「有紀ぃー、今日はあれだから…早く帰るのよー」
「はいはいはい」
革の手提げを引っつかんで、半袖のセーラー服姿の女子高生が玄関を飛び出してく
る。肩甲骨の下まで伸びたつややかなストレートヘアが翻る。XX大付属高1年の
15歳、本田有紀は小走りに学校への道を急ぐ。まだ残暑の日差しが強い中を走る
と、すぐに汗が噴き出てくる。長い髪を横から流しただけの清潔なヘアスタイルだ
が、抜けるような白い肌と、タレントの石原さとみをきりっとさせたような美しい
、はっきりした目鼻立ちが人目を引いてしまう美少女だ。
(ああ、もう。今日は用事多すぎ)とぼやきながら急ぐ有紀は、脇からふらふらと
こぎ出してきた自転車には最初気付かなかった。
「…XX高のひと?」
急に横から声をかけられて驚いた。小走りの有紀の脇に、ママチャリに乗った高校
生らしき男がいつのまにか並走していた。
「あ…は、はい」男は寝癖ではねたセットしていない髪で、にこにこしている。
「1年生?」
「え…ええ」(なにこの人…)不良には見えないが、最近は外見ではわからない。
警戒するに越したことはない。顔はちょっと見にはイケメン風だけど…。
「いまそこへ行く途中なんだ」(他校のひとかしら…)
「東京の娘って発育がいいと聞いてたけど、みんな君くらいの胸なの?」
最初、有紀は何を言われたのか理解できなかった。しかし瞬時に頭に血が上る。
「なッ…!!」
「おれ、急ぐから先行くね」と言って男はあっというまに速度を上げて走っていく。
一人残される有紀。思わず立ち止まってしまった。
「なにあれなにあれなにあれ!」朝のさわやかな気分が台なしだ。
(そりゃ…大きくはないけどさ)有紀は小さなブラを買い替えていなかったことを
悔やんだ。実は最近、腰や胸に肉がついてきて、女らしい身体になってきているこ
とを少し恥ずかしく思っていたが、まさかそんな事を言われるとは。
特にブラジャーは65Bが小さくなってCに買い換えようとしていた矢先だった。
(本当は結構あるのよ!)…と言って見せられるわけではないが。
「有紀ぃ。なにむくれてんの」
「なんでもない」ぶっすりとして席につくとすぐ、出席簿を持った担任が教室に入
ってきた。
「起立」あわてて有紀が声を上げる。わらわらと皆が立ち上がり「礼」。
「夏休み明けだが、みんな…変わりはないようでなによりだ」担任が全体を見回す。
「だが、今日は少し変わったお知らせがある。転入生だ」
どっとどよめく。(うちに転入って…?)ひそひそ声があちこちからする。
「はいはい、注意」と担任が手を叩く。
「当校への転入は珍しいが、同じ国立大付属の学校からなら試験を経ればできる。
彼は九州の○大付設高から、君らの入試より難しい選抜を経て入った仲間だ」
全国有数のエリート高であるだけに、同級生の出来には生徒たちは敏感だ。「きみ
、入って」
ゆっくりと壇上に上がる。男の姿を見て、有紀は思わず両手を机に叩きつけそうに
なる。(朝の、あいつ!)
「沢村慎二くんだ」
有紀はさらに大きなショックを受けた。(さわむら…しんじ?)そのあとの彼のあ
いさつもよく耳に入らなかった。
「…本田…ホンダ!!」
「…あ、は、はいッ!」ぼうっとしていた有紀は担任の大声に現実に引き戻される。
「沢村に基本的な学校のことを教えてやってくれ」
「あ…あたし、ですか」
「委員長なんだから、あたりまえだろう。何か不満か」
「い、いえ」
渡り廊下を歩きながら、きょろきょろ校庭を見回している慎二を憎らしそうに見つ
める有紀。
「結構人数いるんだねえ」
「…どういうこと」
「え?」屈託のない笑顔で振り向く。
「なんで…朝言ってくれなかったの」有紀の美しい眉がきりりと上がる。
「お母さんの紹介が午後あるから、と思ってさ」
「それに失礼だわ!あんなことッ」朝のからかいを思い出して声のトーンが上がる。
「ごめんごめん、じゃあまた後で」と言うと、逃げ出していく。
「ちょっとッ…待ちなさい」と言いかけて、有紀はため息をついた。(はあ…少し
は期待してたのに)
有紀の母、由布子が来月再婚する。父が亡くなって13年、まだ38歳の母がよう
やくつかんだ幸せだった。連詩の会で知り合った、7つ上の大手出版社の編集者、
沢村真と恋に落ちたのだった。女手一つで有紀を育ててくれた母が幸福になるこ
とに反対はできなかった。
まだ九州支社に勤めていた真が折りよく東京に戻ることになり、結婚を決めたのだ。
問題は…真の一人息子の慎二。同い年の高校生は学校が忙しいといってなかなか会
えず、ようやく今日、家族での顔合わせに来るというので有紀も少し楽しみにして
いたところだった。新学期を境に東京の学校に転校するとは聞いていたが、まさか
、同じ高校、同じクラスとは!
(黙っておどかすなんて、カンジ悪い!)家族の中に男がいなかった有紀は、お兄
ちゃんのような存在になってくれるかも…という期待も裏切られたことにも腹を立
てていた。(しかも来月の引越しまで、うちにいるわけでしょ。あ?あ、なんか気
が重いわ)
夕方、生徒会の打ち合わせを終えて駆け込んできた有紀とほぼ同時に、出張で来て
いた真がお土産を持ってやってきた。真は優しくダンディーで、いかにも自慢でき
そうな父親になりそうな人だ。それにひきかえ…。
慎二もここではさすがにかしこまっている、有紀は愛想笑いを浮かべながら、あた
りさわりのない会話を交わす。母親の方を見ると、目線は真の方をみつめたままだ。
(べた惚れなのよねえ…)
新しい家族となる4人は、まだぎこちなく気を遣いあいながら由布子の大量の手料
理を腹に収めることに忙殺された。今晩は真も泊まっていくという。有紀は勉強を
口実に、早々に2階の自室に引き上げた。
「なんか疲れたなあ…」今日はいろいろあったし、楽しい休みも終わって学校も始
まった。妙に眠いのも当然だ。有紀は風呂のあとすぐに床についた。
か…らだがなんか重い…いま…何時だろ…。夢なのか現実なのか、ふわふわと雲の
上を飛んでいるような心持ちがする…。有紀はぼんやりと天井を見上げた。スモ
ールランプが付いている。(あれ…あたし消したはずだけどなあ…)それに、手
も足も突っ張っているような気がする…(なんでだろ…)手の先を見る。
手首に紐が巻き付いている。(おかしいな…紐って…ひも???)
正気に返った有紀は、腹の上あたりに見えた人間の姿に姿に気づき、思わず絶叫を
上げようとした。人間の姿のようなものが、あわてて有紀の口を手のひらで押さえ
る。
「ンムムムム!!!」
(「ばか!聞こえるだろ」)ささやき声で強く言った、声はまぎれもなく慎二だ。
そうと気づいた衝撃と、次にそれ以上のショックが有紀を襲った。
(あ、あたしの格好!!!)
