俺は生意気そうな女を見ると興奮する。背が高く、スリムで、美しい女であればなお良い。 先日、電車の中でオレ好みの女を見つけた。
ニュースステーションにでている上山千穂をさらに美しくした 見るからに気が強そうで、生意気な感じのする女だった。その女は座っていたのだが、よたよたしたババアが前に立つとさりげなく席をゆずった。 立ち上がって背筋をぴんとのばし、引き締まった表情のその女には ショートカットの柔らかそうな黒髪がよく似合っていた。
凛とした、清潔な美しさを放っていた。 ババアに席をゆずったおんなが長身で しかもとびきりの美しい女だったので車内の注目を集めた。その女は周りの好奇な視線など全く気にせず、真直ぐに前を向いていた。
そうかそうか、おまえは生意気な上に、人としての優しさを持ち、その上よっぽど気が強く、肝っ玉がすわっているのだな。俺はなんとしてもこの女を犯したくなった。こんな女は滅多にお目にかかれるもんじゃない。
年齢は二十五歳くらいのその女のあとを俺はつけた。 女は一人暮し用の賃貸マンションに住んでいた。さすがにオートロック式のエントランスを一緒に入るわけにも行かず、ガラスドアから様子をうかがうと女は郵便ボックスを開けていた。
かなり離れていたので郵便ボックスに書いてある部屋の番号を読み取ることは出来なかったが、右から三番目の列で上から二段ということはしっかりと確認できた。まあ今日はここまで分れば上出来と思い帰ろうとすると、その女が出てきた。 身を潜めて見てみると女はすぐ近くのコンビニに入っていった。
うまくいく時はよくしたもので、 そのマンションの別の住人が出てきたのとすれ違いざまに中に入ることが出来た。 すぐにあの女の郵便ボックスの場所を確認し、203号室ということが分った。自分でもわかるほど心臓の鼓動が大きくなり、俺は緊張した。
チャンスだ、絶好のチャンスだ。コンビニで買い物をした後すぐに女は戻ってくるに違いない。俺の目の前にその女は苦しそうに咳きこみ、荒い息をしながら横たわっている。二階の非常ドアの陰にひそみ、女が帰ってきてドアを開けた時に猛然と走りより、立て続けに脇腹を殴った。気絶するまでにはいたらなかったが女の動きを封じることは出来た。
俺は自分のズボンのベルトで女を後手に縛った。痛みが和らいだのか女はきっとした顔で俺を睨んだ。女は大声を上げて助けを呼ぶ気配はなかった。
よほど聡明なのか後手に縛られ自由を奪われたことで そんなことをしても無駄だとすぐに悟ったようだった。ただ澄んだ瞳で俺を睨みつけてくる。俺が女にのしかかりブラウスの襟もとに両手をかけても全く抵抗せず、真正面から睨みつけるだけだった。 俺は女のブラウスの胸元を引き裂き、シンプルなデザインのブラジャーをずり上げ乳房を露わにした。
小ぶりな乳房だったが形はよかった。俺は気が狂ったようにむしゃぶりつき、両手で揉み、乳首を舐めまわし、吸いたてた。そんな俺を女は無表情に、ただよく光る瞳で睨みつける。 女の乳首は硬くしこっていたが、 そんなことは単なる刺激に対する反応だと言わんばかりの無表情さだった。
俺はそんな女に畏れのようなものを感じた。それを振り払うように硬い弾力に満ちた乳房を嬲り、乳首を責めた。それでも女は無言でじっと俺を見ている。
女はロングスカートをはいていた。俺はそれをまくり上げ、パンストを引き裂いた。そして白いパンティーを太腿の半ばまで一気に引き下げた。
少なめの陰毛に覆われた恥丘にのぞく女の切れ込みを見たとき興奮で手が震えた。パンティーを足首から抜き取る時も女は全く抵抗しなかった。そんな女に俺は言いようのない畏れと恐怖を感じながらも、下半身は焼け付くほどに硬く勃起していた。
ズボンとブリーフを一緒にずりさげ男根をさらしたまま女の股間に顔をうずめた。 脚を開かせるときも女はされるままにしていた。俺は大陰唇をめくり、すこしも濡れていない膣口に吸い付いた。
女の匂いがした。一日中暑い時期にパンティーの中で蒸らされていたのだから当然だが、 電車の中で始めて女を見たときの凛とした印象が鮮明なだけになおさら興奮した。クリトリスをむき出して口に含み、舌で刺激しても女の表情は変わらなかったが俺だけバカみたいに興奮していた。
