08月31

フランスからの留学生:終

僕はずっと以前に「フランスからの留学生」という母校の留学生会館で親しくなったフランソワーズとついに結婚した体験談を1本だけ投稿しただけの者だけだ。覚えている人はまずいないだろう。
フランス人は親愛の情をオーバーに表現するのでフランス人に任せればよいと習った。愛情のリードは全て彼女にお願いした。そうしたら屋外だろうがフレンチキスを楽しむ仲になり、とうとうセックスの仕方を教えてもらった。生まれて初めて彼女の中に射精した。だから女性はフランス人しか知らない。
僕は小さいときから勉強と研究しかしてこなかったので初恋と童貞筆おろしを一挙に彼女にプレゼントされた。彼女は日本文化を深く愛した。学位取得後、帰国して女性教授を目指すと言う夢を捨てて僕と結婚してくれた。
結婚してみて妻がしてくれるキスからセックスまで恐ろしいまでの快楽だと身にしみた。麻薬と呼べるかもしれない。でも僕には妻にお返しできるテクニックなど無い。最近セックスが終わっても肩を抱いて髪をなでたり、局部をウエットディッシュで綺麗にしたり、腕枕でピロトークするだけで妻が幸せを感じてくれると分かって嬉しかった。
それで香港に学会で出張したときのことだ。聴きたい講演2つの間に時間が出来たので会場近くの目抜き通りの大きな書店に入った。なぜか計算機科学の本棚の上には家庭医学の棚があった。こんなカオスぶりが香港の魅力の1つだと思う。中国語の本ばかりで分からないのでよく見なかったがふと目を上げると「超絶舌技」という本が目にとまった。
ハテなんだろうと思って手に取りページをめくると実にどぎついクンニのテクニック本だった。店員に「この本の英語版は無いか?」ときくと店の奥から持ってきてくれたので買い求めた。さすがは版権無視のお土地柄だと感心した。本はBeginnersから順に高度なProfessionalまで章立てされていた。
帰国後テキスト片手に簡単なクンニを妻にしてからセックスしてみた。妻は喜んだ。今ではProfessionalの章に書かれたテクニックも妻にテキストなしでサービスできる様になった。そしてテクニックによって妻の好みが分かれるので喜んでもらえるものだけたっぷりと時間と愛情をかけて行ってからペニスを挿入している。
ところで僕はずっと「萌えた体験談データベース」を読んできた。東大閥が石つぶてを食らって逃げ出した様子も嫌なことをするなと思って見ていた。「悪貨は良貨を駆逐する。」だ。体験談を投稿するよりも妻の局部を愛撫して喜ばせることに時間を使いたいと思う。僕の母校東工大は東大と授業単位互換制をとっている兄弟校だ。僕もここを離れよう。それではさようなら。

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