自分のシングルベッドの上で、毛一筋も身に着けていないすっぽんぽんだ。美しく
隆起した胸乳もなめらかな腰のくびれも、優美な曲線を描く腿も、淡く翳るデルタ
地帯もすべて晒されていた。
しかも両腕、両足は解剖されたカエルのように四方に全開に伸ばされ、ベッドのお
のおのの支柱に縛り付けられて身動きが取れない。生まれてこの方したことのない、
恥辱の姿勢を強いられていた。
(なんでッ…どうしてッ!!)口を抑えられながら、目で懸命に訴える。
「大きな声を出すと、下の2人に聞こえるからな」と言って慎二は口を抑えた手を
離す。
「これを見られたら、結婚はご破算だ」(…この人!)有紀の母親が、完全に真に
参っていることを知っている。破談になればそのダメージは計り知れない。浮世離
れしたところもあり、自殺未遂騒動も過去に起こしたことがある。恋に賭ける女で
もある由布子の危ない面を有紀はよくわかっていた。
「ど…どうするつもり」冷静にしゃべろうとするが、声が震えてしまう。
「来月2人が結婚すれば、俺たちはきょうだいだ。4ヶ月早い俺が兄か…」全裸の
有紀の両脇に手をついて見下ろしている。
「その前に、妹の身体をよく知っておこうと思ってね」と笑う。(このひと、どう
かしてる…でも、わたしがここで大声を出したら…)ジレンマに苛まれる有紀。慎
二が続けた。
「心配するな。処女は奪わない。身体を自由にさせてもらうだけだ。それならいい
だろう」
「…!」(そんな…ああ…でも)
「約束するよ。有紀が求めない限り、セックスはしない」
(勝手に呼び捨てにしないで!)怒りに震えるが、身体は動かせない。だいたい、
パジャマと下着をすべて脱がされ、両手足を縛られるまでまるで気づかなかったの
も不思議だった。
「女の身体に興味があるだけなんだ…ちょっと見せてもらうだけだよ…」
(どうしよ…でも…それだけなら我慢できるかしら…ああ…でも恥ずかし過ぎるッ)
大の字に磔にされたまま顔を紅潮させて悩みぬく美少女を見下ろしながら、慎二は
内心でほくそ笑む。
(写真で見たときも美少女だと思ったが、朝見た時は驚いたな…下手なタレントな
ぞぶっ飛ぶくらいの美形じゃないか。親父が妙な母娘に引っ掛かったと聞いた時は
、うぜえと思った…娘も一発やってセックスフレンドにでもするかと思っていたが
…こりゃ作戦変更だ)
キレイな顔の割にヒネた所のある慎二は今回の結婚には反対だったが、娘の写真を
見てがぜん興味がわいた。急遽勉強もして、同じ学校に編入で入り込んだ。同じク
ラスは偶然だったが、さらに好都合だ。すぐにも犯すつもりだったが、余りの美少
女ぶりに眼を奪われた。一度で味わうのは惜しすぎる、時間をかけて徹底的に汚し
てやる…と歳に似合わぬ狒々爺の如き暗い欲望を膨らませていたのだ。
「…好きにすればいいわ」絞り出すように、やっと声を出す有紀。
(やった!)密かに快哉を叫ぶ慎二。
身体を触られたりするぐらいなら、なんとか耐えられるはず…15歳の処女で、男
に触れられたこともキスの経験さえない美少女は、男の責めがどれほどのものか―
―その時は想像すらできなかった。
慎二は昔のガールフレンドに試したことのある、ネットで買った催淫ローションを
取り出して手のひらにあけた。(さて…この美少女がどこまで悶え狂うかな)
有紀はロングヘアをベッドに広げて顔を横にそらし、長い睫毛を伏せてじっと耐え
ている。長い髪が紅くなった頬に垂れ掛かかって清純な美貌がよけいに際立つ。全
裸に剥かれた肌は、まるで北欧系の少女のように白すぎて、血管が浮き出て見えか
ねない。
(ああくそ…身体もなんて綺麗なんだ。朝はああ言ったが、柔らかそうな胸も十分
にでかい。こんな女子高生がいるのか…)先走り液をにじませた怒張をびんびんに
しながら、いますぐにもぶち込みたい欲望を辛うじて抑える。
慎二はローションをたっぷりつけた手で、両手を上げてもなお隆起を保っている美
乳を掴み上げた。
「あぅッ」縛られた両手をピーンと引っ張り、顔がのけぞる。ぬるり、ぬるりとい
やらしく張り切った隆起全体にローションを塗り込んでいくと、有紀の拘束された
四肢がびくんびくんと震える。
「ふふ…なかなか揉み心地のいい乳だ」屈辱にふるえる有紀。だが男の手は双乳全
体に絡みつくように全体を掴み上げ、下からぐっと上げてぷるぷると震わせたり、
形が変わるほど揉み立てたりすると同時に、指の腹で乳首をこすったりする。
「はぅッ」抑えていても変な声を上げてしまう。初めて胸を男の手に任せた恥ずか
しさを感じる前に、その責めは余りに執拗だった。手のひらで尖り始めた乳首の先
を回される。両乳首を指でつまみあげられ、ぽんと放されると隆起はぷるんと柔ら
かく震える。ローションでぬるぬるにされた胸乳をぬりゅん、ぬりゅん、と男の手
で休みなく揉み立てられる。
「くぅッ…あはぁッ…イヤッ」
薄暗い深夜、自分の部屋のベッドに大の字に拘束された美少女女子高生は、ひっき
りなしに上げる喘ぎ声を止められなくなっていた。身体の上にのしかかった男に1
時間近くもひたすらぐにぐにと乳房を揉み続けられ、乳首を吸われ続けて処女の双
乳は真っ赤に染まっていた。
自分の乳房が熱くほてり、途中から触られ、揉まれるとびりびりと快感が走るのを
止められない。胸だけでなく股間もどろどろに溶けていた。女子高生の整った顔は
汗ばみ、真っ赤に紅潮している。
「うううッ…」
慎二がピンと飛び出した乳首をきつく吸い上げても、かえって疼きが増すばかりで
痛みを感じない。歯で甘噛みされると狂ったように腰がはねてしまう。乳首を揉み
潰されても痺れるような快感が全身に走るばかりでどうにもならない。
(どうしてこんなッ…おっぱいだけで感じちゃうのぉッ…)。慎二は尖りきった乳
首をつまんで上に乳房もろとも引っ張り上げるとぐりぐりと指で擦り立てる。有紀
の身体が跳ねまくる。
「ふふ…有紀…胸が感じてどうしようもないだろう」乳首を引っ張ったまま慎二が
責め立てる。
「ああッ…なんかヘンな薬使ったのねッ…ひ、ひどいッ…」羞恥に染め抜いた目元
を恨みっぽく潤ませながら、慎二を見上げる。来月には兄となる男が…夜も更けた
寝室で大の字に拘束されている――妹となるはずの15歳の女子高生の乳房をさん
ざんに揉み立て、ひそやかにいやらしい声を上げさせ続けている。下の寝室では両
親となるはずの2人が、2階の痴態を知る由もなく安らかな眠りについていた。
熱く火照った双乳は痺れきって、このまま男に揉まれ続ければ確実にイカされるこ
とはわかっていたが、ピンに留められた蝶のような状態の女子高生に拒む術はない。
「お願い…慎二さん…見ないでッ…」完全に追い込まれた15歳の美少女は肩に顔
を押し付け、なんとか絶頂する恥ずかしい顔をみられまいとする。
「あぅぅッ…」
乳首を捻り上げながら、片手で顔をこちらに向けさせる。汗にまみれ、被虐の快感
と羞恥に染め抜かれた顔が靄にかすんでいるようにぼんやりとしている。余りの快
感のためか、知的でくっきりとした美貌も淫欲に曇らされ、目線も定かではなくな
ってきた。
「くんッ…あんッ…」
慎二は汗まみれの女子高生の身体にぴったりと身体を重ね、額と額をくっつけて顔
を前向きに固定し、両手を胸の凌辱に戻した。もはや刺激を送り込まれ続ける乳房
と乳首以外に感覚を失っている有紀は、慎二のされるままにびくんとびくんと大の
字のままの全身をひくつかせながら、ぼうっと見つめ合うばかりだ。
「有紀ッ…オッパイだけでイケッ!」
両方の乳首を同時に思いっきり捻り上げた。
「イヤアッ…ダメッ」大声を上げそうになるのを察して、慎二は目の前の美少女の
唇を口でふさぐ。女子高生は拘束された肢体を限界まで反り返らせながら、必死に
男の唇を吸いたてる。つままれた乳首から全身に快感の爆発が走り、男を乗せ上げ
たブリッジのまま固定する。ファーストキスを屈辱的な状況で自ら差し出したこと
にも気づかず、びくんびくんと初の絶頂を味わうばかりだった。
目覚ましが鳴っている。はっとして有紀はアラームを止めた。6時45分。もう朝
になっていた。(もしかして…昨日のアレは夢だったのかも)パジャマもちゃんと
着ている。おそるおそる手を見た。
「!」…夢じゃない。手首に縛られたあとがわずかに赤く残っていた。(ああ…ど
うしよう)家族になるはずの男に初対面の夜に就寝中に侵入され…恥ずかしい格好
に縛られ…胸を…さんざんに弄ばれ…感じさせられてしまった。
「あぅ」胸に手を当てて有紀は顔をしかめる。昨夜揉まれすぎて、15歳の処女乳
がひりひりする。(どんな顔して…みんなに会えばいいの)波打つ心中を押し隠し
、こわごわ階下に下りてみた。
「あら珍しい。自分で起きられたの」朝食の仕度中の由布子が台所で振り返る。
(いない…?)
「…沢村さんは」
「え?…ああ慎二君?なんかねえ、運動部の練習を見学するとかで6時ごろ出てっ
たわよ。熱心よねえ」と由布子が手を休めずに話す。有紀はほっとする。
食欲はないが、トーストをすこしかじる。(私が告げ口しないって確信してるのか
しら…それとも…ほんとうに女の身体を…一度あれしてみたかっただけ…?)後者
であってくれれば――有紀はそう信じたくて、その考えにしがみつこうとした。
学校についた時も、慎二はすでに幾人かの仲間といて、笑い声の中心にいた。有紀
のほうは見ようとしない。
「ねえ有紀」隣の席の優里奈が話し掛ける。
「沢村くんって結構イケてない?」「そ、そう…?」どっきりする有紀。
「なんかクールな感じ…」(クールじゃない。もっと恐ろしい、冷酷な…そうよ)
「あれなに、そのリストバンド」優里奈が有紀の手を見て言った。
「き、きのう急に素振りしたら、腕痛めちゃって」どきっと手を押さえて答える。
6時限目は自習だったが、慎二はもういなくなっていた。結局学校にいる間、一度
も2人の目線が合うことはなかった。有紀はよくわからなくなっていた。(本当は
ものすごく反省してたりして…そうであって欲しい…よく考えれば、犯されなかっ
たのが不思議なくらいなんだから)。
有紀が楽観的な考えに傾こうとしていたとき、慎二は個室ビデオの店にいた。ビデ
オも見ずに、部屋からかっぱらった有紀の写真を見ながらマスをかいていた。
(ああくそ…やりてえ…)。有紀の肉体は余りに魅力的だった。白すぎる、抱きし
めるとしっとりやわらかく包み込まれる肌…年齢にしては十分に膨らんだ胸、どこ
までも男を受け止めてくれそうな肉付きのいい腰…美しく整った顔立ちが羞恥にゆ
がむところ…。
いま抜いておかなければ、とても我慢できない。一度で処女を奪うのはもはや考え
られなかった。(ミネラルウォーターに睡眠薬を仕込んでいることもまだ気づいて
いないだろう)顔が自然ににやけてくる。(ああそうだ)気がついた慎二は、九州
時代の女に電話をし始めた。「おう、舞か…いまどこだ…中州?…いや頼みがある
んだよ…お前のアレをさ、1ヶ月ばかし…」
夜も慎二は、友人と食事をするとかで帰ってこなかった。(もしかして大丈夫?)
