12月3

露出のS?

K子さんの一件以来、見たいのか見られたいのか。自分の性癖のツボがどこにあるのか分からなくなっていた。

こうなってくると突き詰めたくなる。もともと、こういう変態的な部分がほかの子より強いのは分かってた。

ここ数日は露出度を上げるよりも、意識して注目されやすいような、ちょっとエロい格好でジョギングに出かけていた。

ジョギングパンツ(昔のブルマみたいなの)にニーソ、Tシャツで出かけようと思ったときには、廊下で出会った兄に「そんな格好で外に出るな」と怒られた。

今日は何を着て出かけようかな…。とタンスの普段あけないような引き出しもあけて物色。ふと目が止まる。中学生のときのスクール水着。

いやいや、これは無理。と思いながらも、コーディネイトすれば無いことは無いかな?

とりあえず身につけてみる。胸と腰のところがちょっときつい。毎日見てると気がつかないけどちゃんと成長してるのね。と他人事のように感心する。

上からパーカーを羽織ってみる。あ。意外と見れる?レオタードのように見えないことも無い。

ジョギング用のパレオを身につけてみる。まだ露出が高いかな。この罪悪感を引き算で解決するためにニーソを履く。

うん。上下ともいいバランス。

最近になって露出のほかにもうひとつ気がついたことがある。私はピタッと体に張り付くカッコウが好きみたいだ。

レギンス、ストッキング、ニーソのあの密着感が好き。今着てみて、このキツめのスク水も結構いいなと思う。

玄関の戸をあけて外に出る。この瞬間が一番緊張する。

公園に向けてジョギングを続けると、結構思い切った割には刺激が無いことに気がつく。そりゃそうだ。せっかく着てきたスク水要素が全くない。

3個目の信号待ちで思い切ってパレオを外す。断然露出度が上がり、心もとない。頭がしびれる。これこれ。この感じ。スイッチが入る。

信号が青になり、横断歩道をわたる。反対側から歩いてくる男の人。モモをチラチラと見ているのが分かる。たまらない。

下腹のあたりがキュンキュンなる。ぴっちりした水着なので固くなった乳首が刷れるのが分かる。

公園まであと少しのところ、前を走る男の人に追いつく。私はパーカーのチャックを半分だけ下ろした。見られたらスク水なのはバレバレ。

男の人との距離が詰まる。後ろに中学生の頃のスク水で走ってる変態JKがいますよー。彼のペースはかなり遅く、どんどん距離が詰まる。

抜き去ってしまえば、気がつかれない。そう自分に言い聞かせて彼を追い抜く。

「こんばんわー」

予想外の反応。痺れていた頭がジーーンってなる。

彼が並走するようにペースを上げる。ちらっと彼の方を見る。「こんばんわ」自分でも驚くほどうわずる。声がかすれる。エッチな声。

咳払いしてもう一度言い直す。こんどははっきりと「こんばんわ」。

「いつも走ってるね。」並走を続ける彼。改めて見る。若く見えるけど40くらい?なんて呼ぶ?と聞かれればおじさんよりはギリおにいさん。そんな感じ。

「ダイエットです」と愛想笑いで答える。

そこで上から下まで私を舐め回す視線を私は見逃さない。また下腹のあたりがきゅっとなる。

スク水なのがバレたかな。それから会話はないけど彼はゆっくりペースを下げて私の斜め後ろをずっと着いてくる。

お尻に視線を感じる。振り返るとサッと視線を外す彼。

やっぱり。バレてる。

そうこうしてるうちに公園の入り口に到着。この状態で公園に入るのは怖い気がしたけど、電車が着いたのか、結構人通りがあるのでそのまま公園内のメインストリートを進み中央広場に。

中央広場の自動販売機の前に着く。ここでジュースで一服するのが最近の日課になってた。

腰のポーチから小銭を探す。横から自販機に小銭を入れる手、さっきからついてきてた彼。

「どうぞ」と手で促す。おごってくれるの?少し抵抗もあったけど、この流れで断るのも不自然?

