10月21

休日だから変態メンヘラ元彼女の性癖と黒歴史明かしてく

すぺっこ


身長170cmちょい
恐らく普通体型
ややブサだけど雰囲気フツメンつくってた
就職で上京

彼女(以下T子)
身長155くらい
ややぽっちゃり体型
乳のサイズ小さめ
大学生
後にちょっとしたお嬢様校出身と判明(親が小金持ちらしい)

出会いはしょうもないから割愛。

付き合い始めた頃、何故か知らんがネトゲで盛大に彼氏出来ましたと暴露したらしく、
ネトヲチ板に晒されたと夜中の2時頃連絡が入る。
翌日上京予定の俺に。

見るとスレの方は会話ログが晒されているほどで、
さほど炎上しているようには感じられなかったが、
ネトゲの方はギルドで彼氏できてよかったね派、彼氏なんか作ってんじゃねーよ派で、
大戦争になってたらしい。
よく聞いてみると、T子はギルドやその周辺を巻き込んで、
いわゆる姫になってたようで、彼氏なんか作ってんじゃねーよ派に、
ゲームから追い出されようとしてた。

T子「俺くんがネトゲで言っていいって言ったからだよね、何とかして!」
って言われてもどうしようもないし、言っていいとはいったけど言った責任を取るとは言ってない。
これを機に学業に専念したら?と勧めたら、
ネトゲ彼氏がいるから可哀想!!やめられないよ!私がやめたら皆可哀想!!と超泣く。

そもネトゲ彼氏が可哀想だから俺になんとかしろって、それは筋が違うだろ。
というか、仮想の世界だとしても恋愛感情を交わしてるなら、
俺は間男になるんじゃないの?とぶつけてみると、電話切られた。
こりゃー終わったなと思って、付き合い始めだけどまぁ好きは好きだったし、
若干凹みながらも寝直した。

ら、メール来た。
「なんであんなこというの?私のこと嫌いになった?」
「ひどいよね、明日空港に迎えに行ってあげないから」(彼女は既に東京住まい)
「もう寝ちゃった?…私過呼吸起こして大変なんだよ」
という、これら三点を主張したメールがどっさり20通。
これに気づいたの朝でね。びっくりして上京直前の家族との時間を割いて、
電話してみたよ。

そしたら、ネトゲ彼氏と別れた。でもネトゲはやめられない。
思い出の装備が沢山あるし(貢がれものらしい)、今やめたらギルドがめちゃくちゃになっちゃう。
と。
スレみると、そのギルドあまりに混沌極めて解散したらしいんだけどな。
めちゃくちゃになってんだけどなもう。

その後4時間ほどして、俺東京の住まいに到着。
狭いけど綺麗で繁華街の近くにあるアパートだったから、
田舎のボロ住まいから越してきた俺にはときめきでいっぱいだった。
彼女は空港に来なかったけど、そんなこともう忘れかけてた。

てらてらしながら自室まで行くと、ドアの前に誰かの姿。
あらお隣様かしらと思ったら、彼女でした。
部屋番号教えてないはずなんですけど。

え?あれなんでいんの?(俺の第一声)と口にすると、
T子「今日来るって言ってたでしょ?それより鍵開けて、熱いよ」
いやなんで俺の家知ってんの?
T子「前お父さんと下見に来てたでしょ。私の家、ここから十秒くらいのところだから、見てたよ」
さようでございますか。

早く早くと急かされるから、俺も疲れて早く座りたかったし、
しゃーなし鍵開けて家に上げた。
すると何故か彼女がドアの鍵を閉めて、えっと思う間もなくセクロスを要求される。
業者さんがあと20分で到着するんですけど、と主張するも、
10分あれば事足りるらしい。そうなの…?