堪らなくなり女の両足を広げて肩に担ぎ、勃起した男根の先端を膣口にあてがった。それだけで痺れるような快感に身体を震わせながら、濡れていないその女に亀頭をめり込ませた。 女はわずかに眉間にしわを寄せたが、挑むように俺を睨みつけたままだった。
弾き返されそうな締め付けを味わいながら、男根を根元まで埋めた。俺は下半身が融けてしまいそうな快感にしばらくはじっと目を閉じ 情けない声を上げながらゆっくりと腰を使った。たったそれだけで射精しそうになった俺は目を開けると女がじっと俺を見ていた。
無言で、しかし俺には女が「おまえは男のクズだ」といっているのが分った。俺はなぜか突然恐怖にとらわれ、それを忘れるため夢中で腰を激しく動かした。女の膣内に男根を深く突き立てたまま、俺は奇声を発しながら射精した。
これまで数人の女をレイプしたが、こんなに冷静で気の強い女は初めてだった。女達は必死に抵抗し、俺を罵り、しかし力尽きて俺に犯された後は哀しみに泣いた。だがこの女だけは違った。射精後で荒い息をしている俺をさげすむようにじっと見ていた。
たった今のことなのに、俺は本当にこの女を犯したのか確信したくなって女の足を広げ、膣口をむき出しにした。確かにそこからは俺の精液が流れ出していた。「俺に犯られくせに、偉そうな顔をするな」と俺は女に言い、 そして人差し指と中指を膣に差し込み、中をかき回した。精液を指にからめ、女の目の前にかざした。
「見てみろ、おまえの腹の中に俺の子種をぶちまけてやったぞ」すると女は静かに言った。「気が済んだのなら、出て行きなさい」初めて聞く女の声は落ち着いていた。
俺はその声に威厳すら感じた。人としての格の違いを見せつけられた思いがした。「何だとおっ、まだ満足してねえよおぉぉ、今度はここだあ」 俺は女の肛門に精液にまみれている人差し指をつき立てた。
女に完全に負けた俺はほとんどやけくそだった。人差し指を肛門にねじ込もうとした時、それまで全く無抵抗だった女が急に身体に力を入れた。そして後手に縛られた身体をよじり、両足を閉じようともがいた。 おれはおやっ、と思った。
なおも強引に肛門を責めると女の抵抗はさらに激しくなった。「や、やめてっ」これまでの冷静さが嘘のように女は顔を横にそむけ、頬を赤く染めていた。
「そんな所、さわらないで」 排泄器官に嫌悪感を示す女はかなり多いが、この冷静な女がここまで狼狽し、嫌がるとは思ってもいなかった。 この女にとって肛門を嫌悪する特別な理由が何かあるのかもしれなかったが、そんなことは俺にとってどうでもよかった。
この女の弱点を知ることができ俺は狂喜した。「そんなに嫌か、どうだ、これでどうだ」 硬く絞まった肛門は容易に指を受け入れなかったが、どうにか第二関節まで入った。
俺はこの女だけは絶対にしてくれないだろうと諦めていたフェラチオを 肛門を責めることでさせようと思った。 「うっっ、いやー」「そんなに嫌なら指を抜いてもいいが、その代りフェラチオしてもらうからな」
女ははっとしたようだったが瞳をゆっくりと閉じると、小さく頷いた。俺は承諾の意思表示を言葉にするよう迫り、その言葉を教えた。 「お、おしゃぶり、致します」
肛門を責めることでようやく女にその言葉を言わせると、俺は女を正座させた。後手に縛られたままブラウスの前をはだけ乳房を露わにしたまま、ロングスカートを捲り上げられて正座する女の前に俺は仁王立ちした。「咥えるんだ」
女はむせながら俺の男根を口に含んだ。かがみこむようにして女の横顔を見た。上品な口元が俺の男根にゆがめられたその美しい横顔はなんともそそられた。「舌を使えよ」
なかなか言う通りにしなかったが、初めてぎこちない舌の動きを感じたとき、思わず射精してしまった。 男根から放れようとする女の頭をつかみ無理やり口内に射精した。 自分でも不思議だったが射精後、俺の男根は女の口の中ですぐに硬さを取りもどした。
この女の口でなら五回や六回は簡単に射精できそうな気がした。事実、男根を咥えている女の横顔を何度も見ては興奮を高め、ぎこちない舌使いが新鮮で三度続けて射精した。もちろんすべて無理やり飲み込ませた。
