兄「な、なんだよ、そんな真剣な顔して……」
妹「今日という今日は言わせてもらいます……」
兄「………(ゴクリ)」
妹「タバコ吸うのやめてください!!」
兄「えぇ、えええええええ………」
妹「ほら、カーテン見てください、この色!窓も!!掃除するの大変なんですよ!!」
兄「あ、いや、うん…分かってるけど…」
妹「ムダに税金多く払って、健康を損なって、煙臭いし息くさいし、タバコ吸うと口の中が渇くでしょう、
口が渇くと虫歯菌が繁殖しやすいんですよ!!もういい加減にしてください!!」
兄「何かと思えばまた説教かよ…」
妹「とにかく禁煙してください。これは没収します」
兄「あ、ちょ、おい!!」
妹「なんですか?」(ギロリ)
兄「さ、最後に一本だけ……ダメ?」
妹「………」
兄(しくしくしく)
兄「別にいいじゃんタバコくらい、自分の金で買ってるんだしさ」
妹「私はイヤです。自重してください」
兄「ささやかな楽しみなのに」
妹「こんなのいったい何が楽しいんですか、全く理解できません」
兄「リラックスできるんだよ」
妹「こんなものなくてもリラックスできるでしょう」
兄「まぁそれは…そうだけど」
妹「ほら、いらないじゃないですか」
兄「禁断症状が出る」
妹「ガマンすればいいじゃないですか」
兄「他人事だと思いやがって」
妹「他人事ですから」
兄「ったく…」
兄妹『可愛くねぇ』
兄「タバコ返してくれよー」
妹「可愛く言ってもだめです」
兄「ぶーぶー!」
妹「ブーイングしてもだめです」
兄「妹のケチ」
妹「なんとでも」
兄「じゃあ、禁煙すればいいんだろ禁煙すれば!!」
妹「そうです、やっと分かってくれましたか」
兄「その代わりお前も禁煙に協力しろよ」
妹「いいでしょう、それで手を打ちましょう」
兄「よし、じゃあタバコ吸いたくなったらキスするからな」
妹「はぁ!?ななな、何言ってるんですか!?ばば、バカなこと言わないでください!!///」
兄「じゃあタバコ返して」
妹「うぐっ………」
兄「さぁさぁ、どうする?」
妹「……い……」
兄(さぁタバコを返すのだ!!)
妹「い、いいですよ……キスくらい……////」
兄「………」
兄(本気なのかコイツ……)
妹「とにかくもう何が何でも禁煙してもらいますから、コレはこうして(グシャッ)」
兄「あああ!!!」
妹「こうして(ギチギチギチ)」
兄「ああああああ!!!」
妹「こうです(ブクブクブク)」
兄「あああああああああああああ!!!」
妹「うるさいですね」
兄「ああああ……」
妹「これでよし」
兄「ううう…なんてひどい妹だ……なんでそこまで禁煙に拘るんだよ」
妹「べ、別に」
兄「??何だよ、何か隠してるなその表情は」
妹「か、隠してません」
兄「正直に言いたまえ、理由次第ではお兄ちゃんも改心するかもしれないぞ」
妹「………それは、その、兄さんに、長生きして、欲しいから、です…///」
兄(つうこんのいちげきっ 兄に260のダメージ!!)