そう思った有紀だが、安全のため、部屋のドアにテニスラケットをしんばり棒代わ
りに立てかけた。きょうも眠気がひどい。
深夜1時。慎二はふたたび自室を抜け出し、有紀の部屋に向かう。あれほど抜いた
のに、もう息子はぎんぎんに勃っている。ノブを回して押す…押せない。(ははあ)
気づいた慎二は腰を下ろし、足でゆっくりとドアを押す。(お嬢様。床はじゅうた
んなんだよ)力を込めると、ラケットは外れずにそのまま扉が開いていく。
バシャン!真っ白な閃光で有紀は目を射られ、目を開けても何も見えない。
バシャン!もう一度光った。男が自分の上にかがみ込んでポラロイドを構えている。
「!!!…んむぅ」声を上げようとして、口にサラシで猿ぐつわをされていること
がわかった。
(ああ!)自分の状況を悟る有紀。今晩は…上半身を後ろ手に高手小手で縛り上げ
られ、両足は昨日のように開かれ、ベッドの隅に引っ張られている逆Yの字スタイ
ルだ。
「いい写真が撮れた」と笑うのはもちろん慎二だった。きょうもまた、全裸にされ
、縛り上げられるまで気づかなかった。絶望する有紀。(大人しくしてたのはカモ
フラージュだった…)
「胸と手首には縄を回してないから、痛くないだろ」(そんな問題じゃ…!)目で
怒りを伝えようとしてあわてて目をそらす。慎二もまる裸だった。その股間にはお
ぞましいモノが腹につくほどの角度でそそり立っている。顔をそらそうとするが、
手を背中の上のほうで固定したところに枕が当てられているため、胸がさらにそり
反って美しい隆起が盛り上がり、挑発しているようなポーズになってしまう。
「今日はどこを責めると思う?」膝をベッドについた慎二がにやつきながら問い掛
ける。(ああ…もうダメ…こいつのいうままになるしかないかも…)しゃべれず、
羞恥と絶望に顔を赤くしている有紀の手の下の枕をつかんだと思うと、一気に尻の
下まで引っ張り込んだ。ぐっと腰が持ち上げられ、股間がさらに丸出しにされる。
「んんんんッ!!」顔を仰け反り上がらせ、ぶんぶん振る。(イヤアッ…こんなッ
…恥ずかしすぎるッ)
ぐっと力の入った内腿はあくまで白く、わずかに開いた紅い縦割れが際立つ。横に
座り込んだ慎二が片手で腿のあたりをさわさわと撫でると、太腿が震え、抗議する。
(寝ている間に胸とアソコにたっぷり催淫クリームを塗り込んだとも知らずに…い
まに大変になるぞ…かわいそうに)
いきなり指でワレメからクリトリスまで一気にこすり上げる。
(くはあッ…)有紀の敏感すぎる反応に構わず、中指でワレメの先の突起を探り当
てる。びくんと腰がはね上がる。クリームの滑りを利用して、ゆるゆると指で回し
始めた。
(ぐぅぅッ)すぐに大きくなり始めたクリトリスが親指と中指でつまめるようにな
る。ぐいと親指の腹で包皮を剥き上げる。
(!!んむぅッ!!)オナニーもろくにしたことのない15歳の少女にとっては、
直接の突起責めは余りに強烈だった。指が突起に擦れるたびに腰がはね、胸が柔ら
かそうにぷるんぷるん震え、縛られた足がピーンと突っ張る。指でつまもうとして
ぬるんと逃げられる。美少女の整った顔は喉元まで真っ赤に染まり、イヤイヤをす
るように振られ、ロングヘアがばらばらに広がる。
慎二が余裕綽々で、指先だけでぬるぬると突起を回しつぶすだけで女子高生の身体
が極限まで緊張する。(ああ…どうして…こんな…感じすぎちゃうッ)指だけで自
分の身体が操られる屈辱に咽び泣く15歳。
実は突起だけでなく、双乳と股間がカッカと熱く火照ってきていた。皮膚感覚が恐
ろしいほど鋭敏になってしまっていることがわかる。その中でも一番敏感な突起ば
かりを狙われ、憎い男に縛めを受けているにもかかわらず、美少女はもはや抵抗の
意思を失いつつあった。
汗に濡れ、ぐったりとした高校1年生の肢体を見て慎二は唾液の染みた猿ぐつわを
外してやる。
「はァ…」のどをあえがせ、大きく息をつく。目元は興奮と羞恥に紅く染め抜かれ
、呼吸ごとに真っ白な腹が上下する。健康すぎる肉体は、理性に反して確実に男の
愛撫を受け入れつつあった。
「有紀…イカせて欲しいんだろ」
「イヤ…」顔をそむけるが、腰は慎二の指先から離れようとしない。わずかに指を
振動させながら、さらに処女女子高生を追い詰める。胸とアソコがじんじんして何
も考えられないところへ、指を動かされると頭が真っ白になる。
「ああ…だめかも…」開かされた股間を指でゆるゆる刺激され続け、バラのような
唇を開いてあえぐ。
その表情の悩ましさと、これほどの美少女を指だけでコントロールしている勝利感
に慎二の股間も怒張した。慎二はいったん責めをやめ、有紀の股間に正座で座り直
した。美少女はイク寸前で刺激を止められ、股間を動かしてているが、さすがに自
分から求めることはできず、震えるばかりだ。
ぐったりと力の抜けた女子高生の縄目を受けた上半身を両手で抱き起こす。両足は
拘束されて開かされたままで、人形が座ったようなポーズになる。汗に光った量感
のある乳房の上の乳首がピンと上を向く。慎二は苦労して、片手で勃起しきった自
分の肉棒をなんとか腿と並行まで押し下げる。
有紀の背中の縄尻に手をかけ、自分の方へ引っ張り起こす。女子高生の膝が曲がり
、腰が浮き上がった。慎二の腿の上まで持ち上げ、ぐっと腰を下ろさせる。
「あッ…」それまでぼんやりしていた有紀がわれに返り、あわてた声をあげるがか
まわず両手で腰を抑えつける。
「ああ…」ふるえる有紀。慎二の怒張しきったモノの上に乗っかっていた。足を開
いて跨がされたため、ちょうど股間の縦割れの部分――おまんこが肉棒の上にぴっ
たりと押し当てられている。対面座位のセックスの形だが、かろうじて挿入だけは
されていなかった。
有紀はぬるぬるのおまんこの下で、熱くひくついている硬い肉棒を感じていた。慎
二は女子高生の腰をつかみ直すと、前後へのスラストを始めた。
「ああああッ…」緊縛された上半身が前後に揺れ、胸もぷるんぷるんと揺れる。
「ふふふ…有紀。これを素股というんだ…覚えておけ」粘液にぬらついたおまんこ
が、カチカチの剛棒でずるずる擦られ始めた。余りに濡れ過ぎて、美少女の腰は面
白いように肉棒のレールの上を行ったり来たりする。
「ああッ…ああッ…」
長い黒髪が揺れ、慎二の顔にさっとかかっていい匂いがする。腰の合わせ目からは
にちゃにちゃ音が立ち始めた。Cカップの美乳はふるふると揺れ、目を楽しませる。
美しい顔はすでに紅潮し切って目はぼんやり霞がかかっている。腰が一番近づく時
に、クリトリスが男の腰にぶち当たって痺れが走る。
「ああんッ…あんッ…あんッ」
深夜に自分の部屋で、縛られて凌辱を受けているはずなのに、全裸で男の上に自ら
乗っかり腰を差し出して奉仕するような体位を拒めない。ぬりゅん、ぬりゅん、と
腰を前後されるたびに、イク寸前で止められた性感が再び高まってくくる。目線が
もう定まらない。
「有紀…口を吸ってやる」
女子高生は緊縛されて憎い男の上に乗せ上げられたまま、抵抗もなく紅く染まった
顔を引き寄せられ、口を吸われた。あまりに淫猥な雰囲気に感覚が麻痺し、淫欲だ
けに突き動かされているようだ。自分からも男の口を吸い、舌をねちゃねちゃと絡
ませていく。汗まみれの15歳の美少女の淫らすぎる振る舞いに、慎二の忍耐も限
界に近づく。右手で有紀の尖りきった乳首を捻り上げ、腰のスラストを早める。
「んッ…!んッ…!んッ…!」
可憐な口を吸われたまま、美少女は股をさらにはしたなく広げ、男の腰に強く当た
るようにする。
「そらイケッ!」
慎二は有紀の尻側から手を差し込み、左手の中指を濡れそぼったおまんこにずぶり
と挿入した。
「!!!」
美少女は口を吸われたままで胸をそらし、乳首を震わせてクライマックスを迎えた。
同時に慎二もたまりにたまった精をそのまま有紀のベッドの上に放出した。
…正気に戻った有紀は、敵のはずの男の膝の上でこれほどまでの痴態をさらしてし
まったことに動揺しきってしまい、精液だまりの上にそのまま組み敷かれ、背中を
白濁まみれにしながら濃厚なディープキスをひたすら受け続けていた。
今朝は疑問の余地がなかった。慎二その人に起こされたからだ。
「ひ!」揺り起こされて目を開けると、いた。
「もう朝だよ、有紀」と言って、自分でも魅力的であろうことを知っている笑顔を
見せる。(あ、悪魔!)
