岩手出身の、可愛い俺の彼女玲奈。卒業後の就職も決まり、同棲して毎日ラブラブで暮らしていた。
俺は玲奈と結婚するつもりだし、浮気なんかもせずに、玲奈一筋で生きていきたいと思っていた。
慌てたり、興奮したりすると、なまりが出る玲奈。そんな所も可愛いと思うし、何より俺に一途でいてくれるのが、奇跡のようなものだと思っている。
それが、些細なことで玲奈の浮気を疑ってしまった。その妄想というか、思い込みはどんどん大きくなり、ついには玲奈のことを盗撮してしまった……。
結果は、良くもあり悪くもあった。
玲奈が、俺に内緒で親友の祐介と会っていたというのは、凄くショックな内容だったが、会っていた理由が、俺に喜んでもらうためのエッチテクを教わるためだった。
健気で可愛いと思うが、やっぱりショックはショックだった。
しかも、成り行き上、玲奈は祐介に手コキまでしてしまった。その上玲奈は、フェラまでしようとした……。
寸前のところで電話をかけて止めた俺だが、心のモヤモヤは大きくなるばかりだった。でも、モヤモヤする一番の理由は、フェラしようとする玲奈を止めたことだ。
あの時、俺が慌てて電話をしなければ、玲奈は祐介のチンポをフェラしたと思う。それは、絶対に許せないし、見たくないことだと思うのだけど、玲奈はどんな風にするのだろう? と、気にする俺がいる。
あの日以来、そんなことを考えるようになってしまった。
そして、そんな考えに取り憑かれて以来、俺のセックスは変わった。もともと、ほぼ毎日玲奈とはセックスをしていたが、あの一件以来、確実に毎日玲奈を求めるようになった。
今日は、二人で楽しく食事をし、食べ終えた後片付けをする玲奈を尻目に、俺は先に風呂に入った。
ファミリータイプのデカい浴室につかりながら、祐介のデカいアレを手コキする玲奈を思いだしていた。
すると、いきなりガチャッとドアが開いた。ビックリしてそっちを見ると、タオルで体を隠した玲奈がいた。
恥ずかしがりの玲奈は、風呂がデカいのに一緒に入ってくれたことがない。そんな風に、恥じらう玲奈も可愛いと思っていたが、一緒に入りたいなぁと常々思っていた。
『一緒に入ってもいい?』
凄く恥ずかしそうに、玲奈が聞く。俺は、大喜びでもちろんと言った。
『あっち向いててね……』
恥ずかしそうに言う玲奈に従い、壁の方を見て目を閉じる俺。タオルが床に落ちるような音がして、シャワーを浴びる音がする。なんか、妙にドキドキした。
数え切れないくらいセックスをしている仲なのに、すぐ後ろでシャワーを浴びていると言うだけで、不思議なくらいドキドキした。
そして、風呂に入る気配がする。
『お待たせ……』
玲奈に言われて、目を開けながら振り返ると、玲奈が顔を赤くして湯船の中にいた。でも、玲奈は水着を着ていた……。
しかも、妙に使用感があるくたびれたスクール水着で、胸のところに白い布が貼ってあり、大きく玲奈の名前が書いてある。
今時、個人情報がうるさいので、こんな風に名札を着けるなんてないと思うが、岩手ではあることなのかも知れない。どちらかというとロリっぽくて小柄な玲奈なので、妙に似合ってしまっている。
現役と言っても差し支えない感じだ。
「なんで水着着てんだよw」
あまりの出来事に、笑ってしまった。
『だってぇ、恥ずかしぃんだもん……』
独特のイントネーションで、答える玲奈。メチャメチャ可愛い。
「それ、高校の時の?」
『うん。ゴメンね、こんなのしかなくて……』
「いや、スゲぇ嬉しいよ。なんか、その頃の玲奈に出会えたみたいでw」
『へへw あの頃に出会いたかったねw』
玲奈は照れくさそうに笑いながら、抱きついてきた。俺は、高校の頃の玲奈のことを想像した。きっと、可愛い女の子だったと思う。そして、他の誰かと付き合っていた……。
セックスこそしなかったものの、キスはしていたはずだ。そう思うと、無性にキスをしたくなった。見たこともない誰かに嫉妬しながら、玲奈にキスをする俺。どうしても、荒々しくなってしまう。
でも、玲奈は嬉しそうに俺に舌を絡めてくれる。スクール水着の玲奈とキスをしながら、昔の彼氏に嫉妬する俺。
