09月6

性生活が有料で離婚したら粘着うざー

どっかのまとめサイトに載ってたんだが
俺も同じ事があったから思い出して書いてみた。

嫁と知り合って2年で結婚して子供でもそろそろと
お互い話していたが嫁が急に渋りだした。

男はずるい!というのが根本にあるらしく
私としたいなら金を払うべき!ときた。
初めは冗談かと思ったが、料金表なるものを持ってきた。

手コキ:5000円
(オプションでお触りは+3000円)
手&口:7000円
(オプションで口内ごっくんは+3000円)
素股:10000円
(オプション:挿入は+5000円、中出しは+10000円)

なんかどこかのデリヘルサイトを参考にして
プリントアウトして、おまけにパウチまでしてある。
一気に冷めた。好きでプロポーズして
コイツとなら生涯を…と思ってたあの気持ちが何故か消えた。

この時は消えたとは書いたけど、まだ一筋の光はあった。
性生活以外は飯も掃除も問題ない専業主婦だし
会話も普通に交わしていたし遊びにも行った。

だがレス生活も辛い。自家発電も増える。
風俗行くようなお金もないし、ある夜相談してみた。
「なぁマジでお金取るの?」
「うん、だってそう言うのって女がいつも不公平じゃん」

「え?何が不公平なの?」
「やられるって感覚が不公平!」

「そう思わないで、愛し合うって感覚じゃないの?」
「私はそう思わない」

「そっか、余程セックスに辛い思いがあるんだね」
「いえないけど、そうなの…」
そう言われた時、何かに閃いた。
なにかは今でも判らない、根拠もない、でも何故か思った。
「あぁこいつ浮気してるんだ」と。

一回疑ったらもうきりが無かった
堰を切った水の様にドドドドドって感じで
下調べから離婚届までは簡単だった。

興信所というか探偵を雇う事も無かった。
携帯を調べなくても勘で判った。
あの時の俺の冴えた頭は今ではもう無いが
その当時は凄い冴えてたし、なんか暗算とか苦手
だったんだけど、時刻表の上から下まで足して二で割ってとか
瞬時に答えが出た。
頭脳の回転と勘働きが凄まじかった。
残念ながら今は無いが…

アドレナリンみたいな脳内麻薬がドバドバだったんじゃ
ないだろうか?3日位寝なくても平気でいられたし
スーパーおっさんタイムだった。

嫁の後をつけてくのは簡単だった。
まず嫁は後なんて振り返る癖がない
そのままホテルに男と腕組んで歩いてIN

男は近所のコンビニ店員だった。
こいつは俺がレジに立つとニヤニヤしてる
変なヤツだなぁ?と思ってた。

ホテルOUTしてきた所で「おぉぉぉ!嫁ぇぇ?」と
すっごく気さくに話しかける。
「どしたぁ?こんなとこでw」ニコニコ。

「あっ」って固まる嫁。
走り出し逃げ出すコンビニバイト君。
「おぃまてよぉ?どしたそんなに急いでw」ニコニコ
でバイト君確保。もうガクガク震えてる。
「おぃおぃwwどしたよ?」ニコニコ

嫁は「違う違うの!この人は違う!」
俺「なんの話だよ?w」
バイト君いきなり土下座して「すいません」連呼。
俺「なんだよ?いきなり謝るなんて変じゃんかよ?w」ニコニコ

俺「じゃ俺帰るなぁ?じゃぁなぁ?」と固まる二人を
携帯で撮影して帰ってきた。
その後すぐに嫁は帰宅してテンプレオンパレードだったけど
聞き流してにっこにこで
「ちゃんとバイト君にも料金表渡した?ww」
というと豪快に泣き出した。

その夜バイト君が謝罪に来た。
両親を連れて来た。
開口一番ジャンピング土下座のバイト君。
両親は深々と頭下げてる。

暴力は振るわないからとバイト君だけ家に上げる。
嫁は寝室に閉じ込める。
下衆な質問で何回セクロスしたか答えさせる。
汚い話中出し回数、フェラ逝き回数も聞く。
まぁ両方10回は超えてた。

メモ帳にふむふむと冷静に記載。
嫁から渡された料金表で計算する。
まぁ30万?40万ってとこだ。
冷静な俺をもう一人の怒り狂った俺が見ている感覚がやばかった。

そして外に居た両親を呼ぶ。
俺「あぁまぁこれを嫁に払ってもらえますか?」
相手父「え・・・旦那さんではく奥様にですか?」
俺「はいw一応やる時は基本料金表がありますんでw」

相手母はもう発狂。
だまされた!この二人にうちの息子ちゃんは騙されたぁぁぁぁぁ!