兄「まぁいいか、いい機会だし、禁煙頑張ってみるかな」
妹「本当ですか?隠れて吸ったりしませんか?」
兄「疑り深い奴だな、俺が信じられないのか」
妹「こっそり妹の日記を盗み見て落書きするような兄は信用できません」
兄「ぐっ………(口のへらねぇ奴……)」
妹「信じるに足る根拠が欲しいです」
兄「んなこと言ったってなぁ…」
妹「とにかく今後タバコ吸った形跡を発見し次第、きっつ?い罰ゲームですから、そのつもりで」
兄「ば、罰ゲームって…わかったよおっかねぇな……」
妹「分かればいいんです」
兄「とりあえず今タバコ吸いたいんだけど」
妹「………そ、それはつまり………しろと?///」
兄「協力してくれるんだろ?」
妹「えと……はい……///」
兄(コイツマジか……)
妹「んっ………(ちゅっ)………こ、これで大丈夫、ですか?」
兄「あ、え?、う、うん……////」
妹「はぁー……とりあえずは頑張ってくれそうですけど、どこまで続くやら…」
友「ふぅーん…お兄さんの禁煙ねぇ」
妹「えぇ、もうとにかく私はあの臭いがダメなんです」
友「しっかし、そんなところまでお兄さんの心配なんて、妹ちゃんはホントお兄ちゃん子なんだねぇ」
妹「そ、そういうわけじゃないです…変ないい方は止めてください…」
友「照れるな照れるな、で、それ以来は何の進展もないの?」
妹「え、そ、それは……」
友「兄と妹の禁断の愛かぁ?」
妹「ちち、違いますっそんなんじゃないですから!!///」
友(相変わらずこの子は弄り甲斐があるなぁ♪)
妹「な、なんですか、ニヤニヤして…」
友「いや?まぁ私は応援してるから」
妹「だから違うって言ってるじゃないですか!!怒りますよ!?///」
友「あはは、じゃあそういうことにしておく♪」
妹「…もう……」
妹「でも、こうして学校に行ってる間は監視することもできないですし、一番不安な時間です」
友(今日はよく喋るなぁ…)
妹「大丈夫かな……兄さん……」
友「まぁまぁ、頼りない兄さんでも一応信じてみたら?」
妹「うぅ………で、できる限りは………」
友「あんまり信用してないんだねぇ」
妹「兄さんは逃げるのが病的に上手ですからね…」
友「………ふむ……」
妹「な、今度はなんですか?」
友「妹ちゃんの気持ちからも逃げているわけね、お兄さんは」
妹「そ!?そんなことは一言も言っていません!!」
友「隠さない隠さない、なるほどねぇ」
妹「もう…勝手に言ってればいいです……///」
妹「ただいま帰りました」
兄「お、おかえり」
妹「………」(じーーっ)
兄「な、なんだよ、言っとくけど吸ってないからな」
妹「本 当 で す か」
兄「ったく…いつからこんな疑り深い妹になったのやら」
妹「間違いなく兄の責任だと思います」
兄「なんで俺」
妹「昔から兄は嘘ついたり人を騙すのが好きでしたからね」
兄「む、昔の話だろが」
妹「とにかく、手を出してください」
兄「手?こうか?」
妹(くんくん……)
兄「嗅ぐのかよ!?」
妹「どうやら今日は吸わなかったようですね…」
兄「犬かお前は」
妹「夕飯ができました」
兄「お、相変わらずうまそうだな」
妹「世辞は不要です」
兄(ったく……可愛くねぇ……)
兄妹『いただきます』
兄「(もぐもぐ…ずずーっ…)ん?」
妹「なんですか?」
兄「味噌汁の出汁変えた?いつものカツオ出汁じゃないな」
妹「あ、はい、ちょっと前から昆布出汁に」
兄「そっか…道理で」
妹(昔みたいに、味の違い分かるようになったんだ…///)
兄「今日の飯なんか美味しいな」
妹「ほ、本当ですか?」
兄「うん、うまい…おかわり」
妹「あ、はい///」
兄(タバコやめたからか…?飯がうまく感じるって本当なんだな)
妹(兄さんが料理の味に敏感になったのってやっぱり、禁煙したからかな…
やっぱりやめさせてよかった……)
兄「どうした?なんか嬉しそうだな?」
妹「うぇ?そ、そんなことはありません…気のせいです」
兄「そうか?いつもより顔がほころんでるぞ」
妹「気のせいったら気のせいなんです」
兄「まぁ何でもいいけど…」
兄妹『ご馳走様でした』
兄「さて、と」
妹「あ、待ってください」
兄「ん?」
妹「洗い物が終わるまでじっとしていてください」
兄「何でだよ?」
妹「兄さん食後が一番タバコ吸いたくなるからです。しっかり監視させてもらいます」
兄「うぐっ………(徹底的だなコイツ)……」
妹「なんですか?吸わないならココにいても平気でしょう」
兄「あー、もう!!わかったよ!!」
兄「どうせだから洗い物も手伝うよ」
妹「いいですこのくらい、大した量じゃないですし」
兄「まぁそういうなって、ほらほら」
妹「うっ………ど、どうぞ………(ドキドキ)」
兄「たまには手伝いもしないとな」
妹(に、兄さんの顔、近いよ…////)
兄「ん?どうかした?」
妹「なん、なんでもないです……」
兄「変な奴…」
兄「んじゃ、バイト行ってくるわ」
妹「はい、お気をつけて」
兄「大丈夫だよ、お前こそ戸締りしっかりな」
妹「兄に子供扱いされるようでは私もまだまだですね」
兄「ぐっ………たくつくづく…
兄妹『可愛くねぇ』
兄「真似するな!!」
妹「可愛げがなくて結構です、それよりも、バイト先で私がいないからといって、タバコはダメですからね」
兄「わかってるって、少しは信用しろよ」
妹「………」
兄「うわ、何この信用ゼロ視線、軽く傷つく…」
妹「兄さん」(ちょいちょい)
兄「ん?」
妹(ちゅっ)
兄「!!!!」
妹「し、仕事中に、吸いたくならないように、です……///」
妹「さて………安全確認よし………
あの兄さんのことだから机にカートンで隠していたりするに決まってるし……
(ゴソゴソ)……やっぱり……隠してあった……こんなものっ!!(ボスッ)
もう、ないかな………?