流石に俺は試合開始10分で彼女をヘブン状態にしてイッグウゥウウ!出来る自信はなかったし、
丁重にお断りしたんだが、この子話聞きやがらない。
押し問答してる間に俺の股間をオープンさせられ、やわらかバナナが晒される。
本当にまずいって、業者さんくるって、やばいって、と繰り返しながら、
バナナを食べる食べないしまわせろの攻防が繰り広げられた。

そこでインターホンが鳴って、(というか数分前から鳴らしてたらしい)
中の異常を察知した業者さんがログイン。

人生初、他人の前での露出ですよ。
茫然とする俺と業者さんをよそに、この時彼女の中の何かが目覚めたらしい。

流石にこの時は彼女もまずいと思ってくれたのか、業者さんに平謝りして終了。
業者さんは如何にもフレッシャーズみたいな若い男の人で、
ここに入る時多少俺に不利なトラブルがあったせいで、あまり俺に強くは言えない感じだった。
けど業者さんが帰る時に「ココらへんは騒音トラブルが多いから気をつけて下さい」と、
丁寧に言われた。はい、すみません。

T子の家は本当に歩いて十秒くらいのところで、
飯のために外出するとき道を教えてくれた。これでいつでも会えるね、
長距離恋愛からいきなり超短距離恋愛だね、って彼女は笑ってたけど、
ネトゲ彼氏の件、俺何も説明されてないんだけどな…と心中はあまり穏やかじゃなかった。

ヘタレのためこの日はこのまま終了。
けど次第にT子がうちに半同棲みたいな形で居座り始めて、
俺のパソコンでネトゲにログインしまくる毎日が始まった。

前述の通りT子はそのネトゲでは姫として割りと有名だった。
振る舞いもそうだけど、何よりT子はランキング上位に食い込むいわゆる上位ランカー。
PvPでのT子の強さは半端無かった。T子一人で戦況が覆るといわれるほどだった。

けどT子がゲームしてる時のリアルの様相は、
まるで道具をうまく使いこなせない原始人がごたる。

「っっぜえなあ!!はいはいラガー乙!!ラガーがネトゲすんなよ!!」
「ああああああ!!そこで○○すんなよバカ!!あーもーバーカバーカ!!」
などと喚きながら、俺が貸してあげたコントローラーを投げるわ叩きつけるわ。
半狂乱で毎日ネトゲしてた。修羅のようだった。

俺がそれを窘めるとT子は泣いて怒りまくった。
最終的に俺が悪いことにされて(回線速度が遅いらしい、光なんだけどな)
怒りはセクロスに持ち込まれた。

どうやら彼女は少しSッ気があるらしくて、事あるたびに俺をM扱いしたがっていた。
手首縛られて「ほら何がほしいの?おねだりしてみなさいよこの雄豚」って言われたりもした。
豚は傷つくからやめて、って言ったら泣かれた。

世の中の雄奴隷の皆様方には本当に頭がさがる。
手首を後ろに縛られて仰向けに寝かされるって、あれ意外と痛いんだ。
その状態でさ、「私の言うこと聞いてくれないの?」って泣くんだよ。
言うことというか、これじゃ正直エレクチオンできんとやんわり伝えると、
「私のエッチが下手ってこと!!?」と大泣きされる。
下手とか上手とかそういう問題じゃない。
というかこの間まで処女だった人が上手だったらエロゲじゃん。

T子は女ながらエロゲにどっぷりはまっており、
彼女の中ではT子=エロゲヒロインみたいになんでもうまくいく、
みたいな妄想があるらしく、俺がセクロスで気持ちよくなるのは当然らしい。

結局俺の不感症を疑われ、その頃から俺の事をネトゲの友達に相談していた。
どうやら色々試すといいよ!と言われたらしく、
その頃から冒険的(主に俺が身体を張るはめになる)なプレイが増えだした。
夜の公園で脱げって言われたり、俺の出勤に何故かついてきて、
電車の中で逆痴漢とかされた。幸いか俺が気づいていないだけか知らないけど、
それらが周囲に知れることはなく、彼女の中で俺=露出すると興奮しちゃうドM豚って認知だけが
確かになっていくだけだった。全然違うんだけどな。

併行して、ネトゲ友達との会話がとうとうメッセにまで発展していた。
友達とは言うが性的な話を異性にするのはいかがなもんかと思って、
悪いが彼女が寝てる間にログを覗かせてもらった。

チャHしてた。

ログの内容があまりにこなれた流れだったので、
前科も疑ってログをあさると出るわ出るわ、俺が出勤した直後にチャH、
相手にエロ写メ送ってオ●ニーの様子を実況しあったりと、
臨場感溢れるものばかりだった。
そして大概俺の悪口から始まり、だんだんチャHに移行という悪質なパターン。

