11月1

バージン・スモーク

 僕はC学2年生です。
 夜になると、ベッドの上で パジャマのズボンに片手をつっこんで、コチコチになったおチンポを癒します。
 もう一方の手には、以前に使っていたスマホを持っています。
 そのスマホで盗撮した、「お姉さん」の動画を見つめながら、じっとおチンポを握りしめているのが、僕の夜のお楽しみなんです。
 でも、本当は画面の向こうのおチンポを激しくしごいて、画面の向こうのお姉さんに浴びせるくらいの、気持ちいい射精をしたいんです。
 だけど僕は、動画を繰り返し再生しながら、おチンポが暴発しないようにじっくり癒しているんです。

 (お姉さん……)
 僕が心の中で呼びかけた時でした。
 僕の、メインのスマホにメッセージが届きました。
 開いてみると、それはお姉さんから届けられたものでした。僕はすかさず返信しました。

 姉「今夜もチンポ握ってるの?」
 僕「はい」
 姉「汚い手でスマホやってるんじゃないわよ」
 僕「ごめんなさい」
 姉「じゃあ、今夜は一人で済ませなさいね」
 僕「いや!僕、待ってたんだもん」
 姉「何を?」
 僕「お姉さんから、連絡があるのを……」
 姉「へぇー……
 じゃあ、チンポ立てたまんまで、歩道橋までいらっしゃい」
 僕はスマホを手にしたままベッドからはね起きて、お姉さんのいる歩道橋まで走り出しました。

 ─────

 お姉さんは、K高2年生です。お姉さんと僕が出会ったのは、僕が1年生の秋でした。
 僕が歩道橋の近くを歩いていると、バスから降りてくる、学校帰りのお姉さんがいたんです。
 バスの中にいるお友達に手を振って、バスが走り去ると、一人になったお姉さんはさりげなくポケットからタバコを出して火をつけると、くわえタバコのままでゆうゆうと路地の奥に歩いてゆきました。
 (あのお姉さん、女の子なのに K高生なのにタバコ吸うんだ……)
 僕の心に電気が駆け抜けました。
 僕はそれから毎日のように、夕方になると歩道橋の近くでお姉さんの帰りをまちかまえて、スマホを手にして遠くから お姉さんがタバコに火をつける瞬間を動画で盗撮するようになったのです。

 冬になって、日暮れが早くなったころでした。
 いつものように僕はお姉さんの帰りを待っていました。でも、お姉さんの姿が見られないまま、あたりは暗くなってしまいました。
 (もう、撮影はダメだけどお姉さんには会いたいな……)と思って待っていると、僕の後ろから異様に濃いタバコの匂いがして来ました。驚いて振り向くと、お姉さんがタバコをくわえて立っていました。

 「キミ、何ストーカーみたいなまねしてるのかな。」
 お姉さんは僕の服をつかんで引きよせました。
 「キミは私をずっと狙ってるみたいだけど 別に私、タバコ吸ってるってこと 親や先生に告げ口されたってかまわないんだよ。」
 僕は首を振りました。
 「違います……僕、そうじゃないんです……僕は……」
 僕はくわえタバコのお姉さんの目を見て言ってしまいました。
 「僕、お姉さんみたいなキレイな女のひとがタバコを吸ってるのを見るのが好きなんです。だから……その…… あっ!」

 お姉さんは手を伸ばして、僕のおチンポをズボンの上から触りました。
 「ウソじゃないようね。こんなにチンポ固くして。」
 お姉さんは僕に間近でタバコの煙を吹きかけながら、おチンポを触ってる手を揺らしました。僕は他の人におチンポを刺激されたのは初めてでした。
 タバコの煙の匂いの中で、おチンポを刺激される……それは僕にとって初めての「セックス」の気持ち良さでした。
 「あらま。」
 お姉さんは手をズボンから離しました。僕のパンツの中に、熱い流れがあふれてしまったのです。

 それから、僕は時々お姉さんに会っておチンポを触ってもらうようになったのです。
 お姉さんのタバコの煙の匂いを嗅ぎながら、おチンポの先から液体を放つ快感…… それは僕のそれまでのオナニーがかき消されるほどの『性行為』でした。

 それから、僕はお姉さんに呼ばれておチンポを触ってもらう時のために、自分でおチンポを刺激することを『必要最小限』に抑えるようにしたのです。

   ーーーーー

 僕は夜の歩道橋にやって来ました。
 昼間でもあまり人が通らない場所なので、夜になると車が通り過ぎるばかりです。
 (お姉さん、どこにいるのかなぁ……)
 僕が歩道橋の階段をのぼり始めた時、
 (えっ?)
 僕のパジャマの中に、何かが入りこんできました。そして僕のおチンポをナマで握りしめたのです。
 「すごいね、キミ。」お姉さんの声がした。「ここまで、チンポおっ立てたままで走って来たんだね。」
 僕はあやうく液を放ってしまうところでした。お姉さんはすっかり、僕のおチンポの気持ちいい所を知っているのです。
 「だって…… もう長い間お姉さんに触ってもらってないんだもん……」
 「何言ってるの、試験があったから10日ほど会えなかっただけじゃないの。でも……」
 お姉さんは、僕の前に回ってくるとタバコをくわえました。
 「待たせたから、思いきりキミをダメにしてあげる。」

 お姉さんは、僕に顔を寄せてタバコに火を点けました。そして、タバコの先っぽがまぶしくなるほど深く吸いこむと、僕の鼻めがけて煙を吹きこんできたのです。

 僕の眼が、まるで暗視カメラのように闇の中のお姉さんの顔を、はっきりとらえました。そして僕はお姉さんの手の中に、10数日出せないままにいたおチンポの奥の熱い液体を遠慮なく放ってしまいました。目の前のお姉さんの顔は次第にぼやけて、僕の意識は宙へ向かって舞いはじめました。

 ………………

 僕が目を開いたら、僕はお姉さんのひざ枕で横になっていました。
 お姉さんは少し短くなったタバコをくわえていました。僕はずいぶん長く気が遠くなってたようで、ほんとはタバコ一本を吸い終わらないほどの短い
間のことだったのです。
 お姉さんは、僕が目覚めたことに気がつくと、ハンカチを手渡しました。それはアニメのハンカチでした。開いてみると、ハンカチに描かれたアニメの美少女に、白い液体がべったりへばりついていました。
 それは、僕のおチンポから出た精液をぬぐったものだとすぐわかりました。
 お姉さんはタバコを口からはなして言いました。
 「いかがでした、ひさびさのバージン・スモークの威力は?」
 僕は「……すごかった……」と答えるだけでした。

 バージン・スモーク……それは、タバコに火を点けて最初に吸いこんだ煙のことで、その煙はすごくエッチなチカラをまきおこす……というのがお姉さんの持論なんです。
 そして僕は実際、お姉さんにバージン・スモークを鼻に吹きこまれると、すぐに射精してしまうのです。

 だけどお姉さんは言うんです。
 バージン・スモークの威力は、煙を吸いこんだ身体が処女でないと発揮されないって。

 今夜の威力あるバージン・スモークは、お姉さんが処女だから出せるんです。
 お姉さんの煙から、この威力が消えたら…… お姉さんが、誰かにバージンを捧げたってことなんですね。
 

 

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