暖かい湿った空気に包まれ、突き当たりには、怪しい肉の華が息づいていました。
俺の左手が、瞳ちゃんのクリトリスに触れたとき、一瞬にしてイッてしまったようでした。
ブルッと躰を震わせたと思うと、急に机に突っ伏してしまいました。
・・・麻美と瞳ちゃんは、二人とも快楽の虜になっていました。
・・・このくらいでいいか・・・。
「じゃ、そろそろ戻るよ。あ!終わりそうになかったら、いつでも部屋に来いよ」
「う、うん・・・分かった・・・」
麻美は、無理をしてニコッと笑いました。
部屋に戻った俺は、またもイヤホンに耳を戻しました。
すると、そこは快楽を貪る二人の美少女の、淫らな空間から漏れ出る音が、イヤホンから流れていました。
『麻美・・・。私のも・・・』
『瞳・・・あぁぁぁぁぁぁぁ・・・』
『き、気持ちいいよ・・・麻美・・・』
『瞳・・・瞳・・・』
・・・俺は、声を聞きながら自分のイチモツをしごいていました。
ものの数秒としない内に、大量に射精していました。
・・・この夜は、忘れられないモノとなりました。
・・・熱が出た。
「夏に熱?」
と、麻美からはバカにされ、母親からは
「あんたでも熱、出すんだね」
と罵られ、散々。
・・・俺だって、人並みに病気ぐらいするわい!
・・・などと怒ってみても意味は無し。
辛すぎる一秒一秒を過ごすしかないのでありました。
こんな時にやってくる、ご都合主義の神様。
1・両親のお出かけ。
2・家には俺と麻美だけ。
3・麻美は、今日はバイトが休みの日。
4・アピールしたことは無いけれど、俺のバイトもお休み。
5・瞳ちゃんは、家族旅行でウチには来ない。
・・・なのに。
こんな好条件だらけなのに!
どうしてこんな躰に生まれてきたの?!
・・・エロ本を取り上げられた中学生のように混乱しながら、布団の中で悶々とするしかないのでした。
しばらくすると、麻美が食事をトレイに乗せて、部屋に入ってきました。
「・・・お!この匂いは・・・お粥と肉じゃが風あんかけと見た!」
ちょっと恥ずかしそうな顔をしながら、
「はい、正解。じゃ、ここに置いてくから、後で自分で食べてね」
・・・・・・チャーンス。
「一人じゃ食えねぇよ」
「何で?」
「首を寝違えたみたいで・・・マジまともに動かない・・・」
「うっそ」
「ホントだって。だから、食べさせてくれよ」
・・・さ、来い!
「・・・しょうがないなぁ・・・」
・・・よおっしゃあぁぁぁぁぁっ!!!
俺の横に腰を下ろし、トレイを自分の膝に乗せ、スプーンでお粥を持ってきます。
「ほら、口を開けて」
「あーーん」
麻美の持ってきたスプーンを、パクッとくわえてしまいます。
・・・ボッ。
何故か、麻美の顔が真っ赤になりました。
・・・何で?
麻美は急にトレイを俺の膝の上に置き、立ち上がると、
「や、やっぱり自分で食べて!」
とだけ言って、早々に部屋を去ってしまいました。
・・・何だ?
・・・どういうこと?
・・・照れたのか?
一人でなんとか食事を終わらせて、トレイを床に置きました。
・・・相変わらず躰はダルく、熱も下がっていませんでしたが、気分だけは爽快でした。
・・・いかん。
下半身が、既に膨張率120%を越えている。
臨界点を突破するまで、あと300秒。
艦長!外壁の損傷が、限界点を越えました!
あとどれくらい保つ?!
保って数十秒です!
・・・保ってくれ・・・。
・・・ホントに駄目だぁ・・・。
脳味噌が死んじゃってるよぉ・・・。
・・・ちょっと熱が上がったかな・・・。
呼吸が荒くなっていることに気付いたのと同時に、麻美が部屋にノックして入ってきました。
「おーい、食べ終わったかぁ・・・あぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
「・・・何だよ、でかい声出すなよ・・・」
「兄貴、何だよそれ!」
「え?・・・おおおおっ!」
膨張率120%のイチモツは、麻美の目には奇怪なモノと写ったようです。
慌てて隠そうとしたら、目の前がクラッと揺れました。
「あ・・・」
「あ!兄貴!」
ドサッと倒れ込んだ俺を、両手で支えきったのは見事でした。
しかし、それにはEカップの胸の功労が有ったことを、忘れてはいけません。
「大丈夫か?!兄貴?!」
心配そうに覗き込む麻美。
・・・俺、どうしてこいつの兄なんて立場にいるんだろう・・・。
・・・いっそのこと、こいつと一緒に、どっか遠くに逃げよっかな・・・。
「なぁ、どうした?熱か?腹減ったのか?」
・・・こいつ、俺のことなのに、こんなに一生懸命になるんだなぁ・・・。
・・・彼氏が出来たら、そいつにも同じ事するんだろうなぁ・・・。
・・・彼氏?
そう考えたときに、俺の心の中に黒い欲望が渦巻き始めました。
まだ見ぬ存在の男へと向かって、強烈な嫉妬が生まれていたんです。
・・・茫洋とした頭の中で、麻美への支配欲が、強くなっていきました。
「麻美・・・。頼みがある・・・。」
「何?何か飲みたいか?食べたいのか?」
「
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