12月10

思い続けた幼馴染みがチャラい先輩と完

うるさいくらいにセミが鳴いている。空には怖いくらいの大きな入道雲が浮かんでいて、真っ青な青空がまぶしい。
じりじりと肌を焼くような日差しの中、虫取り網を持ち、虫取りかごを肩から斜めがけにした麦わら帽子の少女を、後ろから追いかけている僕。
帽子からのぞく髪は短く、半袖のシャツから突き出ている腕も、短パンから伸びている長い足も、真っ黒に日焼けしている。

追いかけながら、僕はどこに行くんだろう? なにをしているんだろう? と、一瞬パニックになった。
でも、あの後ろ姿は間違いなく幼馴染みのみなみだ。
あぁ、今日は夏休みで、また一緒に河原に虫を取りに行くんだなぁ……と、思うと同時に目が覚めた。

『おはようw なんか、笑ってたよw』
目を開けると、みなみが優しい笑みを浮かべて、僕に話しかけてきた。あれ? 虫取りは? と、一瞬パニクったが、目の前にいるみなみは大人だった。そこで、自分が夢を見て寝ぼけていたことを理解した。

みなみとは、幼稚園の頃からの筋金入りの幼馴染みだった。なかなか気持ちを打ち明けられない僕だったけど、あるきっかけがあって、思い切ることが出来た。
そして、結婚し、子供も出来た……幸せな日々が永遠に続くものだと思っていた……。

『どうする? まだ寝る? ご飯作ろうか?』
みなみは、ニコニコと上機嫌に言ってきた。今日は休みなので、そんな事を言ってきたのだと思う。

もう臨月近いみなみのお腹は、怖いくらいに張り詰めていた。大きなお腹で、優しげな笑みを浮かべるみなみ。きっと優しくて、よい母親になると思う。
母親に似るのか、父親に似るのかわからないが、生まれてくる赤ちゃんもおそらく可愛いと思う。でも、男の子でも女の子でも、僕に似ることはない……。

あの時、偶然家に寄ってしまったばかりに、知りたくないことを……知らない方が幸せだったことを知ってしまった……。

今みなみのお腹の中にいるのは、大学の時のサークルの高橋先輩の赤ちゃんだと思う……。あんな録音を聞いてしまったばかりに、僕は絶望と復讐心の塊になってしまった。

「あ、じゃあ、ご飯作ってもらえるかな? でも、辛かったら、俺が作るよ」
と言った。
『へーきだよw いっぱい食べて、パパには頑張ってもらわないとね! ねっ?』
と、みなみは膨らんだお腹に向けて、同意を求めた……。
僕は、吐きそうだった。どうしてこんな酷いことが出来るのだろう? 高橋先輩の子を、僕の子供として育てるつもりなんだろうか? だったらなぜ、僕と別れて高橋先輩と一緒にならないのか? 今すぐ怒鳴りつけて問いただしたい。

でも僕は、怒りも絶望も胸に秘めることにした。表面上いつもどおりに過ごし、二人にきっちりと復讐をする……それも、慰謝料を取って終わりとか、離婚して終わりとか、そんな生やさしい復讐で終わるつもりはない。
愛が深かった故に、憎しみも深い。

僕は、とにかく証拠をあつめることにした。なにをするにも、証拠が必要だと思ったからだが、それはとにかく辛い作業だった。

信じられないことに、密会は我が家で行われていることがわかったので、隠しカメラを複数仕掛けた。
そして、色々と調べようとして、一人では無理があると知り、探偵事務所にも依頼した。妻の浮気や、託卵などを相談するのは、屈辱と恥ずかしさでなかなか踏み切れなかったが、担当してくれた探偵さんは、プロというか、恐ろしくビジネスライクな人で、結局なにも隠すことなく話すことが出来た。

そして、探偵さんが調べてくれた内容を見て、みなみが僕と別れて高橋先輩の元に行かない理由もわかった。
高橋先輩はすでに結婚していて、子供も3人もいる。しかも、先輩の奧さんはいわゆる名家の一人娘で、先輩が婿入りしているようだ。