あーこりゃだめだなーと思って、取り敢えずログをSDカードに移して、
彼女が目覚めるのを待った。

で、彼女が目覚めるとセクロスを要求されたんだけど、丁寧にお断りして状況を説明。
意外にも彼女は事実を素直に認めて、ログを見たことも怒らなかった。
(俺のPCだから怒られたら怒られたで言い返すつもりだったけど)

半狂乱で謝られたけど、俺はこの時点でだいぶ彼女への愛情は失せてたし、
どうでもいいやーというのが正直な感想。
別れを切り出したけど、別れたら死ぬと言い出す。
死ぬ死ぬ詐欺だって半ばわかってたけど、就職したてで波風立てたくなかったし、
実家の両親にも迷惑かけたくない思いで、彼女が主に努力するという方向になり、
お詫びに焼肉を奢ってもらって、以後はその話にノータッチということでその一件は片がついた。

以後T子がうちで飯を作ってくれるようになるんだけど、
これがひどいマズメシだった。

まず手作り料理生活一日目。
俺は仕事の都合で深夜に帰る事が多く、終電直前とかザラだった。
彼女も大学があるし、何かご飯買って帰ろうかと電話すると、
手作りカルボナーラの準備をしているという。
家に帰ったらご飯が待ってるというのはとても有り難かったし、
コンビニ菓子ながらケーキを買って家に帰った。
キッチンを見ようとすると怒られたので、俺は素直にリビングでテレビを見させてもらってた。

するとT子がキッチンから声をかけてくる。
「俺ー?カルボナーラってどのくらい煮こむものなの?」
………煮こむ?
パソコン画面にあったレシピを見ても、煮こむなんて文字はないし、
なんだそりゃと思いながら、カルボナーラは煮込むものじゃないと返すと、
怒らないでよ!!と逆切れされた。
俺の声のトーンは普通のはずだった。

その後キッチンでの格闘20分ほど。
テーブルにウーロン茶など用意して待ってると、T子がニコニコ顔で皿を二つ持ってきてくれた。

T子の用意した二皿は、何故か更に対してパスタが全て真っ直ぐ並んでた。
そらもうびしっと、定規みたいに真っ直ぐだった。
で、その隣に半分黒いスクランブルエッグがあった。

聞いてみると、T子はパスタはアルデンテより固めが好きで、
ゆで時間7分に対し4分で上げたらしい。更にフライパンで火を入れるからちょっと早めにって、なるほどね。
で、黒いスクランブルエッグは、全卵に牛乳と多量のブラックペッパーを混ぜて出来たものらしい。
俺がブラックペッパーの香りがすきだから、頑張って沢山いれたらしい。

一言で言うと、味がないんだ。無味。

T子、どうやら塩を全く入れなかったみたいで、
本当にガチガチの味のないパスタと、
味がなくてやたら辛いだけのスクランブルエッグなんだ。
パソコンで開いてたレシピには、塩はどのくらいってのも書いてあったし、
そもそのレシピでは、全卵じゃなくて卵黄に生クリームを予め混ぜておくタイプのもので、
ブラックペッパーは後がけのトッピングとしっかり書いてある。

いろいろ突っ込みどころはあったけど、
俺はその日早朝から深夜までのシフトでくたくたで、言い争いする体力すら惜しかった。
黙ってウーロン茶ばっかり飲んでると、泣かれた。

何故泣くのかって聞いてみると、
「俺が美味しいって言ってくれない…黙ってるなんてひどい…」と。
そも、明らかにレシピ通りじゃない料理で、欠片も写真と似通ってないこれを、
自信満々に出してくる意味がわからない。
なんで味見しなかったの?と聞けば「テレビの料理人は味見なんかしないでしょ?」だと。

取り敢えず、身バレ覚悟で書くけど俺はホテルの給仕をやっていて、
料理人が料理してるところは間近で見させてもらってる。
ベテランの料理人さんは皆味見をしてるんだ、っていうことを伝えてみるも、
「でもテレビの料理人は!!」と聞いちゃくれない。

