まとめてはいるけど、トラブル出動待ちなので
途中で切れたらごめん
かなりきつい話の上に長いけど容赦してくれ
俺(洋一 通称洋ちゃん)25歳リーマンだ
彼女(真理子としておこう)同い年の派遣社員
俺と真理子は大学時代からの付き合いで4年ほど
そろそろ結婚しようかなと本気で考えていた仲で
二人で貯金してある程度貯まったらするつもりだった
去年の10月頃のことだ、俺は真理子から話があるからと
仕事中に電話がかかってきた
俺も仕事が忙しいので週末以外ほとんど会えず
平日に電話がかかってくること自体結構珍しい
その日は定時に仕事を上がって、真理子と約束したファミレスへと向かった
取り合えず先に飯を食べてからということで
飯を食ってるときはいたって普通で俺は何の話なんやろかと
大して深刻に考えてはいなかった。
しばらく普通に話していたが俺も気になったので
思い切って真理子に何の話か聞いてみた
真理子は「子供できたみたい…ちょっと失敗しちゃったね」と
微笑みながら俺に話した。
正直まだ結婚するには貯金が足りないかなと思ってたが
できたもんはしょうがないだろ?と開き直り
「んじゃおなか大きくなる前に結婚しないといかんな?」とか
軽く考えていたんだね。俺としては今の時点で新居構えるのが精一杯だと
思ってたから彼女には申し訳ないけど
結婚式は生まれてからになるかもとか考えてた
このとき真理子が言うには2ヶ月だそうだ
基本的に安全日にしか生はやってないけど
中出しはしていない、それでも出来るものなのかと思ってた
俺も突然の事だったので何の心の準備もできてなかったんだが
相手の親への挨拶とか考えると出来ちゃった婚ってのはやっぱ恥ずかしいよね
その2,3日後
知らない電話番号から電話がかかってきた
電話の主は男だった。男はいきなり
「真理子さんの子供は僕の子供です。真理子さんと別れてください」
とそういいました。
いきなり意味不明なんのこっちゃという感じで
「いきなりなんですか?ちゃんと順序だてて話してもらわんと意味分からんですよ」
とちょっとびっくりして言うと、男はちょっと怒り気味で
「僕は真理子さんのことが好きなんだ、お腹の子はあなたの子じゃない
真理子さんのお腹にいる子供は間違いなく僕の子供です。
だからお願いします別れて下さい」
ようやく事情が飲み込めてきた、俺も負けじと聞き返した
「という事はあんたには心当たりがあるってことなんだよね」
って言ったんだが、「あんたにあんたって言われる筋合いは無い」とか
言われてちょっとムカッときた。
「真理子に聞かんとはっきりしたことわからんやん、というか
名前も名乗らんといきなり非難する奴とは話しにならんな」
実際このときかなりむかついてた。彼は「坂田(仮)」と名乗った
「ふ?ん、で真理子とはいつからなんよ?俺がおるの知ってるんやんな?」
彼が言うには夏休み頃合コンで知り合ったらしい(彼は大学生)
それから付き合い始めて、初めて関係持った後に彼氏がいるという
事を知ったらしい、必ず大事にするから俺と別れてくれと何回も話したそうだ
でも真理子は俺とは別れられない。坂田君には悪いことしてる
私みたいな女忘れてといってた様だが、彼が会いたいというと都合つくときは
会っていたということらしい。俺も真理子が嘘ついてるのか
彼が嘘ついてるのか迷い始めていた。
「真理子は俺の子供だって言ってるけど?じゃ真理子が俺に嘘ついてるってこと?」
「真理子さんがなんであなたにそんなこと言ったのか分からない。でも
僕には「あなたの子供だと思う」と言いました。僕はまだ学生だけど
今すぐにでも働いて真理子さんを支える覚悟は出来ています」
「君が真剣なのは分かるけど、取り合えず真理子に話聞いてみないことには
俺も何にも言えんよ。」
彼も興奮気味だが俺はかなり混乱してた。取り合えず電話切って
煙草吸いながらしばらく考えてた。
取り合えず真理子と話しをしないことには解決しないなと思って
即電話して直接会って話すことにした。
真理子の家へ俺がついた頃もう夜11時ぐらいだったと思う
次の日も仕事だけどどうせ寝れないだろう
真理子の部屋に上がって取り合えずコーヒー飲んで落ち着いた頃
さっきの電話の内容を真理子に話した。
真理子は彼に付きまとわれて困ってると俺に話した
ただ長年の付き合いから真理子の態度がおかしいのはなんとなく分かる
俺は「じゃ彼を呼んでもう付きまとうのは止めてもらうように俺から話するわ」
というと「私が何とかするから心配しないで」と俺を止めようとした
完全に俺は疑いモードだ
「妊婦なんだから無理するなよ、俺が話しつけてやるから」
なんだか真理子はあせってるように見えた
「真理子・・・俺と彼が話するのが嫌なのか?何か疚しい事があるわけじゃないんだろ?