有紀の険しい表情に気づかぬふりをして「おかあさんが、早くしろってさ」と笑い
ながら出て行く。
ベッドの中で硬直したまま、高校1年生の美少女の頭は昨夜の出来事が駆け巡って
いる。セックスは…そう、セックスだけはしていないが、実際にはそれ以上のコト
を自分がしてしまったのはわかっている。途中からわけがわからなくなり、全裸で
縛られて男の上でいやらしく腰を振り…イッてしまった。終わったあともずっと口
を吸われ、なぶられて大量に唾液を飲まされたが抵抗できなかった。15歳の少女
にとっては一瞬たりと考えたくないおぞましい体験に違いない。
よろよろと起き上がった。もう時間がない。慎二とまともに顔を合わせる自信はな
かったが、どうあれ学校に行かないと。
階下に下りると、慎二が由布子の肩に寄り添うように談笑している。つまみぐいを
して手を叩かれている。
(ママ…!)最初からの親子のような親しさをみせる2人に有紀はショックを受け
た。「由布子さん、オレ今夜はカレーがいいなあ」などと甘えるように言う慎二。
男の子を持ったことのない由布子もなにやら嬉しそうだ。
「ああ、有紀ちゃん。よく眠れた?」(…!なんてやつ!)白々しく問いかける慎
二を美しい眉を逆立ててにらみつける女子高生。ただ、天真爛漫な…人を疑うこと
を知らない母が、慎二のことをすっかり気に入ったのはわかっていた。
女親は男の子に甘いという。ましてや惚れた男の遺伝子を引く一人息子だ。会うま
では緊張したろうが、向こうからふところに飛び込んでこられてはひとたまりもな
いはずだ。(ああ…ママ…そいつは悪魔なのよ…)結婚、かわいい息子ができた喜
びに顔を輝かせている母にゆうべ、おとといのことを伝える勇気は少女にはない。
(ともかく、対策を考えよう)有紀はなんとか支度を終え、学校に向かう道々で試
験問題を解く時のように集中した。まずおかしいのは…眠くなることだ。疲れてい
ると思っていたが、あれほどの行為をされて目覚めないとは考えられない。
(薬…でもいつ?)食事時…はいなかった。学校でも接触はない。(家で…夜、あ
たしがすること…なんだろう)突然思いあたった。(水!…か)本田家では水を結
構飲む。家には2Lのボトルがダース単位で常備されていた。(夜…薬が入ったボ
トルに…どうしても飲んでしまう…ママが飲んでも眠くなるだけだし…夜中また戻
せばいいってことね)しかけはわかったが、わずか2日で同家の習慣を見抜き、計
略を考えた慎二の頭の回転がそら恐ろしい。
(それと深夜のこと)と考えた途端、昨日の恥辱を思い出してカッと顔が赤くなる。
とりあえず昼はちょっかいを出す気はないようだ。なら夜中は…部屋に入れなけれ
ばいい。ラケットでは無理だった。重いもの、と考えて有紀は(ベッド!)と思い
ついた。(そうよ…ドアにベッドを押し付けて寝ちゃえばいいんだわ…それならい
くら男の力だって)光明が見えてきた。とりあえず今夜は侵入を阻止できる、と女
子高生は貞操の危機を逃れる術を発見した、と確信していた。
「あら慎二君」由布子が目を丸くする。昼間に慎二が帰ってきた。「なんか持って
いくものを間違えちゃって」テレ笑いをする。「慣れないんだから、仕方ないわよ」
と母親を意識した微笑みを浮かべる由布子。「…ちょっと調べ物もして、それから
出ます」と言って上がっていく慎二に、後ろから声がかかった。「あ、あと九州か
らなんか届いてたわよ。部屋に置いといたわ」
「すみません」慎二が振り向いて、にっこりした。
夜は3人で夕食を食べた。慎二のリクエストのカレーだった。有紀は黙りがちだっ
たが、由布子に慎二が新しい学校のことを話し、由布子も楽しそうに聞いている。
(本当になんてやつ…)有紀は自分も知らなければころっと騙されたであろう、慎
二の外ヅラの良さに驚かされると同時に(これからどうすればいいの…)家族の中
で孤立無援の思いに苛まれていた。
風呂につかり、もう一度戦略を反芻する。(水は水道、ベッドをドアまで持ってい
く…無理やり押し入るようなタイプじゃないわ)。これからはわからないが…これ
で今晩は大丈夫なはずだ。
12時も過ぎ、階下の音もしなくなった。有紀は寝るために、バリケードを拵える
準備を始める。
「さて」腕まくりをして、ベッドを押す。動かない。(結構、重かったのね)今度
は腰で思いっきり押す。フレームがきしみ、音を立てるが…足が動いた気配はない。
有紀の顔から血の気が引く。(なんで?)
部屋の模様替えは何度もしている。床は絨毯だ。ベッドが動かないなんてありえな
い。(まさか…!)はっとして有紀はベッドの下に屈みこむ。衝撃でその場に座り
込みそうになる。
「あああ…」
ベッドの本体と足が、壁と床に耐震金具で固定されていた。しかもボルトの頭はパ
テで埋められ、ドライバーで回せないようになっている。
「ベッド…じゃなくて重いの、本棚!」壁の本棚に走る。天板が金具でがっちり留
められている。
「テレビ!」テレビ台もろとも、床に固定されている。めぼしい家具はすべて金具
で固定されていた。女子高生は部屋の真ん中にへたりこんだ。(本を積めば…そん
なの何にもならないよ)ドアが音もなく開いた。
振り返らなくてもわかる。「やあ、妹よ。模様替えはしばし延期してくれ」からか
うような口調に怒りが燃え上がる。
「…許さない」おととい、昨日は不意を突かれ、縛られてどうにもならなかった。
まったく経験のない性的な責めを強いられ、動転してしまったところに付け込まれ
た。心を強くもてば、あんな屈辱的な行為に反応するはずがない。
「ずいぶん、強気だな」慎二が意外そうに囁く。
「平気よ。やりたいならやれば」ぐっと頭を掲げ、処女の潔癖さを見せつける。
「ふうん」興味深そうにパジャマ姿で座っている有紀を眺める。(結構、気が強い
んだな。それでこそ陥としがいがあるってもんだ)
もう2度、慎二のいたぶりは受けた。だからこそ、耐え抜く自信はある、と。15
歳の清純な高校1年生はそう決心していた。
慎二は有紀の腕をぐいとつかむと引っ張り上げ、2人掛け用のソファに突き飛ばし
た。「ぐっ」女子高生はきっと男をにらみつける。
無視して服を脱ぎ始める。「あ…」有紀が少し弱気な声を出して横を向く。男の屹
立が剥き出しになったからだ。慎二は全裸になるといきなり美少女の身体を抱きす
くめ、パジャマのボタンを外しはじめた。
「あ…やっぱり…だめ」目の光が弱まり、脱がされまいと抵抗する。
「もう遅い」前ボタンを外し終わると、ぷるんと女子高生の美乳がまろび出た。
「あッ」前合わせを閉じようとする両手を抑えつける。しかし有紀は胸を出したま
まで、まだこちらを睨んでいる。
頭の上に上げた少女の両手首を右手でしっかり抑えると、慎二は左手をパジャマズ
ボンの後ろに回し、尻から下着もろとも一気に引き下げた。服は丸まりながら膝ま
で下がり、下腹部が丸出しになる。
「ああッ!」有紀は少し大きな声を上げてしまった。するととんとんと階段を半分
まで上がってくる音がする。
「有紀?まだ起きてるの?」廊下からする眠そうな由布子の声に、心臓が止まりそ
うになる。さすがの慎二も固まる。有紀は震えながら迷っていた。
(ここで叫んじゃえば…)半裸の娘にのしかかる全裸の男。すべては解決し…そし
てすべては崩壊する。
「もう…寝るから」ほとんど無意識のうちに答えてしまっていた。「そう?夜更か
しもほどほどにね」
といってあくびをしながら下りて行く。音がしなくなってもしばらく固まっていた
2人は、ほうっと力を抜いた。
(いまだ!)と感じた慎二は、有紀の足からズボンを抜いた。
「あ…」緊張が解けてしまった女子高生は、自分から怒りのエネルギーまでも消え
てしまったことに気付いた。なぜか鈍い反応しかできない。
「うまくごまかしてくれたな、有紀」慎二は有紀のパジャマの上を肩から脱がせて
腕に引き下げ、手首のところで手早く結び、拘束する。
「そんなんじゃない…」と言うが言葉に力がない。
(今晩決めるしかないな)そう決意した慎二は柔らかな首筋に唇を押し当てると、
股間に手を伸ばした。高校1年生の身体がくっと硬くなる。
