男「おい、ひとんちのパソコンで変なスレ立てんじゃねえよ!」
女「いいじゃん、減るもんじゃないんだから」
男「大体なんで女なのにvipなんか覗いてんだよ」
女「zip厨は黙ってろよ」
男「…?!おい、俺が見てたスレ漁るな!」
女「しかもお前ロリ属性かよ……きんもー☆」
男「(´;ω;`)」
男「帰れよ、もう!ネットなんか家でやればいいだろ!」
女「……そうだね、帰る」
男「あれ?素直だな」
女「…男と一緒に居たかっただけなんだけなの、ごめん」
男「え…?あ、え、あ…ええ!?」
女「嘘に決まってんだろカスが。今家のパソコン壊れてんだよ」
男「俺カワイソス」
女「喉かわいた。なんか飲み物ないの?」
男「お茶くらいしか」
女「持ってきてよ」
男「……」
女「持ってこなくてもいいけど、このパソコンで犯罪予告するよ?」
男「…持ってきます」
男「あのー、そろそろ帰ったら?」
女「家帰ったらクーラーの電気代もったいないし…」
男「てめぇ……」
女「あはは、嘘嘘。今日はもう帰る」
男「そうしてくれ」
女「あんまり遅くなってあんたに襲われでもしたら事だもんね」
男「あのな」
女「ま、あんたロリコンみたいだから多分大丈夫だろうけど」
男「……たのむから学校でクラスの女子にいらんこというなよ」
男「はぁ…さんざん人の部屋荒らしていきやがって」
男「ん?なんだこれ……」
男「俺の秘蔵フォルダに…パスワード設定……だと?」
チャララーン
男「ん?メールか」
差出人:女
件名:なし
マスかく暇あったらレポートかけやハゲ
男「……」
男「女の子って本当はみんなこういう性格なのか…?」
男「女性不信になりそうだ…」
女「ただいまー」
母「おかえり、あんた遅かったじゃないの」
女「あー、男の家荒らしてきた」
母「もう、あんたは昔から…男ちゃんも今一人暮らしで大変なんだから、いい加減にしときなさいよ!」
女「はいはい」
?翌日?
男「あー授業だるかった。何で金曜だけ5限とかあるの?死ぬの?」
女「おー、おかえり」
男「なんで俺の部屋にいるの?」
女「鍵が玄関の植木鉢の下にあったから」
男「警察呼ぼうか?」
女「大丈夫、あんたが襲ってきてもガチで勝つ自信あるから」
男「……死にたい」
女「『一時間で500レス行ったらおっぱいうp』っと」
男「また変なスレ立ててる…」
女「いいでしょ、あたしの勝手なんだから」
男「俺のパソコン…」
女「黙れ小僧」
女「これあんたのPCよね」
男「そうだけど」
女「このPCでこのスレ立てちゃったから」
男「おい、待て…何を考えている」
女「今300、か……kskっと」
男「や、やめ…」
女「黙って脱ぐ準備してろ」
男「らめぇええええええええええええええええ」
男「うう…もうお婿に行けないお……」
女「どうせ一生独り身でしょ」
男「貴様……」
女「早く服着てよ、気持ち悪いから」
男「……お願いです帰ってください」
女「ま、今日はたのしかったしいいか」
男「あ、あとフォルダのパスワードも…」
女「……変態」
男「うう……」
女「まあいいや、携帯に後で送っとく」
男「ああ、すまんね」
女「じゃあな」
男「まったく、今日はひどい目にあったぜ…」
チャララーン
男「お、パスワードか。来た来た」
男「えー、なになに?『oreharorikonkimootadesu』……なんてパスだ」
男「ん、あれ?クリックできない」
男「フリーズかな…でも右クリックは出来るし……スタートボタンも使える」
男「???」
?翌日?