結局この日も俺が悪いということになり、夜中に非常階段でセクロスを要求されて終了。
騎乗位されたけど、背骨が鉄の階段にがんがん当たりまくって死ぬほど痛かった。

手作り料理生活二日目。
その日も俺は深夜上がりで、やっぱり何か買って帰ろうかと電話するも、
この日は彼女が最も得意なチャーハンを作ってくれるらしい。
そういえば以前から彼女はチャーハンには並々ならぬこだわりがあるらしくて、
俺が作ったチャーハンも細かに品評してた。
パラパラで黄金色が最低ライン、俺の作ったものは醤油ご飯だと怒られたな。

まず家に帰ると同時に、炊飯器からお米のかほり。
炊きたてのご飯から作ってくれるらしい。
正直俺はこれにおみおつけと漬物がよかったけど、彼女は豪語しただけかなり張り切ってる。
ご飯が炊き上がると、まず彼女はご飯をバットに広げた。
「これを冷凍するとパラパラになるの!!」と。
…今から冷凍するの?今12時なのに?俺明日6時起きなのに…?
彼女はお構いなしに、あっつあつのご飯を冷凍庫にイン。
俺の冷凍庫に…。俺の秘蔵のハーゲンダッツが入った冷凍庫に…。

で、それから、夜中の1時半くらいかな?
冷凍が終わっていよいよ彼女がチャーハンの調理を始めた。
俺もチャーハン上手い男になりたいし、と適当に言い訳して見学させてもらうと、
彼女は確かに俺みたいに醤油は使わなかった。
ウェイパーいっぱいいれてた。
ご飯3杯弱に対してカレースプーン大盛り三杯くらいは入ってたな。
俺はその時までウェイパーの存在自体知らなかったから、
そういう風に扱う調味料なのかなと思ってその時はみてた。

ちなみに前回のカルボナーラの時もそうだったけど、
彼女がキッチンを使うと超絶汚れる。
一人暮らし用のミニキッチンだったから扱いが難しいのはわかるけど、
壁とか油まみれにされてた。キッチンまわり掃除は、生まれて以来彼女はさせてもらったことはないらしい。

彼女が友達にも好評だというチャーハンは、
ウェイパーをそのまま食ってると言ったほうが正しい、そんな味だった。
お世辞にもパラパラなんて言えない、けど確かに色は黄金色…?
卵も結構はいってたから、たまご色と言ったほうがよさそうだけど。

彼女は「美味しいでしょ!!」と上機嫌に食べてたけど、味が濃いのは自覚してたんだろうな。
俺のアイス平らげて、お腹いっぱいだからって全部俺が食べるはめになったよ。
3時まで苦悩しながら食べたけど、翌日ニキビが二つほど出来た。

流石にもうこのくらいになると、なんでこんな女と…みたいに気がめいり始めて、
おセクロスもこの頃から体調を理由にお断りするようになっていった。
するとED扱いされて、アダルトショップとかに連れて行かれるようになった。
彼女は恥らってたけど、俺のほうが恥ずかしいっつーの。
なんで俺がおっさんと並んでまじまじとペニバン見つめなきゃならんのだっつーの。

ペニバンを付けさせられて拘束具つけさせられて、
アヘ顔しろとか無茶な要求されて、更にはパソコンを占拠される毎日。

エロゲヒロインなら俺もグッドエンディング目指して頑張るけど、
セクロス後につかれて眠る彼女の、腹毛はえたたぷんたぷんの腹が上下するの見てたら、
別れる決心がついた。

別れようと思ったら急に一緒にいたくなくなって、
翌日彼女が起きるなり即刻別れを告げた。
無論彼女は泣いたけど、ネトゲは相変わらずやめてくれてなかったし、
また新しいネトゲ彼氏ができてたのは知ってたから、それを突きつけて無理矢理別れた。

彼女の私物がいっぱいあったし、
俺は彼女がいた家、それも彼女の家の近所というのがどうしても嫌で、
引越しを決心した。
多分引っ越すまで1ヶ月もかからなかったと思う。その間彼女は、
ポストに白紙のメモを入れてきたり、電話やメールをかけてきて、
今一人で泣いてる、飲んでるとかしきりに言ってきたけど、もう別れたことだからって言い聞かせて切ってた。

