07月2

アレを飲ませてはいけない、って話。

俺には謎があった。

それは女が精子を飲むこと。

あんな臭いもの、飲めたものじゃない。
っていうか、俺は飲まない。不味そうだから。

しかし、唐突に俺は精子を飲ませたくなった。

その相手は妻の妹。
名前は仮に似た芸能人からマキとする。
身長は170cmほどで顔は美形。
元読モで、その雑誌は今も普通に販売されている。

最近(これは去年の話だけど)、子供を連れて戻ってきている。
お盆ゆえの長期滞在だ。

この姉妹は長身だが乳もデカい。
前に夜中こっそり洗う前のブラを拝見したがEカップだった。

ちなみにうちらは義理の両親と同居中。
チャンスは腐るほどあるというわけだ。

さて、話を戻そう。

精子をマキに飲ませたい。
この欲求は風呂上りのマキを見て、さらに高まった。
バスタオルを巻いていたが、俺は完全に勃起していた。

ただ、いきなり飲ませるのは不可能だ。
口に突っ込めば警察を呼ばれる。
そうすれば人生は地獄になる。

そこで考えたのが以下の作戦だ。
・少量にする
・他の飲み物に混ぜる
・大丈夫そうなら量を増やす
・飲み物はそれなりに匂いのあるものにする
・可能であれば果肉等の内容物のあるもにする

猛暑日のある日、俺は実行に移した。

さりげなく買っておいた果肉入りのオレンジジュース。
こいつが精子をマキの喉へ運んでくれる友だ。

飲みやすいように太目のストローも容易した。
推測だが精子は重量があるので沈殿するかもしれない。
そうなると口で飲んだ場合、下に残ってしまう。
よって、ストローでやるべきと考えた。

「マキちゃん、オレンジジュース飲む?」

「ああ、うん!」

明るい声が部屋に響いた。
うちの妻は子供と遊んでいる。

「××くんも飲む?」

そう聞くと、妻は首を横に振った。
まだ小さすぎるから、と。

俺は予定調和な会話を終えた。
そして朝五時に絞っておいた特濃精子を出す。
こいつは子袋に検尿みたいに入れておいた。

みんなテレビに釘付けた(ありがとうN○K!!)

まずはイクラ一つ分ほどの精子をマキのコップへ。
音もなく落ちたそいつはすぐに姿を消した。

俺は間抜けな猿にでもなった気分でストローでかき混ぜた。

「はい」

何事もなくマキにオレンジジュースを出した。

「ありがとうね」

対面に座り、科学者のごとくマキのコップを見る。
最早これは実験なのかもしれない。

「ん?」

いきなりマキが言った。
俺の胸は暴漢に殴られたかのように痛んだ。

バレたか。
そう思った。

「ど……どうしたの、マキちゃん?」

「オレンジジュースってこんな苦いっけ?」

「ウソぉ?」

下手くそ演技で自分のジュースを飲む。

「ああ、確かにちょっと苦いね」

ウソでもなかった。
オレンジ特有の苦さはほのかながらあった。

「果肉かなぁ?」

マキがさらにそう言うので、俺は死にそうになりながらうなずいた。

「ああ、わかる!たぶんそうだよ!」

そう言って、底の果肉をアピールした。
そんなに果肉たちがジュースの中を揺れていた。

そうして俺は週一で量を増やした。

そしてわかった結論はこうだ。

ビー玉一つ分だとバレるということ。
というか、臭い。こりゃあバレて仕方ない。

結局、俺はそれを洗剤とごまかした。
漂白剤の塊だと。

幸い、まだバレずに日々を過ごしている。

なんてね。

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