12月11

俺と優は同じ高校でしかも3年間同じクラスだった

 俺と優は同じ高校でしかも3年間同じクラスだった。優は身長145cmそこそこで小さくて笑った顔がすごく可愛かった。教科書見せてもらったり、見せたりしたこともある。優との何気ない会話がうれしかった。高2後半にもなると付き合いだす奴らも多くなって来ていたが、しかし、優とは友達以上に発展することはなかった。

 見つめあって笑いあったり、顔を赤らめたりもあって、お互い好き同士なのかなと考えたときもあったが、俺はへたれで奥手でだった。童貞卒業は大3で、素人童貞卒業も大4という有様である。

 それが、運命のいたづらか帰省したとき、飲み屋で偶然出会って(ありがちですが、田舎だと実際そうなんですよ)働いている場所が近いことが判明したのである。4年半越しの再会であった。

 俺と優が付き合い出したのはごく自然な流れであった。実家が近いこともあり、お互い家族も歓迎で家族ぐるみ付き合いになり始めた。優の一つ一つの仕草がいとおしかった。笑顔を見る度、俺はどんな辛いことにも耐えられると思った。体の相性もばっちりで、一日中お互いの体を求めあった。

 しかし、神は俺に試練を与えた。すべては俺に原因があったのかもしれない。仕事が忙しく残業残業でかまってやれない日が何日も続き、お互い仕事をしていたこともあってすれ違うことが多くなり、どこかギクシャクした関係になり始めていた。家族ぐるみとはいえ、同棲には抵抗があった。その時は「結婚はまだまだ先」という概念があり、それが俺の甘さだったのかもしれない。

”そして運命(悲劇)の日は訪れる”

 その日、俺は直行直帰の日で優の会社の近くを通ったものだから、驚かしてやろうと思い、ビルの出口で待っていた。しかし、優と一緒に職場の仲間らしき連中とぞろぞろでてきたものだからタイミングを失ってしまった。俺は無意識の内に尾行していた。テレビドラマみたく「あのタクシーの後をつけてください」なんてまさか実際にやるとは・・・。どうやら飲み会のようである。

 2?3時間ぐらい経っただろうか。時間は9時半を過ぎていた。1次会が終わり、2次会のようである。しかし、”その時、俺は驚愕の光景を目の当たりにする”。

 なんとだいたい男女ペアになっており、優は、”体格の良い”男と腕を組んでいた。”小さな”優とそいつは何ともいえないエロチックなコントラストを描いていた。

 それからは俺にとって地獄だった。2次会カラオケ終了して、出てきたときには夜はふけこんでいた。既に俺は戦意喪失だった。

 案の定、優とデクの坊はホテル街へと消えていった。俺は呆然自失で1時間ぐらいふらふら歩き、ベンチを見つけたので座り込んでしまった。冷たい汗が流れていた。しかし、涙はなかった。不意に優が犯られている映像がフラッシュバックのように流れてきた。しかも音声付き!

 優が”おしっこポーズ”で抱えられて、バックからデカチンをはめられ、優の小さなオマ○コがいやらしくかきま回されている。優ちゃんキモチイイ?ハァン、アァン、コワレチャ、アー、ハァハァ。

 実際どうなのかわからないのに男として負けた気がした。しかし、意に反して彼女が犯られている光景を想像してブッ立てていた。いつもより数段堅くなっていた。

”俺は変態である”

 その浮気されたことより、その事実がショックだった。その後、俺は優を徹底的に無視する事にした。理由は言わなかった。やがて優はすべてを理解したのか「○○ちゃん、ゴメンネ、ゴメンネ」と言いながら、俺のマンションのドアの前でワンワン泣いていた。俺も泣いた。お互いの涙、枯れはてるまで・・・。しかし俺は耐えた。絶対に会わないようにした。

 やがて、家族まで介入しだしたので事情を説明し、”1年間待ってほしい”と伝えた。この言葉には様々な意味が込められていた。

・・・やがて一年が過ぎ去った。

 色々あったよ・・・ホントに。生きるって大変だーね。「今、優は俺の腕の中にある。」しかし、”トラウマは消えることは無いだろう”

 これはネトラレの才能がある私でも言うのだから間違いないッス。ちなみに、その時のことを想像しながら犯ると萌えるのは妻には内緒である。チャンチャン。

END

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