でも、舌を絡めてキスをしているうちに、不意に祐介とキスをする玲奈を想像してしまった。狂おしいほどの嫉妬と興奮が押し寄せてきて、思わず玲奈の歯にちょっと強めに歯をぶつけてしまった。
「ご、ごめん! 痛かった!?」
『へへw 平気だよw そんなに、興奮してくれたの? この水着で……』
「あ、あぁ、すっごく興奮した!」
本当は、変な想像で興奮したのだけど、話をあわせた。
『だったら、もっと早くすれば良かったなぁ……ねぇ、他にして欲しいことってなぁい? 遠慮してることなぁい?』
可愛く小首をかしげながら聞く玲奈。俺は、色々なことを言いたくなった。大人のオモチャのことやコスプレ、野外、エロい下着等々……でも、汚れのないキラキラした目で、真っ直ぐに見つめられると、とても言えなかった。
「……結婚して欲しいかな?」
セックスのこと以外の本心を告げた。すると、玲奈はポロポロっと涙をこぼして、
『うん! 絶対、ぜぇーーったい! するっ!! 仁志君、愛してるっ!!』
そう言って、玲奈の方から熱烈なキスをしてくれた。玲奈の方から、こんなにも熱烈にキスをしてくれたことはないので、心底嬉しかった。
すると、玲奈が俺のチンポを握ってくれた。玲奈が絶対にしないようなその行動に、心底驚きながら、
「あぁ、玲奈……」
とうめいた。
『今日は、私がするね♡ 下手だけど、許してね』
玲奈はそう言うと、俺を湯船に座らせてチンポを手でしごき始めてくれた。ぎこちなくだけど、熱心に手でしごいてくれる。そしてそれは、明らかに以前よりも上手になっていた。
祐介のレッスン……そのおかげだと思うと、何とも言えない気持ちになる。
玲奈は、自分の手のひらを上に向けると、そこに唾液を垂らす。そしてその唾液を、俺の亀頭に塗りつけるようにしてくる。
もともと風呂に入っていて濡れていたので、それほど意味がある行為ではないかも知れないが、視覚的な効果が凄かった。
あの玲奈が、アメリカのエロビデオの女優みたいな事をしている……それだけで、震えるほど興奮する。
そんなエロいことをしているのに、妙に恥ずかしそうにしているのがギャップがあってたまらない。
そして、俺のペニスの皮を使わずに、手のひらで直に亀頭を責めてきた。唾液のおかげで滑りがよく、ヤバいくらいに気持ち良い。直に亀頭を責められているので、くすぐったいような感じも大きくなるが、気持ち良くてたまらない。
『気持ち良い? 痛くない?』
スクール水着の玲奈が聞いてくる。気持ち良いと告げると、
『もっと気持ち良くなってね! な、舐めてあげるね……』
顔を真っ赤にして、小声でそう言うと、フェラを始めてくれた。こんな風に、一緒にお風呂に入れるだけで幸せなのに、こんな事までしてくれる。幸せで胸がポカポカしてくる。
でも、さっきの手コキのテクニックを教えたのは、祐介だ。俺が隠し撮りした動画の中で、さっきと同じように玲奈がしていた。祐介のデカすぎるチンポを、唾液でグチャグチャにしてしごく玲奈。
その動画を見たとき、敗北感と嫉妬と、焦燥感で死にそうな気持ちになった俺は、なぜか射精してしまった……。
そして今も、その時のことを思いだした途端に、射精を抑えられなくなってしまった。
「アアッ! 玲奈、イクっ! 出ちゃうっ!!」
俺が叫ぶと同時に、
『いいよ! イッてっ!』
と言いながら、ふたたび俺のチンポをくわえてくれた。玲奈の口の中に射精しながら、あまりの気持ちよさにうめき声をあげてしまった。
『もうw 出し過ぎだよぉ?。溺れちゃうw』
にっこり笑いながら言う玲奈。また飲んでくれたみたいだ。
「ゴメン、いっぱい出ちゃったよ。マズくない?」
『美味しいに決まってる♡ ねぇ、さっきの言葉……本当に、ほんと??に、嬉しかったよっ!』
玲奈が、本当に嬉しそうにそう言うと、抱きついてきた。俺は、愛おしくてたまらなくなり、そのままキスをした。
一瞬、自分のアレの臭いと味がして、しまったと思ったが、玲奈の舌が絡みついてきてそんな気持ちも消えた。長い時間、キスを続ける。幸せでとろけそうだ。
『のぼせちゃうねw ねぇ、ベッド行く?』
