嫁の真希が、ずっと教えてくれなかった過去の男性経験を教えてくれたことで、俺の性癖は完全におかしくなってしまった。嫁の告白は、とてもではないが信じられないものだったし、あの動画がなければたちの悪い冗談だと思ったはずだ。
信じられないものを見せられて、信じられないほどの快感を味わった俺は、
「もう一回、先生に抱かれてくれないか?」
と、真希に言っていた。嫁は、今まで見せたことのないような妖艶な笑みを浮かべると、
『ふふ。一回でいいの?』
と言ってきた。俺は、真希のその言葉に、なんと言っていいのかわからずに黙ってしまった。
そして、その日を境に、真希と俺の夜の生活は決定的に変わってしまった。
今日は夜勤もなく、俺より早く帰っていた真希は、夕食を用意して待っていてくれた。
『ヒロ君お帰り〜。今日もお疲れ様! ヒロ君の好きなオムライス出来てるよ!』
真希は可愛らしいピンクのエプロンをして、俺に微笑みかけてくれた。けして美人でも、凄く可愛らしいわけでもないが、俺にとっては最高の嫁だと思っている。エプロンの柄が歪むほどの巨乳が、本当に最高だと思う。
俺はありがとうと言いながら、エプロン姿の真希を抱きしめてキスをした。
『へへ。ヒロ君大好きだよ〜』
真希は頬を少し赤くしながら、そんなことを言ってくれる。本当に幸せで言うことのない日々だなと思う。でも、楽しく食事をしていると、妻がいつもの話をしてくる。あのカミングアウトがあるまでは、食事の時に真希が大人のおもちゃを食卓にのせて、後でそれでいっぱいしてねとおねだりをして来た。でも、あのカミングアウト以後は、
『どうする? 今日も見るの?』
と、小悪魔的な笑みを浮かべながら言ってくる。俺は、今度こそは断ろう……。そう思いながらも、
「そ、そうだね。見ようかな?」
と、目を泳がせながら答えるのが常だ。
『今日はどれにする? 私のおすすめは、ヒロ君の部屋で、ヒロ君があと1時間で帰ってくるのに、10人に中出しされちゃうやつかな?』
真希は自分で言いながら、その言葉に興奮してしまったようで、声がうわずっている。
「お、俺の部屋で?」
もう、たいていのことでは驚かないと思っていたが、真希の言葉に絶句してしまった。
『そうだよ。時間がないから大変だったんだからね!』
真希は、なぜか俺を責めるような口調で言う。でも、力関係が変わってしまった今は、
「ゴ、ゴメン……」
と、俺は情けなく謝ってしまった。
『じゃあ、シャワー浴びてベッド行こう!』
真希は明るく言う。テンションが凄く高い。そして真希は先に浴室に向かう。
あのカミングアウトの日以来、一緒に風呂に入ることはなくなってしまった。一緒に風呂に入ってイチャイチャするよりも、手早くシャワーを浴びて、一分でも早く寝室でプレイに入りたい……。そんなことを言った真希。でも、本当にそうなんだろうかと思ってしまう。
もしかして、俺への気持ちが薄まってしまったのではないか……。先生のことを思い出して、気持ちが移りつつあるのではないか……。そんなことを考えてしまう。
そして、驚くほど早く戻ってきた真希。身体にタオルを巻いている。頭も濡れたままだけど、ドライヤーもせずに寝室に向かう。
『じゃあ、準備してるから早く来てね!』
真希は俺の頬にキスをすると、通り過ぎていった。俺は、どんな凄いビデオなんだろうかと想像して、異常なほど興奮してしまっていた。
俺はすぐに浴室に入ると、カラスの行水のようにあっという間に身体と頭を洗い、タオルでざっと身体を拭いて寝室に向かった。寝室に入ると、真希がベッドに乗って座っていた。体操座りみたいな格好で、壁際のテレビの画面を見つめる真希。もの凄く集中している感じだ。
そして画面の中には、懐かしい部屋が映っている。俺が結婚前に住んでいた部屋だ。
カメラが固定されているようで、ソファなんかが置いていあるDKのほとんど全部が映っている。そして、そのソファにちょこんと座る真希は、あの頃よく着ていた可愛らしいキャミソールと、短めのスカートを穿いている。
真希が仕事がないときなんかは、よくこうやって部屋で待っていてくれたなぁと、思い出して懐かしかった。
『懐かしいでしょ。あのソファ、捨てちゃったんだよね』