有紀はソファに座ったまま足をM字型に開かされ、男にのしかかられて股間を手で
すられ続けていた。
首筋を舌で弄り上げられながら、すでにぬるぬるにされたおまんこをひたすら手の
ひらで擦られ、びくびくと身体を震わせることしかできない。
手首で丸まったパジャマで腕は後ろに回ったまま動かせない。ただ、全身の力が抜
けてしまったために男の責めに抵抗する気力が出ないのだ。自分でもどうしてそう
なったかがわからない…ただ、緊張が解けた瞬間、コトリと何かが掛け違ったよう
に、まったく力が入らなくなってしまった。
「くぅぅぅッ…」
粘液のぬるぬるでクリトリスからワレメを激しくすられ、腰の中心が熱くなるが、
ぐったりした身体にまるで力が入らない。(ぐにぐにの女子高生の身体ってのもす
げえエロだな…)汗にぬめり出した真っ白な肌に、乳房が身体のびくつきに応じて
ふるふる揺れる。慎二が少女の耳に舌を差し込み、舐め立てるがわずかな反応しか
ない。顔を仰向かせ、口を吸うとゆるゆると舌を差し出して絡めてくるが、完全に
受身の状態だ。
こすられすぎた股間がびちゃびちゃ音を立てて蜜を弾かせ出すが、目元を紅くして
口を半分開いた女子高生は無反応だ。すり立てる速度を上げる。
「ハァ…」
わずかに喘ぎ声を上げるが、ぐんなりした身体に力が入る気配はない。慎二も責め
立てる気持ちが失せて、有紀のペースにあわせて変な気分になってくる。
「有紀…入れていいか」
「うん…いいよ」と力の抜けた身体で、赤い顔で男を見上げて答える。
「じゃあ…入れるぞ」擦り立てをやめ、女子高生の膝をつかんで開く。有紀はきら
きら光る瞳で慎二を見上げるばかりだ。位置を合わせ、慎二のカチンカチンの肉棒
がずるずると処女膣に入り込んでいく。
「あはァ…」
意外とすんなり、怒張の全部が穴に収まって見えなくなってしまい、腰と腰が当た
って止まる。
「有紀…痛くないか?」調子が狂ってしまった慎二が心配そうに聞いてしまう。
「うん…だいじょうぶ。う…ごいていいよ」頭の箍が外れたような感じで、処女喪
失を当たり前のように受け流す。
熱くうごめく肉襞が、肉棒をしっとりと締め付けて気持ちいい。有紀も自然に腰が
動き出してしまう。
「あは…ああ…あん」
さすがにおまんこを突かれ出すと、女子高生の口から悩ましい声が漏れる。M字に
開いた腰で男をしっかり受け止めながら、乳房をぷるんぷるんと震わす。
「ああ有紀…処女のくせに、なんてぬるぬるなんだ…」
まるでローションをつけた手ででオナニーをしているように、スムーズに肉棒が肉
壷を出入りする。
「ああ…いいかも」
おまんこをソファの上で貫かれながら、口を開いてあえぐ高校1年生はもうぐにゃ
ぐにゃで、慎二が支えていないとそのまま倒れ込んでしまいかねない。
「有紀…中で出してもいいか」
「いいよ…全部出して」
自分で言ってることがわかっているのか、中出しをあっさり受け入れる。
濡れすぎた肉棒は、摩擦もなくぬぷぬぷ女子高生のおまんこに呑み込まれるばかりだ。
「あ、出る」慎二がたまらず精液を放出してしまう。
「あん」自分の中にどくどくと液体が流し込まれるのを感じる。何かとんでもない
ことをしてしまったような思いが湧き上がってきたが、有紀は突かれたおまんこが
気持ちよすぎて、まともなことを考える気がしない。
「ああ…いいよ」ぐんなりした身体で、びくん、びくん、と快感をきわめていく。
「くぅぅぅぅッ…」
女子高生の股間にぬらぬらの赤黒い剛棒がぶっすりと突き刺さっている。両手を後
ろに回され、パジャマの前をはだけさせれらた以外はすっぽんぽんの身体が痙攣し
ている。深夜の自室のシングルベッドの上で、15歳の有紀は兄となるはずの男、
慎二にふたたび貫かれていた。両肩を抑えられて根元までずっぽり打ち込まれてい
る。震えながらも、顔を紅潮させ、のしかかった男を睨む。
「こんなの…負けないんだからッ」かすれ声で叫ぶ美少女。
慎二はわけがわからなくなっていた。昨夜有紀の処女を奪った時は完全に陥落させ
たと思っていた。中出しもOKしたし、九州時代の奴隷だった医者の娘の舞に送ら
せたモーニングピルも、素直に飲んでくれた。
「これからこれを飲め」と渡した1か月分のピルも、顔を赤らめて受け取ったのに。
今日は早めに有紀の部屋に入ったら、ちょうどドアストッパーで扉を閉じようとし
ていたところだった。部屋から飛び出そうとするほどの抵抗に仰天し、声を出さな
いレスリングのような状態で、なんとかパジャマの袖を結び合わせる簡易拘束で押
さえ込み、下を脱がすことができたほどだ。
今晩は本当は、ねっちりと15歳の身体を楽しむつもりで媚薬も用意して悶え狂わ
せるつもりだったのが…あわてて肉棒にクリームを塗り、前戯もせずにとりあえず
ぶち込むことに方針を変更せざるを得なかった。
「有紀…きのうはあんなに素直だったじゃないか」
「あ、あれは…」
慎二の本心からの声に、串刺しにされたままの女子高生の声も弱まる。実は有紀も
自分のことがまるでわからなくなっていた。縛られて胸やアソコを責められた時も
、途中で急に抵抗できなくなった。特に昨日は…怒りと嫌悪で充満し、決して意の
ままにはならないつもりだったのが…突然、抵抗する気が消えてしまった。それど
ころか男の言うことに従うことが当然な気分になってしまった。
「あぅッ…」
慎二が打ち込んだ砲身の抽送を始めた。昨日開通させられたばかりの15歳の陰裂
はまだ濡れていなかったが、媚薬クリームの潤滑で挿入はスムーズだ。ずりずりと
内側の襞を肉の棒でこすられると、ぞわぞわと内腿に震えが走る。
「きのうは、入れて、出してって自分でおねだりしただろ」
「そ、そんなこと…」
それを言われると弱い。(あれは自分じゃない!)と叫びたかったが、まぎれもな
く自分だった。初めてなのに快感もあった。なんだかわからないけど、身体の力が
抜けたとたんに、全身がもの凄く感じやすくなってしまう。レイプされているのに
抵抗する気が消えてしまう…。
「あッ…」
自分の考えに没頭しているうちに、腰をつかまれてずんずん奥を突かれ続け、膣の
ぬるつきが激しくなっていた。気を抜いた時に強く打ち込まれた一撃に、思わず腰
を浮かせてしまうほどの快感が走った。赤のパジャマの前をはだけ、剥き出しにさ
れた双乳がスラストのたびに上下に揺れる。口を開け、拘束された上半身をのけぞ
らせてしまった有紀を見逃さない。
「どうした?…これがいいのか?」
「うッ…くッ…」
調子を取り戻した慎二の巧みな突きのたびに、ビーン、ビーンと快感が奥に向かっ
て走る。膣壁がとろけ出してくるのが自分でも感じられる。(どうしよう…こんな
ッ)犯されているのに、どんどん感じてきてしまう自分の肉体が恨めしい。
頃合いはよしと、慎二は後ろ手に縛られた有紀の身体を抱きしめ、腰を突き込むが
、抵抗もせずされるままになっている。
「ものすごいぬるぬるだぞ…有紀。なんてスケベな身体なんだ…」
「ああッ…そんなッ」
2度目なのにこれほどの高まりは、媚薬のせいに違い違いないが女子高生にはわか
らない。自分の淫らさを責めるしかない。ぬるぬるの肉棒が亀頭まで引き抜かれ、
にちゃついた音とともに陰毛同士がぶつかるほど根元まで打ち込まれる。
「どうだ…こら。犯されてイクのか?」
「うそッ…」
慎二は突きにぷるんぷるん揺れ、汗にまみれる少女の美乳を揉み立て、ピンと飛び
出した乳首を吸い上げる。顔をのけぞらせ、震えながら猥褻な責めに耐える15歳
の女子高生。蛍光灯の明かりの下では、不健康なほど白く見える肌が紅潮し、ピン
ク色に染まっている。
「中で出すぞ、有紀」
「だめッ…許してッ」
感じすぎる奥を突かれ、もうろうとする中で必死に訴える。もはや自分でどうにも
制御できない身体だが、憎い男に中で出されることは避けたかった。
「だめだ。これから毎日中で出してやる」
「そんなッ…」
恐るべき宣告に震える。同じ屋根の下に住む家族に毎日犯される…自分を襲った運
命に絶望する高校1年生。それでも肉棒による抽送で、幼い性感は確実に追い込ま
れている。串刺しにされた腰がぶるぶるけいれんを始める。