女「おっす男、来てやったよ」
男「……おう」
女「何よ、機嫌悪いわね」
男「昨日からPC動かないんだけど」
女「あたし何もしてないわよ」
男「嘘付け」
女「壁紙変えてデスクトップのアイコン全部ゴミ箱に突っ込んだだけ」
男「してるんじゃねえか…というか、何をしたのかもっとkwsk」
女「だから、あんたのデスクトップをまるごと壁紙にしたのよ」
男「???」
女「プリントスクリーンキーで、こう……」
男「ほうほう」
女「つまり、あんたがアイコンだと思ってるのはただの壁紙のグラフィックなのよ」
男「なるほどなー。よくもまあこんなめんどくさい悪戯を……」
男「……で?」
女「なによ」
男「本当のフォルダたちはどこ行ったの?」
女「だからゴミ箱」
男「……なあそれって、まさか」
女「昨日ゴミ箱の掃除しといてやったぜ!」
男「まさに外道!!」
女「あはは」
男「orz」
男「……」
女「ねえ、いつまで落ち込んでんの?」
男「……」
女「ご、ごめんってば」
男「……ボソ」
女「ん?」
男「…DVD」
女「お、男…?」
男「D・V・D!D・V・D!」
女「わ、わかったわよ……」
男「……え?」
女「さすがに私もこのままじゃいけないと思うし…」
男「え、ちょっと…ほんとに?」
女「あんたがもうそんなこと言わなくなるまで殴るののをやめないッ!」
男「!?」
女「滅殺」
男「ひぃぃぃいいいいいいいいいい」
?十分後?
男「調子乗ってスンマセンでした」
女「わかればいい」
女「飽きた。もう帰る」
男「そ、そう」
女「じゃあまた明日ね」
男「い、いや、明日は土曜日だし、そのどっか遊びに行けばいいんじゃない?」
女「君はまだ保身なんか考えとるのかね」
男「もういや」
女「……ま、明日は別に嫌がらせしにくるんじゃなくて」
男「お?」
女「今日のお詫びにご飯でも作りに来るよ」
男「明日は真夏の雪ですか?」
女「馬鹿!…あたしだって今日は度が過ぎたかなと思ったってだけの話よ」
男「あ、そ、そうか。ありがとな」
女「じゃあ、また明日ね」
ニコッ
男「ああ……(ちょっとかわいいじゃねーか…くそう)」
女「フフ・・・」
女「あの油断しきった顔……これで明日はノーマーク……」
女「人体実験と銘打った手作り料理を楽しむがいい」
男「(明日は何作ってくれるんだろうな・・・・wktkwktk)」
女「計 画 通 り」
女「ただいまー」
母「まーたこんな遅くに帰ってきて」
女「いいじゃないの、別に悪い遊びしてるわけじゃないんだから」
母「あのねえ。あ、そうだ、あんた明日は男ちゃんの家行かないの?」
女「え?一応行くけど」
母「じゃあこれ持ってってあげなさい」
女「肉じゃが?」
母「そう。一人暮らしだとろくなもん食べてないだろうからねえ」
女「…まあいいけど」
母「じゃあ、頼んだよ」
女「はいはい」
?翌日?
女「はい、できた!」
男「おお、すげえめっちゃうまそう!」
女「ふふ、召し上がれ」
男「ハムッ…ハフッ…ハフハフッ……ウッ」
女「どうだね?特製アラビアータのお味は?」
男「貴様…何を……」
女「なに、ちょっと途中で手を滑らせてカイエンペッパーが一瓶丸ごと入ってしまっただけだよ」
男「ぎゃ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああ」
女「ハハハ!まだだ、まだ終わらんよ!」
?一時間後?
男「もうダメ…胃が死ぬ……」
女「よくこの地獄のフルコースに耐えれたわね」
男「もういや……」
女「(もっとキツイのもいけそうだな…)」
男「まともなご飯ないの?」
女「え?今ので最後だけど」
男「まともな料理ないの?」
女「うん」
男「……せっかく昨日から何も食べずに待ってたのに」
女「え?」
男「なんでもないです」
女「さて、私もご飯にしよっと」
男「なにそれ」
女「肉じゃが」
男「それはおいしいやつ?」
女「おいしいやつ(だってお母さんのだし)」
男「………」
女「何よ」
男「くれないの?」
女「あげないって」
男「………」
女「………」
男「……あの」
女「ええいうっとおしい!半分やるわよ、半分!」
男「歓喜!」
女「白いごはんくらいなら、他にも分けてあげていいわよ」
男「いや、それ俺が炊いたやつ……」
女「肉じゃがいらないの?」
男「ごめんなさい、なんでもないです」
女「はい、半分」
男「俺にはどう見ても1/4程度にしか見えないんだが」
女「気のせいよ」
男「そうか」
男「…もぐ」
女「警戒しなくたってもう変なもん入ってないわよ」
男「もぐもぐ」
女「……」
男「うめぇwwwwwwwwwwwww」
女「当たり前でしょ、お母s」
男「さっきまでの料理と月とスッポン!というかうんこだな、月とうんこ!ぎゃははは」
女「………」
男「涙出てくるほどうまいわ……」
女「帰る」
男「え?」
女「帰るって言ってんの」
男「あ、そう……」
男「やっぱり食事中にうんこの話したのがまずかったかな……」
男「とりあえずしこって寝るか」
男「あれ?ネットにつながらない……」
男「なんでだ……?」
ゴソゴソ
男「!?」
男「ルーターがないでおま!!」
?翌朝?