照れながら、ベッドに誘う玲奈。さっきイッたばかりなのに、もう抱きたいと思う俺がいる。
そして先に俺が寝室に行き、ベッドで寝て待っていると、今度は全裸のままの玲奈が入ってきた。
『仁志君、下手くそだと思うけど、上になるね……』
玲奈はそう言うと、俺にまたがってきてくれた。俺は慌ててゴムを付けると、玲奈のしたいようにさせた。
玲奈は手を使わずに俺のチンポを入れようとしたが、なかなか上手く入らない。滑ってしまって、上や下にずれる。
『ごめん……あれ? こうかな? あ、ごめん……』
上手く出来ずに焦る玲奈。こんなにも積極的にしてくれる玲奈に、感動すら覚える。
真っ暗にしないとセックスできなかった玲奈が、間接照明でけっこう明るい中、騎乗位で繋がろうとしている。
恥ずかしがりの玲奈も良かったと思うが、今のエロい玲奈も大好きだ。本当に、二人でずっと一緒にいたいと思う。
「手も使った方が良いんじゃない?」
俺が助け船を出すと、
『アッ! そっか! そうだよね!』
と、明るく言いながら、俺のチンポを掴んだ。
この状況に、すごくドキドキした。恥ずかしがりで奥手の玲奈は、清純という感じだった。それが今は、ソープ嬢のような事をしている。ロリっぽくて本当に可愛らしい玲奈が、こんな事をするだけで、チンポがガチガチになるのを感じる。
そして、手を添えたことで、あっけなく挿入が成功した。熱い肉に包まれる感触。思わず声が漏れる。
『あぁっ♡ 仁志君、気持ちいいぃっ! 愛してるよぉ……』
玲奈は潤んで泣きそうな顔で、俺を見つめながら言う。俺もすぐに愛してると言いながら、起き上がり玲奈を抱きしめる。対面座位の格好になり、キスをする。
しばらくキスをしたままだったが、玲奈が腰を動かし始めた。ぎこちなさの塊みたいな動きだけど、あの玲奈がしていると思うと、何となくイケナイことをしているような気持ちになる。
『あぁっ! あ、あっ! んっ! んンッ!』
玲奈は自分で動いてみて、気持ちよさに驚いている感じだ。
「気持ち良いの?」
『うん……これ、気持ち良いよぉ……あっ! あぁっ♡』
玲奈はそう言いながら、腰の動きを大きくしてくる。徐々に上手くなってきた玲奈。
『あっ! くぅアッ! 仁志君、気持ち良い? もっと気持ち良くなって!』
玲奈は、必死で腰を動かしてくれている感じだ。俺は、何度も気持ち良いとささやきながら、何度も玲奈にキスをした。
そして、玲奈は俺を押し倒すように寝かせると、騎乗位で腰を振り始めた。その上、俺の乳首を舐め始めた。苦しい姿勢をしながら、腰を振って乳首舐めまでする玲奈。
この時、俺は一瞬で理解した。これは、祐介に教わっていると……祐介に、テクニックをレクチャーされていると……。
あの動画では、ディルドでのフェラレッスンと、祐介のチンポでの手コキのレッスンだけだった。
でも、あの動画以前にも、玲奈はレッスンを受けていたことは明白だ。その時祐介に、この騎乗位乳首舐めを教わったのだと思う。
その時、どうやって教わったのだろう? 口で説明されただけなのか? それとも……。
玲奈に限って、一線を越えたとは思えない。でも、例えば着衣のままで、この体位の練習をしたのではないか? 悪い想像が爆発的に広がる。
「玲奈ッ! イクっ! イクよっ!」
俺は、あっけなく限界を迎えた。
『あっくん、イッてっ! 愛してるっ!!』
玲奈は叫ぶように言うと、腰をもっと早く動かしてくれた。玲奈が上で腰を振って、イッてしまった俺。自分でも、ちょっと情けなくなる。
でも、玲奈は本当に嬉しかったようで、
『へへw イッてくれた♡ 気持ち良かった? 嬉しいなぁ……』
と、可愛らしく言いながら、抱きついてくれた。そのままイチャイチャしながら、幸せな時間を過ごしていたが、どうしても祐介のことが気になってしまった。
あの時、俺が電話で止めなかったら、どうなっていたのだろう? もう俺は、それを見たくて仕方なくなっていた。
そんなある日、親戚の葬儀で、泊まりで北海道に行くことになった。
『私も一緒に行く?』