「そろそろイクのか?」
「ああ…」
激しいセックスにロングヘアを乱し、目元を赤らめた美少女は乳房をふるわせなが
ら、口を開いたままあえぐ。慎二は可憐な唇を吸い取るが、レイプされている屈辱
も忘れるほどの快美感に、抵抗できない。突かれ続けた身体がびくんびくんとのけ
反りだす。少女の膣が急激に締まり出し、肉棒を外から内へと絞り上げる。
「おおっすげえぞッ…有紀ッ」
思わず白濁を噴射してしまう。
「ああッ…だめッ」
精液を流し込まれ、狼狽するが、子宮を熱い液で刺激された拍子に達してしまう。
かろうじて屈辱の絶頂声は抑えられたが、縛られた体が海老のように跳ねてしまっ
た。
犯された後、身体を丸めて拒否の姿勢を示す有紀のおまんこから流れ出す精液を拭
き取ってから解放してやる。その耳元に囁く。
「ピルをちゃんと飲んどけよ。あと、水にはもう細工してないぜ」
びくっとするが答えない。(どうもわからん…日替わりで違う女みたいだ)
慎二は自室に戻り、携帯で舞に電話をかけた。
「プロザック?」深夜にちょっと大きな声を出してしまった。眠そうな舞を叩き起
こして聞き出した。
「小さい錠剤は眠剤じゃない?…プロザック系抗鬱剤?…そうか…」
電話を切ってから冷や汗が流れるのを感じた。ここ数日、本田家の水に仕込んでい
たのは睡眠薬ではなく別のクスリだったのだ。(じゃあ、有紀が眠り込んでたのは
ただの偶然だってわけか)急に起きられたら全部台なしになる可能性があった。
しかし抗鬱剤とは…舞とクスリ遊びをしている時に集めた中に入ってたやつだが、
別の弱い睡眠薬と間違えていた。
前向きの性格になるとは聞いていたが、従順になるというのは…しかし舞の説明に
よれば一部副作用で、自分の異常な内部衝動が解放されてしまうケースがあるとい
う。(有紀の場合は…命令に従いたいということだろうか)もしかして、恐るべき
マゾ衝動を秘めているのか?…そうなら。
「試してみるか」
そうつぶやくと、錠剤を手にして密かに階下に下りていく。
金曜の朝。目覚めた有紀は(またゆうべも犯されてしまった…)と絶望的な気分に
なっていた。もうすべてを打ち明けるしかないのだろうか。母親のために犠牲にな
るのも、このまま犯されていては限界を迎えそうだった。
(どうしよう…あいつ…にもう爆発しちゃうからやめて、と説得すべきだろうか)
頭のいい慎二のことだ、その辺の限度は察してくれるような気もする。(今晩、や
ってみよう。それでだめなら…)
もうひとつ大事なことは…ピルだ。どうあれ、2日連続で中出しされた。妊娠を避
けるために飲むべきであるとはわかっていたが、飲むと自分がまるで犯されるのを
受け入れているような気がする。かと言って飲まなければ、自分が傷つく。
(ああ…)そんなジレンマに陥れた慎二が憎かった。今晩、言うことを聞かなけれ
ばすべてを告白する。15歳の少女はそう心に決めた。
土曜の都立中央図書館。大人の姿が目立つ中で薬理学の本を積み上げて読み耽って
いる高校生は慎二だった。(結局わかったようなわからないような…)座ったまま
伸びをする。(抗鬱剤で衝動が解放される事例はあったが、道路に飛び込むとか破
壊衝動的なものだった…抑制を取り除くという作用なら、願望が表出するというこ
ともあり得るのか?)とはいえ、素人が考えても結論が出るはずもない。
ストレスを取り除くという意味で、快眠の効果もあると知ってそう外れてはいなか
ったとわかったのは収穫だったが…(まあ、やってみるしかないのか)
「あ…れえ」同じ頃、ベッドで目を覚ましたのは有紀だ。目覚しの針は12時を過
ぎている。(来なかった…?)はっとして身体を見るが、パジャマを着ている。と
いうか、あんなことをされて気付かないはずがない。
昨晩は悲愴な覚悟を決めて、男の侵入を待っていた。ところが、いつもなら来てい
るはずの0時、1時を過ぎても一向に現れない。(何よ、来るなら早く来なさいよ
!)とばかりに待つ。結局4時の時計を見たのは覚えているが、それから寝入って
しまったようだ。敵の行動がさっぱりつかめない。
「おそようね、有紀」ソファで本を読んでいた由布子が眼鏡を上げて見る。隣室に
も、1階にも気配がない。
「あれ、慎二君は」不自然な声にならないよう話す。「だいぶ前に出てったわよ。
図書館行くとかいってたわ」本に目を戻して答える由布子。
「なんか食べるなら、自分でやってね」「はいはい」本を読み出すと、自分の世界
に入ってしまう母だ。
(昨日は毎日…とか言ってたのに)すっかり気勢をそがれてしまった。(そうよ、
今晩…今晩もあるわ)
3時ごろ、家の電話が鳴った。「…はい本田でございます。あら、慎二くん」とい
う母の声が聞こえ、2階にいた有紀はあわてて廊下に出て耳を澄ませた。
「ええ?…残念ね…え?大丈夫よ…そっちこそ…うん…わかったわ…気をつけるの
よ」なにやら言って電話は切れたようだ。有紀は5分ほどおいてから階下に下り、
コーヒーを淹れながら、さりげなく母に話し掛ける。
「さっき電話あった?」由布子が気がついたように話し出す。
「慎二君、きょうは親戚の家に泊まるんだって」
(えええ?)驚きを隠せない少女。
「なんかねえ、おじさんのところに挨拶に行ったら、久しぶりだから泊まれって言
われたとかで…でも、あたしが夕食の準備とか始めてるといけないから、心配して
早めに電話くれたんだって」と嬉しそうに語る。(相変わらずね…でも)これで2
日連続ということになる。ほっとすると同時に、また対決の機会が伸びてしまった。
(一体何考えてるんだろ)ますます混乱する有紀だった。
「うううう…」
脚を開かされたと思ったら後ろから貫かれ、女子大1年の舞の身体から汗が噴き出す。
ツボを押された時のような、どんぴしゃの快感が背中を走る。赤坂のホテルの高層階
で、19歳の女子大生はなぜかレースクイーンのぱっつんぱっつんの白ビニール地の
ミニとロゴのついたチューブトップを着せられて、犬の格好で犯されていた。ただ上
の服は下げられて豊かな胸がぽろんと剥き出しにされ、しかも洗濯用ロープで縊り出
されていたので着けている意味はあまりなかったが。
「あん…慎ちゃん動いて」
背中の半ばまで来る自慢のストレートヘアを広げたまま、後ろ手にされてベッドに押
し付けられた顔を振り向かせて赤い顔でねだる。
「ちぇっ」
しょうがねえな、という顔をして貫いている男――慎二は縄で絞られてメロン並に肥
大化している双乳をつかみ、上半身をベッドと平行になるまでぐいと持ち上げる。
「あぅぅッ」
持ち上げられて結合が深まり、息が詰まりそうになる。そのまま、リズムよく腰を打
ち込む。ぺちん、ぺちん、という肉の音にあわせて長い髪がばさばさと垂れる。
「ああッ…いいッ…いいのッ」
たちまち快感に喘ぎ出す女子大生。慣れ親しんだ肉壷がキュウッと慎二の肉棒を締め
上げる。形のいい尻が男の剛棒をずっぽり呑み込んでいるのが丸見えだ。
「お前、俺と別れてから他の男とヤッたのか」
「そんなの…してないよ」
貫かれながら後ろに顔を向け、恨めしそうな顔をする。
「こんな淫乱な身体がもつわけねえんだが」
「うう…あなたがそうしたんじゃない…」
快感と悔しさに咽び泣くが、膣穴の締め付けが激しくなる。慎二はやわやわと巨乳
を揉みしだいていた左手を胸の間の縄こぶにかけ、腕一本で女子大生の上半身を支
えると、右手で舞のロングヘアを掴み、手綱のように引き絞る。
「うあああッ」
肉棒と肉穴の結合はさらに深まり、女子大生は背中を反り返らせて耐える。慎二は
馬を操るように掴んだ髪と左手、腰の動きを合わせて強烈な打ち込みを行う。縄目
に縊り出された隆起が壮絶にぷるんぷるんと揺れ、舞は動物のように扱われる屈辱
と腰から送り込まれる痺れに、よがり泣くことしかできない。
「ああんッ…死んじゃうッ…こんなッ…やんッ」
慎二は女子大生の身体を軽々と翻弄しながら、問い掛ける。
「舞、ピルはちゃんと飲んでるのか」
「は、はいッ…だからちょうだいッ」
「よし、出してやる」
そういうと慎二は、有紀を犯せなくてたまっていた大量の精液を熱くうごめく膣穴