画面を見据えたまま真希が言う。俺は、曖昧に返事をして真希の横に座った。すると、真希は画面を見たまま、頭だけを俺にもたれ掛けてきた。まるで、ラブラブなカップルが映画を見るような格好だなと思いながら、俺の心は動画の次の場面に向かっていた。
画面の中では、雑誌を読んでいる真希。すると、インターフォンも何もなく、ドアが開く音がした。そしてすぐに、
「お邪魔します」
「平気ですか?」
「大丈夫ですか?」
などなど、複数の男性の声が響く。
『はぁ〜い、早く上がってね! 1時間しかないからね! 脱がすの禁止だから!』
真希は動画の中で、立ち上がりながらそんなことを言う。同時に、画面の中にぞろぞろと男達が入ってきた。それは確かに10人ほどいて、花火の時の動画にもいた男達も混ざっている。
それほど広くないDKに、結構無理無理入ってきた男性達は、入るなり脱ぎ始めた。と言っても、上はそのままで、ズボンだけ降ろす男達。驚いたのは、一様にパンツを穿いていないことだった。男達がズボンを脱ぐと、勃起したペニスが沢山姿を現わした。
それは、異様な光景だった。俺の部屋で、俺がいないときに男達がペニスをさらけ出している……。吐き気がするくらい気持ち悪いと感じた。
でも、画面の中では真希がスカートをまくり上げ、ローテーブルに両手をついて立ちバックの姿勢を取った。真希も男達と同じく、ショーツを穿いておらず、真っ白でほどよく肉付きの良いお尻が丸見えになった。
10人の男達に、お尻をさらけ出す真希。
『一人、3分以内にイカなきゃダメだからね』
画面の中の真希は、見ていられないくらいに淫蕩な顔で男達に指示を飛ばしている。すると、すぐに男達が真希に群がっていく。
そのうちの一人が、真希の剥き出しのあそこにペニスを突き立てていく。
『んふぅ♡ おチンポ来たぁ♡』
真希は立ちバックでハメられて、甘い声を漏らす。真希が両手をついているテーブルは、いつも俺と二人で食事したり、お茶をしたりしていたものだ。そんな場所で他の男に生でハメられたのに、罪悪感を感じている様子はまったくなく、楽しそうですらある。
真希に挿入した男は、
「ご、ごめんなさい、もう出ちゃいました……」
と、恥ずかしそうに言った。まだ若いその男性は、大学生とか専門学生という感じで、女性にはあまり縁がなさそうなルックスだ。
『偉いよ。3分以内って言ったのに、5秒でイッてくれるなんて、いい子だねぇ。ご褒美あげる』
真希はそう言うと、男からペニスを引き抜き、立て膝で彼のモノをお掃除フェラし始めた。
真希にこうやって動画を見せられるようになったが、普通にセックスする姿を見るよりも、キスしたり、お掃除フェラをしたりする姿を見る方が、精神的に衝撃が大きいことを知った。
真希は、嬉しそうに男のイッたばかりのペニスをくわえて清めていく。男は気持ちよさそうにうめきながら、真希の頭を撫でたりする。その、恋人同士みたいな仕草に、俺は激しい嫉妬で息が苦しくなってしまう。すると、隣に座っている真希が、
『本当にヒロ君は変態さんだね。もうイッちゃいそうじゃん』
と言いながら、俺のペニスをタオルの上から握ってきた。
「真希は、あんな風にまたしたいって思ってるの?」
俺は、うめくように真希に質問した。画面の中では、服を着たままの真希がお掃除フェラをしている。俺には見せたことのないような、痴女みたいな顔で……。
『ヒロ君が嫉妬してくれるなら、したいよ』
真希は興奮したのか、荒い息遣いで言う。画面の中では、お掃除フェラをする真希の後ろに別の男が回り込み、腰を持ち上げるようにしてバックの体勢にすると、スカートをまくり上げて挿入した。
真希は、上下の口を使って男達におもちゃにされている。いや、真希が男達をおもちゃにしているのかもしれない。
「嫉妬する……。真希が他の男に触られるだけで嫉妬する……」
『じゃあ、どうする? 先生と会うのが先? 廻されちゃうのが先?』
真希は、俺の腰のタオルを外して直接亀頭を撫で回しながら聞いてくる。俺は、こんな事でもうイク寸前だ。
画面の中では、真希がさらに別の男のペニスを手でしごき始めていた。俺の部屋で、俺と会う前にこんな事をしていたなんて、当時の俺は1ミリも想像出来なかった……。
「廻される方が……見たい」