だったら俺が直接話してやるよ」俺は真理子が止めるのも聞かず
さっきの電話番号に電話して真理子の家までこれないかと聞いた
彼は自分も話したいことがあると言うことなので
近くまで来たら連絡すると言い電話を切った
俺は不信感でいっぱいだった、黙ってる真理子を見ながら
「・・・・な?ちょっと携帯見せてよ」と言ったが真理子は黙ったまま携帯を握り締めていたが
俺は突然立ち上がり真理子の手から携帯を取り上げると
そのまま真理子の部屋を出て行った。すぐさま追いかけてきたが振り払い
携帯メールを覗くと彼と思しき人物とのメールが大量に出てきた
むしろ俺より多いぐらいだ。俺から携帯を取り上げようとする真理子を尻目に
外に出て車の中に入り鍵を閉めた。車のガラスを叩きながら喚いてるが
俺にはそんなことよりメールの中身が気になった。
「昨日はありがとう」とか「好きになったかも?」とか
子供のことも書いてあった彼の言う通り彼にも
彼の子供だと思うと書いてやがった。
怒りを通りこしておぞましささえ感じたよ。
こいつ何なんだ?悪魔か?なんで俺と彼と両方にあなたの子供だよとか
送ってんだよ。意味わかんね?というか本当にどっちの子供なんだ?
取り合えずそれが分からんことにはどうにも出来ない
真理子に聞くしかないが、本当の事を言うかどうかそれ自体怪しい
畜生なんなんだよ!どうすりゃいいんだよ!
取り合えず真理子と話すために車を降りて真理子に
電話を返してこう言った
「お前・・・・何なんだよ!浮気してんじゃないか!
お前最悪じゃね?か!いったいどっちの子供なんだよはっきりしろよ!」
俺がそういうと即答で「間違いなく洋ちゃんの子供だよ・・・それだけは信じて」
「信じれるわけ無いだろ!お前メールで彼にも同じ事いってるやん!
俺にどうやって信じろと?確実に俺の子供だという証拠があるのかよ?
俺は安全日でも中出しはしてないぞ、彼のときはどうなんだよ?中で出したのか?」
「それは・・・・でも信じて・・」真理子はそういったが
「それはって・・・中出しかよ・・・」
「違うよ中には出してない、洋ちゃんお願い信じて・・・」
信用なんて出来るわけない、いらいらして煙草を吸いながら考えてたが
全然いい方法なんて思いつかない。しばらくの沈黙の後真理子の携帯がなった
彼からだと思う、しかし真理子は取ろうとしない俺はまた携帯を無理やり奪って
電話に出た。彼はすぐそばの公園にいるらしい
俺は真理子を無理やり引っ張って公園に行った。
公園で彼らしき人を見つけたとき真理子が逃げようとしたが
俺は離さなかった。彼が近づいてきて少し頭を下げた
俺も同じように少し頭を下げ「坂田さんですか?」と聞いたら
「そうです」と言った。
俺は彼に前置きなしで「真理子と生でやったの?え?っとつまり
中に出したの?」と言いにくかったがとりあえず聞いた
彼は「それはしてません、真理子さんが安全日だと言った日に
生ではやりました・・・すいません」普通ならこんな話しないだろうけど
子供が出来てしまった以上、誰の子供なのかってのは避けられない話だ
「真理子・・・どっちも中には出してないって、両方安全日だって
どういうことなんだよ?いったいどっちの子供なんだ?
お前の気持ちなんかどうでもいいんだよ!出来ちゃったんだ
どっちかはっきりしないとどうにも出来ないだろ!
というか俺の子供なら悪いけどおろしてくれ、俺はお前とは結婚できない」
真理子はまた泣き出した、両方に安全日だと嘘ついたのか
「泣いて済む問題かよ・・」俺がそういうと彼が
「真理子さん僕の子供だと言ってください!僕が必ず責任取りますから」
もうかなり怒り心頭の俺はその言葉を聞いて
「まだ働いたこともない学生がえらそうなこと言うんじゃね?!
そんな簡単に大学辞めてまともな就職口が見つかるとでも思ってんのか?
世の中舐めるな!」続けて「真理子どっちにしろ子供おろせ、お前こんな状態で
生まれる子供が幸せになると思ってんのか?それとも最悪自分ひとりで育てる覚悟でも
あるのかよ?な?真理子今の時点でどっちの子供なのかはっきり分からないのか?」
真理子はまだ泣いていたがこらえてこう言った
「今すぐには調べられない、胎児が落ち着くまではそういう検査は出来ないの」
それを聞いて彼が「僕はどっちの子供でも構いません、僕と一緒に来てくれませんか?」
真理子はまだ泣きながら「坂田君ごめん・・・でも私洋ちゃんと結婚したい・・・」
「だから!俺はお前とは結婚しないって言ってるだろうが!」ちょっとトーンを落として
「真理子、今の状態で俺と一緒になっても彼と一緒になっても上手くいかないぞ
冷静に考えろ、父親が誰か分からない状態で子供産んでいいのか?」
「洋ちゃんの子供だよ・・・私分かるもの」
(・・・・こいつ頭おかしいんじゃないか?)