にぶちまける。
「ああッ…イッちゃう」
男の放出を体内で受け止め、頂上に達した女子大生は、汗を飛び散らせながらベッ
ドにへたり込んだ。
舞は慎二に縛られたまま肩を抱かれ、空いた手で乳首を弄ばれていた。ときどきび
くんと身体を震わせるが、紅潮した顔は満ち足りた表情を浮かべている。
「あん…どうせ別の女の子にもこうしてるんでしょ」
ちょっと嫉妬交じりの声で舞が言う。
「おいおい…お前が普通の生活がしたいって言うから、引越しを機に奴隷から解放
してやったんだろ」
3歳も年下の高校生に言われるせりふではないが、舞は当たり前のように受け止め
ている。
「うん……」
福岡の女子大1年の舞は、父親の経営する総合病院の跡取り娘だ。慎二が中3に上
がる直前に体調を崩し、父親の紹介で行った病院に当時高2の舞がいた。医者の娘
ということと、地元でも評判の美少女だったので、お高くとまっていた気もある舞
だったが、慎二は放課後に舞の部屋に押し入って無理やり犯した。
それ以来舞は処女を奪った中学生に奴隷にされ、高3のあいだ中、口では言い尽く
せぬほどの淫猥な責めを受け続けた。肉体はすっかり開発され、慎二なしではいら
れないところにまで追い込まれた。
「合コンで、医者の息子ゲットするとか言ってなかったか?」
乳首をいじられて、身体がぞわぞわして悶えてしまう舞。
「だって…顔はよくてもなんかヘナヘナしたのばっかで…」
と言って慎二を見上げる。
「ねえ慎ちゃん…」
「ああ?」
「パパのあと…うちの病院を継いでくれる気はない?」
さすがに慎二の手が止まる。
「それって…おまえと結婚しろということか」
顔を染めて頷く舞。
「慎ちゃんなら、どこの医学部でも楽勝でしょ。あたしをこんなにした…責任をと
って」
潤んだ瞳で見つめられる。(参ったな)朝呼び出した時、多少嫌がるかと思ったら
いそいそと福岡から飛んできたので、おかしいとは思った。最近バイトでしている
というレースクイーンの格好に興味も湧いたし、いっぺん犯してみたいと考えて…
薬の補充もあったし、昔の女に会うくらいのつもりだったが…。
「医者になるっても10年後だろ、俺の歳なら」
「大学入ったら、婚約すればいいよ。それから同棲して…」と口にして頬を赤らめ
ている。何を想像しているんだか。
「ま、まあ先は長いんだ。おまえも凄い相手が現れるかもしれないだろ。余り決め
つけない方がいいぜ」慌てて言う慎二に、舞は不満顔だ。
「と、とにかく今晩は楽しもう」
のしかかる慎二に、「なに、ごまかして」と言う舞だが、アソコをいじられてたち
まち喘ぎ出す。(先を考えれば悪くないんだろうが…いまは有紀のことで手一杯だ)
ホテルの部屋に、ふたたび淫らな空気がたちこめる。
結局、土曜、日曜と有紀の週末は平穏なままに過ぎた。日曜の夕方戻ってきた慎二
は少しげっそりしているようで、「夕食はいいので寝ます」と言って、心配する由
布子をよそに部屋に入って寝てしまった。有紀はますます混乱していた。
有紀は月曜の朝も普通に起きた。やはり何もない。着替えて下りると、予想通り慎
二は既に家を出ていた。どういうことなのか、もう諦めたのか…しかし4日間の執
拗かつ淫猥極まりない責めを考えると、とても信じられない。
登校すると、慎二は机に突っ伏して寝ていた。(なんだろ…週末よほど疲れたのか
しら)担任が入ってきた。
「起立」「礼」声を出す有紀を、担任が意味ありげな目で見ている。(なに…?)
「あ?、みんなにちょっとお知らせだ」ざわつく教室。情報を知るもののみの優越
が、すこし担任の表情に表れる。
「沢村から言うか?」
「あ…いえ。お願いします」笑みを浮かべる慎二。
「あー。実は沢村のお父さんと、委員長のお母さんが来月結婚されるそうだ」
えー、わー、と一斉に声があがる。(な…!)動転する有紀。隣の優里奈が有紀を
ひっぱる。(ちょっとッ何で黙ってたのよ!)しかし動揺しきった有紀は反応でき
ない。
「だから、2人はこれから兄妹になるんで、一緒の家に住んでるんだな、沢村?」
ふたたびどよめき。「あ、はい」立ち上がった慎二は照れ笑いをしながらしゃべり
出した。静まりかえる。
「えー、実は前から決まってたんですが、父の転勤辞令が遅れてたもので…すみま
せん。えー、これで何が変わるわけではありませんが、ひとつだけ皆さんに言って
おきたいことがあります」(なに…?)
「ぼくらがきょうだいになって、親しげに話してたり、一緒に登下校することもあ
ると思いますが…別に付き合ってるわけではありません。僕にも、彼女にもどしど
しお声がけして戴ければと思います。ほかのクラスのみなさんにも報道のほどをお
願いします」笑いが広がる。
(やられた…)いずれ明かさなければならないとはわかっていたが、先を越された。
優里奈が(あとで紹介してよ!)とか横で言ってるような気がする。慎二は何を考
えているのか、ますますわからなくなっていた。
(ふふ…相当動揺しているな)少し後ろの席から、有紀の緊張した後姿が見える。
3日離れていて、あらためて15歳の高校1年生の姿をじっくりと見直した。枝毛
の一本も見えない、肩の下まで伸びた美しいストレートヘアが小さな、形のいい頭
から流れ落ちている。顔は…濃い目のくっきりした眉、ぱっちりした目なのに、少
しも顔が濃いという印象は与えず、むしろ人好きのする優しげな面差しとなってい
る。斜めに流した前髪がいかにも清潔な感じを強める。唇はちょっとぽってりした
厚みがあるが、決して大きくはない。
肌は信じられないほどきめ細かい。服の下は猥褻なほど生ッ白いことを同級生は知
るまい。肢体もまだ大人のようなメリハリには欠けるが、十分に発達している。
(こんな女をほっとくなんざ、まったく東京のエリート高のやつらは…)と慎二は
同級生をひそかにあざ笑う。
「有紀、一緒に帰らないか?」
6時限目が終わり、皆が帰り支度をしている時にきょう初めて慎二が近づき、有紀
の前に立った。
「あ…え…」不意をつかれ、天使のような(悪魔の…)笑みを浮かべている前でど
ぎまぎする。
「母さんに頼まれたもの、見て欲しいんだ」(母さんなんて呼んでないでしょッ)
と言いたいが、皆が注視している中「あ、うん」と答えてしまう。優里奈が羨まし
そうに見ている前で、一緒に教室を出る。
「…どういうつもり」
微妙に間隔をあけて歩きながら、有紀がささやく。
「どうって…事実だろ」
「そ、それは」
「昨日おやじから電話があった。2週間後には東京に来れるってさ」
前を向いたまましゃべる慎二の横顔を盗み見る。表情からは何も読み取れない。
(まさか…ほんとに諦めたのかしら…)。
「由布子さんには、アイデアを書く雑記帳を頼まれた。有紀が知ってるからって」
「そ、そう」(口実じゃないの…)
2人で渋谷の文具店に寄り、電車で家への帰途につく。(これから普通の関係に戻
ろうってことかしら…そんなの無理だけど…でも…もう犯さないの?なんて聞けな
いし…ああわからない)女子高生の頭の中で渦巻く想念に気づいているのか、慎二
は前方を見据えたままだった。
家の前まで来た。慎二が鍵を取り出す。問いたげな有紀を見て「由布子さん、今日
は詩の会合だって」
先に家に入っていく慎二のあとを、ついていくような状態になった。(ママったら
、あたしには何も言わずに)
リビングで、いきなり慎二が振り返った。
「有紀。今からたっぷり犯してやる」
夏のセーラー服を身につけた女子高生の全身に衝撃が走った。「あ…」逃げようと
するが身体が動かない。慎二がゆっくり近づき、肩に手をかける。「ひッ」びくつ
く女子高生。ゆっくりと手を後ろにされ、ゴムを何度か回され手首を固定される。
なぜか抵抗できない。
「今日から有紀を奴隷にしてやる」
言われた言葉ががんがん頭の中をこだまする。(どれい…どれい)理解はしている
が、早く逃げなきゃと思うが、動けない。慎二がそのまま押し、リビングのソファ
の上に座らせる。腰を前に引き出し、両足を座面の上に乗せてやる。紺のプリーツ
スカートがずり落ち、M字に開いた白の下着だけの股間が丸出しになる。