あれ、兄さんパソコンつけっぱなしだ………消し忘れ?
えと、消しちゃって大丈夫なのかなこれ………作業中……なのかな……
妹「……………えーっと……なんだろう、この虹画像フォルダって……
虹ってあの虹?まさか兄さんがそんな画像集めるようなロマンチストなわけないし……
そういえば、兄さんのパソコンなんていじったことなかったな………
えっと………大丈夫……ですよね?急に帰ってきたりは…うん、ないない……
こ、これはその、やましい気持ちとかじゃなくて、そう、知的好奇心がそうさせるわけで……
兄さんごめんなさいっ(カチカチッ)
こっっ!!!これって!!//////
妹(これ、全部兄さんの趣味なのかな……
なんか、すごいことになってるけど………
兄さんいつもこんなの見て、興奮、してるのかな…////)
(どれもこれも小さい女の子…………私よりずっと小さい………
兄さんは、こういう小さい子が好みなのかな………)
(………そっか………そうなのかな………)
「私、何してるんだろう………(ドサッ)………おかしいよこんなの……
また、兄さんの、部屋で………変態みたい……兄さんの、布団…兄さんの匂いがする……」
「んっ……だめ……また兄さんの部屋で、いけない気分にっ……はぁ、んんっっ……」
兄「(ガチャ)ただいまー
まぁもう寝てるか、返事なんて期待するだけムダだな
「禁煙って思ったより楽かもしれないな、あんまり吸いたくならない…
で・も、仕事明けのこれは(プシッ)止められんな(グビグビ)プハーッ…まじぃ」
「さてと、露店売れたかな…って……
こいつまた俺のベッドで寝てやがる……」
兄「おい、何でお前は俺のベッドを占領したがるんだ、こら起きろ!!妹!!」
妹「ふぁっ!?は、はい!?あっ……」
兄「妹君、何故ここで寝ているのか」
妹「…………」
兄「まさかとは思うが……」
妹「ち、ちが、違います……」
兄「またやったのか」
妹「あ、えと、いや……その……」
兄「怒ってないから」
妹(ぐすっ……)
兄「だぁもー、泣くな、怒ってないって言ってるだろ」(ナデナデ)
妹「ごめん、なさい……」
兄「またやっちゃったのか、ここで」
妹「………///」
兄「まったく困った奴だな」
妹「ごめんなさい、ごめんなさい」
兄「いいってのに…ってお前、俺の虹画像フォルダを!!!」
妹「に、兄さんがパソコンの中にそんなの保存してるから……」
兄「俺のせいかよ!?」
妹「ぐすっ……だって……」
兄「あのなぁ、俺はちゃんとお前との約束守って禁煙してるんだぜ?」
妹「う、うん……」
兄「なのにお前はまた俺の部屋でいけない行為ですか」
妹「ごめんなさいっ…」
兄「泣くな、怒ってるわけじゃない、でもな、お前俺にこういったよな?破ったらきっつ?い罰ゲームって」
妹「はい、言いました……」
兄「じゃあお前も罰ゲームを受けるべき、じゃないか?」
妹(なんか今日の兄さん意地悪だ……)
兄「どうだ?」
妹「はい、その、通り…です……」
妹「どう、すれば、いいですか……?」(ぐすっ)
兄(う、上目遣いに涙目…だと……いつの間にこんな高等技術を…)
妹「に、兄さん……?」
兄「あ、あぁ、いや、うん、そうだな、じゃあ肩でも揉んでもらおうかな」
妹「??そんなので、いいんですか?きっつ?いって……」
兄「冗談だよ、怒ってないって言ってるだろ」
妹「………///」
兄「さぁ、よろしく」
妹「はい……こ、こうですか」
兄「もうちょい強く、あ、そこ、いててて」
妹「ご、ごめんなさい、痛かったですか?」
兄「あぁ、いや、いいのいいの、そこが効く」
妹「ここ、ですか」
兄「いつつつ、うん」
妹(…やっぱり優しい兄さんだ……よかった……)
妹(きゅっ)
兄「妹?どうした?」
妹「ごめんなさい……私、またいけない子になっちゃって……」
兄(む、胸が背中に当たってるぞ……これはいろいろまずい)