そんな事を言いながら、寂しそうな顔をする玲奈。でも、さすがに連れて行くわけにも行かず、
「ゴメンね、電話するからさ」
と言った。
『絶対だよ! してくれないと、寂しくて死んじゃうんだからね!』
玲奈は、頬を少し膨らませていった。可愛いなと思いながら、もしかして祐介と動きがあるかもと思った。
あの日以来、3人で遊んだのは1回だけだ。その時も、俺は妙に意識してしまったけど、二人はごく普通だった。あんなエロいレッスンをしているとは思えないくらい、自然な二人だった。
そして、隠し撮りの動画でチェックしても、二人で会っているようなことはなかった。
俺がいない3日間、どうなるんだろう? 期待と不安で、めまいがしそうだった。
そして、慌ただしく準備をして、大学に行く玲奈と一緒に部屋を出た。そして俺は、空港を目指した。
とくに何もなく空港に着き、飛行機に乗り北海道に着いた。親戚の家に行き、葬儀場に行ったり、食事をしたりしてバタバタだった。
でも俺は、ずっと玲奈と祐介のことを考えていた。
夜、やっと一人になると、Wi-Fiに繋げさせてもらい、すぐにカメラを確認した。リビングのテレビの上のPS4の改造カメラ。それに映ったのは、テレビを見る玲奈だった。
ドキドキしたが、玲奈は一人だった。ホッとしながらも、ちょっと残念なような気がしてしまった。
罪悪感を感じながらも、俺はカメラで玲奈を見続けていた。玲奈は、テレビを見ながら笑ったり、あくびをしたり、なんてことはない日常の風景だ。そして、結構な頻度でスマホの画面をチラ見している。
なにを見てるのか気になるが、そこまではわからない。俺は、玲奈に電話をかけてみた。
すると、ほぼワンコールで電話に出た玲奈。
『遅いよ?! ずっと待ってたんだからね! 無事についたの?』
玲奈が言う。俺は、それをノートパソコンの画面で見ながら、電話をしている。不思議な気持ちだった。なんというか、スパイ映画とか、そんな感じだ。
さっきから、チラチラスマホを見ていたのは、俺からの電話を待っていたんだと思うと、愛おしさがこみ上げてくる。
画面で見ると、玲奈はテレビも消して、嬉しそうに俺との電話を楽しんでいる感じだ。同棲までしているのに、いまだにこんなにも俺との電話を楽しみにしていたんだと思うと、本当に玲奈はいい子なんだと思う。
そして電話を終えて、幸せな気持ちのまま寝ようとした。でも、何となくまだパソコンで玲奈のことを見続けてしまった。
すると、玲奈がスマホで電話をかけ始めた。あれ? 何か用かな? と、電話を取る準備をしたが、俺のスマホは鳴らなかった。
それなのに、玲奈は話し始めた。
『あ、ゴメンね、遅い時間に。平気?』
誰だ? 誰と話してる? 一気に俺はドキドキし始めた。
『うん。無事についたって。うん。へへw そりゃそうだよぉ』
共通の知り合いか? 祐介? もう、ほぼパニックだ。
『さっきの話、やっぱりお願いしてもいい?』
『バカ……そんなんじゃないって!』
『仁志に喜んでもらいたいだけだよw』
『きゃははw そんな事ばっかりw うんw どうしよっかなぁ?』
玲奈は、妙に楽しそうだ。でも、話の内容でわかってしまった。祐介と、例のレッスンの約束をしている感じだ。
俺は、すぐに家電に電話をしようかと思ったが、思いとどまった。あの続きが見られるのでは? そんな思いだった。
そして、玲奈の電話の感じは、普段見ない感じだ。すごく親しそうだ。俺に対してもしないような感じだ。
俺に対しては、もっと丁寧というか、良い言い方をすれば、恋する後輩的な態度だ。悪く言えば、打ち解けていないとか、遠慮がある……そんな感じだ。
目の前で、おそらく祐介と打ち解けた態度で話をする玲奈。それだけで、胸が締め付けられる。
『考えとくよw じゃあね?』
『私もだよ。楽しみにしとくねw』
そして通話を終えた玲奈。スマホを見つめながら、ニヤニヤしている。
そして、
『ホント、バカw』
と、嬉しそうに言って、リビングを出て行った……。
俺はノートパソコンを閉じると、思わず横になってしまった。まるで、浮気の現場のようだ。俺を喜ばせるために、テクを教わるという趣旨だと思うが、浮気と紙一重に思える。
