01月27

咥え煙草の若奥様

 「タスポ ヲ タッチ シテクダサイ」

 スーパーの片隅の自動販売機から、合成音声が聞こえてきた。それにつづいて、

 ガタンッ!

 と音が響いたのを確かめて、俺はその場に足を踏み出した。

 抱っこヒモに赤ちゃん……タツマくんを眠らせて 販売機の前にしゃがみ、煙草の箱を手にした 団地のお隣さんの若奥様ナナノさんがいた。ナナノさんは俺に気づいて

 「あら、ネヤミさん…… ウチのダンナに頼まれてね」と言った。

 俺はそんなナナノさんに、スマホの画面をソッと示した。ナナノさんの顔が陰気に曇った。

 「まあ、」俺は言った。「ここでは人目につくから、俺ん家で話しましょうや。」

   ーーー

 ナナノさんは俺ん家にやってきた。お隣さんと言っても、ベランダが隣接してるってだけで 実際には入口がずいぶん離れてる。
 ナナノさんは俺ん家のベランダに出ると、ベランダの仕切りの非常脱出用の大きなボードを確かめた。

 「これか…… こんな小さな孔から盗撮したのね。」
 「そちらの方からウチに タバコの煙が届いて来るもんだから、おかしいなぁとカメラでのぞいてみたら、すごい光景が見えたんですよ……それにしても、」

 俺はまたスマホの画面をナナノさんに示した。
 「咥え煙草で授乳とは、けっこう過激なお姿ですねぇ。」

 ナナノさんは黙ってタツマくんを抱いている。俺は続いて聞いた。

 「やっぱり、妊娠中に吸えなかったことへの反動ですか?」

 ナナノさんは首を振った。
 「違うわ。タツマを産んでから なぜだか吸いたくなったの。」
 「ふーん…… 女性の身体って不思議なものですね。」

 俺はナナノさんにささやいた。

 「見せてくださいよ。」
 「え……?」
 「この画像みたいに、おっぱい丸出しにして、煙草吸ってるところ見せてくださいよ。俺、タツマくん抱っこしてますから。」

   ーーーーー

 ナナノさんは覚悟を決めたのか、上着を脱いでおっぱいをむき出しにした。
 少し垂れ気味で、濃い茶色の乳首が色っぽい「人妻」であり「母親」のナナノさんのおっぱい。

 ナナノさんはさっき買った煙草の封を切り、一本取り出して火をつけた。

 ふうっ………

 ここへ来るまでずっと固く曇っていたナナノさんの顔が、煙を吹きだすにつれて和らいでいく。

 「イイっすね。」俺が言った。
 「何が?」ナナノさんが言う。
 「ナナノさんみたいなキレイな人が、煙草を吸うのって、すごくエロチックですよね。」
 「何よ、それ。そんな目で…… って、ネヤミさん 何やってるのよ!」

 俺は、抱っこしているタツマくんの真下で、チンポをつまみ出してシゴいていたんだ。

 「いいじゃないですか…… こんなズリネタをリアルに見られるチャンスなんかないもん。角度的にタツマくんに見えやしないでしょう。」
 「やめて…… タツマを汚さないで…… 」

 ナナノさんは涙目で俺に訴えかけてきた。俺はチンポをシゴく手を止めて、ナナノさんにグイと腰をつき出した。
 「じゃあ、ナナノさん やってくれます?」

    ーーーーー

 俺は真っ裸になって 片側にタツマくんを抱き ベランダに敷いた「すのこ」に仰向けにねそべった。
 ナナノさんも真っ裸になって、俺のかたわらに腰を降ろした。

 「これなら、タツマくんに煙草の煙がかかることもないでしょう。」
 ナナノさんは俺の言葉に返事せず、新しい煙草を咥えて火をつけると、すでに固くなっている俺のチンポを軽くシゴきはじめた。

 (おおぅ……)
 
 ナナノさんがチンポを扱う手つきはぎこちないけれど、キレイなナナノさんが咥え煙草した横顔を見つめながらだと、チンポのくすぐったさはハンパない。

 (ああ、気持ち良く射精できそうだけど、もっと長く楽しんでたいよなぁ……)

 そんなこと考えてると、突然、

 「私、もうイヤッ!」

 ナナノさんが声をあげて立ち上がった。
 (えっ?)
 思いがけないことになった。

 ナナノさんは俺の太ももを跨ぐと、腰を降ろしてきたんだ。

 ナナノさんのおへその下の、短い毛におおわれた股間が みるみるうちに俺のチンポの上に迫ってきた。

 「何よ、オトコはみんな自分ばかり気持ち良くなって!」

 ナナノさんは自分の手で俺のチンポを、タツマくんが出てきた穴に導くとグイッと身体を前に傾けた。

 フ──ッ

 ナナノさんは目を閉じて 鼻から煙を出した。一瞬何が起こったのかわからなかったが、次第に俺のチンポは、ナナノさんの内側に挟まっていることを感じはじめた。

 「ああ…… これよ。これが欲しかったのよ。」

 ナナノさんは腰を軽く揺らしながら、煙草の煙まじりにつぶやいてる。

 「ア…… アア~…… ママア~ッ」

 俺の横でタツマくんが目をさました。
 俺はタツマくんの身体を起こすと、タツマくんの顔をナナノさんの方に向けた。

 「ほら、タツマくん。ママだよ。
 ママは今、咥え煙草でセックスの真っ最中だよ。
 ほら、俺のチンポが、タツマくんが産まれて来たところに、出たり入ったりしてるだろ。
 悪いママだね。パパと違う人のチンポで、あんなに喜ぶなんて……」
 
 

 

 

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