奥さんの写真も見せてもらったが、こんな事をいってはアレなんだけど、美しくない人だった。みなみは、幼稚園の頃から一緒なので、僕の脳内でかなり補正されてしまっているのかも知れないが、かなり美人で可愛いと思う。

そして、先輩の奧さんは、自分が美人ではないことをよくわかっているようで、とにかく先輩に尽くしまくっているそうだ。それをいいことに、先輩はポルシェに乗ったり、キャバクラ通いをしたり、好き放題のようだ。

そんな状況なのに、みなみに手を出して、妊娠までさせた……あらためて殺意を覚えたが、どうすれば地獄を見せられるかという事を考えるようにした。

そして、みなみだ……みなみに対しては、憎しみも怒りもある。でも、本当に情けない話かも知れないけど、愛情が消せないでいる……ふと油断をすると、ついつい心からの笑顔で、みなみに笑いかけてしまう自分に気がつく……。

なので、もっと嫌いになろうという気持ちもあり、二人の行為を隠し撮りし続けた。二人は、とにかくよく会っていた。しかも、ほとんどが我が家でだった……。

この日は、僕が家を出て会社に向かうと、すぐにみなみは動いた。僕が出かけるときには、行ってらっしゃいのキスまでしてくれたのに、エロいコスチュームに着替え始めた。
それは、どこでそんなもの売ってるの? と言うような、妊婦向けのウェディングドレスだった。しかも、膝上20cm位のミニスカートで、胸元も大きく開いている。もともと、貧乳に近い大きさだった胸は、妊娠を機に、巨乳と言ってもいいくらいになっていた。

それが、谷間がはっきり見えるドレスを着ているので、やたらとエロく見える。みなみは、僕に行ってらっしゃいのキスをした直後に、他の男のためにウエディングドレスに着替えた……それは、酷い裏切りだと思う。

あの時、大学時代に、偶然みなみが高橋先輩とセックスしているのを見たとき、あきらめればよかった。みなみは結局、セックスの快感に極端に弱い女だったということだ。あの時、僕はそれを知ることが出来た。それなのに、幼馴染みで、初恋の相手だったみなみをあきらめることが出来なかった……。

みなみは着替えると、メイクもして、髪型も整えた。両親や、お客さんが来たらどうするつもりなんだろう?

するとインターホンが鳴り、みなみはそのままの格好で玄関に行った。玄関の隠しカメラの動画を見ると、ドアが開き、高橋先輩が入ってきた。
しかし、こんなに頻繁に男が出入りして、隣近所の目は大丈夫だったんだろうか?
しかし、今時のマンションの隣付き合いなんて、ないに等しいので、案外平気なのかも知れない。

「おぉっ! 着てくれたんだ! うわ、スゲぇ上がる!」
先輩は、本当に嬉しそうにはしゃぐ。その様子を見て、少しはにかんでいるみなみ。
『だって、けっこう高いんでしょ? これ、わざわざ買ってくれたんですよね?』
みなみは、照れながらそう言った。

「まぁなw わざわざオーダーして作ったからなw でも、気にすんなよw 俺の趣味だからw」
『そうなんだ……でも、趣味なんですか? 私と結婚式したいのかと思っちゃいましたw』
「そ、そうだぜ……お前と結婚式したいからだよw」
先輩は、やたらと照れくさそうに言った。

『じゃあ、しちゃいましょうよ! 誓いのキスします?w』
みなみは、こんな事を嬉しそうに言っている。浮気しているときは、テンションも上がって、酷い裏切りの言葉も言いがちだと思う。でも、みなみが言っている言葉は、あまりに酷いと思う。怒りや憎しみが渦巻くが、どうしてもまだみなみを憎みきれない僕もいる……。

「いや、順番があるだろ? ほら、これ……指輪の交換……」
『えっ!? なんですか、これ?』
そう言って、みなみが先輩から手渡された小箱を開ける。
『指輪……これ、わざわざ買ってきたんですか?』
「あぁ、今だけでいいからだ、ハメてくんないかなぁ? 嫌ならいいけどw」
先輩は軽い口調で言うが、どう見ても目がマジだ……。