「ありがとー」と一番安い、小さい「いろはす」を選ぶ。

ベンチに腰を下ろすと彼も自分の飲み物を選んで私の横に当然のように座る。そうか。それはそうか。

チラチラと太ももと胸元に視線を感じる。

私は平静を装って「いただきます」と愛想笑いを浮かべるといろはすをグッと飲む。うん。水だ。

彼は、「T」と名乗った。頭に先日の夢がよぎる。私も名乗る。

何でも無い会話が一段落すると、かれが口を切った。

「凄い格好で走ってんね」私は走りながら用意していた模範解答を口にする。

「ジョギングウエアが買えないので、色々考えたあげくこれが一番走りやすいのです。」緊張してへんな口調になった。

はっはっはと笑う彼。

「俺、スク水とか、体操服とか大好きだから、どきどきしちゃったよ」と笑う彼。

きゅんとなる。やっぱそういう目で見られてた。おそらく凄い顔をしてたと思う。思わず彼の顔をガン見して凍ってしまう。

それに気がついたのか、「あ。ごめん」としどろもどろになる彼。

明るいところで改めて見て、案外年上なことに気がつく。40くらい?髪も整ってヒゲも無い。清潔な感じが好感が持てる。

きまずい。なんか言わなきゃ。そこで口から出た言葉に私も驚く。

「わ、私もこういう格好好きなんです」

なに言ってんだ私。

しばらく止まる時間。「あ、そうなんだぁ」と彼。

「じゃぁ僕たち趣味が合うみたいだね」

再び沈黙。私は一口分のこったいろはすの口を閉めると、ポーチのドリンクホルダに突っ込んで立ち上がる。

「じゃぁ…」という言葉にかぶせるように「一緒に走ろうか」と彼も立ち上がる。

ジョギングを続ける。彼は斜め後ろを着いてくる。追い抜きも近づきもしてこない。私はテニスコートやグランドのある方向に足を進める。

こっちの区画は街灯が少なく、メインストリートに比べると格段に暗い。

入り口で彼のペースが落ちるのが分かる。さすがに女子と二人でこの区画は抵抗があるんだろう。理性の葛藤かなぁ。

と思うと、またキュンとなってあそこが少し濡れる。顔が熱くなる。

私はジョギングから短距離走のようにペースを上げて暗闇を走る。

「あ」と声を上げる彼。「まてまてー」といらずらっぽく声を上げる。

笑い声を上げて逃げる私。そうそうこれは鬼ごっこ。私はやましいことはしてない。

さすがにジョギングをしてるとはいえ40代。現役高校生の私はあっというまに彼をまいてしまった。

歩を緩めて空気を伺う。ぱたぱたと走る音はするけど暗闇の向こうにまだ姿は見えない。

グランドの入り口に、薄明かりの着いてる建物。公衆トイレ。こちらのは中央広場のに比べるとかなり古い。ブロック塀で作られた簡素なおもの。

入り口からでもかなりの臭い。

女子トイレのマークに向かい、一瞬悩む。これは「かくれんぼ」としては卑怯かな。

私は、興味もあり、周りの視線も無いので男子トイレに入る。見慣れた木の扉の個室が並ぶ。反対側には見慣れないチューリップ。

こんなの見るのは小学生の大掃除以来だ。あんときは男子がトイレで遊んでた連帯責任で女子も男子トイレを掃除させられたっけ。あのとき、初めての男子トイレに妙に興奮したのを思い出し。あー、あの頃からおかしかったんだわ。と再確認。

