11月20

実験:実の妹とキスしてみる

ある夏の日のこと。俺は高2で妹は高1だった。
もちろん実の兄妹だが、そろってネジが緩めなのは読んだら分かると思う。

前の日、俺は独りで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」第1作のビデオを観た。
簡単に言うと、昔にタイムスリップして両親の恋のキューピッドになる話なんだが、
その中で主人公が若き日の母親からモーションをかけられるシーンがある。

で、将来の息子とは知らず無理やりキスした母親が言うんだな。

「なんか変な感じ。弟とキスしてるみたい」

主人公は引きつった顔で「はは、そうだろうね…」なんて答えるわけだが、
それを観ながら思った。家族と家族以外でキスの味って変わるんか?

俺は無類のキス好き。というか、キスすると異様に興奮する。
彼女とエッチするときは、服着たままキスするだけでフル勃起するから超便利だ。
ハメながらキスしたら快感が倍増する感じで、いきなり早漏マンに変身する。
挿入中に彼女がキスしてくるのは「もうすぐイキそうだから、一緒に…」の合図。
まあ、分かりやすいと言えば分かりやすい性癖だよな。

そんな俺でも、キスの相手が親兄弟だと違うんだろうか?

うちはバリバリ日本人だぜ!な家庭で、お休みのキスとか欧米な習慣はない。
まあ、アメリカンなファミリーも、お休みのキスは頬にチュッとするだけか。
ともあれ親兄弟とキスなんて考えたことなかったが、実際のところどうなんだ?

気になると止まらなくなる性格の俺。これは調べてみる必要があると考えた。
とはいえ親子ほど年の離れた…てか実の親なんだが、カーチャンは遠慮したい。
必然的に実験の相手は妹の香織に決まった。

「なあ香織、キスしてみよっか?」
「兄ちゃんと? やだよ、なんかキモいし…」

ルーティン作業中に話を持ちかけると、妹はごく常識的な反応を示した。
まあ、普通そう答えるよな。いや、俺は決してキモい外見じゃないぞ。

別に兄妹仲は悪くない。四六時中一緒にいるわけじゃないし普通に喧嘩もするが、
友達には「妹と年3回くらいしか口を聞かない」と公言する奴もいるし。
それを考えたら、うちはまだ仲睦まじい方じゃね?と勝手に思ってたんだけどな。

「何だよー、俺のこと嫌いなのか?」
「嫌いとかじゃないけどさ、兄妹でって変じゃない?」
「だから?、ホントに変かどうか試してみるんじゃんかよ」
「へっ??意味不明なんですケド?」

くそっ、どこまでも兄に似て頭の悪い奴。そこで映画のことを話してみた。
妹は「バック・トゥ?」を観てなかったが、話を聞いて興味を持ったようだ。
この辺、兄妹で頭の程度だけじゃなく感性も似てるんだな。

話のついでに兄妹でちょっとしたキス談義。
香織には同級生の彼氏がいるが、その彼氏とキスするのは好きらしい。

キスすると性的に興奮するのも兄譲り。これは初めて聞いた。
「ボーッとして脳が痺れる感じ」。うんうん、その感覚、兄ちゃんには分かるぞ。
ただ、彼氏の方があまりキスに熱心じゃなくて、前から不満だったそうだ。

なっ? こんな話もできる兄妹って仲睦まじいと思わない?
…というのはさておき、香織もキス好きなら話は早い。

「というわけでさ、試してみない?」
「うーん、まあ、ちょっとくらいなら…いいかな」

香織は少し迷った様子も見せたが、好奇心に勝てず乗ってきた。
たぶん兄妹揃って、マルチとかにだまされるタイプなんだろう。

たまたま2人がいたのは自宅の子供部屋。あくまでも学術的探求が目的だ。
別にもったい付ける必要もないんで、さっさとキスの体勢に入る。

「目、瞑った方がいい?」
「ん? どっちでもいーんじゃね?」

いくら妹でも至近距離で見つめ合ったら照れる…かと思ったら、そうでもない。
香織は自分で「Karaのニコラ似」と主張するが、俺に言わせれば外見は人並み。
というか、Karaってよく知らないし。どっちにしろ俺のタイプじゃない。
ちなみに俺、妹系よりオネーサマ系が好みで、彼女も大学生だったりする。