俺は、迷いながらそう答えた。本当は、先生とのプレイをしてもらいたいと思っていた。輪姦は、見た目の衝撃度は高いが、結局先生の指示でやっていたに過ぎない。真希にそこまでさせてしまう先生。その先生とのプレイを見たいと思う俺は、頭がおかしくなっているのかもしれない。
でも、まだその勇気が持てない。再会させてしまったら、どんな展開になるのか想像も出来ないからだ。
『じゃあ、セッティングしても良い?』
真希は俺のペニスをまさぐりながら言う。
「えっ? 連絡取れるの?」
俺は、ビックリして聞いた。
『1人だけ、どこにいるか知ってるんだ』
真希はイタズラっぽく言う。
「会ってるの?」
思わず聞いてしまった。
『会ってないよ。コンビニでバイトしてるの見かけたんだ。慌てて店出たから、むこうは気がついていないと思う』
真希のその言葉に、俺は心底ホッとした。
「そうなんだ……」
俺は、それ以上の言葉を言えなかった。
『じゃあ、明日会ってくるね』
どこか嬉しそうに言う真希。俺は、黙ってうなずいた。
『あっんっ! んっ! 良いよっ! そのまま中に出してぇ!』
画面の中では、バックでハメられながらそんな言葉を叫ぶ。
「イクっ! 姫っ! イキますっ!」
画面の中で男が叫ぶ。真希は、男達には姫と呼ばれていたようだ。
『うぅあぁ♡ 熱いよぉ♡』
中出しされて、嬉しそうに真希が言う。
『この時って、ヒロ君がこの指輪プレゼントしてくれた日なんだよ。覚えてる?』
真希はそう言いながら、右手の薬指にはめた指輪を見せてくる。俺は、当然覚えている。婚約指輪ではないが、結婚したいという気持ちをアピールした指輪だ。あの時、真希は嬉し涙まで流してくれたはずだ。
『あの時、ヒロ君に指輪プレゼントされながら、イッちゃったんだよ♡ 結婚の約束の指輪をプレゼントされてるのに、10人分の精液を身体に入れたままだと思うと、興奮し過ぎちゃったんだ♡』
真希は、そんなとんでもないカミングアウトをしてきた。俺は、その言葉を聞きながら、真希の手で射精をしてしまった。あまりのショックとあまりの興奮で、俺が出した精液は2m以上も飛び、テレビの画面まで汚してしまった……。
その後も、テレビを見ながら真希の輪姦を見続けた。真希は画面の中で、
『ほら、時間ないよ! 早く入れて!』
と言いながら、自分のあそこをクパァと広げていた。すると、あそこから溢れた精液が、床にこぼれて液だまりを作る。
『溢れちゃったじゃん! 早くフタしてよぉ!』
「ごめんなさい!」
真希に怒られて、慌てて挿入する男。男が10人もいて、真希にコントロールされている姿は、滑稽にも見える。でも、男達はイッてもイッてもゾンビ映画のように真希に群がっていく。
グッタリとしながら、それでも画面を見続ける俺。すると、俺が帰ってきた。画面の中で、真希が俺に甘えている。とてもさっき、慌ててタンポンを膣に押し込んで男達を追い出したようには見えない。
画面の中での俺は、どこか緊張している感じだ。指輪を渡すのにドキドキと緊張しているのだと思う。
そして指輪を渡す俺。真希は感激してくれている。
隣にいる真希が、
『今イッたのわかった? 私も変態だね』
と言ってくる。確かに、画面の中の真希は一瞬ブルッと震えたように見えた。
こんな風に、言葉で責められながら手こきをされ続け、俺は結局、そのあと真希の手で3回射精してしまった……。
『じゃあ、明日楽しみにしておいてね♡』
真希はそう言うと、さっさとパジャマを着て寝てしまった。最近は、こうやって動画を見ながら真希が手こきをするのが俺達の夜の生活になってしまった。手だけで、真希に挿入することもなくなってしまった。でも、その方が快感が大きい気がするのは、俺がおかしくなったからだと思う。
そして次の日、真希はいつも通りだった。朝ご飯を作ってくれて、俺よりも早く出勤していった。昨日の夜の話は一切なく、ごく普通の幸せな家庭という感じだった。
『じゃあ行ってくるね! ちょっと遅くなると思うけど、ご飯買ってくるから待っててね!』
真希はそう言うと、俺のキスをして出かけていった。俺は、身支度を調えながら、本当に今日会いに行くつもりなんだろうかとドキドキしながら考えていた。
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