いい加減話にならない状態と、このままだと誰が父親か分からないまま
子供が生まれてしまう事に俺もかなり焦っていた。
俺は勤めて冷静に
「な?真理子、子供ってそんな簡単なもんじゃないだろ?俺だって
自分の子供だってはっきりすれば、それなりの覚悟もあったさ
でもお前がその俺の気持ちをぶち壊したんだ・・・
親御さんにも全部話して今後のこと真面目に考えようぜ」
真理子は泣いたまま黙ってた。「じゃまた明日話し合おう」と俺が言うと
真理子も頷いていた、彼にも連絡することを約束しその日は
真理子を家に送って俺も帰った。
普通だったら浮気された修羅場になった、別れたで済む問題だが
さすがに「誰の子か分からないけど子供が出来た」ってのはそんな簡単に幕引きは
出来ない、最終的に産む判断は母親がする訳だし
怒っても宥めても真理子は生むことに拘ってる、しかも俺の子供だって信じてる。
俺も無責任に放置できないし、やはり父親が誰か分からないで生まれてくる子供が可愛そうだ
俺も真面目に俺の子供なら最悪認知して養育費も払わんと駄目だし
目の前真っ暗、結婚するつもりだったから中途半端な避妊してたことを
これほど後悔したことはない。
次の日会社を休んで、相手の親御さん含めてみんなで話し合った
相手の学生は今までどおり、真理子と一緒になりたいを繰り返す
真理子は俺と結婚したいを繰り返す。俺はそれは出来ないと繰り返す
何回話しても話はつかない。怒鳴りあいもあったし坂田君と殴り合いになりそうなときもあった
泣いて俺に結婚してと迫る真理子になんともいえない複雑な感情だった
発覚してからもう3週間ぐらい話し合ってたが
おろすにしてもどんどん時間が無くなって来る、俺もかなり精神的に追い詰められた
とうとう会社で倒れちまった。心配した真理子や親が見舞いに来てくれた
真理子は「ごめんね私のせいだね・・」と言っていたがもうどうでもよくなってきた
(もう疲れた・・いっそ死のうかな・・・)とか考えてた
真理子が帰った後、会社の先輩や俺の友達も会社帰りによってくれた
2、3日後退院したが上司からはもう2、3日休めと言われてたので
家でゆっくりしてた。退院してから2日後のことだ
真理子と両親が俺のうちに来た。真理子は子供をおろすと決めたそうだ
真理子もかなり憔悴していた。ご両親は俺に謝罪し結婚も取りやめる
俺とは一切関わりを持たないことを約束してくれた。
最後に真理子が俺と話をしたいと言ったので了承した。
真理子はひたすら謝った、もう一度やり直せないか?子供はおろすから
もう一度信じて欲しいと何回も言った。俺は無言だったが
最後に「お前の顔なんて見たくも無い!さっさと出て行け」とだけ
真理子は泣いて出て行った。
子供おろした日、真理子のご両親だけが、俺に報告に来た
俺は「わかりました。今までご迷惑掛けて申し訳ございませんでした
私も安易に考えていた部分がありました。今回のことはもうこれで忘れましょう」
ご両親もひたすら陳謝し帰っていった。
俺がなんでこれを書こうと思ったかというと
真理子の友人が俺に話したいことがあると俺の友人経由(俺の友人に知り合いらしい)
で頼んできたからだ。
彼女いわく「私はもう真理子とはあの件以来会ってない、私もそんな状態で産んでも
いいこと無いよって言ったんだけど聞いてくれなくて・・・それから絶縁状態。
終わったことだし私も言っていいものか悩むけど・・・真理子の子供多分
あなたと坂田君のどっちの子でもないと思うよ。真理子その時別の男にやられたらしいから
男の方から聞いたんだけど、多分間違いないよ中でやっちゃったらしいから。
私もそれ聞いて正直にみんなに話したほうがいいと言ったんだけど聞いてもらえなくて・・」
唖然として俺も「・・・・そっか、何かすまないね・・・」というのが精一杯だったけど
感じていた罪悪感からは少し解放された気分だった。
俺の話はこれで終わりだけど、こういう女が現実にいるんだ
みんな気をつけろよ。
ま、4年も付き合ってて気が付かない俺も
かなり間抜けなんだけど
そういうことが起こるってこと自体
考えてなかったから当時はかなりきつかった
取り合えずもう真理子には会いたくないが
一言言いたい「いっぺん死んで来い」
というか皆真面目に避妊はちゃんとしろよ
特に女の子、自分の体何から大事にしないと
浮気や不倫中に子供が出来るってことが
どれだけ酷いことか分かって欲しいです。
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