『嬉しい……ホント、先輩ってこういうの上手ですよね……とても私をレイプした人間とは思えないw』
「わ、悪い……でも、あの時は俺もさ、ほら、必死だったし……」
『ふふw いいですよw アレのおかげで、私も本当の快感がわかったしw』
「だろ? お前、マジ淫乱だもんなw」
『ひど?いw 淫乱にさせたのは先輩でしょ?』

「わるいw じゃあ、交換しようか?」
『あ、でも、私用意してないよ。先輩のは?』
「あるよw これ、ペアのヤツw」
『なんか、先輩って実はピュアなんですねw 可愛いw』
「うっせーw ほら、指出せって」
まともに照れている先輩。

『誓いの言葉はなしですか?w』
「あぁ、えっと……永遠の愛を誓います! こんな感じか? って、おい、な、なんで泣くんだよ!?」
『ごめん……なさい……なんか、へへw 変だよね……私も、誓います……』
そう言って、みなみの方から先輩にキスをした。
ウエディングドレス姿のみなみが、他の男に愛の言葉を誓い、キスをする。これは、浮気なんだろうか? もう、本気の領域に入っている気がする。

僕は、吐き気をこらえながらその動画を見続けた。そして、この動画があれば、証拠としてはもう充分だとも思った。

画面の中では、お互いがお互いの指に指輪をはめている。ある意味ではセックスをしているところを見せつけられるよりも、はるかにダメージが大きい場面だ。

そして何よりもショックだったのは、指輪の交換をする前に、すでにみなみは指輪をしていなかったことだ。
浮気相手と会うときに、指輪を外すのは定番とはいえ、それでもそれを目の当たりにすると、ショックは大きい……。

みなみは、指にはめられた指輪をニコニコした顔で見ている。
「なんだよ、そんなに喜ぶんなら、もっと早くやればよかったw」
『そうだよねw 遅すぎw 3年早かったらよかったのに……』
「え? あ、あぁ、そうだな……」

『じゃあ、カズ君、誓いのセックスしようよ♡』
「なんだそれw」
笑う先輩の足下にひざまずき、先輩のズボンを脱がしていくみなみ。ウエディングドレスで、綺麗にメイクしたみなみが、こんな事をしている……。
もう、怒りや憎しみも一周してしまった感じで、無感情にそれを見続ける僕。

みなみは、嬉しそうに先輩のチンポを取り出す。昔、大学時代に見て以来だったが、やっぱり先輩のソレは、ちょっと普通じゃない感じだった。大きく太いだけではなく、オーラみたいなものを放っている気がした。
大勢の女性を狂わせてきた経験で、それ自体が独特の存在感を持つようになっている感じだ。人斬りで名をはせた剣客の愛刀が、美術館で飾られていても、何とも言えないオーラを放っているのと同じ感じだ。

『やっぱり凄いね……見ただけでおかしくなりそう♡』
みなみは、何とも言えない艶っぽい声でそう言うと、そのまま口にくわえた。そして、そのまま頭を前後に振り始めた。

純白のウエディングドレス……それは、純血だとか潔白とかをあらわしているはずだ。それが、真逆の娼婦みたいな事をしている……。

前回は録音だけだったので、まだショックは少なかった。やっぱり動画で見るそれは、衝撃度が比ではなかった。

いつも僕に微笑みかけてくるあの美しい顔が、見るに堪えないくらい興奮でとろけ、必死で巨大なチンポをフェラし続ける姿は、悪夢としか言えない……。
そんなに奥までどうやって? と思うほど奥までくわえたり、舌で亀頭周りをチロチロと舐めたり、それだけではなく、睾丸も舐めたり、それを口に含んだり、とにかく色々なテクニックを駆使して先輩に奉仕を続けている……。

僕には、そこまでしてくれたことはない……でも、不満なんて少しもなかった。ずっと、幼稚園の頃から恋い焦がれていたみなみが、セックスをしてくれるだけで満足だった。

先輩は、昔見てしまったときとは違い、みなみに口でさせながらタバコを吸ったりはしていない。それどころか、みな実の髪や耳を優しく愛撫でもするように触っている。
昔は、都合のよいセックスフレンドの一人みたいな扱いだったのに、今の先輩の行動は、恋人にするみたいに優しい感じだ。

