06月11

寝盗り鬼


なんで…どうして…
耕平は、目の前のモニターに映る光景を理解することが出来ずに混乱していた…

発端は2週間ほど前に遡る。
俺、木下耕平は、通っている大学の映像研究会の部室で一人、旅行のパンフレットとアルバイト情報誌を交互に眺め悩んでいた。

「ウィ??ッス!!」

不意に、能天気な声を響かせ、金髪でボーズ頭の男が部室に入って来た。

「お、居た居た、耕平久しぶり!!
お前、ケータイの番号変えたんだったら、教えろよ?。
連絡とれなくてマイッたぜ」

「うわっ!新井先輩!?
ビビッたぁ…、お久しぶりです…」

男は1コ上のこの映画研究会の先輩、新井邦夫だ。
ここ1年近く、サークルにも学校にも顔を見せておらず、久し振りの対面だった。
実は俺は、この新井という男に、少し後ろめたい気持ちがあり、またそれとは別に、この男のチャラチャラしたキャラクターがイマイチ好きになれず、苦手な人間の一人だった。

「先輩…まだ学校辞めて無かったんスね…」

俺はてっきり新井は学校を辞めてしまっていたものだと思っていた。

「ナニナニナニ?それ?耕平ちゃ?ん。
まだ辞めてネェよー。
バイトが忙しくて、殆ど来れてナイけどな。イチオーまだ学生ダゼ、俺。
俺に会えなくてさみしかったんだろ、お前」

「えっ…えぇ、まぁ…
先輩には世話になりましたし…」

「だったら、ケータイ番号教えとけっつーの!」

そう言いつつ新井は俺の肩をグーでゴンと殴った。
新井は身長は170センチちょっとと俺より10センチ近く低いものの、ガッチリとした体つきをしていて、力も強い、高校時代はけっこうムチャもしていたと、飲み会の時などに武勇伝を誇らしげに吹聴していた。

「アタッ!
先輩、痛いっスよ?…
何か俺に用事があったんスか?」

「おぅ、実はお前に…
ん?
何、お前、どっかに旅行に行くの?」

広げてあった旅行パンフレットに目をやり、新井が言った。

「え、えぇまぁ…もうちょい先の話なんスけど…」

「誰と行くんだよ??
サークルで?俺、そんな話聞いてないぜ」」

「いえサークルの旅行じゃナイっス。
もうすぐ彼女と付き合って1年なんで、その記念に温泉でも連れてってやろうかなぁ…なんて思いまして…」

「エッ!?エッ!?
耕平、彼女できたの!?
誰?誰?誰?
俺の知ってる娘?
サークル内のヤツ?」

「イヤ、余所の学校の娘なんで、多分先輩は知らない娘だと思いますよ」

「へぇ?…そうなんだー
耕平メチャオトコマエなのに、前は彼女作ろうとしてなかったから、女に興味ナイのかと思ってたわ」

「別に、そーゆーワケじゃ…」

「カワイイの!?その娘カワイイの!?
もうヤッたのか?ヤッたのか!?」

この畳み掛けるようなノリが苦手だった…

「はい…ま、カワイイんじゃないスかねぇ…」

「“カワイイんじゃないスかねぇ…”って…コノヤロー!!
そりゃメチャクチャカワイイってコトか!?
チクショー
ニクいねニクいね耕平ちゃん。
写メは!?写メ見して!!」

新井は俺の肩をバシバシ叩きながら、写メを見せろと要求してきた。

「イタ!イタ!
写メは勘弁してくださいよ。
それより、何なんですか?用事って」

俺は少しムカつきながら、話を変えた。

「フフフー、いつか紹介しろよコノヤロー。
用事っつーのはよー…
お前、バイトしない?」

「バイトっスか?」

「うん、バイト。
見たとこ、旅行資金を稼ぐ為、バイトを探してんじゃネェの?
ちょーどイイタイミングだろ。
サスガ、新井先輩だろ?」

「はぁ…まぁ探してたっちゃぁ探してたんスけど…
先輩の言う、バイトって何なんですか?」

「フフフーん…
お前、俺が今どんな仕事してるか知ってる?」

「エッ!?
はっ…はぁ、まぁ噂に聞いたっつーか…
でもハッキリとは…」

「うん、多分、その噂は正しい。
んでもって、バイトっつーのは、その手伝いだ!!」

「エェッ!?
じゃあ…
AVッスか!?」

そう、新井は1年ほど前から知り合いのAV…アダルトビデオ制作会社のアルバイトに精を出し、そのため学校に姿を見せるコトが少なくなっていたのだ。

「そうよーぅ。
エッチなビデオを作る…
お・て・つ・だ・い」

「無理無理無理!!無理ッス!!
さっきも言ったように俺、彼女居ますし。
そんな仕事できませんよ!!」

「やってみもしないウチに、どうして無理って決めつけるんだよ!!」

ワケの分からないキレ方をして、新井は俺の肩を掴んだ。

「イヤイヤイヤ、そーいう意味の無理じゃなくて…」

「まーまー、アタマっから断るんじゃなくて、詳しい話を聞いてから断ったってイイだろ?って話だよ」

「でも…」

「まー聞けって。
AVの手伝いって言ったって、別にお前に男優になってセックスしろってんじゃネェんだからよ。
いくらお前がイケメンだからって、そー簡単にセックスさせてもらえると思うなよ!!」