妹「嫌いに、ならないでください……いくらでも、謝りますから……」
兄「………バーカ、怒ってないし、キライになってもいないって」
妹「本当、ですか?」
兄「本当だ」
妹「よかった……ありがとうございます……///」
兄「……あー、なんだ、その、妹」
妹「は、はい?なんですか?」
兄「タバコが吸いたくなった…ちょっと、抑えてくれる?」
妹「……(くすっ)」
兄(涙目で微笑むとかどんどん強烈になってくなこいつは…)
妹「いいですよ、……(ちゅっ)///」
兄「ありがとな」(ナデナデ)
兄「よしよし、泣き止んだな、じゃあ今日はもう寝ようぜ?」
妹「あ、はい……あの、兄さん……」
兄「もう謝らなくていいぞ?なんだ?」
妹「えと……」
兄「…??」
妹「ぎゅーって、して欲しいです…」
兄「お安い御用だ」(ぎゅっ)
妹「…///」
兄「こういうときは、すごく可愛いんだけどな、お前は」
妹「えっ?」
兄「いや、いつも可愛いけど」
妹「な、なんですか?」
兄「甘え方が上手なんだよな」
妹「そん、なの…わかりません……///」
兄「だから、お前のお願いは断れないんだよな」
妹「……それは、兄さんがとっても優しいから、だと思います…」
兄「そうか?よくわかんね」
妹「おやすみなさい、兄さん」
兄「おやすみ」
妹「おはようございます、友ちゃん」
友「あ、おはよー妹ちゃん」
妹「?♪」
友「なんか今日は上機嫌だね?」
妹「そうですか?私はいつもこんなものですよ?」
友「ははぁーん……?」
妹「な、なんですか、友ちゃんのその目は怖いですよ…」
友「いやいや、うんうん、つまりは一歩前進したってことね?」
妹「なぁ!?なにがですか!?」
友「隠さなくてもいいって、うんうん、よかったねぇ」
妹「ひ、一人で納得しないでください」
友「見てるこっちはじれったいけどねぇ」
妹「な、何の話ですかもぅ…先に行きますよ」
友「照れない照れない、お兄さんと仲良くね♪」
妹「だから違いますってば!!///」
妹「ただいま帰りました」
兄「おう、お帰り」
妹「何してるんです?」
兄「ん?あぁ、せっかく禁煙したから部屋のヤニ汚れをとってるんだよ」
妹「………」
兄「なんだ?なんか変?」
妹「いえ、ちょっと感動しただけです」
兄「感動?なんで?」
妹「いえ、存外まともな感性も持ち合わせていたんですね」
兄「な、なんだよその言い方」
妹「私が言うまで禁煙なんて考えもしなかったじゃないですか」
兄「ぐっ………(相も変わらずこいつは……)」
妹「でも、うん、いいことですよ」
兄「へいへい、お褒めに預かり光栄ですよ……」
妹「それに、ね?」
兄「ん?」
妹「禁煙してる兄のほうが、私は好きです」
兄「な、何をいきなり…」
妹「だって、キスするときタバコ臭いの、イヤですから…///」
兄「この灰皿ももういらないなぁ……あれ、そういえば机の引き出しにカートンいれてあったのに…」
妹「そんなものとっくに処分しましたよ?」
兄「……もったいない、せめて友達にあげるとかしたかったのに」
妹「ダメです、喫煙に結びつくような行為はチェックさせてもらいますよ」
兄「徹底しすぎだろ……それで机あさってカートン捨てたの?」
妹「そうですよ?」
兄「で、ついでにパソコンがつきっぱなしなのを発見して」
妹「ぶっっ!!けほっけほっ…」
兄「で、俺の秘蔵の虹画像を見て」
妹「そ、その先は言ったらダメです!!///」
兄「ぇー…だって事実じゃん」
妹「事実でもなんでもダメったらダメです!!」
兄「画像見て、妹ちゃんは俺のへやd
妹「ダメーーー!!言ったら怒りますよ!!!罰ゲームです!!」
兄「はっはっは、まだまだ修行が足りんな」
妹「くっ……(口の減らない……)」
妹「………あの、兄さん」
兄「なんだ?改まって」
妹「えっと、兄さんのその、えっちな画像…の、ことなんですけど…」
兄「ま、また知的好奇心か?」