でもこの金額を払えば全て水に流す。
慰謝料も俺からは請求しない。と申し出た。
そして俺の前に二度と顔を見せるなと申しつけると
次の日には全額+お気持ち料を持ってきた。

嫁はうーうー言ってるだけで話にならないので
そのお金を封筒に入れて枕もとに置いた。
「これバイト君が料金表と照らし合わせて払ってくれたお金だよ」
「そんな…バイト君は悪くないもん!」
「でもーお前とやるにはお金かかるんだろう?w」
と言う顔真っ赤にして下を向いたので退散。

仕事に行っても
冷静な俺と怒り狂ってる俺のバランスが崩れてくる。
グラグラしてる積み木みたいだった。
昼飯を公園で食べてる時、涙があふれ出た。
しょっぱいサンドイッチ。しょうぱい午後の紅茶。

家に帰ると豪華な食事が俺の前に並んでいた。
全て俺の好物でシャンパンも並べてある。
でももう食べる気がしない。
ごそっと出したカップラーメンにお湯を入れ
TVを見ながらもくもくと泣きながら食べた。

「私…出てくね」と嫁がポツリと言う。
「あぁ…」とこれまでになく冷静に話す俺。

次の日は仕事から帰ると荷物が減ってた。
電気を付けた1分後に嫁両親が凸してきた。

別れるとは何事か!甲斐性のないダメ旦那め!
一度の過ちで人をそれほどまでに泣かすお前は悪魔だ鬼だ!
嫁を追い出すならお前が出てけ!

それから二時間位。コンコンと話した。
そして料金表を見せ、バイト君に請求した額も教えた。
嫁はその金で何処かに消えた。

義父はさっきはゴメンw嫁が全部悪いわwと
諦めかけた笑いをしていた。

義母はあの子が…料金表だなんて…

緑色の紙を出して俺の署名はすんでいる。
嫁に捺させる様頼んで郵送してくれと頼んだ。

2週間後。
あっけなく捺された緑色の紙が送られてきた。
そして勝手に慰謝料は無しね!みたいな紙切れがついていたw
あっれー?
でもきっともう限界だったんだと思う。

スレ住民からすれば甘いと思われるがもう精神的に限界だった。
すぐに捺して提出。晴れて離婚成立。

2か月後。
変な手紙が投函されていた。
ジュリメールというのか、甘い出会いから甘い生活
最後にしたセックスの様子まで事細かに書かれ
やっと判っただの、愛を忘れてただの書いてあった。

それから毎週のように手紙。何故かメールじゃない。
だんだんと文面がメンヘルチックになってきて
薬飲んだら死ねる!貴男のそばに行ける!とか
なってきた。

さすがにヤバクね?と思い義両親に電話。
二度と関わるな!と言ったんですけど?と話すと
その手紙自体知らなかった、すまん。で終わり。

半年後。
会社から帰ると家の前に佇んでた。
俺の姿を確認したら走ってきて抱き付かれた。
離せ!嫌だ!離せ!嫌だ!と押し問答してるうちに
嫁が転んだ。その瞬間に見てしまった。
コートの下に何も着ていない嫁。全裸だった。

一度家に上げ、義両親に電話。
変な奴が俺の家に居座って困ってる、全裸だし。
というと急いで連れ戻しに来た。

7か月後位
義両親が7桁後半のお金を持って家に来た。
「やり直して欲しい金」だという。
丁寧にお断り申し上げた。

次の日から
「新しく変わった私キャンペーン」が開催され
会社に弁当凸、家に夜食凸、車を勝手に洗車する凸。
嫁実家が車で10分なので毎日の様に家の前で待ち伏せてる私素敵になってる。

これも義両親に丁寧にお断りし
次なんか騒動起こしたら警察呼ぶね。とくぎを刺す。

8か月後位
「求愛してフェロモン出せば男はイチコロだよね週間」が開催され
またもや半裸体で迫る、追い返す、迫る、警察に「露出狂がいる」と通報。
ドナドナされるも、警察に元嫁なんだから穏便にと俺が怒られる。

9か月後位
「新しい男が出来たから幸せな私を見せつけちゃえ!フェスティバル」が開催され
新しい男が俺の前に現れる。ちょっとべらんめぇ調の方で
「おめーよー俺の女に手だしたら殺すかんな」というので
「大丈夫です!引っ越し決まったんで安心してください!」と返すと
ニッコリ笑って「あぁそうか、じゃぁな!」と去って行ったが
その陰で元嫁が馬鹿みたいにあっかんべーをしていた。
思わず吹いたw