「思ってませんよ!!そんなコト!!」

「いちいち真に受けて怒んなよ…
今回お前に頼もうと思ってんのは…
ナ・ン・バ。
ナンパだよ」

「はぁ…」

「何だよ、その気の抜けた反応は…
いやな、今回、ウチの会社でナンパモノを撮るコトになってよ。
ところが、肝心のナンパ隊が居ないんだよ。
ウチの会社、零細プロダクションだからさぁ…
監督はオッサンだし、ADの俺だって恥ずかしがり屋の引っ込み思案じゃん?」

「…」

「とにかく我が社には、オンナが立ち止まって話を聞いてくれそうな、イケメン軍団が必要なワケなんだよ。
そこで俺が白羽の矢を立てたのが、君、木下耕平ちゃんだ」

「先輩が、俺のコトをイケメンって言ってくれるのは大変嬉しいんですケド…
やっぱ無理っスよ。
俺、ナンパなんてしたコトありませんもん。
だいたいAVのナンパモノって、素人っつっても、イマイチ無名な女優を使ったりするんじゃナイんですか?」

「バカヤロー!!
ウチの会社のナンパモノは、ガチンコで素人をナンパしてエロいコトをするって決まってんだよ!!
決まってんだよ!!
だから、ナンパ隊には精鋭が、選ばれし者達が必要なの!!
大丈夫。
お前ならヤレるって。
オンナなんて、ちょっとイイオトコがノリノリで話しかけりゃ、何とかなるもんなんだよ」

「俺、そんなにノリ良くないじゃないですか?」

「…お前…
そんなに俺の頼みを聞くのがイヤなんか…?」

不意に新井が鋭い目付きになり、低い声でスゴんできた…

「べ…別に、そーゆうワケじゃナイですケド…」

「なっ!?なっ!?
頼むよ!!この通り…」

新井は今度はうってかわって頭を下げて来た。

「頼む。
バイト代も弾むからさ。
彼女と、ちょっとリッチな旅行でエッチしたいだろ?
手伝ってくれよ」

その後もしばらく押し問答を続けたが、結局、破格のバイト料につられ、新井の勢いに押しきられたというカタチで、そのAVのナンパ隊に参加するコトになってしまった…

これが悲劇の始まりだった…

結局、新井の強引さに負け、AVのナンパ隊のバイトを引き受けるコトになってしまった俺だが、ただ単に新井の強引さに押し切られてしまったワケではなく、先に言ったように、俺は新井に対して、少し後ろめたい気持ちがあったから、彼の頼みを無下に断るコトができなかったのだ…

あれは1年半ほど前、まだ今の彼女と出逢う前の出来事だ。
その日は新井も所属している、映像研究会の月イチの飲み会の日だった。
その日に限って、いつも率先して参加する新井は欠席で、盛り上げ役不在の、少々シケた飲みになってしまっていた。
そんな中、俺は新井の彼女で、同じく1コ上の先輩、川上千枝につかまりカラまれてしまった。

千枝は芸能人で言うと、真木よう子を、少し細くした感じの美人で、サークルの中でも、学校の中でもかなりの人気があった。
ま、正直言って俺にとっては、そんなに好みのタイプの女性ではなかったのだが、それでもその自分の容姿を鼻にかけないサバサバした性格には好感が持て、人間としては好きな部類の人だった。
その美人の千枝先輩が、なんで新井みたいなチャラ男と付き合っているのだろう…と陰では噂されていたりもした様だ。

その日の千枝は、なぜか機嫌が悪く、メチャクチャ酔っ払ってしまっていた。
そして、その飲みが終わった後、足取りもおぼつかない千枝を家まで送る役を、家が近いという理由から、俺が仰せつかってしまった…

「先輩!
千枝先輩!
ウチに着きましたよ!
起きて下さい!」

「んー…?
アレ??みんなは???
ココ何処??」

「ナニ言ってんスか?
みんな帰りましたよ。
俺が家が近いんで、タクシーで送って来ました。
ココはタクシーの中です。
もう先輩のマンションの前に着きましたから降りて下さいよ」

俺は、タクシーの中で眠ってしまった千枝を起こし、タクシーから降ろし、自分はついでにそのタクシーに乗って家に帰るつもりだった。
が、タクシーから降りて千枝は…

「木下ー!!
おんぶ!!
おんぶしてアタシを部屋まで連れてきなさい!!!」

と命令。
無視して帰ると、そのまま家の前の道路で朝まで寝てしまいそうだったので、仕方なくそのタクシーには料金を支払い、先輩をおぶって部屋まで送り届け、自分は歩いて帰るコトにした。
幸い、千枝の部屋は1階にあり、おぶって歩いてもタカが知れていた。

「それじゃ、先輩、おんぶしてあげますから、ハイ」

へたり込んでいる千枝に、背中を向けしゃがみこみ、おぶさってくるように促す。

「おっ!
ゴクローゴクロー」

と千枝は、遠慮なく俺の背中に乗り掛かって来た。
それほど大きくはナイが、それでも柔らかな胸の感触を背中に感じとるコトが出来た。
ま、これも役得ってコトで…
なんて考えていると…