でも俺は、自分が玲奈の浮気を見たいと思っているような気がして、怖かった……。
そして風呂に入ったりして、寝る準備をしてからまたカメラを見たが、真っ暗な部屋に無人のソファが映るだけだった……。
そして次の日、葬儀を手伝ったりしながらバタバタと時間が過ぎていき、あっという間に夜になった。本当ならば今日帰りたかったところだが、飛行機の都合などで明日になっていた。
今日は、葬儀の受付を手伝ってるときも、葬儀をしているときも、ずっと昨日の玲奈の電話が気になっていた。あんなにも親しげで、楽しそうな玲奈……。
もちろん、俺が今まで見たことがなかったというだけで、元カレとかともそういう感じだったのかもしれない。
でも実際に、他の男と凄く親しげにするところを見てしまうと、たまらなく不安になる。俺は、玲奈の代わりなんていないと思っている。玲奈が俺の最後の女性だと思っている。
でも、玲奈にはいくらでも代わりがいるのではないか? 俺じゃなくても、別にいいんじゃないんだろうか? そんな暗い想像ばかりが大きくなる。
ドキドキする心臓を抑え込みながら、ノートパソコンを立ち上げる。そして、遠隔でカメラを操作すると、いきなり辛い現実が待っていた。
カメラには、ソファの前であの張り型(ディルドと言うらしい)を使ってフェラの練習をしている玲奈が映った。そして、横には祐介もいる……。
この光景は前にも見ているので、ショックではあったが、ある程度想定内だ。でも、玲奈の格好が普通ではなかった。
俺が、ずっとして欲しいと思い続けながらも、言い出せなかったセクシーなランジェリー姿……玲奈は、見たことのないセクシーなランジェリーを身につけていた。
いつもの玲奈は、ピンクとかパステルカラーの可愛い下着を身につける。セクシーな感じはないが、ロリっぽくて可愛らしい玲奈には似合っていると思ってはいた。
画面の中の玲奈は、真っ黒のレースの下着を身につけていた。ブラとショーツ、太ももの途中までのストッキングに、ガーターベルト……俺が憧れ続ける、男の夢、ガーターベルト……。
俺が結婚を考えている彼女が、他の男にそんな姿を見せている……叫び出したくなった。でも、興奮しすぎて息苦しくなっている俺もいる。
単に、初めて見るセクシーな姿の玲奈に興奮しているだけかも知れないが、それだけではないと、自分でもわかっている。
それにしても、信じられないくらいエロい状況だ。真っ黒の髪で、童顔の玲奈。ちょっと子供っぽいし、なまりもあるし、天然の玲奈。子供の頃は、海女さんになりたかった玲奈。
それが、一生身につけることがないはずの、セクシーなランジェリーを身にまとっている。そして、その格好でディルドにフェラをしている。
「そうそう、そこでさっき言ったみたいに、思いきり吸ってみて。もっと強く!」
『えぇっ? こんなに強くして、痛くないの?』
「大丈夫! スゲぇ気持ち良いから。それで、吸い込みながら口の上っ側とか舌で段差のところ責めてみて!」
じゅぱっ、じゅぱっ、ズズズ……ズボボ……そんな音が響いてくる……。
ディルドを口にくわえている顔は、かなり間抜けな感じになる。そんな顔を祐介に見せながら、熱心に練習を続ける玲奈。
俺を喜ばせるためだとはわかるが、気が気じゃない。
そして、いったん中断する玲奈。
『また、持ってくれる?』
恥ずかしそうとか、そんな感じはまったくない。練習熱心な生徒という感じの言い方で、祐介に言う。
そして祐介は、そのディルドを自分の股間のところに固定する。あたかも、それが祐介のチンポのように……。
そして、玲奈はその状態でフェラを始める。くわえているのは祐介の物ではないが、まるで祐介のモノをフェラしているように見えてしまう。
そして、玲奈はそのまま祐介のシャツの中に手を差し込んでいく。他を責めながらの乳首舐め……やっぱり、祐介に教わったモノだったようだ……。
「そうそう、でも、いきなりじゃなくて、周りを触ってじらした方がいいよ」
ディルドをフェラしながら、うなずく玲奈。