男「お、おはよう、女」
女「………おはよ」
男「あ、あの、昨日のことなんだけど」
女「…何よ」
男「いや、何って、ルーター返せよ」
女「……」
男「(何で機嫌悪いんだろ、生理か?)」
女「ほら、勝手に取ってけば」
男「おお、ありがと」
男「あれ、なんだこれ…」
男「ハブに木工用ボンドが詰まっておいでだ!!」
男「はあ、とりあえず今度新しいの買ってこないとな…」
男「ネットできないと家ですることないお…」
男「あ、高校の頃に買ったエロ本まだあったような」
男「おーなつかしい!思い出補正でギンギンだお!」
男「おっおっおっ……いいお……」
??
女「あーなんかむしゃくしゃする」
女「こんな時は男をいじめてストレス発散ね」
??
女「おっす男」
男「あっ……そろそろイクお!……うっ!」
男・女「………………」
男「にゃああああああああああああああああ」
女「気持ち悪い」
男「ノーモーションで入ってくんじゃねーよ!」
女「気持ち悪い」
男「だいたいなんで鍵の隠し場所変えたのにバレてんだよ!」
女「気持ち悪い」
男「鬱だ死のう…」
絶交か?絶交するのか?
女「とりあえずそのシメジをしまって」
男「し、シメジ……」
女「あんた何が何でもそういうことしてないと気が済まないんだ」
男「漢だからな」
女「うわーん、きもーい」
男「目が死んでるよ、目が」
女「あれ、今日のオカズはロリじゃないんだ」
男「そういうことを女の子が言うなと……」
女「人にオナニー見せ付ける変態に言われたくないね」
男「……うう」
女「……」
男「どうかした?」
女「なんか…これ、あたしに似てない……?」
男「ん?そうか…?」
女「……そうでもないか」
男「で、今日は何しに来たの?」
女「えーと、なんだっけ」
男「………まさか俺の華麗なオナニーテクニックを見に来たわけじゃあるまい」
女「黙れよ乳首触ってないとイケないくせに」
男「ちょっ!?何でバレて……」
女「て、適当に言っただけだったんだけど……」
男「\(^o^)/」
男「あーあ、あまりのキモさに帰られてしまった」
??
女「(でも、やっぱりあの雑誌の写真の人…似てたような…)」
女「(あいつそれであんなの買って…いや、考えすぎか)」
??
男「あ、そういえばさっきこの子が女に似てるとかどうとか…」
男「まあ確かに髪の毛ショートだし、睫毛長いし、胸も控えめだし、目じりとか口元とかも……あれ?」
男「言われてみると確かに……」
男「わあ、やべ……また勃ってきちゃった……こ、これは倫理的にまずいだろ…」
?翌朝?
女「おっす男」
男「お、おう……」
女「どうかした?」
男「い、いや、なんでも……」
女「こっち向けや?」
男「……はい」
女「目ぇ合わせろ」
男「……はい」
女「なに?」
男「本当に何でもないです!次、俺授業隣の棟なんでさいなら!」
ダダダッ
女「あ!待て!」
女「あらら、もう居なくなっちゃった」
女「なんだったんだろ」
男「ふう、なんとか一日女を避けて過ごせたぜ…」
ガチャ
女「おうお帰り」
男「orz」
男「合鍵はもう回収したんだけど……どうやって入ってきたの?」
女「普通に開いてたけど」
男「深く不覚」
女「ハハ、こやつめ」
女「とりあえず、今日は何なの朝から」
男「何が?」
女「その態度だよ」
男「そ、それは……」
女「とりあえず酒買って来い」
男「え?」
女「喋る気ないんなら吐かせてやる」
男「でも明日は平日で…」
女「あたしたち明日は午後からだろ」
男「でも……」
女「殴られてから買いに行くのと、今買いに行くのどっちがいい?」
男「行ってきます…」
女「はい乾杯」
男「…か、乾杯(そういやこいつと酒のむの初めてかもな)」
?二時間後?