「おい!木下!」

それを咎めるかのように、千枝が大きな声を出した。

「ハイ!…なっ…何スか?」

「今、アタシのおっぱい“柔らけぇ?”って思ったろ!?」

「えっ!?ナニ…ナニ言ってんスかぁ??
思ってナイですよ」

図星を突かれて焦った。

「嘘つけ!
思ったろ!!思ったに違いない!!」

「イヤイヤイヤ…思ってませんて」

「いーや、思ったね。
エイエイ!柔らかいだろ!!」

そう言いつつ千枝は、俺の背中にグニグニその柔らかな膨らみを更に押し付けた。

「あー、もー、分かりましたよ。
思いました、思いました。
先輩の胸、柔らけぇ?って思いました!」

「うん、素直でヨロシイ。
あ、ドサクサに紛れて、今、お尻も触ったでしょ!?」

「それはおんぶしてんだから、しょーがナイでしょーが。
イヤなら歩いて下さいよー」

すると、千枝は不意に俺の耳元で

「イヤじゃナイよ?」

と囁くように言った。

「ナーニ言ってんスか…
ハイ、部屋に着きましたよ。
もー降りてくださいよー」

「部屋の中まで連れてって、連れてって、連れてってー!!!!」

「あーハイハイ、分かりました。
んじゃ、鍵貸して下さい、ドア開けますから」

俺は千枝から鍵を借り、ドアを開け、部屋の中に入った。

「ハイ、もーいーでしょ。
降りて下さい」

「ベッドまで連れてくの!!
あ、鍵も掛けなさいよ!!」

「もー先輩、飲みすぎですよ…
いつもの千枝先輩っぽくナイですよ。
酔っ払い過ぎです
俺、帰りたいんデスケド…」

千枝をおぶったままベッドの傍に行きつつ、そう言うと。

「アタシ、酔ってなんかないよ…」

急に深刻な声で千枝は呟いた。

「今日は、飲んでも飲んでも酔えなかったの!」

俺の肩をギュッと強く抱き締めたまま千枝は言った。

「ちょ、ちょっと、千枝先輩?
どうしたんですか?」

「今日…
なんでアイツ…新井が来なかったか、知ってる?」

「さぁ…?
バイトかなんかじゃナイんですか?
あ、千枝先輩、新井さんが来なかったから、寂しくてそんなんなっちゃったんだ?」

「バカ!!違うわよ…
バイトなんか休んででも飲み会には参加するヤッでしょ!アイツは…」

…そう言われれば、確かにそうだ…

「アイツ…
今日、他の女と遊んでるのよ…」

「エッ!?またまたぁ?
考え過ぎですって!!
千枝先輩が居るのに、他の女に手ぇ出すなんてあり得ないっしょ!?」

とは言ったものの、新井なら充分にあり得るコトだと思っていた。

「ホントなの…
飲み会に来る前に、新井が知らないコとホテルに入ってくの見たの…」

千枝は、すすり泣きながら更に強く俺にしがみついた。

「…ご、ゴメンね…
も少し、このままで居させて…」

俺は何も言わず、背中に千枝を背負ったまま、ベッドに腰掛けた…
俺が、千枝に横恋慕しているような男だったら、このまま弱味に突け込んで、押し倒せたかもしれない…
いつもの元気で、どちらかと言うと姉貴肌の千枝が、それくらい弱々しく凹んでいた。

しばらく千枝は、鼻をズルズル言わせ、俺の背中に顔を押し付けていた。

「ねぇ…木下…」

急に思いついたかの様に、千枝が話かけてきた。
“まいったなぁ?…”とか“やっぱ、胸って柔らかいなぁ?…”とか不埒なコトを考えていた俺は、少しビビった。

「はっ…はひ!?」

変な返事をしてしまった。

「木下…
アンタ今、付き合ってる娘とか好きな娘、居るの?」

「何スかイキナリ…
泣いてるかと思ったら…」

「居るの!?居ないの!?
質問に答えなさいよ!」

「あ?もう(めんどくせぇなぁ)
居ません、居ませんよ!」

「じゃぁ…
アタシとエッチしよっか!?」

「ブッ!!!!
マジ何言ってんスか!?
やっぱ飲みすぎです、酔っ払い過ぎですよ」

俺は、そう言いつつ、とりあえず立ち上がろうとした。
が、相変わらず千枝がガッチリ背中から抱きついていて、バランスを崩し、逆に背中で千枝を押し倒す形になってしまった。

「ちょっ…先輩、離してくださいよ」

「イヤダ!」

「“イヤダ!”って子供じゃナイんですから」

「そう、子供じゃナイから、エッチな事しよ」

「ダメですって」

「なんで?なんでダメなの?
別に好きな娘居ないんでしょ!?
それとも…
そんなにアタシの事嫌い?」

「そーゆー問題じゃなくて…
先輩には新井さんが居るじゃないスか…」

「イーの、イーの。
アイツだって、他の女とエッチしてんだから…」

「そーゆー“目には目を、浮気には浮気を”的な発想は、あんま良くないんじゃナイですか?」

「もー、女ゴコロが分かってナイなぁ…木下は…
そんなの分かってるよ…
それは単なる言い訳…」

「言い訳?」

「…
さっきから木下に抱きついて、木下の匂い嗅いでたら…
変な…エッチな気分になってきちゃったの!!
女がここまでぶっちゃけてんだから、責任とってよね!!」

と言うと、千枝は、俺のうなじにキスをしてきた。
いや、キスと言うより、チュッと口づけをした後、うなじから背中にかけ、また耳の裏などに唾液をたっぷりつけて舌を這わせ始めた…

