続き。
「…俺はするほうだ!」
前回はアッー!なオチっぽくなったら面白いかと思って一旦ここで切っただけで、これは冗談で言っちゃった台詞。ノンケですまん。
妹とおっぱいおっぱいな話、ましてやパイズリという単語が出てきた時点で、実は相当気まずかった。
初めて彼氏が出来て浮かれてる妹が、まだ処女のくせにいつの間にか突っ込んだエロ話もするようになっていて、童貞兄としては照れくささもあって、お茶を濁して終わりたかった。
「俺はするほうだ!」
「まさか兄ちゃん…アッー!」
「ばか冗談だ」
「なーんだ、あはは♪うふふ♪」
という感じで会話が終わると思っていた。
ところが妹は、兄がゲイである可能性はまったく頭に浮かばず、かと言って冗談とも受け取らなかった。
妹「実は彼女いるってことじゃん!やるね。でも男が女にもするものなの」
俺は墓穴を掘ったらしい。
だがそれにしても、俺の(架空の)彼女の詳細よりも、「男が女にするパイズリって何だよ(笑)」的な興味が先にふくらんでいわゆるwktk状態の妹に、俺は現役JKの好奇心の怖さを知った思いだった。
俺はもう、とにかくウソと見栄で固めた説明をするしかないと思った。
「ぱふぱふって知ってるだろ、漫画とかドラクエ?とかで。あれも言ってみればパイズリだ。おっぱいでじゃれ合うこと全般をパイズリって言うんだよ」
「私が小さい頃、兄ちゃんのおっぱいで遊んでたのも」
「あれもある意味パイズリだ」
「じゃあ私は兄ちゃんとパイズリしてたわけか」
「…そういうことだな」…このあたりから不覚にも、初めて妹相手に勃起しそうになった。
「そうだったのか…ちんちんじゃなくていいんなら気持ち悪くないね、大したことないね。…でも、おっぱいでちんちん挟んでモミモミして、にゅくにゅくして、こすって、ぴゅってイカせて精子あびるのがパイズリだと思ってた私って一体…」
(いやそれでいいんだ、それで大体合ってるんだ妹よ、すまぬ。今勃起していることもすまぬ)
その後、俺のせいで勘違いした妹はひどい目に遭った。
ある日泣きながら帰ってきた妹にどうしたのかと聞いてみれば、
「ぱっぱぱパイズリさせられうぇう、ぐ、うう、気持ち悪い!」
おっぱいでじゃれる程度ならかわいいもんだと思ったんだろ、デート中ふざけて彼氏の腕におっぱい押しつけながら「パイズリ♪パイズリ♪」と無邪気に連呼したらしい。
性欲に火の着いた彼氏に、ひと気のない非常階段かどっかに連れ込まれ、揉まれ、脱がされ、谷間にちんちん押しつけられ、はさむかはさまないかの内におっぱいが精子まみれに。
なんということだ。
妹は泣きやんで落ち着き始めていて、大したことじゃないよね大丈夫!と言ってたが、俺は怒り狂った。
と同時に、自分の変な冗談がこんな事件を引き起こしたことに落ち込んだ。
そのことを謝ると
「ホモだと思わせて驚かせようとしたの?…読めなかった」
「じゃあやっぱり彼女いないのか。あーあ」
俺を責めるわけでもなく、俺に彼女がいないことを嘆いていた。
いい奴だな、すまぬ妹よ。
兄として名誉挽回しなければならない。
俺「そんなことより、これレイプみたいなもんだろ、警察…」
というような大騒ぎにはモチのロンしたくないわけで、妹にも拒否され、じゃあ彼氏を呼び出せ説教してやる、と俺は強く主張した。
俺の勢いに押されてしぶしぶ彼氏を呼び出す妹。
近所の公園に現れた彼氏。
初対面の俺は驚いた。彼は俺よりでかかった。
当時、全盛期よりはかなりやせていた俺だが、それでも90kg前後はあった。
だがその男は100.0kgは超えていたように思う。背も高いし強そうだ。
しかし所詮は高校生。とにかく強気に説教開始してみたら意外とおとなしいラムチーチョンだった。このとき妹は一時避難。
俺「妹のおっぱい触ったんか!」
チーチョン「ハイィ…すみませんハッフウ」
「無理やり脱がせたのもほんとか!」
「ハイィ…すみませんフッヒ」
巨体に反してびくびく平謝りだったから怒る気も失せたが、俺は責め続けたさ。
「乳首は見たのか!」
「ハイィ…え?」
「乳首はッ!見たッ!のかッ!」
「みみみ見てないす!スッフ」
「…そうか、じゃあセーフだな!でも何でだ!」
「ブラジャーが!外し方とかわからなくて、ずらせなくてハアッフウ」
「そうか、しょうがないな、外し方は俺にもわからん。で、はさんだのか!」
「ハイィ…え?」
「おっぱいにッ!はさんだのかッ!」
「ははははさんでないす!スフフ」
「…そうか、じゃあセーフだな!でも何でだ!」
「それはーハアッハア」
「言え!具体的にだ!」
「ブラジャー外せなくてあせってたすフッ、谷間の上からか前からか、どうしていいか分からなくてハアハア押しつけようとしてるうちにウフッハ出ちゃいましたす」
「じゃあお前は、妹の乳首は見てないし、パイズリもしなかったんだな?」
「ハイィ…すみませんッフッフ」
「よろしい、ならば許そう。だがお前は妹にフラれるであろう。それはしょうがないな」
「ハイィ…すみません…ハアハア」
終始息も絶え絶えの謝りどおしで、腰も低いし、まあこの辺でいいだろう。
だが俺は、その巨漢を見ているうちに、どうにも気になっていることがあった。
「…お前さー、おっぱいでかいけどさ、妹にもまれたことない?」
すると彼は生き返ったかのようにものすごい勢いで弁明し始めた。
「そそそそそうなんすよ兄さん!妹ちゃんがしょっちゅうもんでくるすよ!」
「…やっぱり…あの妹め」
「そんなことされたら、こっちもいろいろしていいって思うすよね、ね、ね!ハヒハヒ」
妹も呼んで三人で話すことになった。
今回は俺のせいで妹があほな勘違いしたのも理由だから、彼を許そうと思ったわけだが、結局最初から一番あほなのは妹ではないのか。
俺「妹にはまだ男のおっぱいを揉むくせがあったのか」
チーチョン「兄さんもおっぱいモミモミされてたんっすかハフハフ」
俺「まあ昔はね。でも今その役割が君に移っていたとは」
妹「ごめん…でも、だってさー」
俺「男はおっぱいしか見てないとかバカにして、お前の方が彼氏をそんな目で見てたんじゃないか!」
妹「ちがーう!」
俺「こいつの体を見てみろ!これ!このおっぱいが目当てで付き合ったんだろ!」
チーチョン「あうふ、兄さんそこ、やめて」
妹「ちがーう!昔の兄ちゃんに似てたから!」
俺「え…」
妹「昔の兄ちゃんみたいにおっぱい大きいから好きになった」
俺「…お前それ、結局おっぱい目当てだろ」
妹「え、あ、ハイィ…すみませんそのとおり…かも…」
これ以上オチらしいオチもないんだが、結局妹と彼は巨乳カップルでうまくやってるよっていう話でした。
補足。
俺「そんなにおっぱいもみたいなら自分のもめよ」
妹「やだよオナニーしたくなっちゃうじゃん」
いつの間にこんな妹になっちゃったんだろう…
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