女「オラー!スコッチもっと持ってこんかい!」
男「さ、酒癖悪い………」
女「あ?なんか言ったか?」
男「(目が据わっている……)」
女「だいたいおめえはなあ…子供の頃からメソメソジメジメしやがって…」
男「ひぃ!殴らないで、殴らないで!」
女「ちったぁ男らしく……うぷっ」
男「!!」
女「う……う……」
男「トイレ!トイレ!」
?????
女「うぇぇ……」
男「はあ……飲みすぎだろ…jk…」
女「うぅ……きぼちわるい……」
男「ひとりでウイスキーのビン一本開ければそうもなるわ……」
女「う…なんか…ごめん……」
男「ほら、もう全部吐いちゃえ」
さすさす
女「………うう、偉そうに」
男「貴様が言うか」
女「覚えてなさいよ……」
男「今の状態だとお前の方が忘れてると思うけど」
女「黙れ小僧」
男「痛い痛い!足踏むな!」
女「ところでさ」
男「なに」
女「はやく言いなさいよ」
男「なにを」
女「今日あたしのこと避けてたでしょ」
男「………」
女「なんで黙るのよ」
男「(どうせこれじゃ朝起きたら忘れてるか)」
男「いやー、昨日お前のことオカズにして抜いちゃって」
女「………くだらね」
男「え?」
女「くだらねーって言ってんの」
男「あ、気分悪いよな?ご、ごめん……変なこと言って」
男・女「・・・・・・・・・・・」
女「(言うべきか…言わぬべきか…)」
男「(うわー言わなきゃよかった)」
女「(…よし、決めた!)」
男「(マジでしにたい……)」
女「…そんなことなら、あ、あたしだって…ってあれ?男いない」
男「飲まずにやってられるかってんだ!」
女「ちょっと男ー?」
グビグビ
女「あ、あんた何やってんのよ」
男「うるへー黙ってろこの暴力女!」
女「なんだと?」
男「なんか文句あんのかよ!ああ?」
女「うぐ…男らしからぬ迫力…」
男「俺が買ってきた酒飲んでなんか悪いのかよ!」
女「いや、でも飲みすぎるとあたしみたいにげろげろって」
男「あーやってらんねー!」
女「ちょっと本当にやめなよ……」
男「大体お前なんなの?」
女「え」
男「昔から人のこと奴隷みたいに扱いやがって」
女「いや、それは冗談というか」
男「冗談だあ?」
女「うう」
男「こんだけ人の家に勝手に上がりこんで部屋荒らして、冗談だあ?」
女「……あの」
男「子供の頃から俺に付きまとって、馬鹿にして、おかげでいっつも俺いじめられっこじゃねえか」
女「う……」
男「そのうえ人のオナニー勝手に覗いといて気持ちわりいだと?」
女「………(ダメだ、大声出したら倒れそう。頭がぐわんぐわんする……)」
男「あーーーーーーーーー!」
女「うるさいってば…隣の人に怒られるよ…」
男「う……!」
バタン
女「ちょっと男!大丈夫?」
男「くそー」
女「もう…とりあえず水、これ…」
男「なあ、女」
女「なに?ほら、飲みなって」
男「くだらなくて悪かったな」
女「え?」
男「でも俺は好きなんだよ!」
女「え、ちょっ……やっ」
女「んんっ……!」
女「え、ちょっ……やっ」
女「んんっ……!」
男「???って!舌噛むなよ…」
女「な、何すんのよ!」
男「わかんねーよ」
女「……え?」
男「わかってたら、こんなことできねえだろ」
女「や……あっ…んちゅ………んふぅ……」
女「(あたまがふらふらして……ぐらぐらする…)」
男「っぷは。……抵抗しないの?」
女「………」
男「なんか俺すげえみじめだなあ」
女「………」
男「でもやめない」
女「…………」
男「(なんだよ…ほんとに抵抗しないんだな)」
女「んん……ちゅ……ぷは」
女「(抵抗できないのか、してないのか…私にもわからない)」
女「(でも、嫌じゃない……な)」
男「……これもくだらねえってか」