「ちょちょ…千枝さ…ン…
あっ…
汚い…です…んン…汗クサ…
ふぅん…」

身体中に鳥肌が立った。
今まで、そんな風に女の子から責められたコトが無かったので、異常に感じてしまったのだろう。

「ふふふ…
メチャクチャ感じてるネ。
キモチイイんじゃない…」

さっきまでグズっていた千枝は、そんな事を言いながら、舌を休める事はせず、レロレロピチャピチャ首筋を中心に責めて来た。

「あぅぅ…
先輩…ヤバイっス…ヤバイっスよ…」

「何がヤバイのぉ?
ふふふ…チュッ…
木下って…ピチュッ…
普段、クールぶってるのに…ジュル…
メチャクチャ敏感だね…チュパ…
あっ…
乳首も立ってるぅ…」

千枝は、いつの間にか俺の服の中に手を潜り込ませ、起用に乳首を弄ってきた。

コリコリコリコリコリコリ…

爪の先で両側の乳首を小刻みに弾くように刺激する。

(あぁ?…めちゃめちゃキモチイイ…)
飲み会の後に、ちょっとした運動(千枝を背負った)をした為、酔いがまわってきたのに加え、学校でも評判の美人の部屋で、その温もり、柔らかさを直接感じているという、一種異常な環境が、感度を…興奮を倍増させていたのかもしれない…
俺はいつの間にか、その快楽に無抵抗に身を委ねていた。

千枝は相変わらず俺の耳の辺りをレロレロと舐め回しつつ、左手で乳首をクリクリ弄り…

そして、その右手は…

ゆっくりと、しかし確実に…

すでに痛いくらいに勃起しているベニスに近付いていた…

背後から抱きついたまま、千枝は右手で、俺の股間をなで始めた。
デニムの厚い生地越しではあったけれども、その刺激は確かなもので、俺は興奮をつのらせていった。

あの…普段はサバサバした感じの千枝さんが…

そう思うと、ますます昂る。
俺は、千枝の彼氏である新井が酔っ払った時に言っていた言葉を思い出していた。

「アイツ(千枝)、夜は激エロだぜ。
自分からチンポ触って来るしよぉ。
ま、そう仕込んだのは俺なんだケドな…へへへ…」

…これも、新井先輩に仕込まれたテクニックなんだ…

なんて思いつつ、快感に身を委ねていた俺は、いつの間にか千枝によって支えられるカタチで上体を起こされ、更に上半身は服を脱がされ裸になっていた。

「木下って…フン…
Mなんだね…ピチャ…
さっきから…ジュルッ…
完全に、されるがままじゃん…チュッ…」

千枝が耳をしゃぶりながら囁いた。
そうしている間も両手は前にまわし、左手は乳首を中心に上半身全体を、右手ではデニム越しに絶妙の力加減でペニスへの愛撫をサワサワサワサワ続けていた。

「Mなんかじゃ…ンッ…
ナイっスよぉ…ハァ…
でも…キモチイイっス…アァッ…」

この際、もうどうにでもなれと開き直ってしまうコトにした俺は、正直に千枝に感想を伝えた。

「だんだん…チュバッ
素直になって来たじゃん…ジュルジュル…」

千枝は、背中からワキの下まで、舐め回す範囲を拡げて来た。
そして

「じゃあさ、木下…チュチュ…
そろそろ…ピチュ…
直接…ンふぅ…
触って欲しいんじゃない…あン…」

千枝は、自分で舐めているだけで、明らかに感じて来ているようだった。

「えっ…?
ンあっ…なっ…何を…んン…
ですか?…はぅ…」

なんとなく想像はついたが…というか、もう直接触って欲しい部分といえば、一つしかナイのだが、敢えて訊いてみた。

「んふふふ…
もう…チュバッ…
分かってるンッ…クセにぃ…

チ・ン・コ

だよぅ…あんッ
木下ぁ…
その硬く勃起させたチンコ…はぁン…
アタシに…チュルッ…
直接触って欲しいンンッでしょ?」

千枝は、俺のワキを舐めながら…ワキ毛に大量の唾液をつけながら、アッサリと『チンコ』と言う卑猥な言葉を口にした。
無駄に恥ずかしがらないトコロが、いかにも千枝らしいのだが、普段接している姿からは、想像もつかない言葉を口にされたコトによって、俺は我慢することが出来なくなってきた。

「はぁ…
さ…触って…ンあ…欲しいです…ン」

「ふふふ…チュバッ…
じゃあ…ピチュ…
お願いしないと…チュルッ…
“大好きな千枝先輩、ボクのチンコ、弄ってください”
って…ンふ」

「エェっ…?
そんなぁ…アァ
お願いンしまぁすよぅ…んン…」

絶妙なタイミングで、千枝が俺の背中を甘噛みしはじめた。

「ダメ…ハグ…
ちゃんと…チュッ…
お願いしないと…」

そう言いつつも、千枝は両手を俺の下半身の方へ伸ばし…
ベルトを外し…
デニムの前ボタンを外し…
ファスナーも下げ…
更に両足まで駆使して…
デニム自体も少し下にズリ下げた。

デニムをズリ下げる時に、一緒にボクサーブリーフまで、ズリ下がりそうになったが、勃起したペニスが引っ掛かり、結局、千枝の目に直接触れさせるコトはできなかった。

千枝は、一旦、背中を舐めるのを止め、俺の耳元で囁いた。

「ホラ…
チンコ、窮屈そうだよ…
可哀想だよ…
可哀想なチンコだね」

そう言うと、ブリーフのウェスト部分に引っ掛かり、今にも飛び出しそうな勃起したペニスの裏筋に沿って、薄布越しに右手の中指の爪と左手の中指の爪を交互にツーーッとなぞらせ続けた。

これは、腰がガクガク動くほどの快感だった。

千枝は、俺の肩越しに、そのブリーフに包まれ勃起したペニスを見ながら、そして俺の意図しない腰の痙攣を見ながら、イタズラっぽく微笑んでいる。

「あれ?木下クン…
そんなにキモチイイのぉ…?
腰がカクカク動いてるょ。
いやらしぃ?
あっ!!
何か、パンツにシミが付いてきてるぅ」

そう言うと、今度は、左手の人差し指で、ブリーフ越しにシミの付いた部分、尿道口のあたりを押さえた。
そして、離したその指には、ブリーフから何かネバ?っとした液体が糸を引いていた。