そして四度目に再び硬く勃起したときは女の口から男根を引き抜き、キッチンへと向かった。サラダオイルを探し当てるとそれを持って戻った。女をうつ伏せにして男根と女の肛門にサラダオイルをまぶした。
俺の意図を悟った女は必死に抵抗したが、がっしりと腰を抱え込んだ俺の力にかなわなかった。女の「卑怯者っ」と俺を罵る声と共に男根を肛門に突き刺した。サラダオイルの滑りで挿入は簡単だったが、女の苦痛は相当なものだったのだろう、呼吸を忘れたかのように喘いでいた。
俺は蕩ける快楽と突き上げる征服感に酔いしれた。腰を使いながら背後から女の乳房を揉み、乳首をいじり、そして苦痛に喘ぐ女の顔を覗き込んだ。苦しみにゆがんだ美しい顔を見たとき、こらえきれずに射精した。女は肛門を犯された辛さに泣いていた。
俺は女の部屋からデジタルカメラを見つけた。 うつ伏せに足を広げたまま、肛門から精液を流している女の姿を何枚か撮っていると女が振り向いた。その瞬間もカメラにおさめられたことを知ると女はもう俺の言いなりだった。
どんな恥ずかしい姿でも写真に撮らせた。気が強く、誇り高い女ほど一端崩れると後は脆いというのはやはり本当だった。バスで身体を洗ってやり、膣と肛門は特に念入りに洗った。
女は恥ずかしそうに「もう帰ってください」と小さな声で言った。これは今週の月曜日の話なのだが、俺は明日の土曜日、あの女の部屋に行こうと思っている。俺は月曜日に犯した女のマンションの前に立った。
203号室、インターホンで女の部屋を呼び出したが応答がない。土曜日の夕方の6時を少しまわったところだった。俺は女がどんな仕事をしていて、今日が休みなのかどうか知らなかった。
月曜に犯した後、カバンの中や部屋を探ぐれば女の事をあれこれ知ることは出来ただろうが、女の警戒心を強めたくなかったのでそんな事はしなかった。まだ仕事なのか、休日でどこかに行っているのか、部屋にこもっているのか、それとも警察に行っているのか、まさか自殺なんてしてないだろうな。俺は気長に攻めるつもりでとりあえず駅に向かった。
三十分ほどしてあの女が改札口から出てきた。背筋をしゃんとのばし、広い歩幅で颯爽と歩くその姿は確かにあの女だ。白いサマーセーターに、今日もロングスカートだった。
よほどロングスカートが好きなのか、確かに長身でスタイルのいいあの女にはよく似合っていた。 俺は裏道を走り、女のマンションに先回りした。女がエントランスに立つと後ろから声をかけた。
「よお、また来たぜ」振りかえった女が俺に見せた顔は、思わず腰が引けるほど恐いものだった。月曜に肛門を犯した後の女の弱々しさからは想像もつかない強気な態度だった。
女はいきなりさっと向きを変えると、通りを歩き始めた。べつに走って逃げようとするわけでもなく、ただ真直ぐ前を見て歩いていく。女の歩幅が広いので俺はほとんど小走りで女の前に回りこみ、どこに行くんだ、と問いただした。
女は歩きながら俺を見向きもせずに言った。「これから警察に行きます」そのしっかりとした声に俺は慌てた。冗談じゃないぞ。
俺は人通りを気にしながらも、女にデジタルカメラのことなど、さんざん脅した。それでも女は俺を全く無視して歩きつづける。おいおいやばいじゃないか、人通りのあるところで女を殴りつけるわけにもいかず、俺はとりあえず逃げようかと思っていると、女がぴたっと止まった。
「卑怯者」真直ぐ前を向いたまま強い口調で女はそう言うと、くるりと向きを変え歩き始めた。なんだ、どうしたんだ、全くこの女にはかなわない。とことん凡人の俺には女が何を考えているのかさっぱりつかめない。
俺は訳がわからず、用心しながら女のあとを追った。マンションに戻ってくると女はオートロックを解除した。俺が一緒に玄関ホールへ入っても女は何も言わず、俺を無視している。
「何だよ、強がっててもやっぱり警察でさらし者になるのが嫌なんじゃないか」エレベーターの前で俺は女の顔を覗き込んだ。女はただ視線を真直ぐにしているだけだった。