私はその一番奥、4番目の個室に入り、扉を閉め鍵を閉める。息を殺す。というか、臭いので呼吸を極力落とす。

洋式の便器の蓋を閉め腰を下ろし天井の薄暗い裸電球を見つめる。鼻を刺す強烈な臭いと、ジョギングで跳ね上がった心音に頭がぼーっとする。

そっと胸を撫でる。汗を吸った水着の生地がぺたっと張り付き冷たくて気持ちがいい。

もう一度ゆっくり、胸を持ち上げるように撫でる。乳首に触れたときに体がビクッと震える。

足をギュッと閉じると、股間から緩い快感が腰を包む。思わずのけぞる。

水着の腰を撫でる。くびれの部分の浮いていた生地が腰に触れる。「はぁ」と息が漏れる。

そのとき、入り口に人の気配。ようやく追いついたようだ。

「おぅい」と女子トイレ側に呼びかける声が聞こえる。

「あれぇ?」と独り言を言う彼。声が近づく。「もしかしてこっちかな」と、想像以上に近づく彼の声。

声の調子がだいぶさっきと違う。なんだか急に怖くなる。行為をやめ気配を殺す。

一番入り口側のドアがノックされる音がする。コンコン。きぃと扉が開く音がする。「…いねぇか」

2番目の扉がノックされる。きぃと扉が開く音。「…いねぇか」

妙に興奮して、下腹がキュンキュンし続けている。パンツのように手が入れられないのがもどかしい。胸を押しつぶすようにギュッと押し、乳首を爪で掻く。程よい刺激が脳に直接快感を送ってくる。

3番目の扉がノックされるとき、別の足音が急に近づく。ざかざかと入ってきた足音に続けてオジサン声が「おっと、こんばんわ」と彼に声をかける。

彼も「こんばんわ」と、さっき自販機でおごってくれたときと同じテンションの声に戻って応じる。

私は息を殺しながらも行為を続ける。じょろじょろと新たに現れたおじさんのものと思われるおしっこの音と併せて鼻歌が響く。。

私は唇を噛みんで行為を中断。でも乳首を掻くのは機械的に続けていた。ぴくぴくと反応する腰。でも声を上げるほどではない。絶妙な心地よい快感。

チャックを閉める音、手を洗う音、ざかざかと遠ざかる足音。

シーンと音がするほど静かな空間が戻る。彼も出て行ったんだろうか。人の気配が全くなくなる。そのまま何分か乳首こりこりを続ける。結構強く掻いてもスク水の生地を通すと快感が弱められる。

もう少しでイケそうな私は、再度付近に人の気配がないことを確認すると、便器に浅く腰掛け両足を上げる。

右肩の肩ひもを腕までずらし、胸を掘り出すように出し、直接触る。ビビクンと体が反応する。「ほぅ」と息が漏れる。さらにニーソの足を大きくあげ、膝先はだらりと脱力。自分で見ても相当エロい格好。

もどかしい気持ちを抑えてキツめのスク水の股間をずらす。そこは大洪水になっていた。ゆっくりと割れ目に指を添える。にゅるっと指が吸い込まれ、腫れ上がったクリに触れる。ビクッとはねる体。

一気に上り詰める。ギュッと目をとじ股間と乳首に集中する。股間の指が機械のようにブルブルとクリを刺激する。腰のあたりに快感が集中してくるのが分かる。これが私のいっちゃう直前のサイン。ガクガクと自分のじゃないように腰が動く。全身の筋肉が硬直する。声を上げずに大きく口をあけゆっくりと息を吐く。がくっと脱力してちょろちょろとおしっこを漏らす。
いっちゃうのと一緒におしっこをすると、すんごく気持ちいい。出るに任せていると長く快感が続きまた目の前が真っ白になる。

そのままタンクに背を預けて半ば失神したかのように時間の経過すら分からない。何分経ったんだろう。

私はおしっこと愛液でぐちゃぐちゃのまたを念入りにティッシュで拭くと、ゆっくりと服装を直して立ち上がり、トイレを流す。

ふと顔を上げる。

隣のボックスとの仕切りの上に違和感を感じ、じっと見る。瞳孔が開くのが分かる。

そこには、彼の顔。私は飛び上がるくらいびっくりする。かれはニヤァとわらうと

「みつけた」

とつぶやいた。
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