「木下ク?ン?
ナニこれぇ?
なんか、妖しい汁が出てるケド…
大丈夫ぅ?」

完全に主導権を握られてしまった俺は、もう直接触って欲しくて仕方なかった…

「せ…んン…ぱい…
もう…勘弁ンあ…
してくだぁさい…アッ
触って…下さいよ…ンふぅ」

「さっきから触ってあげてんじゃん…
ホラホラ」

千枝はそう言うと、今度はブリーフ越しに、陰茎を鷲掴みにし、上下に乱暴にシゴく素振りをみせた。

「アァ!
そ…んン…そうじゃぁなくて…ふぁあ…
直接…お願いしま…ンッ…すぅ」

「だからぁ…
ナ・ニ・を?
直接触って欲しいの?」

千枝は、ほんのついさっきまで、俺の背中ですすり泣いていたとは思えないくらい、楽しげに俺を責めてくる。
俺は耐えきれず、ついに言ってしまった。

「アァ?…
お願いします!!
チ…チンコを直接触ってください!!」

恥ずかしかった…
「チンコ」と言う言葉を、女性に“言わされた”のが、恥ずかしかった。
だが、それと同時に、なんだかもう一段階、解放された様な、そんな気分にもなった。

「“大好きな千枝先輩”ってのがナイよ。
誰に触って欲しいの!?
誰に!?」

よりヒステリックにブリーフ越しにシゴく手を速める千枝。

「あぁ…!!
千枝先輩です!!
千枝先輩です!!
大好きな千枝先輩です!!
お願いします、大好きな千枝先輩、ボクのチンコを直接触って下さい!!!」

あの時の俺は、より一層の快感を得ようと、恥ずかしいくらい必死だった。

「そんなに、頼まれちゃぁ、触ってあげないワケにはいかないなぁ…
カワイイ後輩クンの頼みだ、一肌脱ぎますか。
んで、この恥ずかしく勃起したチンコを直接触って欲しいのね?」

「ハイ、そうです…
その勃起したチンコを直接触って下さい…」

屈辱だった…だが、快感でもあった…

「木下…やっぱアンタ、ドMだわ…フフフ」

そう言いながら千枝は、右手をおもむろにブリーフの中に突っ込み、痛いくらいに勃起したペニスの根本の方を握りしめた…

「うぅっ!!」

「スゴーい…硬ーい!!
よっぽど興奮してたんだね…
ほら!直接触ってあげたよ
何か言うコトはナイの?」

「アンッ…
あっ…ありがとうござ…ひぃ…ます…んン」

絶妙な握り方で小刻みにペニスを弄くりまわす千枝のテクに、ホントに恥ずかしいくらい感じてしまっていた。

「もぅ…
こんなに硬くしちゃって…
でも…
あれ?…?」

触った感触だけで俺のペニスを弄んでいた千枝が、不意に何か異常をみつけたような反応をした。

「ど…どうかしましたか…?」

「んふふ…」

千枝は俺の問いかけには応えず、再びイタズラっぽい笑顔を見せながら、俺のブリーフを下に引きずり下ろした。
勃起したペニスは、先程と同じようにウェストゴム部分に引っ掛かったが、千枝はそれに構わず、強引にブリーフをズリ下げた。
ペニスは一度、ブリーフと一緒に下向きになり、そして勢いよく跳ね返り、俺の下腹部を“ペチン”と叩いた。

相変わらず、俺の肩に頭を乗せていた千枝は、そのペニスを観察するようにじっくり見た後、俺の目をジーッと見つめ…
ニヤリとして、耳元に唇を寄せてこう言った。

「やっぱりね…

木下クンって…

ホーケー君なんだ…ふふふ」

「やっぱりね…
木下クンって…

ホーケー君なんだ…ふふふ」

千枝のその言葉を聞いた瞬間、カァーッと顔が熱く火照り、頭がボーッとした感覚に襲われた。

「あ…あの…うぅ…」

恥ずかしさのあまり、言葉が出なかった…

確かに、俺の硬く屹立したペニスは、亀頭の3分の1を剥き出しにはしていたが、残りは相変わらず軟らかな皮に守られたままだった…

もちろん、自身のモノが、包茎だと言うことは認識していた。
包茎とは言っても真性ではなく、仮性だ。
キチンと包皮をムくことも苦痛ではないし、過去の性体験において不自由をしたコトもなかった。
が、改めて、相手の女性から面と向かって“ホーケー君”と呼ばれるのは、あまりにも屈辱的だった。