10か月後位
引っ越しが決まり、サカイの黄色いトラックを予約。
ポストに元嫁とべらんめぇさんの羽目鳥写真が5枚位投函されてた。
全ての写真に「本番+5000円」「中出し+10000円」と書いてポストから
少し出した状態で置いておいた。
風に飛ばされてしまうかもしれないが俺は悪くない。

10か月後位のある日。
近所にお触れが回る。
「最近、卑猥な写真をポストに投函している人が居ます、子供達の
目もあるので周囲警戒を怠らない様に住民団結で駆除しましょう」という
様なお触れだったが、その写真…モロ元嫁の顔映ってるんですけどw

10か月後のある日のある日。
地区会長という方と民生委員みたいな方が家に来た。
写真は奥様ですよね?との事。離婚したのは知っていたので訳を話す。
羽目鳥なんてしてませんし、そもそも元嫁の相手の腕には刺青あるけど
俺のには無いでしょ?と腕を見せる。
二人のあぁ可哀想な男だ・・みたいな目が思い出される。

その夜。
義実家に親切な方がお届けしたみたいで俺に電話が掛ってくる。
なんでばら撒いたんだ!という事らしいが
知らないよ!べらんめぇさんが俺のポストに入れたんでしょ?
何かの間違いかと思って咄嗟に料金表のこと思い出して書いて捨てた
俺は悪くない。と言ったら泣きながら電話切れた。

近所のヒソヒソが更に増加。
ゴミ捨てに行くだけでご近所のうわさ好きなおば様達につかまり
あれやこれや聞かれるが、正直な俺はちゃんと綺麗に嘘偽りなくご報告。
背びれ尾びれが付き、次の週におば様に言われたのが
「風俗店勤務で家でもその延長なんでしょ?やーねー」だった。

否定すれば否定するほど真実になってしまうおば様達。
「貴男!逃げた方がいいわ!変な男もうろついてるし!」
べらんめぇさんの事である。

「大丈夫です、来月引っ越しなんですw」
「あらー新転地で頑張るのよ!」と熱い激励

11か月後位
べらんめぇさんと元嫁が玄関凸。玄関越しに話をする。
「変な噂言いふらしやがって!ぶっ殺してやる!」
「そうよ!人でなし!」

「お引き取りを」
「出てこいコノヤロー!」玄関ゴンゴンされたので警察。

これが見事ヒットしたのか
静かになったので外を見ると、べらんめぇさんの車には
たくさんのお巡りさんの集団。

翌朝。となりのおば様。
「やーねー、車の中に覚せい剤隠してたんだって!やーねー」
でべらんめぇさんは檻の中予定らしいw

11月25日。引っ越し当日
黄色いトラックが横付けされうんしょうんしょと運び出してくる。

さぁこの街ともお別れだ。
やっぱり寂しいし、慣れた街だからちょっと悔しい。
本当は幸せでいれたはずなのに、俺自身も変わってしまった。

「まだやり直せるよね!本当の愛は今からスタートDay」開催中の
元嫁が凸。
一切シカトして作業。
「両親もやり直して欲しいって言ってる」
「私もそのつもりで来た、見捨てないでほしい」
「料金表なんて気にしないでいっぱいエッチしよ!」
「本当の愛はこんな事では挫けないはずだよ!」
「誰も邪魔できない愛の巣を作ろうね!」

「ごめんね、もう吐き気しかないんだよ、狂った子とは付き合えない」
というと車に乗り走り出す。
バックミラーにはうなだれた元嫁が映っていた。

1年後。
元嫁が病院にいる。お見舞いに行ってくれないかと義両親から電話が来た。
愛の病だと言ってるが、ただのメンヘラ。
俺の顔みれば治る。薬も飲まなくて平気!と言ってるらしい。

これで最後なんでなんとか!なんとか!と義両親に頭下げられたが
もう会いに行く余力がなかった。金の余力ではなく、体力の余力ではなく
精神的な余力が尽きていた。
携帯も変えた。

やっと1年かけて解放された気分になったけど
一度冷めた心というか、冷めた気持ちというのは
なかなか元に戻らないね。
それから2回ほど恋愛したけどトラウマみたいなのが取れない。
「どうせ浮気してるんだろ?」という卑屈な考えが浮かんでしまう。

俺の実家からは時々元嫁の報告が義両親からあるらしいが
反省してないのか「あの時の料金表を返して欲しい」が最新情報だったw

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