リスクを最大限に回避したいので・・・
ごめんなさい。
そこに至るまで経緯や、詳細についてはあえて省かせてもらいます。
ある建物で、熱いシャワーを浴びていました。
ブースは4つ並んでいますが、今ここにいるのは私ひとりきりです。
もちろん、すべて計算したうえでのことでした。
いま、ここの利用者は自分だけしかいないと私は知っています。
ぴかぴかの設備でした。
もともと古いコテージの建物だったのを、リノベーションしたのだと説明を受けています。
(どきどきどき)
重圧に押しつぶされそうでした。
こんなに大胆なシチュエーションは、久しぶりです。
(あのおじさん)
(どこの誰だか知らないけど)
さぞかし、わくわくしていることでしょう。
今ごろ裏庭に身を潜めたまま、
『はやく出てこい・・・』
外からこっそりと脱衣ルームを覗きこんでいるはずでした。
はだかの私を、ひとめ見てやろうと・・・
いまこの瞬間も、鼻の穴を膨らませているに違いありません。
実際には・・・
ぜんぶ、私の手のひらで転がされているだけだとも知らずに。
ここまでは完璧でした。
(本当は、ただの会社員なのに)
あの人は、私のことを完全にCAさんだと思い込んでいます。
たまたま、半日ほど顔を合わすことになったわけですが・・・
ずっと楚々として振る舞ってみせていたのが、かなり効いていました。
何回か話し相手になってあげたときの、
(すごく嬉しそう)
(でれでれしちゃって)
あのだらしない顔を忘れられません。
(どきどきどき)
そろそろ頃合いでした。
シャワーを止めて、バスタオルでさっと全身を拭きます。
(ああん)
興奮して泣きそうでした。
われながら、完全に確信犯です。
脱衣ルームは、休息所(?)も兼ねているつくりになっていました。
裏庭に面したガラスサッシは、全面透明です。
ちゃんと下まで降りていたブラインド・・・
その下端を、床から15cmぐらい引き上げておいたのは私自身でした。
覗きに来たくなるように、巧みにあの人を誘導したのも私です。
(ああん、緊張する)
私は、悪くない・・・
あくまでも、何も知らない『覗きの被害者』の立場です。
そう自分に言い聞かせていました。
(だいじょうぶ)
澄ました表情をつくります。
(よし・・やろう)
バスタオルをからだに巻きました。
ごくあたりまえの顔で、『すっ』とシャワールームから出ていきます。
(いるの?)
(いるんでしょ?)
ふわっとした目線で、ガラスサッシのほうを眺めました。
(ああ・・やっぱりいる・・・)
寸足らずにしておいたブラインドの下の隙間から・・・
おじさんが、私のことを覗いているのがわかります。
(どきどきどきどき)
心臓が、破裂しそうに鼓動していました。
狙いどおりの展開なのに、いざとなると動揺してしまっている自分がいます。
(どきどきどきどき)
必死に、平静を装っていました。
まったく気づいていないふりをします。
(自然体で・・自然体で・・・)
バスタオル1枚しかつけていません。
ものすごいプレッシャーでした。
ロッカーの並んだ広々とした空間を、おじさんのほうへと歩いていきます。
(いっぱいしゃべった相手なのに)
(あんなに、でれでれしたおじさんなのに)
ブラインドの3?4m前に立ちました。
(イヤあ・・イヤあ)
(こんな人に見られるなんて、イヤあ)
巻いていたバスタオルを取ります。
(ひいぃぃ)
真っ裸でした。
(恥っずかしいぃ)
何食わぬ顔をして、もしゃもしゃと髪を拭いてみせます。
(見ないで、見ないでえ)
おじさんに、ヌードの私を見物させていました。
細いからだに、小さな胸・・・
ぺたんこのおなかと、浮き出た腰骨・・・
まる出しのアンダーヘアが、生乾きのまま逆立っています。
(あああん)
息がつまるようなプレッシャーに耐えていました。
おじさんの覗き位置が低いので、
(見えてる)
(見えてるよう)
股のあいだの『縦の割れ目』が見えてしまっているのがわかります。
壁の時計に目をやるように、からだの向きを変えました。
背中からウエストにかけてのライン・・・
ボリュームのない、もともと少し開き気味なお尻・・・
痩せているので、こうしているだけでもお尻の穴が見えているはずです。
(恥ずかしいよう)
(見ないでえ)
お澄まし顔のまま、からだを拭いてみせました。
あとでまた、このおじさんとは顔を合わせることになるのです。