…だったのだが…

「あっ!!
ネェネェ木下?…
また硬くなったよぉ」

あろうことか、千枝に“ホーケー君”呼ばわりされたコトに反応して、俺のペニスは更に硬度を増してしまったのだ。

「木下耕平クンは…木下ホーケー君だったんだぁ」

ペニスの根本を右手の親指と人差し指で支え、プルプルと小刻みに揺らしながら、千枝が妖艶な笑みを浮かべた。

「ウゥッ…あン…」

「どうしたの?
ホーケー君?
恥ずかしくて何も喋れなくなっちゃったのかな?」

千枝が、更に俺のペニスを揺らしながら追い討ちをかけるように言う。

「だいじょーぶだよ、ホーケー君…
アタシ、包茎大好きだから。
かわいいチンコ。
これって仮性包茎でしょ?
ホラ。
こうしたらキモチイイでしょ?」

そう言いつつ、千枝は、おもむろにペニスの皮をひんムいた。

「おぅっ!!!…」

思わず腰を引いてしまう程の、快感がカラダの中心を貫いた。

「ホラね?
キモチイイでしょ?」

千枝は手を休めず、ペニスの皮を再び亀頭に被せ、急にムくという作業を繰り返した。

「んハッ…ふンんぅー…」

ビクンビクン腰が動いてしまう…

「やっぱ、ホーケー君は、この皮ムキ好きなんだよねぇ…
新井のヤツも、コレ好きだし」

えっ!?新井も包茎!?
これには少なからず驚いた。

「あっ…あン…新井先輩も…
仮性包茎…フー…
なんン…デスかぁ?」

「もー…女の子みたいに声出して感じちゃッてぇ…
そうよ…
あの新井のバカも包茎チンコよ
ま、日本人には包茎が多いって言うから、別に不思議じゃナイでしょ」

千枝は当たり前の事の様に言った。
不意に、あの逞しい体つきの新井のペニスと、どちらかというと華奢な体つきの自分のペニスが、どの程度違うものなのか興味がわいてしまった…

「そのぉウん…
俺のンとぉ…ハァハァ…
新井せンッぱいィの…をぅ…
比べて…んン…どおぅですか…」

「何が!?
ナニを比べて欲しいの!?
ちゃんと言わなきゃ分かんないでしょ!
何度言わせるの!!」

千枝は、俺のペニスにビンタを喰らわせた。

「はひぃ!!
…俺のぉ…チンッッコとぉ…
新井ィさんのぉぅ…チンコをぉうぅ…
ハァ…比べて下さいぃ」

我ながら、変態的なコトをお願いしているのは理解していた。
だが、あの場のあの状況では、ああするより他に、どうしようもナイ。と、そう思ってしまったのだ。

「ナニ?
アタシに、二人のチンコを比べて欲しいの?
木下クンは、変態だねぇ…
ホーケー君で、変態君だねぇ…
イイヨ。
新井がどんなチンコしてるか教えてあげる。

長さはそうねぇ…
同じくらいかなぁ…
むしろ、こっちの木下包茎チンコの方が少しだけ長いかも…ほんの少しだけどネ…
ま、新井は木下ほど身長が高くないからね…
でもね…
新井のチンコは…

尋常じゃないくらい太いのよ…
あの太さは犯罪だわ…
勃起して、皮をムイてあげたら、亀頭も凄くおっきくエラが張り出して来るし…
あの挿入した時の、おマンコの中を圧迫する感じ…
正に“串刺し”にされてる…んンッ…感じ…
犯されてる感覚…
サッイコーだわ…アンッ…
“男根”って言うのは、ああゆうチンコを言うのよ…」

俺のペニスの皮をムイたり戻したりをくりかえしつつ、新井の極太ペニスを想像したのか、千枝は、また興奮しだしたようだった。

「それに比べて、木下…んンッ…
アンタのチンコはぁっ…んっ…
ナニよ…
この細さ…ふんっ…
カラダが華奢だからってぇんン…のは…はぁん…
言い訳に…
ならないわよ…
ホントに細チンねぇ…あんっ…
細チン…
細チン…」

新井のペニスと比べて、千枝はサディスティックに俺を…俺のペニスを貶し始めた…
だが、そう罵られることにより、俺の快感は高まる…
やはり俺はマゾなのだろうか…

「それにこの弱々しい色…はぁン…
綺麗なピンク色のぉ…んっ…
亀頭しちゃってぇ…あぁ…
アンタ、ホントは童貞なんじゃナイのぉ?…アンッ…」

「うぅ…
とっ…童貞じゃあぁぁ…ありません…んっ…」

「じゃあ、なんでこんなに亀頭が綺麗なピンク色なのよ…んン…
大人の男のチンコは…ぁん…
もっとグロいぃ…
エッチな色をぉ…してるモノなのよぉ…」

「そっ…ふんっ…そんな…コトぉ…を…言われても…ぁあ…」

「きっとぉ…アンッ…
エッチな汁のぉ…あぁン…
まぶし具合が…足りなぁあい…フー…のよ…」

千枝はそう言うと、今度は左手でペニスの皮をムき、根本に固定し、右手の中指を尿道口にあてがい、先程から止めどなく滲み出ているガマン汁を掬いとるような動きをさせた。

「ほらぁ…
こんなにエッチな汁が滲み出て来てる…んっ…
どんな…はぁ…味してるのかなぁ…?」

千枝は、そのガマン汁の付着した指を…

俺の口に運んだ…

「ハイ…味見。」

「うぅ…それはぁ…
勘弁してぇ…んっ…下さい…」

「何を…アンッ…甘えたコトをぉ言ってるのよぉ!
いつもぉ…このエロ汁ぅ…んっ…彼女とかにぃ…
舐めさせてるンん…でしょ!?
舐めなさぃ!!」

千枝は強引に、指を俺の口の中に突っ込んで来た。
必死に避けようとしたが、容赦なく指を突っ込まれてしまった。
本気でイヤだったのなら、自分の手を使ってでも防げばよかったのだが、両手は、ずっと体重を千枝にかけすぎないようにベッドに置いてあり、そのシーツを握りしめていた。

初めて味わう俺の味は…

少し苦く…少ししょっぱかった…

「あぁ…うぅ…」

「どう…んっ…美味しかったぁ?…
アタシにもぉ…んっ…
味あわせなさいよぉ…」

千枝は俺の顔を横に向け、背後から肩越しに、キスをしてきた。
さっきから散々、首筋や、耳の辺りを舐められ続けてきていたが、唇を重ねたのは初めてだった。
千枝の舌が、俺の口腔内を傍若無人に凌辱する…