やっぱり肉親だからか、キス前の見つめ合いは期待したほどドキドキしなかった。
少しガッカリしながら香織と唇を合わせてみる。最初は軽めのやつだ。

ん?、全然普通。というか、これじゃ唇同士をくっつけてるだけじゃん。

キス中、香織は目を閉じてたが、顔を離すときょとんとした表情で俺を見返した。
もう一度トライ。今度は押し付けるように、ちょっとヤらしい感じを出してみる。

ん?、やっぱり普通。彼女とキスするような高揚感がない。

「なあ香織、ちょっと舌出してみろよ」
「舌? う?ん、別にいいけどさぁ…」

ディープというかフレンチというか、ともかく舌を挿し込んでかき回してみた。
妹もキス好きだけあって慣れてるのか、上手に舌を絡めてくる。
混ざり合う2人の唾液。唇も舌もフィット感は悪くない…はずなんだけどなぁ。

「もっとこう、ちゃんと彼氏にするようにやってみろよ」
「やってるよ?。てか彼氏にも、ここまで一生懸命しないってば」

俺も意地になって、彼女とエッチするとき用の本気モードでキスしてみた。
いつもの俺だと、これだけで2発は射精できそうなくらい濃厚なやつだ。
香織も頑張って応えてるらしい。そのまま5分くらい兄妹で舌を絡めてみる。

「う?ん、なんか違うよなー」
「やっぱり? あたしもそう思った」

顔を離して見つめ合う。香織はいつもと同じ表情。可愛くないとは言わんが、
頬が赤らんでるわけでも、瞳がウルウルしてるわけでもない。それは俺も同じ。

女の子が「変なカンジ」と言うと、軽く性的に興奮してることが多いんだが、
香織とのキスは違和感があるって意味で「変な感じ」がする。
彼女とのキスも別にレモン味がするわけじゃないが、脳内物質が出るというか、
なんかこう、もっと理性が麻痺するような不思議な魔力があるんだけどなー。

「やっぱりさー、兄妹だと違うんだよ、兄ちゃん」
「なるほど、スピルバーグ監督は正しかったんだなw」

期待してたわけじゃないだろうが、香織も残念そうな表情に見えなくもない。
ちなみに、スピルバーグは「バック・トゥ?」シリーズの制作総指揮だとかで、
監督は別の人…と、あとで映画フリークの友達に教えてもらった。知るかよw

妹相手に実験中、ふと思い出した。親子兄弟で恋愛関係にならないのは、
遺伝子だかDNAだかが本能レベルで拒否するからって聞いたことあるぞ。

そういや前に読んだ推理小説で、唾液からDNAを採取する場面もあった。
ということは、唾液にはDNAがたっぷり含まれてるんだよな。
どんだけキスして唾液を交換しても、相手が肉親だとDNAが反応しないのか。
だから彼女とするときみたいに興奮しないのかも…。うん、きっとそうだ!

おおっ、我ながらナイスな推理じゃん!
こないだの中間テストで理科が赤点で、親に説教された俺とは思えない!
惰性でキスを続けながらそんなことを考えてると、不意に香織が声をかけてきた。

「兄ちゃん、もうそろそろさ…」
「あ、ごめん。唇ふやけちゃったか?」
「そうじゃなくて…そろそろイキそう…」

我に返った俺は、慌てて香織の小さな尻を抱え、ピストンのスピードを上げた。
俺の勃起を咥え込んだ温かくて柔らかな膣から、止めどなく愛液が溢れる。

「兄ちゃん、もうダメ。イク! イッちゃううぅ??!!」
「俺もイクぞ。香織、香織いぃぃ??!!」

次の瞬間、勃起の先端から噴き出した生温かい粘液が、香織の膣内に広がった。
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