妹「い、いえ、そうではなく……あの、どちらかというと、幼い子の絵ばかりだったと思って」
兄「いや、あれはソフ倫的にはお前より年上なんだが」
妹「ソフリン……?洗濯用洗剤ですか?」
兄「や、なんでもない、忘れてくれ」
妹「………えーっと………ぶっちゃけた話、兄さんは、ちっちゃい子のほうが、好きなんですか?」
兄「…や、そういうわけじゃないんだけど…そう攻めてきたか…」
妹「でも、小さい子の画像ばかりだったじゃないですか」
兄「まぁそれを言ったらそうなんだが」
妹「………やっぱり小さいほうが好きなんですね」
兄「いや、それは断じて誤解だ。そもそも虹と惨事は全く別次元のものだぞ」
妹「二時と三時…?」
兄「あ、つまりは二次元の絵と、三次元の女の子は、まったく別ものってこと」
妹「よくわかりません……」
兄「えぇー……どう説明すればいいんだ??」
妹「私、その、なんていうか……自覚はしてるんです、胸とかお尻とか、友達と比べても大きいほうらしいですし」
兄「まぁ、そうかもなぁ、高校生だしな」
妹「兄さんは、おっぱい大きい子は、嫌い、ですか?」
兄(………どんどん攻め方が強力になっていってるのは気のせいじゃないよな、うん………)
妹「正直に、教えて欲しいです」
兄「その質問には、まぁイエスと答える」
妹「やっぱり……そうなんですね……」
兄「でもそんな質問意味ねーよ」
妹「意味が、ない?」
兄「だって俺がお前を好きなのは、胸の大きさなんか関係ねーもん」
妹「……に、にいさ……え?」
兄「妹だから好きなんだぞ、もっと自分に自信持てよな」
妹「……///」
妹「じゃ、じゃあ、その画像と私とどっちが大事ですか?」
兄「な、なんなんだよ、今日のお前だいぶ変だぞ?」
妹「どっちが大事ですか」
兄「そりゃ…妹だ」
妹「本当ですか?」
兄「うん」
妹「じゃあ、その画像削除してください」
兄「へ?」
妹「削除してください、私のほうが大事なら」
兄「………まじで?」
妹「まじです」
兄「これ、集めるのに半年くらい…」
妹「削除してください」
兄「………」
妹「だって、こんなのひどいです、浮気ですよ」
兄「いや、だから、虹と惨事は別次元の……」
妹「削除してください」
兄(さようなら俺の嫁達…さようなら、ありがとう……ぐすん……)
妹「ゴミ箱からも削除してくださいね」
兄「あぁもう、わかったよ!!これでいいんだろこれで!!」
妹「はい、よくできました」
兄「ちくしょう……」
妹「だって、しょうがないじゃないですか」
兄「何がしょうがないんだよ!!」
妹「………///」
兄「何故黙る」
妹「だって……しょうがない……んです……」
兄「だから何が」
妹「兄さんに、私以外の女の子を見て欲しく、ないんだもん……///」
兄(……こいつそろそろ俺を殺すつもりなんだよな?そうなんだよな?……)
妹「またこっそり集めたりしたら、ダメですよ?」
兄「うっ……」
妹「私結構嫉妬深いですからね」
兄「肝に銘じておきます……」
兄「はぁー…なんだろうこの喪失感…」
妹「大げさな…浮気するのがいけないんです」
兄「浮気じゃないってば……男は皆こういうの持ってるもんなんだって」
妹「し、知ってますけど、でも嫌なものは嫌です」
兄「まぁ泣いたってもどりゃしないからもう諦めたけどさ」
妹「………だって、あんなもの、自慰行為に使うだけでしょう?」
兄「そうだけどさ、お前も使ったじゃないか」
妹「そ、それはその……が、ガマンです」
兄「お兄ちゃんの部屋でオナニーした奴がそれを言うかね」
妹「うぐっ………だ、だったら!!」
兄「何だよ」
妹「そ、そんなにおなにーしたいなら、私がオカズになりますっ!!!」
兄「………何を、言ってるんだ?お前は………」
妹「おなにーなら、私でしてください///」
兄(あ、ヤバイ鼻血出そう……何?死ねって言ってるの?萌え死ねって言ってるの?)