ヂュッヂュッ…

レロレロ…

ピチャピチャ…

どれほどの間、そうして唇を重ね、舌を絡めていただろう…
ほんの数秒だったかもしれないが、やたらと長く感じた…
だが、その心地好さは、直接性器を刺激されるのとは、また別の気持ちの悦さだった。

俺の下唇を噛みながら、唇を離して千枝は…

「ふふっ…美味しい…」

と微笑み…
再び、口づけをしてきた。

レロレロレロレロレロレロ…

んっ…

チュバッチュバッチュバッ…

はぁあ…

ジュルジュルジュル…

ふぅんっ…

ピチャピチャピチャピチャ…

アァ…

千枝の部屋は、湿度の高い口づけの音と、時おり混じる二人の感じた吐息だけが響いていた。

千枝は唇を離さず、起用に俺の横に回り込み、ゆっくりと俺を押し倒し、半分上に乗るようなカタチになり、左手で俺の右乳首を、そしてまた、右手をペニスに伸ばしてきた。

その右手は再び、尿道口から溢れ出続けているガマン汁を掬い…

そのまま、ペニスに塗りたくり始めた…
特に皮に被われていた、亀頭下部や、カリ首のくびれ…裏側の柔らかい筋の様な部分に、クニュクニュクニュクニュとヌルヌルの汁を塗りつけ刺激してくれた。

いやらしいキスとの相乗効果で、俺の頭は蕩けそうだった。

「シゴいてあげよっか…?」

キスをしたまま、千枝が優しく囁いた。
俺は、首を縦に…コクコクと頷くコトしか出来なかった…

千枝は、唇を離して、俺を見下ろしながら、ガマン汁まみれの右手にベロベロと唾液をたっぷりまぶし、その手でペニスを激しくシゴき始めた。

「アァぁぁぁアァぁあァアあッ!!!!!」

快感で、自分でも驚くくらいの大きな声が出てしまった。
千枝は、そんな俺の顔をジーッと見つめている…

やがて、再び口づけをしてきた。

もちろん右手はペニスをシゴいたままだ…

ペニスをシゴいたまま…

千枝の唇は、俺の唇から一旦耳を経由して…
首筋…鎖骨…乳首…脇腹…
そしてヘソ…
レロレロピチャピチャと這い回った。

ヘソを舐められている時、遂に俺は、どうしようも無い射精感に襲われてしまった。

順番から考えてもうすぐペニスを舐めて貰える…
千枝にフェラチオして貰えると考えると、その期待と手コキの尋常ならざる快感で、どうにも射精しそうになってしまったのだ。

「あぁアァアアッ!!
ちっ…千枝先輩っっ!!!
もぉっげっ…限界ですっ!!!!
出ます出ます出ます!!!!!」

千枝は、そんな絶叫に近い大声を出す俺に

「そーぉ…
もう出ちゃいそうなの?
これからこの包茎チンコをお口に入れてあげようと思ってたのに残念だね…
手だけでイッちゃうんだ…
お口でしなくてイイんだ?」

千枝は、まるで俺の期待を見透かすように、そう言いながらペニスをシゴく手を止めようとしない。

「口で…
口でして欲しいですぅ…アァあっ!!」

シコシコシコシコシコ…手を止めず、更に千枝は言う。

「だから口でどうして欲しいの!?
誰のナニをどうして欲しいの!!!?」

「あぁアァアアあぁあっっ!!
ボクのっ…ボクのチンコをぉおっ…
千枝先輩の?ぉ…お口でぇ!!
しゃぶって!
しゃぶって下さい!!」

シコシコシコシコシコ…

千枝は俺の目を見つめながら言った。

「ダメ。
しゃぶるのはダメ」

「えっ!?えっ!?
あっ!!
もうダメもうダメ!!
出そう出そう出そう!!!
お願いっお願いしますぅうぅぅ」

「なに?
木下は、アタシのお口にザーメン出したいの?」

「ハイッ!
千枝先輩の、口に、精子出したいです!!」

「ふぅ?ん…
じゃあ、舐めるのはダメだけど…

チンコ噛んでもいいなら…

お口に含んであげてもいいヨ」

ペニスを噛まれる…

考えてもいなかった提案だった…
おそらく痛いのだろう…
一瞬そう思った。
だが、それと同時に、この千枝の提案は、間違いなく今までにない快感を与えてくれるだろう…
そう確信めいた思いに思考を占拠され、ペニスを噛むという魅惑の行為を懇願してしまった。

「おぉぉぉお願いますぅ…
ボクの…ボクのチンコォオォを…
千枝先輩のっ…
おっお口でぇえ…
かっ…噛んでぇぇ!!
噛んで下さいイイ!!!!」

シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ…

俺の絶叫を聞きながら、千枝はペニスをシゴき続けた…

「えっ!?
何で!?何で!?
噛んでくれないのぉっ!!!?
噛んで!!噛んで!!
チンコ噛んでぇぇえぇ?!!!!
あっ!!!!
もうダメもうダメもうダメ…
ホントに限界…
ホントに出る!!出ます出ますぅぅ
もう出しますっ!!!!」

限界だった…
睾丸がせり上がり、隠茎は硬度を増し、カウパー氏腺液も量を増す。
そして亀頭が来るべき射精の準備のため肥大し始めた瞬間…

千枝は俺のペニスを口に含み…

カリ首にガブリと歯を立てた。

俺は絶叫しながら…

千枝の口内に大量に射精した…

物凄い快感だった。
千枝の口内に、ペニスがドクドクと大量に精子を撒き散らしている。
ペニスを噛みつかれた痛みと、放精の快感が合わさり、今までに経験したことのない気持ちヨさだった…