「そう、良い感じ。たまに、ギュッとつまんでみて……ちがう、もっと強く! あぁ、そう!」
祐介は、真面目に先生のように教えている。でも、乳首を強くつままれたとき、声に気持ちよさそうな感じが混じった。
「指舐めて、ツバ付けてみて」
祐介が指示すると、玲奈は祐介の手を取り、その指をくわえた。
「ち、違う! 自分の指だって!」
慌てて指を引っこ抜く玲奈。
なんだこれは? 俺は、自分の体を駆け抜けた快感に、腰が抜けそうだった。指とはいえ、祐介のモノをくわえた玲奈……そしてそれを見た瞬間、電気が走ったように快感が駆け抜けた。
玲奈は、恥ずかしそうに、
『そ、そっか……自分の指のことか……ごめんね、指、汚れちゃったね! ティッシュ持ってくる!』
慌ててそう言う玲奈。でも、祐介はその指を自分で舐めてしまった。
「ほら、これで綺麗になったよw」
そんな事を言う祐介。玲奈は、顔を真っ赤にして、
『じぇじぇ!! だ、だめだよぉっ! 間接キッスじゃん!!』
と言う。その昭和な言い方に、一瞬にやけてしまったが、確かに間接キスだ……。
「ぷはっw キッスとかw ごめんごめんw でも、美味しかったよw」
からかう祐介……考えてみれば、祐介はかなり自制心が強いと思う。友人の彼女とはいえ、玲奈みたいな可愛い子が、こんなエッチな姿をしていて、しかも二人きり……よく押し倒さないものだと思う。
『バカッ!』
「ごめん……そう言えばさ、キスはどうなの? 上手く出来てるの?」
『そ、それは、わかんない……』
「キスって、大事だよ?」
『そうだけど……でも、祐介くんとは練習は出来ないよ……』
「なんで?」
『だって、それは浮気だもん……』
「なんだそりゃw ていうか、手でするのはありなの? 仁志が、他の女の子に手でしてもセーフなの?w」
『アウトだよっ! 絶対にアウト!』
「ズルくない?w」
『うぅ……でも、仁志のためだから……』
「じゃあ、キスも練習した方がいいと思うよ。セックスの不一致で別れるケースのほとんどが、キスが下手だったからだっていうデータがあるみたいだよ」
『ほんとに!?』
なんだそれ……聞いたことないし……俺は、すぐにネットで検索した。そんな話はどこにもない。
俺はここで初めて、祐介に疑いの感情を持った。この前の動画もそうだが、祐介は真面目に教えているだけだった。手コキも、玲奈の方がお願いして始まったことだった。
ある意味、玲奈に巻き込まれて可哀想とすら思っていた。
でも、祐介はウソまでついて玲奈とキスをしようとしている……。
『……じゃあ、目つぶって……』
「わかった」
そう言って、目を閉じる祐介。俺は、思わずスマホを手に取った。止めなきゃ……でも、電話をすることが出来ない……。
今、まさにリアルタイムで玲奈がキスをしようとしている……俺じゃない男と、キスを……。
玲奈は、ゆっくりと祐介に顔を近づける。唇が、触れてしまいそうだ……でも、玲奈は迷っている。唇がくっつきそうな距離で、止まったままの玲奈。
俺は、スマホを握りしめたまま、それをただ見ていた……。
すると、玲奈が顔を大きく祐介から離した。
『ミリミリ! やっぱりミリだよぉ!』
と言った。俺は心底ホッとして、大きく息を吐き出した。
だけどその瞬間、祐介が動いた。
すっと玲奈に顔を寄せ、唇を重ねる。玲奈は一瞬遅れたが、すぐに顔を離した。
『だ、だめだよっ!! ダメっ!!』
玲奈は、あまりのことにパニック気味だ。
俺は、また体中を電気が走った。玲奈が他の男とキスをしたのを見て、どうしてこんなに興奮してしまうのだろう? 自己嫌悪すらわいてくる。
「仁志のためでしょ? それに、1回したらもう同じだよw」
祐介が悪びれずに言う。悪い祐介が顔を出している……いつも、明るくて優しい祐介。こんな一面もあったんだと思った……。
『うぅ……わかった……じゃあ、目閉じて……』
「りょうか?いw」
目を閉じて、少しあごを上げてキス待ちの顔をする祐介。そして今度は、玲奈はほぼためらいなく唇を重ねた。
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