女「……え?」
男「俺なんかは一人の男としても見られてねえの?」
女「あ…あの……」
男「……くそっ」
女「(頭がぼやけてうまくしゃべれない…)」
男「……ならもっと好き勝手やらせてもらうぜ」
女「(……このまま犯されちゃうのかな)」
ぎゅう
男「!?」
ぎゅうう
女「(あれ…なんで私……男のこと抱きしめてるんだ?)」
男「……お、おい」
男「お、女……?」
女「………」
ちゅうちゅう
男「な、なな(首筋に吸い付いてる……)」
女「(あー……こりゃ私……)」
ぎゅう
女「……」
すりすり
男「あ……」
男「(み、耳に息がかかって……うあ…)」
女「……き」
男「え」
女「……あたしも……き」
男「い、いまなんt……んむ!」
女「ちゅ…ちゅ……ちゅ」
男「(くぁwsでrfgtyふじこlp;@)」
男「っぷは!」
女「あ………」
男「(長すぎだろ……jk…というか今一体俺の身に何が……)」
女「………まずごめん」
男「……な、なんで謝る」
女「今まで、ひどいことばっかりしてきたし」
男「自覚あったのか……って、いや今はそんなことよりお前」
女「でも、好き」
男「!!」
女「男に好きって言われて、無理やりキスされて」
男「う……」
女「悔しいけど、その……うう」
ふぅ・・・
いやあなんて至福の時なんだろうwktk
男「女……」
女「も、もういい。それよりあんたの言葉は嘘じゃないんでしょうね」
男「え?」
女「????っ!」
男「あの……」
女「……私のこと、す、好きかって聞いてんの!」
男「………はい」
女「………そ、それならいいけど」
男・女「……………」
男「あ、あのさ……」
女「……なによ」
男「もっかいキスしていい?」
女「…・い、一々聞かなくていいっての」
ニヤニヤ
女「何笑ってんだよ!」
男「だって女かわいいんだもん」
女「?!」
男「よしよし」
なでなで
女「うぅ……(やば……きゅんきゅんくる……)」
ぎゅ
男「……」
女「ん……」
女「……ちょっとストップ」
男「え?」
女「その、そうやって優しくしてくれるのもいいんだけど」
男「……?」
女「その……なんというか、最初みたいにもっと……」
女「は、激しいのも……嫌いじゃないというか……」
女「いや、別にそn……っんむぅ!」
女「くちゅ……んんっ……ちゅむ……」
男「(みwwwなwwwぎwwwwっwwwてwwきwwwwwたwwwww)」
女「(これ……いい……)」
男「……はぁ…はぁ」
女「……おとこぉ」
男「(なんだよその顔…殺す気か…)」
女「もっと…ぎゅーって……」
男「(た、たまらん)」
女「はぅん……」
男「乱暴にされるの、好きなんだな」
女「…………知らない」
男「じゃあ」
女「?」
男「認めるまでずっとこのままな」
女「ひゃ!?」
女「や…み、耳舐めちゃだめ……」
女「(ぞくぞく……する…)」
男「言う?」
女「あ、う……い、言う」
女「いつも…はぅ…独りでするとき……男に…乱暴にされるとこ…想像…して…んん」
男「!?」
女「や…も…もう許して……」
男「お前………」
女「(なんかさっきよりもっと頭くらくらする…)」
男「(やっば…本格的に興奮してきた…)」
女「(もう何にも考えられないや)」
男「女……その……」
女「…………」
男「もう我慢できねえ!」
がばっ
男「……ってあれ」
女「すぅ……すぅ……」
男「なん…だと…?」
男「俺のこの性欲はどこに向かわせれば……」
ぎゅう
男「しかも動けないし」
男「まてよ…?女が寝てたって別に……」
女「すー……すー……」
男「……………」
男「………俺も寝るか」
すりすり
女「むにゃ………」
男「ハイパー生殺しタイムktkr」
