前回の続きです。
あの衝撃的なキスの後、テーブルに置いてあった妻のバスタオルとハンドタオルを見つけました。何気なく触ったとき、濡れていることに気づきました。おそるおそる匂いを嗅いでみると、精液と汗、それにアンモニアの匂いがしてきました。バスタオルもハンドタオルの方もです。
ーまさか。
私は、すぐに携帯電話で妻に連絡します。何度、鳴らしても出てきません。そのうち、朝御飯の時間も過ぎてきました。
ーどうする。チェックアウトの時間だぞ。
10回目でようやく繋がりました。ただし、出たのは妻ではなく、昨晩一緒に飲んだ学生のA君でした。
「もしもし。」
「はい。すみません。」
A君の声は今にも、泣き出しそうです。
「どうしたんだ。」
「本当にすみません。そんなつもりじゃなかったんです。」
「謝ってばかりじゃわからない。本当の事教えて。」
その時、
「おーーー!いいわ!いくわ!B君のチンポが堪らなくいいわーー!」
との声が。野太く低い声でしたが、すぐに妻の声だとわかりました。
「状況は何となくわかった。どうしてそうなった?」
何も返事がきません。
「怒らないから言ってごらん。」
私が優しい声で言うと、A君がありのまま話してくれました。話が盛り上がり、10分のつもりが、2時間になってしまったこと。その後の流れで、A君達の部屋に行き、トランプをしたこと。その後、どういう訳か、変な雰囲気になり、セックスをすることになったこと。
「わかった。話してくれてありがとう。」
部屋の番号を聞くと、妻がいる部屋に駆けつけます。ドアを叩くとC君が開けてくれました。
「すみません。助けてください。」
昨晩、学生の中で一番、エネルギッシュだったC君が見るからに疲れ果てていました。
「おーーー!!いいわあ。」
妻の声が聞こえます。
「おーー!!私もよ。」
もう1人の女性の声も聞こえてきました。聞き覚えのある声です。
ーどういうことだ?
部屋に入ると、目を疑うような光景が。
妻と優子さんが太い人参をマンコとお尻に入れながら、抱き合っているのです。優子さんは、私の同僚の妻で、ある程度の交流があったので、面識がありました。非常に清楚で気品のある方でした。その優子さんが、何故?
妻と優子さんは時々、舌を絡め合います。
「おい。もうチェックアウトの時間だぞ。」
しかし、妻も優子さんも、やめようとはしません。
「おおおお。ゲヅマンゴイグー!!」
二人ともそう叫ぶと、白目をひん剥きながら、気絶してしまいました。
「手伝って」
私とA君達は、やっとのことで、妻と優子さんの体を引き離し、仰向けにしました。二人ともピクリとも動きません。マンコだけがヒクヒクと動きながら、時々汁を出してきます。
二人の顔は、白目をひん剥き、口をぽかんと開け、中からは舌が少しだけ飛び出ています。髪も含め体中が、色々な液でびっしょりで、ローションらしきもので、テカっています。汗と精液とアンモニアが混ざったような匂いが体から湧き出ています。
それよりも、驚いたのは妻の乳首とマンコにピアスが開けられていたことです。その上、マンコには赤い蝶の刺青まで入れられ、そこをよく見ると
「淫乱」
という文字がうっすらと見えてきました。
優子さんの体をもっとすごく、乳にも赤い薔薇の刺青がされており、それぞれの乳の上に黒く大きな文字で
「調」と「教」が彫られていました。
その上、ヘソにもピアスがされていました。
「このおばさん達、怖い。一晩中、喘ぎまくっているからな。」
A君が言うと、
「いや、あれは喘ぐではなく、雄叫びを上げると言うんだ。」
とB君が言いました。
「しかし、マンコだけではなく、尻の穴にも入れてと言われた時は驚いたよ。」
「もう、こんなセックスはしたくない。」
「これで、童貞卒業だなんて、悲しすぎる。」
皆、口々に言います。
「おい。口を慎め。一番、辛いのは旦那さんだぞ。」
F君が私に言います。
「本当に、申し訳ございません。お詫びはなんでも致します。」
「もういいよ。こちらこそ、妻が申し訳ないことをしたね。」
その時です。
妻の体から、液がまた出てきました。どうやら、失禁をしたようです。それにつられ、優子さんも失禁をしました。あたりにアンモニアの匂いが漂います。
ー夢なら覚めてくれ。
そう思いながら、「日常の終わり」を感じました。