で、新居に引っ越したその当日かな。
とにかく安さを重きにおいて決めた家だったから、
壁もドアも薄い場所だったけど、間取り自体はそう悪くなかった。
新居に荷物が届いて一段落、携帯で友達に彼女と別れたことと、
引越しした旨を伝えていると、突如扉がドカドカと乱暴に鳴り出した。
なんかキーキーいってて怖かったけど、よく聞くと彼女の声。
なんでここにいるのかとかすっ飛ばして、混乱した俺は何故か彼女を迎え入れて黙らせないとと思った。
これが悪かった。
扉を開けるとチェーン越しに腕が伸びてきて、俺の携帯をふっ飛ばしたんだ。

明らかに尋常でない様子の彼女に、俺は子リスみたいに固まってたけど、
流石に家の中に入れるのはまずいと気づいてそのままチェーン越しに対応。
なんでも俺が友人と談笑していたのがドア越しに聞こえて、
「私のこと友達と嘲笑ってたでしょ!!!ひどい!!!その携帯貸しなさいよ!!」
ということになったらしい。
とにかく静かにしてもらうこと、用事がないなら帰ってくれということを告げると、
その場は何故か静かに引いてくれた。
ただし「もういい、私ここから消えるから。ばいばい」という意味深な言葉と、
道端にバッキリ折れた彼女の携帯を残して。

バッキリ折れたっていうか、なんだろう、折った後にもかなり踏みつけたり投げつけたりしたんじゃないかな。
中の部品やコードが丸出しになってて、まるで獰猛な犬にでも噛ませたみたいだった。
身の危険を初めて覚えた。

そもそも何故俺の新居を知ってるのかも解らない。
(これだけは本当にどうしてなのか今でもわからない。尾行しか思いつかない)
消えるって、つまるところ自殺かしらんと思うと背筋が冷えて、
俺は彼女の保護を目的に警察に相談することにした。

取り敢えずきっちりした服装じゃないとなめられるっていうのは、
2chのスレなんかで知ってたから、スーツに着替えて出かけようとしたんだ。

そしたら、知らない番号から着信が入った。
何かと思って出ると、彼女だった。一言何か聞き取れない言葉で喚いた後、ずっと無言。

友達の携帯使ったのかどうかは知らないけど、
彼女のぶっ壊れた携帯が見つかって1時間そこらのこと。
彼女の異様な行動力に俺は戦慄し、その後も繰り返しかかってくる着信に、

すると次第にメールもガンガン入りだして、なんで別れたのだとか(浮気するからです)
今から死ぬだとか、今どこどこにいるだとか、もう言ってることめちゃくちゃ。

この時点で俺は家から出るのが怖くなり、警察への相談は翌日朝を待って向かうことにした。
連休で良かったやら、貴重な連休を潰されて悲しいやら、今はそう思うけど、
当時は本当に警察に行かないと殺されるかそうでなくても誰か死ぬって思ってた。

その翌日警察に向かって、本来言うつもりだった彼女の保護目的と言わず、
別れた彼女に軽くストーカーされてる、つまりストーカー物件として相談することにした。
男だからはいわろで済まされるかと思ってたら、
存外にも年配のベテランっぽい刑事さんが相談についてくれた。

取り敢えず事のあらましと、彼女が自殺を仄めかしていたから、
どうにか彼女を保護してくれないかということを話した。
なんか話してるうちにどうして自分がこんな状況になってるのかと思うと泣けてきて、
情けないが刑事さんに泣きながらお願いしますと頭を下げた。

刑事さんは少し考えた後、彼女の親に連絡を取ることを提案してくれた。
連絡手段なんか無いと思ってたけど、そういえば俺の手帳に、
以前彼女が「何かあったらここに電話して」と、どこかの家電の電話番号を書いていたことを思い出し、
ともかくその電話番号に刑事さんが連絡してくれた。
番号の主は彼女の父親らしかった。

彼女の父親は意外にも温厚な対応で、俺は話をするのは躊躇ったけど、
こんなふうに事を荒立ててしまったのは俺にも責任があるし、
一言お詫びしようと思って電話をかわってもらった。
どうやら彼女の父親は中小企業の社長だったらしく、
かなり柔らかい表現使ってたけど、彼女とは連絡を取る手段があるから心配ないこと、
今回のことは金でなんとかしてくれないかってことを話された。

