千里です。
私は、東海地方にある工業大学に通ってた。
工業大学なので、ほとんど男子。
サークルは剣道部だった。
3年生の時のこと。
1年生、2年生は男子だけ。
3年生の女子は、私だけ。
4年生の女子は、2人いた。
夏休みに、新潟県にある温泉で、合宿があった。
宿泊料金が安い平日に、泊まった。
4年生の女子の先輩は、大学院受験の勉強でお休み。
参加者は男子8人と、私。
温泉の近くにある高校の体育館を借りて、練習をした。
1人で旅館をプラプラ歩いていると、喫煙室があった。
部屋は禁煙で、旅館とは別に喫煙室があった。
喫煙室から、男子の話し声が聞こえた。
「えっ? まじで!?」
「ホントかよ。」
『何の話だろう。』
って思って、壁に耳を近づけて聞いてみると
「女湯が丸見えなんだよ。」
千里「えっ? え、え、、」
びっくりして、理解が追い付かなかった。
「露天風呂の外が、畑になっているだろう。
夜、黒系の服を着て、黒いこげ茶のタオルで顔を隠すと、畑から女湯の塀の隙間がのぞけるんだよ。
保護色だよ。」
「俺も、千里先輩の裸を見たい。」
こんな話を聞いてたら、少しぐらいなら見せてあげてもっていう気持ちも、出てきた。
女湯に行って、囲いの板を見ると、何ヶ所か隙間があった。
夜になると、外の畑は真っ暗。
露天風呂は照明で、結構、明るい。
光が反射することで、物が見える。
光が反射していない暗い部屋では、物は見えない。
明るい露天風呂からは、外の暗い畑は見えないし。
暗い外の畑からは、明るい露天風呂が良く見える。
ここから除かれてたのかと、場所を確認した。
練習が終わって、内湯で軽くシャワーを浴びた。
食堂で、部員全員で夕食を食べている間、男子がチラチラと私の胸や足を見てきた。
夕食が終わって休憩したら、20時ぐらいに露天風呂にいくことを、
さりげなくみんなに伝えた。
「あー、これからストリップか。」
と思いながら、脱衣所に向かった。