俺には謎があった。
それは女が精子を飲むこと。
あんな臭いもの、飲めたものじゃない。
っていうか、俺は飲まない。不味そうだから。
しかし、唐突に俺は精子を飲ませたくなった。
その相手は妻の妹。
名前は仮に似た芸能人からマキとする。
身長は170cmほどで顔は美形。
元読モで、その雑誌は今も普通に販売されている。
最近(これは去年の話だけど)、子供を連れて戻ってきている。
お盆ゆえの長期滞在だ。
この姉妹は長身だが乳もデカい。
前に夜中こっそり洗う前のブラを拝見したがEカップだった。
ちなみにうちらは義理の両親と同居中。
チャンスは腐るほどあるというわけだ。
さて、話を戻そう。
精子をマキに飲ませたい。
この欲求は風呂上りのマキを見て、さらに高まった。
バスタオルを巻いていたが、俺は完全に勃起していた。
ただ、いきなり飲ませるのは不可能だ。
口に突っ込めば警察を呼ばれる。
そうすれば人生は地獄になる。
そこで考えたのが以下の作戦だ。
・少量にする
・他の飲み物に混ぜる
・大丈夫そうなら量を増やす
・飲み物はそれなりに匂いのあるものにする
・可能であれば果肉等の内容物のあるもにする
猛暑日のある日、俺は実行に移した。
さりげなく買っておいた果肉入りのオレンジジュース。
こいつが精子をマキの喉へ運んでくれる友だ。
飲みやすいように太目のストローも容易した。
推測だが精子は重量があるので沈殿するかもしれない。
そうなると口で飲んだ場合、下に残ってしまう。
よって、ストローでやるべきと考えた。
「マキちゃん、オレンジジュース飲む?」
「ああ、うん!」
明るい声が部屋に響いた。
うちの妻は子供と遊んでいる。
「××くんも飲む?」
そう聞くと、妻は首を横に振った。
まだ小さすぎるから、と。
俺は予定調和な会話を終えた。
そして朝五時に絞っておいた特濃精子を出す。
こいつは子袋に検尿みたいに入れておいた。
みんなテレビに釘付けた(ありがとうN○K!!)
まずはイクラ一つ分ほどの精子をマキのコップへ。
音もなく落ちたそいつはすぐに姿を消した。
俺は間抜けな猿にでもなった気分でストローでかき混ぜた。
「はい」
何事もなくマキにオレンジジュースを出した。
「ありがとうね」
対面に座り、科学者のごとくマキのコップを見る。
最早これは実験なのかもしれない。
「ん?」
いきなりマキが言った。
俺の胸は暴漢に殴られたかのように痛んだ。
バレたか。
そう思った。
「ど……どうしたの、マキちゃん?」
「オレンジジュースってこんな苦いっけ?」
「ウソぉ?」
下手くそ演技で自分のジュースを飲む。
「ああ、確かにちょっと苦いね」
ウソでもなかった。
オレンジ特有の苦さはほのかながらあった。
「果肉かなぁ?」
マキがさらにそう言うので、俺は死にそうになりながらうなずいた。
「ああ、わかる!たぶんそうだよ!」
そう言って、底の果肉をアピールした。
そんなに果肉たちがジュースの中を揺れていた。
そうして俺は週一で量を増やした。
そしてわかった結論はこうだ。
ビー玉一つ分だとバレるということ。
というか、臭い。こりゃあバレて仕方ない。
結局、俺はそれを洗剤とごまかした。
漂白剤の塊だと。
幸い、まだバレずに日々を過ごしている。
なんてね。