俺とクズ母の関わり合いの長い修羅場。
俺が小学生の頃、母が浮気。それがもとで離婚。
俺は母と、母方祖父母の家に身を寄せた。
俺が中学生の頃、母に男ができて出て行った。
俺はじいちゃん、ばあちゃんと、徒歩15分ぐらいの距離に
住んでいる叔母夫婦にかわいがられて、ぐれずに育った。
よくぐれなかったな、と思う。
自分で言うと嫌味だが、成績もよく一流大学卒、
一流企業に就職。前途洋々だと思った。
就職直後俺が仕事の都合で一人暮らしを
始めて、じいちゃんが病死。ばあちゃんが一人暮らしになり、
クズ母がばあちゃんにすり寄るようになった。
ばあちゃんは心細かったのか、クズ母を受け入れたかったんだと
思うが、俺は断固拒否。この件は膠着状態で数年経過。
続く。
続き。
当時の部長(取締役目前と言われていたエリートの本流)の娘を紹介され、
いい子だと思って結婚前提付き合い、結婚することに。
うちに挨拶に連れて行った。ばあちゃんと叔母夫婦と顔合わせする
ためだった。和気藹々と過ごしていた。
そこになぜかクズ母登場。ばあちゃんがうっかり口を滑らしたらしい。
対外的にはクズ母は再婚して出て行ったことになっていた。
外見は一見してわかる水商売風。俺はどう言い訳すればいいのか
内心で焦っていた。
クズ母は婚約者の名前(超珍名さん)を聞くなり、超珍名+〇男さんを知っているかと
婚約者に聞いた。婚約者は「ウチの父の名前ですが?」
クズ母が知ってる人は、婚約者父、俺の上司と同一人物と判明。
クズ母は「自分は出張デ◎ヘルサービスの手配もやっていて、超珍名さんは
個人としても、お得意さん。仕事の接待でも使ってくれるし、いいお客。
お父さんによろしくねぇ?。」と明るく爆弾投下。婚約者の顔色が変わり、
わなわなして帰って行った。
続く
続き。
俺たちは当然破談。俺はまもなく左遷された。社内的には「流刑地」
と呼ばれるような、ときどき渡航自粛情報が出る国ですよ・・・・。
そこで数年過ごすうち、単身日本人ボランティアとして来ていた
彼女と知り合い結婚。こんなところにボランティアにくるぐらいなので
男前な性格で、昔の婚約者とは正反対なたくましいやつです。
自分のパートナーとしては、この嫁がぴったりだった、と思う。
本社では元婚約者の上司が取引先との癒着がばれて、末端の子会社の
社長に飛ばされ、二度と本社復帰はないと聞いた。刑事告発するべきかどうか
まで社内会議ではもめた案件だった、と。元婚約者は俺との
破談後、すぐに社内で遊び人と言われている男と結婚して、
うまく行かずに離婚した、と聞いた。
クズ母は去年、子宮頸がんが元で死んだ。
クズ母が爆弾を投下したときは、俺の人生まるごとめちゃくちゃに
された!と心底恨んだが、あのまま結婚していたら、社内の派閥抗争に
巻き込まれて元上司といっしょに社内的に、あぼーんしてただろうし、
お嬢様育ちの元婚約者とはうまく行かなかっただろうなと思うと、
クズ母の最後の母なりの愛情ボンバーだったかもしれないと
達観できるようになったので、記念カキコ。
終わり。読んでくれてありがとう。
日本時間の9時頃が夜の時間の国にいます、念のため。
次の体験談を読む