俺は引越し貧乏だったし、正直被害届なんかより彼女と縁が切れることを望んでたから、
いくらかお金を渡されて、彼女には俺に近づかないよう父親が監視するということで決着がついた。
はずだった。

その後刑事さんから連絡が来て、
彼女と連絡が取れ、彼女は無事だということが伝えられた。
父親同行で彼女が警察に訪れて、俺にごめんなさいと伝えてくれと言って
注意を受けて帰っていったらしい。

二度と会わない約束で、後は彼女の父親からお金もらって終わりかー。
うひょーWii買えるじゃなーいとか浮かれながら、夜、家に帰ったら。

彼女いた。
俺のベッドで寝てた。

家の鍵かけずに出ちゃったみたいだったんだ。
だからどうやら入ってこれたらしい。
取り敢えず彼女を起こして事情を聞くと、
「俺が納得してないみたいだから話をしにきた」だと。
納得してないって、それお前のことだろうがよ。
お前が納得してないからこうなるんだろうがよ。

彼女が何したいのかもわからないし、というか父親どうしたんだよ、とか色々言ったけど、
彼女が何話してたかはよく覚えてない。
ただ「それは俺がおかしいんじゃない?」って繰り返してたのはよく覚えてる。
俺がおかしいの?カルボナーラが真っ直ぐだったのも俺がおかしいの?

この時点で、あ、俺東京にいたら逃げ切れないんだな、と思って、
東京を出ることを決心した。
親には申し訳なかったし、厳しいけどすごく勉強になるホテルに就職してたから、
ものすごく惜しかったなと今は思うけど、包丁出されたからこの選択で正しかったと思う。

うん、包丁出てきたんだよね、いつの間にか。
なんか自殺用に持ってきたらしいけど、最終的に俺の手首を軽く斬るだけで終わった。
なんで包丁でてきて、何がトリガーになって暴れだしたのかもわからないけど、
ともかく彼女は泣きながら包丁振り回してた。

どうやって取り押さえたのかはわからないけど、
取り敢えず包丁取り上げて、ベランダの洗濯機の中にないないした。
その後は俺はもう疲弊困憊、話す気にもなれなくて、
ともかく教えてもらった彼女の父親の携帯に連絡いれて、
彼女の大泣きをBGMにうちの住所と迎えにきてくれってのだけ伝えてきった。

この間彼女は「私のこと嫌いになったの?」みたいな台詞を繰り返してたけど、
聞くに堪えないから外に放り出した。
後に近所から苦情が入ってたことを知ったけど

しばらくすると外の大泣きがやんで、なにか男女の言い争う声が聞こえてきたから、
彼女がお持ち帰りされたんだと思う。
彼女の父親からはやっぱり金でなんとかしてくれって連絡が来たけど、
東京から離れられるならもういいやとおもって、お金受け取って終わりにすることにした。

その間白紙のメモがなんつうか郵便受けに入ってたことがあったけど、
それ以上のことはなかった。

彼女と別れるまではこれで終わり。
他にも、なんていうか非常識な一面や変態な一面はたっぷりあったけど、
それはこのあとぐだぐだ書いてく。

俺はその後地方の親戚を頼って引越しと再就職をし、
ありがたいことに再びホテルの給仕をさせてもらってる。

後日談として、彼女はそのネトゲで更に廃プレイを加速させて、
まともに大学に通っていれば就職しているはずの今でも上位ランカーらしい。
俺のために大学休んだとか講義けったって言ってたことがあったし、
もしかしたら挫折させてしまったかもしれないけれど、
噂以上のお関わりはしたくないから詳しくはしらない。
ネトゲ彼氏は相変わらず沢山作ってるみたいだ。
おぱーいを一度ネットにうpしたらしく、めちゃくちゃ叩かれててわろうた。

で、前述の彼女の変態非常識っていうのは
・スーパーに買い物行くから俺のア●ルにローター事件
・会社でオ●ニーしてくれ事件
・ノーパンで一週間過ごしてくれ事件
・喫煙者に喧嘩売り事件
などなど。
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