男「うーん」
女「ねえ、起きてよ」
男「むにゃ…おお、もう朝か」
女「ほら、もうすぐ朝ごはん出来るよ♪」
男「まじで?……っておま!!」
女「?」
男「裸エプ……」
女「その…は、恥ずかしいけど…男が喜ぶかなって…」
男「これはwwwww」
女「ちょっと待っててね、あとこのゴマ摺り終わったらできるから」
げしげし
男「ハッハッハ、それはすり鉢じゃなくて俺の顔だよマイハニー」
げしげしげしげしげしげしげしげし
男「ぐぷえぺぺぺ」
女「おい、キモイ顔でどんな夢見てんのか知らんがさっさと起きな」
男「ぐむむむ……あ、あれ裸エプロンは?」
女「……脳味噌に蛆でもわいたの?」
男「……いや、なんでもない」
男「起きるから顔からその足をどけてくれ」
女「フン」
男「まったく、昨日はあんなにかわいかったのに……」
女「なんか言ったか」
男「いえ何も」
女「はやく用意しないと授業遅れるわよ!」
男「わかったよ……」
男「…っ?」
ぐらり
男「あれ……?」
ばたん
女「え……?」
男「うっ……」
女「ちょっと…男?」
男「………」
女「ねえ、どうしたのよ!?」
男「………」
女「ねぇってば」
男「叫ぶな、頭痛い」
女「は?」
男「頭が…割れる…」
女「二日酔いかよ」
男「うう……」
女「ほい、水。学校は?」
男「どうせ今日出席ないだろうし…俺休むわ…」
女「あ、そう……」
男「プリントとかあったら貰ってきてくんね?」
女「あ、うん」
男「いってらー」
女「…………」
ガチャン
男「当分酒はいらないなあ……うぇっぷ」
?数分後?
ガチャン
男「え?」
女「………」
ヅカヅカ
男「あ、忘れもん?」
女「やっぱあたしもサボる」
男「……なんで?」
女「なんで私があんたのパシリみたいなことせにゃならんのだ」
男「まぁ……そりゃ」
女「さ、ご飯食べよ」
男「あ、コンビニ寄ってきたのね」
女「あ、ついでにあんたにこれ」
男「おお、ウコンの力!神!」
女「代金は後でいいよ。500円」
男「そんなに高かったっけ……?」
女「最近物価高だから」
男「そ、そう………」
男「うう…まだズキズキする」
女「うーわテレビつまんねー」
男「もうちょっと音下げて………」
女「ネットも使えないし…」
男「お前がボンド詰めるから……」
女「あ?」
男「何にも言ってないです」
女「暇だなー」
男「(学校行けばよかったのに……)」
男「(暇つぶしと称して何させられるかわかったもんじゃないな…)」
女「ちょっと男、なんか面白いことしてよ、モノマネとか」
男「(……。もう寝たフリしよう……)」
女「男ー?なんだ寝たのか……使えねー」
男「(ナイス回避俺!)」
女「…………」
女「…………ほんとに寝た?」
男「…………」
女「……………」
女「じゃあすることないから、わ、私も寝よっかな」
ゴソゴソ
女「…………」
男「(こ、これは………)」
ぎゅう
女「………えへへ」
男「(こ、これは………!!)」
すりすり
女「おとこ……すきぃ」
男「(ハイパー生殺しタイム再び)」
女「んふふ……」
ちゅっ
男「あふん」
女「!!」
男「……あ」
女「………起きてたのか」
男「すいません」
女「何回死にたい?」
男「0回の方向で……」
女「笑止」
男「ギャア……首…絞まる……」
男「大体お前が勝手にもぐりこんできたんじゃねえか!」
女「う………」
男「すきぃ…とか言っちゃって」
女「…………あう」
男「萌え殺す気かっての」
ぎゅう
女「え……?あ、その……」
男「いいんだな、お前の彼氏ってことで」
女「……う、うん。好き」
男「………」
女「ちょっと、なんか目が逝って…きゃ」
がばっ
男「…………」
女「んん………ばかぁ」
?数日後?