妹「ど、どうすればいいですか?とりあえず脱ぎますか?」
兄「あーいや、うん、落ち着け、今したいなんて言ってないだろ」
妹「う、で、でも…」
兄「ったく、お前はどうしてそう極端なんだ?」
妹「きょ、極端ですか…?」
兄「思い込んで突っ走りすぎだよ、お前は」
妹「そ、そんなこと、ない、と、思います……」
兄「いいや、あるね、一途なのはいいけどな、視野が狭くなりすぎだぞ」
妹「き、気をつけます……」
兄「とにかく、画像のことはもう気にしてないし、お前にそんなことして欲しいなんて俺は思ってない」
妹「…………」
兄「……あんまり一人で突っ走りすぎるなよな」
妹「ごめん、なさい……」
兄「俺にもガマンの限界ってものがあるんだからな」
妹「ガマンですか?」
兄「うん」
妹「それは、堪忍袋の?」
兄「いや」
妹「じゃあ、何をガマンしてるんですか?」
兄(それを言わせるのかコイツは……)
妹「兄さん、あの、よく分からないけど、体に悪い我慢なら、やめてください」
兄「ん?」
妹「兄さんが辛い思いするのは、イヤです…だから、私にできることなら協力しますから」
兄「………えー………」
妹「私じゃ、頼りないかも、知れないですが……でも私、兄さんのためなら、精一杯頑張りますからっ」
兄(そろそろリミットブレイクが近いな……だがこの程度……)
妹「だから、私の前では、我慢なんてしなくていいんですよ…?」
兄「……俺は今限界を超えた……」
妹「はい?」
兄「後悔しても知らないからな」
兄「あのな、正直に言うけど、最近のお前変だぞ」
妹「ちょ?……あの、なんか、どんどん近くなってますけど……え?」
兄「最近のお前は可愛いすぎる」
妹「いや、あの、ちょ、それ以上は……」(ドサッ)
兄「我慢しなくていいって言ったのお前だろ」
妹「い、言いました、けど……」
兄「……ずっと、ずーーーっと、我慢してたんだ」
妹「え?あの……」
兄「本当なら、もっとずっと早くに、お前を襲ってやろうって何度思ったか」
妹「お、おそっ……きゃっ!?」
兄「妹………俺もう………我慢できない」
妹「……それは、あの、……したいって、ことですか?」
兄「うん」
妹「私と?」
兄「うん」
妹「………本当ですか?………」
兄「本当だ」
妹(ぽろっ…)
兄「何で、泣くんだ…?」
妹「あれ、何ででしょう…あれ……と、止まらない……」
兄「俺とじゃ、イヤか?」
妹「ち、違うんです、これは、その……」
兄「…これは…?」
妹「そんな、心配そうな顔、しないでください……これは、嬉しいんだと、思います……」
兄「嬉しい涙?」
妹「はい」
兄「……えっと……」
妹「だって、私だって……兄さんのその言葉を、ずっと、ずーーーっと、待っていたんですよ?」
兄「……そうなの?」
妹「うん…」
兄「俺、こんなこと言ったら、もうお前に絶交されるんじゃないかって、ずっと思ってたんだ」
妹「そんなの、するわけ、ないじゃないですか…だって……だって私は兄さんのことが、ずっと好きだったんですよ…?」
兄「なんか俺バカみたいだ…ずっと我慢してたのに……」
妹「私も、ずっと、我慢してました……」
兄「もう、我慢しなくていいのかな」
妹「いいんですよ」
兄「そっか………(ちゅっ)………妹、俺、お前のこと好きだよ……」
妹「私も、兄さんのこと、大好きです…///」
兄「…好き同士なら、問題ないよな…?」
妹「ないです」
兄「じゃあ、うん…えっと…」
妹「(くすくす)兄さん、顔真っ赤ですよ…」
兄「お前だって、涙目のくせに笑って、顔真っ赤だぞ」
妹「うん………兄さん………私も、もう、………我慢できないです……兄さんへの気持ちが、抑えられそうにないです」
兄「……わかった……」
妹「初めてだから、優しく、してくださいね…」
兄「うん……」
妹「(ちゅっ)……んっ……また、タバコ吸いたくなったんですか?」
兄「いいや、これはキスしたいだけ」
妹「私も、もっとしたいです…(ちゅっ)」
兄「ごめんな、俺も初めてだから、うまくできるかわかんねぇ」
妹「そんなの、いいですよ、気にしないで…」
兄「先に謝っておこうとおもって」
妹「変な兄さん…」
兄「脱がすよ?」
妹「う、うん……(ドキドキ)……」