エレベーターにさっと乗り込み、2階の自分の部屋の鍵を開ける時も落ち着つき俺を完全に無視していた。女の部屋に入ると月曜日の時とは様子が違っていた。引越し会社のマークがあるダンボールが幾つかあり、部屋の中は殺風景だった。
女は俺に背を向けたまま、毅然とした声で言った。 「私は明日ここを出て行きます、もうこれっきりにして」「俺はあんたを追い詰めるつもりはねえ、これで最後だ、その代りたっぷり楽しませてもらうからな」
俺は女の細いウエストとロングスカートに包まれた腰付きを交互に見た。「好きにすればいいわ」相変らず俺に背を向けたままの女はきっぱりと言った。
俺は持ってきたバッグの中から縄を取り出し、後手に女を縛った。サマーセーターとロングスカートを上品に着こなした女を正座させた。まじかで見れば見るほどいい女だというのがよく分る。
膝をきっちり揃え、背筋をきりっと伸ばした気品のある姿勢の中で、後ろに回された両手首に絡みつく薄汚い縄が、俺の暗い性欲をことさら刺激した。俺は固く勃起した男根を女の口元に近づけた。「どうするのか、分ってるよな」
女は一瞬ためらったように見えたが、ゆっくりと俺の男根を口に含んだ。美人でもフェラチオさせると途端に下品な顔になる女が多いが、この女は違った。男根にゆがめられた口元が整った顔立ちを引き立てているかのように、その横顔は美しかった。
月曜日の時は俺に挑みかかるように両目を開いて睨みつけてきたが、 今日はそっと目を閉じていた。「次にする事も分っているな」ためらいがちな舌の動きに、予想通り俺は痺れる快感に堪えきれず、射精した。
あまりの快楽に女の頭を掴みそこね、女が男根を口から離すのを止められなかった。しかしそれによって噴き出した精液は女の頬を打ち、口元から首筋に飛び散った。品のある女の顔に流れる精液を見て、飲み込ませるよりも、このほうがよかったかもな、と俺は満足した。
俺はさっき脱いだ自分のブリーフで女の顔を拭いてやった。恐い顔で睨みつけられると思ったが女は目を閉じたままだった。そうか、今日は目を閉じて、徹底的に俺を無視するつもりか、睨みつけてくる女も生意気だが、しらっとして俺を無視する女は余計に生意気に感じる。
今に見てろよ、たっぷり泣かせてやる。後手に縛ったままベッド仰向けに寝かせると、俺はロングスカートの中に手を差し込みパンストとパンティーを一緒に引き下ろした。その時両膝を閉じ合わせようとするわずかな仕草がこの強気な女に似合わず、妙に艶っぽかった。
脱がせたパンティーを手に取り、裏がえして見ると 月曜日の時よりもやや濃いめのしかし慎ましいシミが付いていた。女性であれば下着を多少汚してしまうのは仕方のないことだと百も承知で、女のパンティーに付いているシミをことさら大げさにあげつらってやった。 はしたない女だとからかった。
さすがに恥ずかしいのか、女は顔をそむけ首すじまで赤く染めていた。俺は女の足首をベッドの両端に縛りつけた。 かなりの開脚を強いたようで、ロングスカートをめくり上げると 大陰唇がわずかにほころんでいた。
すかさず俺は女の匂いをかいだ。 月曜日よりもいくぶん匂いが濃く、成熟した女性の匂いだった。 たぶん生理が近いのかもしれない。
きちんと衣服を身に着け、ロングスカートだけをめくり上げられた女の股間にあぐらを組むと、俺は持ってきたローターで少しずつ女を刺激し始めた。さっきまで偉そうに街を歩いていたこの衣服のまま、俺の前で気をやらせるつもりだった。膣口やクリトリスは避け、その周辺や太腿、ふくらはぎ、 足首や足の指に至るまでしつこく、丹念に刺激し続けた。
一時間近くそうやっていると女の呼吸は不規則になり始め、時おりわずかに身をよじったりもした。 かなりの充血を見せている大陰唇を開いてやると、とろっ、と中から女の雫があふれ出た。俺が女のクリトリスをむき上げ、その根元を軽く摘まむと、女は「あっ、」と声を上げた。
この女らしくない、その可憐な声に俺はそれだけで射精してしまった。俺はその勢いでクリトリスに吸いつき、ローターを膣口に埋めてやると、女は「んっっ」と小さくうめき、慎ましく全身を痙攣させた。ついにこの女に気をやらせた。