「ああ…」恥じらい、顔を真っ赤にするが後ろ手に拘束され、肘を後ろについて、
頭がわずかに背もたれにかかったまま足を全開にしている身体は動かない。慎二が
おもむろに服を脱ぎ出す。パンツを脱ぎ捨てて、屹立がピンと飛び出した時は目を
見開いたが、態勢はそのままだ。
(ああ…どうして…いやなのに…身体が動かないッ)犯される恐怖と、恥ずかしい
ポーズを取らされた屈辱に逃げたたいはずなのに、全身から力が抜けてされるまま
になっている。いや、むしろ何をされてもいいという気分が心の奥底から湧き上が
ってきているのが信じられなかった。
(こんな…ありえない…犯されるのを…そのまま待ってるなんて)理性では懸命に
悲鳴を上げているのに、肉体は状況を唯々諾々と受容している。
慎二は自分の肉棒に催淫クリームを塗りたくる。(完璧だ。有紀の隠れた欲望が理
性に完全に勝っている)
これほどの清純な美少女――15歳の女子高生が、自ら股を開いて男を待ってるな
どありえない光景だ。慎二の肉棒がさらに高ぶる。
慎二は女子高生の尻からパンティーをするすると抜き、片足に残す。両膝をつかみ
、座面につくほどに思いっきり押し付け、足を開かせる。上からのしかかりながら
クリームでぬるぬるの亀頭を、少女の薄紅色に開いた肉裂にあわせる。
「あ…濡れてないから無理…」頭がもたげられて、入れられるところが丸見えの女
子高生は真っ赤な顔で合わせ目を見つめている。慎二は構わず、潤滑を利用してず
ぶずぶと剛直を埋め込んでいく。
「あああ…」口を開いて前戯なしの挿入の衝撃を和らげようとしているのか、有紀
は頭をのけぞらせてあえぐ。剛棒はそのまま高校1年生の陰裂に1センチ、2セン
チと姿を隠し、コツンと子宮口に当たるまで全身が埋め込まれた。合わせ目はぴっ
たりとくっつき、少女の真っ白な腹が呼吸とともに上下する。
「有紀…濡れてなくても痛くないだろう?」
羞恥に染め抜かれた顔で慎二を見上げ、思わず頷いてしまう有紀。
「それが生まれついての淫乱な身体を持つ、奴隷の証拠なんだ」
「イヤ…」貫かれ、見上げたままで唇を震わせる。
「動かしてやる」
「だめ…」
慎二はセーラー服を着たままの女子高生の膝をつかんだまま、根元まで入れた肉棒
を抜き上げる。
「ううう…」真っ赤に染まった首筋がふるえる。
抜き上げたぬらぬらの怒張をびたんッと一気に突き込む。
「はぅッ」
頭をソファに押し込むほどの勢いで、高校1年生の肢体がのけぞる。
ふたたびずるずると抜き上げる。明らかに、クリーム以外の粘液が棹にまつわり出
している。
「あぅぅ…」
今度はゆっくりと、肉襞を擦り抜くようにぬるぬる少女の膣口を刺し貫いていく。
筒いっぱいに広がった陰唇が一緒に穴に引っ張り込まれそうになり、弾力で戻って
くる。
「はぁぁぁッ…!」
いやらし過ぎる肉棒の責めにも、身体がぐんにゃりして拒否できない。慎二の抜き
差しがびたん、びたん、とリズミカルなものに変わった。
「はあッ…ああッ…あうんッ…いやんッ」
真上から突き込まれる男の硬いモノが、いやというほど自分の肉穴で感じ取れる。
自分の家のソファで、まだ夕方前なのに大股びらきで男に犯されている。赤黒い肉
棒が自分の中に入ったり、出たりする光景が1メートルもない先で繰り広げられて
いるのが見える。淫猥すぎる状況を自覚して、有紀の頭は狂いそうになる。
びたん、びたん、という打ち込みのたびに淫水が弾け飛び、股間からソファに垂れ
落ちていく。(ああ…あとで拭かなきゃ)などと妙なことを考えてしまう。
「あぅッ…ああッ…あぅッ」
肉棒が奥まで届くたびに、びりびりとだるい痺れが腰にたまっていく。自分の身体
が発している肉同士の当たる音が現実感を失わせる。容赦ない打ち込みが、女子高
生の性感を追い込んでいく。
「だめッ…ああッ…もうだめッ」
慎二の強めの打ち込みが、有紀の快感の源泉を完全に捉えていた。真っ白な肌が紅
潮し、額から汗が流れ落ちる。口はしばらくあいたまま、ひっきりなしに悩ましい
声を漏らしている。
「有紀…ピルはちゃんと飲んでるだろうな」
「ああッ…はい」
屈辱に身を震わせる。確かに飲んでいた。何かあったら困ると思って渡されたピル
をきちんと飲んでいた。まるで今日犯され、中出しされることを心待ちにしていた
かのように。
「じゃあ、有紀の子宮の中に全部ぶちまけてやる」
「ああだめッ…許してッ」
中で出されると、身も心も征服されたような気分になってしまう。慎二に犯し抜か
れ、屈服させられることが恐ろしかった。すると慎二は直線的な打ち込みに、腰の
ローリングを加え始めた。
「そらそらッ…こうするともっといいだろう」
「ああそんなッ…だめだめッ」
クリトリスもこすられ、肉襞もらせん状にぐりぐり刺激され、有紀は快感の余り咽
び泣いた。そして感じすぎる子宮口を突きまくられる。高校1年の美少女は肉棒1
本の動きに限界まで追い詰められた。
はあはあ喘ぐ声も高まり、2人とも汗まみれになって粘膜と粘膜をこするあわせる
運動に没頭する。
「有紀ッ中で出して欲しいかッ」
「ううッ…言えないッ…そんなッ」腰の回転がさらに淫猥さを増し、美少女をさら
に追い込む。
「欲しいと言わない限り、ずっと続けるぞッ」
「そんなッ…壊れちゃうッ」このまま快感が永遠に続いたら、完全に狂ってしまう。
怖気が走ると同時に、腰の痺れも限界だった。
「ああッ…もう…とどめをさしてぇ…」真っ赤な顔で男を見つめる女子高生。
「中で出していいのか?有紀ッ」観念してがっくり首を垂れる。
「はいッ…有紀の…有紀の中に全部ぶちまけてッ」
言い終わって羞恥と屈辱の余り、膣の収縮が一段と激しくなる。
「ああ、出るぞ」いい終わる前に、慎二はかつてない量の白濁をどくどくと美少女
の子宮に吐き出し始めた。熱い飛沫で膣内が充満していく状態を感じ、犯しぬかれ
た絶望とマゾ的な快感に、美少女女子高生は連続的な絶頂に達していく。
「ああイクイクイクッ」ソファの上でぶるぶる痙攣したままで男の欲棒を食い締め
、絶頂の嵐が吹きすぎるのをひたすら耐え抜く。
白濁を出し終えた慎二が肉棒を引き抜くと、ようやく解放された両足がばたりと
床に落ち、だらしなく広げられた股間からは、犯された印の精液がぼたぼたと流れ
落ちていた。
慎二はソファの上でぐったりしている有紀のセーラー服に手を入れ、ブラを外して
腕から抜き取った。くしゃくしゃになったスカートもホックを外して腰から抜き去
ったが、はあはあ息をつくだけの女子高生は止めることすらできない。
慎二はセーラー服の上だけを着て靴下だけをはいた美少女の身体を抱きとめ、持ち
上げてソファに座り直した。
足を開かせ、座った腰の上に跨らせて両脇で支えた身体を下に下ろしながら、裸の
腰に屹立をずぶずぶと埋め込んでいく。
「くぅう…」
(また入れられちゃった…)なす術もなく、再び串刺しにされてしまい絶望感に打
ちのめされる。快感の余韻以上に、男に抱きすくめられると反抗する気が消え、さ
れるままにいいように扱われてしまう。有紀は心の中では人形同然に操作されるこ
とで屈辱感が満ちてくるのだが、同時に被虐的な悦びがより強く湧き上がってくる
ことに、完全に戸惑っていた。(まるで自分の中に別の自分がいるみたいな…)
男の精液でずるずるになった陰裂を、下からずぼずぼ突き上げられる。ぐにゃぐに
ゃの身体は、後ろ手のまま上半身は背中に回された片手で支えてもらい、もう一方
の手はセーラー服の中に突っ込まれ、ぷるんぷるん揺れる美乳をつかまれ、揉まれ
まくっている。
「ううッ…」
膣内に残った慎二の精液が、突き上げのたびに掻きだされ、腿からソファに垂れて
しまう。つままれた乳首から走る、びりびりした快感に耐えながら有紀は
「ソファが濡れちゃう…」とうわごとのようにつぶやく。
セーラー服だけの上半身は腕2本、両足を全開にした下半身は中心に打ち込まれた
剛棒だけで支えられている。下からの突き上げにストレートの光り輝く髪を翻し、
顔を真っ赤にして喘ぐしかない。
「あん…やんッ…やん」
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