兄「間近で見ると、すごいな……」
妹「や、む、胸ばっかりそんな見ないでください……」
兄「恥ずかしい?」
妹「当たり前じゃないですか……誰にも見せたことないのに……」
兄「あのさぁ、お前さっきからことごとく俺を興奮させるんだが…」
妹「そ、そんなの、知らないです……」
兄「これ、どうやって外すんだ…?」
妹「自分で、脱ぎますよ?」
兄「あ、うん……」
妹「その代わり、兄さんも脱いでください…私だけなんてずるいです…」
妹「ぬ、脱ぎました、けど、やっぱり恥ずかしい…」
兄「やばい、もう頭の中真っ白になってきた…」
妹「ま、まだ何もしてないじゃないですか」
兄「それはそうなんだが…えっと……だってほら、お互いハダカなんて、ガキの頃以来で…」
妹「ですね……どう、ですか……?私、ちゃんと大人っぽく、なってますか?」
兄「なりすぎて鼻血が出そうです」
妹「嬉しい、です……兄さんも、ここが、あの時みたいに大きくなってる…」
兄「俺のばっかり見てないで、お前のも見せろよ」(ぐいっ)
妹「ひぁっ!?」
兄「隠すなって…隠してたらできないだろ」
妹「だ、だって、やっぱり恥ずかしいですっ!」
兄「なんと言われても、もうやめないぞ」
妹「………////」
兄「もっと見せてくれよ、妹の大切なところ…」
妹「は、はい……////」
兄「…………」
妹「し、真剣に、見すぎ、ですっ」
兄「もっと見ていたいけど」
妹「やだ、恥ずかしい……」
兄「すごい、柔らかいんだな……おっぱいって」
妹「んん……そ、そうですか……?」
兄「うん、想像してたのよりずっと…」
妹「もっと、触って…」
兄「うん……柔らかいのに、重量感があるっていうか……すごいな……」
妹「………(ドキドキ)……んっ」
兄「先っぽ感じるのか?」
妹「よく、分かりません……すごく敏感になってる…ふあっ!?」
兄(ちゅっ、ちゅぅっ)
妹「ふあっ……そん……」
兄「妹のおっぱい、すごく好きかも」
妹「赤ちゃん、みたい、ですよ?」
兄「うん、もっとしていい?」
妹「お願い、んっ!します…」
兄「これさ、ひょっとして挟めるんじゃないか?」
妹「はさむ?」
兄「うん」
妹「えっと、その……アレを、ですか?」
兄「そう」
妹「そんなの、試したことないし……」
兄「じゃあためしにやってみる?」
妹「え、う、うん……じゃあ、ちょっと、頑張ってみます…んしょ」
兄「すげ…本当にできるもんなのか…」
妹「これで、いいんですか?」
兄「うん、そのまま挟んでゆっくりこう……」
妹「こんなの、気持ちいいんですか?」
兄「うん、柔らかいのにあったかくって、気持ちいい……」
妹「…じゃあ、が、頑張ります…」
兄「ふおお……これは、これはいかん…」
妹「い、いかん?」
兄「うん、いかん…これは簡単に果ててしまいそう」
妹(兄さん、気持ちいいのかな…)
兄「うっ……はぁ、はぁ、ちょっとストップ」
妹「あ、はい」
兄「これは兄ちゃん失敗だった、あっという間に敗北寸前だった」
妹「よくわかんないけど…」
兄「なのでお返しだ」
妹「わっっ!!!」
兄「はいはい、隠さない隠さない」
妹「そんな、近くで、見ちゃやですっ!!///」
兄「見ないとできません、恥ずかしいのは耐えてください」
妹「む、無理ですそんなの…っ」
兄「じゃあ、隠せないようにこうしてやる」
妹「あ、やぁ、っっ///////」
兄「こんなんなってるのか……」
妹「だめ、だってばぁぁ////」
兄「ダメって言われてもお断りします」(ツンツン)
妹「んっ!んんっ!!」
兄「……可愛いな、妹」
妹「……ばかぁ///」
兄(ちゅっ)
妹「ひゃっ!?な、そんなとこ、舐めたら…き、た…ない…です…」
兄「汚くなんかないよ、おもってたよりずっと綺麗だ、それに、興奮する」
妹「ふあぁ、ああああっ!!」
兄(ぢゅるっ…ぢゅっ)
妹「―――――っっ!!!」
兄「気持ちいいのか?妹……」
妹「なにが、なんだか、分からないくらい、です…」
兄「それはよかった……妹のここも、もうすごく濡れてる」
妹「やだ、みないで…」
兄「もう今更だろ、もっと弄ってやるよ」
妹「にっっ……ぃさんの、えっち………」
兄「ここをこんなにして言うセリフではないとおもうんだが…聞こえる?この音」(ちゅくっ)