女「幼馴染「わ、わ……これってその、ぼ、勃起して……」っと」
男「また変なスレ立てて……」
女「いいじゃん、減るもんじゃないんだから」
男「腹筋スレ開いたってどうせみんな腹筋なんかしてないぞ」
女「今日は腹筋じゃなくてちゃんとSS書くよ」
男「え………まじで?」
女「純な幼馴染み(女)に迫るスケベな(男)の話」
男「ふーん、なんでまた」
女「そんでその……ボソボソ」
男「?」
女「えーと……実話の方が真実味あるから……今日はそういうシチュで……」
男「みwwなwwwぎwwwwっwwてwwwきwwwwwた」
おしまい
----------おまけ----------
あれから三ヶ月。
時の流れというのは早いもので、もう窓を開けて寝ていると風邪を引きそうな季節だ。
相変わらず女は今までどおり俺を蹂躙していて、俺は毎日なんかしらの被害を受けている。
まぁ、あの日以来俺たちが今までとは違う関係になったのは確かなことであって、
突然甘えてきたりもする。まあ、あれだよな。ギャップっていいよな。
しかしそうなってくると、知らず知らずのうちにかさんでいくのが交際費というもので、
今までと同じ感覚で生活していると、月末を迎える頃には通帳の残高が0の近似値を取ることも。
当然、公共料金の支払いなんかも後手後手になってくる訳で、
「つ、つめTEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」
どうもガスが止まったらしい。よもやこんなことが本当に俺の身に降りかかるとは。
バスタオルに包まりながら玄関まで行ってポストを開ける。靴の上に封筒とチラシで山ができた。
独り暮らししてるとどうもポストって開けないんだよな…。
俺はその中からめぼしい封筒を取り出してみた。ガス・電気・水・ネット…結構溜まってるな。
「はぁ…予想外の出費だよなあ」
大きくため息をついて、払い込み用紙の数字を全部足し算した。うげえ、諭吉二人くらい飛ぶな、これ。
「まあ仕方ない、か」
俺は水道代のハガキだけポストに戻して、もう一度服を着た。水は中々止まらないって聞いたことあるからな。
少々面倒な気もしたが、さすがにこのままではまずいだろう。近くのコンビニまでまとめて払い込みに行くことにした。
「で、そのままついでにそのコンビニでバイトを決めてきた、と」
ビール片手にスルメイカを頬張ったまま、女は俺の説明を反芻していた。
「まあ、いつかはこうなるなとは思ってたんだけど」
もともとケチな性格でここまでやりくりしていたものの、さすがにもう限界だった。
まあ、額に汗して働いて遊ぶ金稼いでいたほうがいくらか学生らしい。
「せいぜい職場でNEETクオリティを発揮しないように気をつけることね」
ケラケラと高笑いしながら女はもう今日何本目かわからない缶のタブを起こした。
「あの…俺まだ一本しか飲んでないんだけど」
最後の一本くらい俺が飲んだって罰は当たらないんじゃないだろうか?
「それがどうかしたの?」
ああ、なんだそのどうでもいいって顔。
「いや、だからね」
「…また買って来たら?」
怖い怖い、目が怖い。
「……そうですね」
もう今日は酒は諦めよう。なんだよ、元はといえばこれも俺が買ってきたってのに…。
横では喉を鳴らしてうまそうにビールを飲んでいる音が聞こえる。
これ3本で俺の一時間分の給料か。それをいともあっさりと搾取されて……。
「はぁー、最後の一杯って言われると余計にうまいわコレ」
どうせおれなんか、おれなんか……。
「…………うう」
ショボーンとした俺に気付いたのか、女はこちらを見て少し何かを考えたようだった。
「しょうがないなあ」
「え?」
こ、これはまさか、突確女神モードか?
「くれるの?」
「ほら、口開けな」
俺は信頼度激低の演出にもめげずに上を向いて口を大きく開けた。
「……やっぱなし♪」
そう言って女はまたすぐに残りを飲み始めてしまった。き、期待なんかしてなかったんだからねっ!
再度うなだれる俺。もういや。
「えへへ」
嬉しそうな顔でこっち見やがって。なんだそれ。嫌がらせみたいじゃねえか。…ああ、嫌がらせか。
大体なんだよその目。絶対まだなんか企んでるだろ。
じりじりと距離を詰める女。何かの景気づけなのか、最後にグイ、と缶をあおる。
な、なんだ、もう俺は何も持っちゃいない…よせ…!