激しいものではなかったが、逆に恥ずかしげに、静かに全身を痙攣させた女に俺は込み上げてくる性欲を感じた。直接的な刺激ではなく、あの女からは想像もつかない可憐な声で射精してしまった 男根はすぐに硬さを取りもどした。俺は熱く潤っている女の膣に男根を埋めた。
絡みついてくる締まりの良さとその感触に、俺はだらしなく女におおいかぶさり 子供のようにはしゃぎながら、硬く目を閉じた女の顔を仰向かせ、「イっただろう、えっ、イっただろう」と耳元で念押しした。 気をやった直後のクリトリスや膣内は敏感なのか、子宮口を突き上げ、俺の陰毛が女のクリトリスに絡みつくたびに、女は身をよじった。息遣いは乱れていたが女は決して声をあげなかった。
しかし突然女は「やめてっ、」と鋭く言った。瞳を大きく見開き天井の一点を見つめながらもう一度「もうやめて、」と言った。俺が男根をさらに深くえぐり込み、クリトリスへさらに身体を押し付けると、女は「あっ、ああっ、」と再び可愛い声をあげた。
俺が女の膣の激しい収縮に堪らなくなり射精すると同時に、先ほどよりはいくぶん勢いを増して、しかしそれでも慎ましく、静かに女は全身を痙攣させた。女が反応したのは、たぶん生理前で身体が敏感になっていたからだろう。浅いアクメだったのかもしれないが、 俺はこの女が目の前で、生身の女としての反応を示したことに大いに満足した。
俺は女にまとわりつき、気をやったときの様子を詳しく、大げさに言ってやった。女はただ、顔をそむけ目を閉じて、じっとしていた。 俺は月曜日に女が示した肛門への異常なほどの嫌がり方が気になって、そのことを聞いてみた。
意外なほどあさっさりと女はそのわけを教えてくれた。要は、幼い頃の性的虐待が原因らしい。 早くに父親を亡くした女に小学三年の時、義理の父親が出来た。
そいつは幼い女の股をひろげ、さんざん悪戯をしたらしい。特に肛門に執着していたそうだ。 母親がそのことに気づき、そいつとはすぐに離婚したそうだ。
その時のおぞましさと恐怖は未だに忘れられないらしい。俺は今日も女の肛門を責め、浣腸した後に男根をたっぷりはめてやるつもりでいたが、情けないことにその気は失せてしまった。 だが静かに語る女の横顔に再び欲情した俺は、無性にフェラチオさせたくなった。
今度は俺がベッドに仰向けに寝転がり、女に奉仕させた。 後手に縛ったままなので女はかなり苦しい姿勢を強いられた筈だが、たぶん二時間以上フェラチオさせた。その間に俺は5回射精したと思う。サマーセーターの中に手を滑り込ませ、ブラジャーの上から、またその中で女の小ぶりだが硬い弾力に満ちた乳房を揉み、しこった乳首をいじりまわした。
街を歩いていたそのままの服装が余計に俺を刺激し、いつまでも俺の性欲は衰えなかった。 さすがに女も疲れたのか、明日は早くに引越しの業者が来るのでもう帰ってくれとかすれた声で俺に頼んだ。 最後の一発として、俺は女が上になることを強制した。
何度射精しても女の口の中で硬さを取りもどす俺の男根はいきり立っていた。ロングスカートを太腿までまくり上げてやると、女は俺にまたがった。ゆっくりと腰を沈めながら俺の男根を膣内に受け入れていく。
垂直に内臓をえぐる男根に、女は唇を噛みしめ、肩を震わせた。女は後手に縛られたまま、俺に言われる通り、腰を少しずつ上下に動かし始めた。 女が腰を下ろしたときに俺は腰を突き上げた。
その繰り返しに、女の息は乱れはじめ、そして一言「いやっ、」と、かすれた声で 言うなり、きつく膣を収縮させ、がっくりと俺に崩れ落ちてきた。後手に縛った縄を解いてやっても女はうつ伏せのままだった。街を颯爽と歩いていた時の服を着たまま、女は泣き、そして「口惜しい」と言った。
俺はその言葉を聞きながら、その女の部屋をあとにした。もっとハードに、残酷に女を責めるつもりだったのだが、決して大物になれない俺の中途半端さがもろに出てしまったようだ。だが、あの女らしくない、可愛らしい生身の女としての声を聞けただけでも俺は満足している。
もうあれほどの女にめぐり逢う事はないと思う。住所を変える女のあとを、追うつもりは俺にはない。