妹「はぁ、はぁ、…?」
兄「妹のここから、いっぱい溢れてくるんだ、ほら」
妹「ひっっっ!!!」
兄「………大丈夫か?怖くないか?」
妹「怖いよ、怖い…すごく怖い……でも、平気です……」
兄「なんで?」
妹「兄さんと一緒なら、どんなに怖くても、耐えられる気がします……」
兄「身体力抜いて…えっと、ここ、かな?」
妹「うん…そのまま……っっ!!!っん!!!」
兄「ごめんな、もうちょっとだから……」
妹「かはっ………はっ………はっ………」
兄「大丈夫か…?」
妹「思ったより、平気でした……それより、ごめんなさい…」
兄「ん?何が?」
妹「せなか、つめあと、ついちゃった…」
兄「こんなの、全然平気だ、それよりお前のほうが…」
妹「大丈夫…だってば……」
兄「本当だな?辛かったらすぐに言えよ?」
妹「うん…」
兄「動くよ…」
妹「ゆっくり、おねがいします…」
兄「うん……っっ…」
妹「兄さん、きもち、いい、ですか?」
兄「いいよ、すごく、最高だ…一人でやるのなんか、比べ物にならないくらい」
妹「うん……うれし、い、です……はぅっ!」
兄「ダメだ、俺もう、とまんないっっ!!」
妹「うん……うんっ!…
妹「にぃさ、っっ!!……なんだかっっ…へんっっ…」
兄「感じてきてるのか?」
妹「そう、なの、かなっ…ふあっ!!」
兄「あ、ダメだ、俺、もうそろそろ……っっあぁあああ!!!」
妹「そと、にっ、だしっ、ぅあっっ!!!」
兄「はぁ、はぁ…………大丈夫か……?」
妹「うん……大丈夫………ありがとう……兄さん……」
妹「幸せ、です……」
兄「何が?」
妹「大切なはじめてを、一番好きな、兄さんに、あげられたから…」
兄「………い、今更ながらだけど……うん、いろいろと分からないことだらけで、もう何がどうなったか…」
妹「最初からなんでもできる人なんて、いませんよ…」
兄「うん……」
妹「でも、約束してください」
兄「うん?」
妹「次にするときは、今日よりも、もっと気持ちよくさせて、欲しいです…」
兄「わかった、約束する」
妹「ふふ……ありがとう、兄さん……」
兄「嬉しそうだな」
妹「多分、人生最良の日、ですよ?」
兄「そりゃよかった」
妹「最後に、もうひとつお願いがあるんですが…」
兄「ん?」
妹「ぎゅーって、してください…」
兄「うん、お安い御用だ(ぎゅっ)」
妹「兄さん、大好きです」
兄「俺も」
友「…………」
妹「あ、おはようございます友ちゃん」
友「…………ふむ……」
妹「な、なんですか?」
友「うん、よかったね、また一歩前進できて」
妹「な、ななな、なんのこと、ででですか!?」
友「なんのことだか今ココで声に出して言っていいの?」
妹「だっだめです!!だめですよ!?」
友「つまり人前で言えないようなことをしたわけね、愛しのお兄さんと」
妹「うぐっ……」
友「いやぁ、よかったねぇ」
妹「なんで分かるんですか…何者ですか……」
友「ふふふ、情報は武器なんだよ…妹ちゃん」
妹「だ、誰にも言ったらだめですよ!?」
友「言わない言わない、でも弄るのはやめない」
妹「弄るのもダメです!!」
妹「ただいま帰りました」(シーン)
「……兄さん寝てるのかな……?兄さん………?」
兄「こ、これは…光速で保存だっっ…いやぁ、今日の画像スレは神降臨だな…」
妹「…………」(ベキッ)
兄(ギクッ)
妹「…………」(ボキッ)
兄「……や、やぁ、帰ってたのか妹、何で指の骨鳴らしてるんだ?」
妹「兄さん………今保存した画像はなんですか……」
兄「し、しとぇないぞ、なぁんにも」
妹「止めてって、私、言いましたよね……?」
兄「だ、だから違うって、今のは虹画像じゃなくて惨事画像だし」
妹「いいからそこをどいてください」
兄「だ、だめだ、やめるんだ、考え直せ、俺の9ヶ月が!!」
妹「じゃあ、画像削除はしません」
兄「ほっ……わかってくr
妹「パ ソ コ ン ご と 処 分」
兄「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
おしまい
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