女は両手で背後から俺の顔を掴んで、少し強引に自分の側に引き寄せた。
「んふふ?♪」
口にビールをパンパンに詰めた女の顔はちょっとだらしなかったが愛らしかった。
「え……?」
「ちゅー」
「????っ!」
女はいきなり唇を押し当てて、俺の口の中にビールを流し込んだ。
い、息ができん……し、死ぬ……!
朦朧とした意識の中、俺は盛大に床にビールをこぼしながらも飲み干した。
「っぷは……」
「美味しかった?」
「………あ、あのな」
「んー……?」
目が蕩けとる。確実に酔っ払ってるな、こいつ。
「あー!」
な、なんだ、今度は。
「こぼしたらもったいないじゃん」
そう言って女は俺の口の端からこぼれたビールの跡を舌でなぞる様に舐め出した。
「なっ……あの……女さん……?」
いや、なんというか…こういうのはちょっと……エロい。
「んっ…んふっ……んー……おいし」
あえて言おう、フル勃起であると。俺の中でなんかのスイッチが入ってしまった。
「…………」
「どーしたの、黙っちゃって。クラッときた?あはは」
「…おいおい」
女が「え?」といった表情を見せる。ここからはずっと俺のターン!
「お前もこぼしてるじゃん、もったいないぞ」
そう言って俺は女の首筋から舌を這わせて唇に押し込んだ。
「はぅん………んむぅ……ちゅ……ぷぁ」
当然ビールなんざこぼれてない。が、そんなことはもはや問題ではないのだ。
今度は惚けている女の鎖骨から肩にかけて舌を走らせる。
「んんっ……ばか…そんなとこ……こぼれてないよぅ……」
「人んちの酒勝手に全部飲んだ罰だよな」
「……あぅ、ごめん……ごめんってば……ん……ゆるし……あぁっ……」
でもまさか、三ヶ月前はこいつがこんなこと言うなんて、想像もできなかっただろうな。
「ねぇ……おとこぉ……」
うーん、たまらん。
???????????????????????
一つ言っておくと、俺は事後のまどろみが結構好きだ。
女は事が済んでしばらくすると、普段の暴君に戻る。非常に残念だけども。
そして、このちょっとした間というのは、いわばデレから鬼への移行期間なのだ。
そんなわけで、わりと素直に擦り寄ってくる女を見る機会というのも、中々他にはない。
それにこの時間、いつもと違って俺は女の頭をいくら撫でても殴られないのだ。
だから、俺にとっては賢者モードもなんのその、ハイパーなでなで゙タイムと化す。
「…………フン」
あんまりやっこさんの気分は良くないようだけど、まあいいさ。
「ねぇ」
突然女が口を開いた。あんまりこういう時に喋るタイプじゃないのでちょっとびっくりした。
「ん?」
「さっき言ってたことだけど」
なんだろう。どこまで話をさかのぼってるんだ?
「その、コンビニでバイト始めるって」
「ああ、そのことな」
まさかバイト代が出たらなんか買えって言うんじゃないだろうな。
「週に3日以上入るのはやめときなさいよ?」
「……なんで?」
女はほんの少しの間黙ってしまった。もう眠たいんだろうか。
そう思ったとき、また一段と小さな声で女は答えた。
「だって、あんた成績悪いし…留年したらどうすんのよ」
「心配するほど単位取れてなくもないんじゃね?」
俺がそう言うと、女は静かに俺の胸に顔をうずめて呟いた。
「あと…その…あんまり会えないの……やだ」
くぁwせdrftgyふじこlp;@:
か、かわいいじゃないか……。
いかん、これはニヤける。どう頑張っても顔が戻らん。
「ぐへへ…し、仕方ねえなあ……お前がそこまで言うなら」
どれ、もっと頭を撫でてやることにしよう。
「……ッ!男のくせに偉そうに…っ!」
俺は女の気に触れてしまったらしく、膝で思いっきり股間を殴打された。
その時、俺に電撃走る……!
「ぎにゃあああああああああああああああああ」
女はもういつもの暴君に戻りつつあるのかもしれない。
「とにかく、バイト入れすぎて二人の時間が少なくなったらタダじゃ済まさないからな!」
何か色々と矛盾している気がする……。
「せめてツンかデレかはっきりしろよ……」
俺は深くため息をついた。
「なんか言ったか」
「……なんでもないです」
ああ、もう寝よう。
おしまい
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