そう思うだけで、ものすごい興奮に襲われていました。
(だめえ)
(恥ずかしい)
リラックスしたように・・・
その場で、両腕を真上に伸ばします。
真っ裸のまま、
「んんーっ」
全身で大きく『伸び』をしました。
(おじさん)
(わたしの顔を見て)
脳の中から、日常の私が溶け落ちていくような感覚に陥ります。
(ほら・・・)
(この子、ぜんぜん気づいてないよ)
「う、う、う・・・」
おっぱいの膨らみを強調するかのように胸を張ってみせます。
「ふうーっ」
大きく息を吐いて、腕を下ろしました。
気持ちよさそうに表情をゆるめる私・・・
本当は、もう顔から火が出そうになっています。
二つにたたんだバスタオルを、フローリングの床に置きました。
(やめて、やめて)
躊躇う素振りも見せずに、おじさんの前で背中を向けます。
(お願い、やめて)
バスタオルの上に、両ひざをつきました。
すぐ真後ろには、あの人の顔・・・
(もうこれ以上・・)
(わたしに恥をかかせないで・・)
両方の手も床について、四つん這いになります。
ぐっと背中を反らして、
(あああ、だめえ)
この子の恥部を、おじさんにまる見えにしてやりました。
(ひぃぃ)
(見ないで)
ばっちりと・・・
私の『大切な割れ目』を目に焼き付けさせてあげます。
(こんなにキレイなスチュワーデスさんだよ)
(あんなにやさしくしてくれた子だよ)
そのままの姿勢で、
「ふーっ・・・」
「・・ふうーっ・・・」
胸式に、呼吸を整えているふりをしました。
このキレイなCAさん・・・
おじさんにお尻を向けたまま、思いっきり『肛門』がまる見えです。
(泣きそう・・泣きそう・・・)
そして・・・
(だめぇ、だめえ)
ピラティスの要領でした。
右腕と左脚を浮かせて、まっすぐ前後に伸ばします。
そのままのポーズで静止しました。
(見ないでえ・・こんな格好・・・)
パンツもはかずに、ずっと肛門が見えっぱなしです。
(かわいそう)
(見ないであげてえ)
1分もすると、伸ばした手足が震えてきました。
水平を保つのがつらくなります。
すかさず、今度は反対側でした。
手足の左右を入れ替えて、左腕と右脚をまっすぐ浮かせます。
自分で演じるこの『可憐』な女性・・・
まったく恥ずかしがる素振りなんてみせません。
だって・・・
そこに人がいるなんて、思ってもいないのですから。
むき出しのお尻から、
(ああん、見て)
真後ろに『ぴーん』と伸ばした右脚・・・
数十秒でつらくなって、足先がゆらゆらしてきます。
苦し紛れな感じで、
(あああん)
脚を横に反り上げるようにして耐えました。
『股のあいだ』をまる見えにしてあげて・・・
そこをみつめるおじさんのニヤけ顔を想像します。
(ああん、見て)
(わたしの恥ずかしいとこ、見て)
平常心を保つのがやっとでした。
手足を下ろします。
泣きそうになる自分をこらえて、
「ふう」
立ち上がりました。
バスタオルを持って、自分のロッカー前に行きます。
最後まで不自然に思われるわけにはいきません。
(落ち着いて)
何の憂いもない表情で、パンツをはきました。
それとなく腕のストレッチを交えたりしながら・・・
慌てることなく、ブラも身に着けます。
(まだ見てる)
下着姿のまま、ゆっくりドライヤーをかけました。
澄ました顔で、服を着ます。
普段どおりに、鏡の前でメイクをしました。
(きっと・・・)
(きっとまた話しかけられる)
そのときの自分を想像します。
東京に着いて解散になるまで・・・
また何度でも話し相手になってあげるつもりでした。
(何も知らないふりをして)
(楚々としてあげる)
考えただけで、顔が赤くなりそうです。
再集合の時間まで、まだ1時間近くありました。
あの人のでれでれ顔が、脳裏にかすめます。
羞恥心でいっぱいになりながら、脱衣ルームを出る私でした。
(PS)
断片的で、状況がよくわからないでしょうけど・・・
これ以上は、詳しく書くことができません。
でも、書いていてあのときの興奮を頭の中でよみがえらせることができました。
長文にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
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