06月9

辛い時に思い出すと、あの時よりは辛くないと頑張れる2



「な、何やってんだよ!!」
僕は冷静ではいられず、村松に怒声を浴びせてしまいました。

「見て分かるだろ?w 優佳ちゃんと遊んでるんだよ。」

優佳を見ると、明らかに様子がおかしく
目をしっかり開けているのに、ぐったりしていて、村松を払いのける様子もありません。

「ふざけるな!!優佳に何をしたんだよ!!」

「こいつ、怒ってるよw どうするよ?」
「放っておいていいでしょw」

僕は優佳を連れ出そうとして、へらへらしている、村松達の輪に割って入りました。
しかし、すぐに押さえ付けられてしまいました。

「無粋なことをw」
「そうそう、人の恋路を邪魔する奴は、死刑だぞw」

村松は優佳のショートパンツから手を抜いて
今度は胸に手を伸ばしました。
嫌々っと優佳の手が緩慢に動きましたが、村松がその手を払いのけると
そのままダラリと無抵抗になってしまいました。

「優佳!!大丈夫か!!」
明らかに優佳の様子がおかしく、僕は大声で叫びました。
しかし、優佳は僕の方へ目を向けただけで返事はありませんでした。

「心配するな、これだよ」
粉末が入っている袋を見せられました。

「こいつ理科大の薬学部だから、ってわけじゃないけど、すぐに動けるようになるから安心しな」

「その前に、だいぶ気持ち良くなるけどなw」
言いながら村松は、優佳のシャツのボタンを外していきました。

「ヤ、ヤメロ!!」
止めようと必死になっても二人掛かりで抑えられていて身動きができません。

「こんなカワイイ子、お前だけの彼女じゃ勿体ないよ」
言いながら、今度は高野が優佳の膝から太ももまで手を這わせました。

僕は喚きながら暴れました。

「多少のBGMは心地良いけど、あまり煩いのは勘弁w」

村松がそう言うと、腹と顔に衝撃を受けました。

「当然だけど、あの薬、違法薬な。お前が騒ぐと優佳ちゃんも困るんじゃないか?」
「将来有望、一流大学だしね」

殴られ脅されても喚き続けていた僕は、倒されて床に押し付けられ、
店のバイトが近づいて来て、ダスターを僕の口の中に突っ込みました。

「肌、白いね?ツルツル。18だっけ17だっけ?」
知らない男の声が聞こえましたが、床に頬ずりさせられた状態では状況が分かりません。

『ぽとっ』と音を立てて
あのショートパンツが、床に落ちました。
この時、弱い自分が情けなくて涙が出ました。

「おら!」
突然、僕は無理やり上半身を起こされました。
状況を把握できるようになりましたが、
今までソファに座っていたはずの優佳が居ませんでした。

「こっちこっちw」
村松の声がする方を見ると・・・

「な、なんということを・・」

優佳は一人掛けのソファに座らされていました。
全裸に剥かれて、大きく開かされた脚が、肘掛けに乗せられていました。

村松はニヤニヤしながら優佳の両手を持って、
万歳のように頭上へ上げさせ、
僕に見せつけるように二の腕の辺りから胸まで、ゆっくり手を這わせてから乳房を揉みました。

僕は必死に目を閉じて、首を振りまくり、虚しい抵抗をするだけでした。

村松、高野、中原、、、と、次々に優佳を嬲り者にしました。

散々弄んだ後で、村松達は「優佳ちゃんは送ってあげよう」と言って
車で出ていきました。

僕は、一人店に残され、ただ呆然としていました。

その日以降、優佳が僕に話しかけることはありませんでした。
村松と付き合ったという話も聞きませんでしたが、
時々会っていたようです。

優佳は某製造メーカーに就職しましたが現在は知りません。
村松は某大手商社勤務で後に親の会社を継ぐようです、高野は公務員です。
僕は、不動産仲介業に先日就職しました。高校出たばかりの女性先輩に使われています。
(完)

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