「あぁ、出る、かけるぞ! みなみっ! イクっ!」
『いいよ♡ いっぱいかけてぇ♡』
先輩は、みなみの口の中から引き抜くと、自分でしごいてフィニッシュをした。大きなアレから、洋物のエロビデオみたいな量の精液が、みなみの顔に飛んでいく。

みなみの顔だけではなく、髪や純白のウェディングドレスまで、先輩の精液が汚していく……。

『へへw いっぱい出たねw』
みなみは、顔中を汚されているのに、なぜか嬉しそうだ。そして、そのまま先輩のチンポに吸い付き、全部吸い出すようにお掃除フェラをしていく。

「すっげ……これ、ヤバいw やっと夢がかなったw」
『カズ君って、すっごいマニアだよねw でも、私も凄く興奮したよ……なんか、いけない事してるみたいで……』
「ふw だって、いけない事じゃんw 達也がいない隙にこんなことしてw」
『そ、それはそうだけど……じゃあ、もう止める?』
「やめね?よw ほら、まくってみな」
『はいぃ……見て下さい……』
みなみは、震えるようなうわずった声で言う。

そして、純白のスカートを自分でまくり上げていく。さっき着替えているところから見ているのでわかっていたが、みなみはショーツを身につけていない。それどころか、ブラもしていない。

「マジかw 足首まで垂れてるんすけどw みなみはド淫乱だなぁw」
『カズ君が調教したんでしょ? それとも、淫乱なみなみは嫌い?』
みなみは、妖艶な顔で先輩に迫っている。これがみなみの本当の顔なんだろうか? 浮気相手とは、開き直ってなんでも出来ると聞いたことがある。恋人や配偶者とは出来ないことでも、浮気という背徳感あふれるシチュエーションなので、なんでも出来てしまうと聞いたことがある。

どうなんだろうか? みなみは、快感に一時的に酔っているだけなのか、それとも本気で先輩のことが好きで、なんでも出来てしまうという感じなのだろうか? わからない。

さっきから、意識せずにいつの間にかみなみをかばうような思考をしている自分に驚く。もう、再構築はあり得ないと思っている。別れるのは確定していると思っている。今の僕は、二人に天罰を与えたいだけで、どうすれば一番ダメージを与えられるかを考えている……そのはずだ。

「なぁ、言われた通りに準備したか?」
『……したよ……変態w どうしてお尻なの?』
「ウェディングドレスの花嫁のアナルを犯すなんて、たまんねーじゃんw」
『バカ……いいよ、入れて……』
みなみは、ウェディングドレスのまま後ろを向き、ベッドに手をつき立ちバックの姿勢を取った。そして、純白のスカートを一気にまくり上げた。

僕は、それを見てまた吐きそうになってしまった。丸見えになったみなみのお尻には、バイブがすでに刺さっている。奥まで刺さっていて、根元が少しだけ見えているような状態だが、いつの間に入れたんだろう? そう言えば、妙にシャワーに時間をかけていた。浴室でお尻の中を綺麗にして、それを仕込んでいたのだろうか?

「準備良すぎるだろw」
『だってぇ、久しぶりだから、拡げとかないと痛いし……カズ君の、馬鹿デカいから♡』
「ほら、そのまま出してみろよw」
『え? う、うん……』
そう言うと、みなみは立ちバックの姿勢でお尻を突き出したまま、力み始めた。うめくような声をあげながら力を入れていく。

すると、アナルに刺さっていたバイブが、ちょっとずつ押し出されていく……。
『あぁ、ダメ、で、出ちゃう感じする……』
「大丈夫だってw 綺麗にしたんだろ? それにもし出ても、お前のなら汚くねーしw 何度も見てるしw」
『うぅ……バカ……あっ! あ、あぁっ! ヤ、ヤバいかも! あ、あっ! ダメぇ! で、出ちゃうっ!あぁっ!!!』
みなみは、本当に恐怖を感じているような声で言う。バイブが、みなみのアナルから半分ほど突き出ている。僕は、みなみが排泄するところなど、見たことも想像したこともない。そんな、究極に近いくらい恥ずかしい姿を、先輩には過去にさらしているようだ……。
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