射精が収まると千枝は噛みついた顎の力を弛め、まだビクビク脈打つペニスを根本までくわえ込み、その柔らかな唇を、ペニス内部の精液の残滓を絞り出すように吸い込みつつ亀頭の先端へ移動させた。

チュポッ…

淫らな糸を引きながら、ペニスから唇が離れた。

射精の余韻を残しつつも、俺のペニスは、その熱、その大きさ、その硬さを徐々に失っていった。

「もー…はひふひ(出しすぎ)?…」

千枝は、俺を睨み付けながら、ベッド脇に置いてあったティッシュを取り、その上に、口にたっぷりと溜め込んだ精子をダラァ?ッと吐き出した。
それは、一度の射精とは思えない程の量だった。

「しかも苦いし…
木下クン、溜まってたんだね。
最近オナニーとかしてなかったんじゃない?」

「はぁ…まぁ…」

俺は、一度射精が済み、冷静さが戻ったのか、千枝に恥ずかしい指摘を受けても、先ほどのように興奮するコトもなく、どちらかと言うと気まずい思いで返事をした。

「でも、酷いよね…
結局、自分だけ気持ちよくなっちゃって…
フツー、あんなキスしてたら、おっぱいくらい触るでしょ?」
「あっ…すいません…」

謝るのも何か変だが、考えてみれば、確かに俺は、千枝にされるがままで、キスをした以外、千枝に対しては愛撫のような行為を一切行なっていなかった…

「まさかあんなに早く…
しかも手だけでイッちゃいそうになるんだもん…
ショージキ期待外れ。
ドMなのは、仕方ないケド、早漏はなんとかしなよ」

この期に及んで、千枝はまだ俺を責め立てた。

「だいたいアタシが慰めてもらいたかったのに…」

「なんか…すんません…」

「“すんません”じゃないよ。
アタシ、どうしたらイイのよ…
不完全燃焼じゃん」

千枝は、俺をイカせた満足感はさほどでもなく、自分が中途半端に盛り上げさせられた事が不満らしい…

「ねー木下。
もー一回勃たせなよ」

「えっ!?
ちょっと、すぐには…」

「若いんだから、ダイジョブでしょ!?
ホラ、おっぱいサービスで見せたげるから、今度は自分でシゴいてよ」

千枝はそう言うと、着ていた黒いTシャツと、その下に着けていた赤いブラジャーを捲り上げ、両方の乳房を俺に見せた。
推定Cカップほどの柔らかい膨らみに、ほんの少し濃い茶色の若干大きめな乳輪と少し勃起した乳首がバランスよく配置された、綺麗なおっぱいだった。

俺はイカせてくれたお返しはしなくてはならないと思い、まだ出しっ放しのペニスに右手を伸ばし、そのおっぱいを眺めながら、ペニスを愛撫しようとした。

♪?♪?♪?♪?…

不意に、ケータイの着信音が鳴り響いた。

千枝の表情が、瞬時に青醒める。

「新井からだ…」

千枝は呟き、俺に絶対に声を出さないように命令して、通話ボタンを押した。

「もしもし…ナニ?」

『あ?、千枝ぇ?
今、もー家なんだろぉ??」

新井の能天気な声が漏れて来た。

「そう…だけど、ナニよ…」

『今、一人?…だよねぇ?』

「あ…当たり前でしょ」

『だよなぁ。
いやさっき、ベロベロに酔っ払って、木下に送らせたって聞いたからよぉぉ。
どしたかなぁーって思って』

「酔いは醒めたし、木下もすぐ帰ったわよ!」

『ふぅ?ん…
じゃ、今から行くわ』

「えっ!?
何言ってんの?
ダメよ」

『はぁあ?
何で?
イーじゃんイーじゃん。
俺、ヤリてーんだわ』

「ちょっ…
ナニ言ってんの!?
言っとくケド、アタシ、怒ってんだからね!!」

『えぇ??
何で?
千枝ちゃ?ん、何で怒ってんのぉ?
俺、何かしたっけぇ?』

「“何かした?”じゃないわよ!
アンタ今まで何処に居たのよ!?」

『えぇ?…何処だってイーじゃん。
とにかく行くから、鍵開けとけよ?』

「だからダメだって!!」

『でも、もーすぐ着くからよ?
とりあえず会って話そーぜぇ。
んじゃねぇい…』

「ちょっ、待っ…」ガチャ!
ツー…ツー…ツー…ツー…

千枝は、さっきよりも更に青醒めた顔で俺を見た。

「ヤバいよ…
新井が来るって…
ちょっ!!
いつまでチンコ握ってんのよ!!」

「あっ…
そっ…そー言う先輩だって、胸丸出しじゃないですか!!」

「あっ…
とっ…とにかく、新井が来るから、帰って。
見つかったら、絶対にヤバいから」

「わ、分かりました。
帰ります…
ありがとうございました」

「何のお礼よ…
とにかく、今日の事は、ぜったいに誰にも言わないでね!!
もし新井の耳に入ったら、アタシよりもアンタの方がヤバいと思うから」

もとより、こんな恥ずかしい体験を他人に話すつもりなどなかった。

「もちろん、誰にも言いません。
それじゃ、失礼します!!」

と言い、玄関に行き、靴を履こうとすると、マンションの廊下をヘタな鼻唄混じりに歩いてくる靴音が聞こえた。
まぎれもなく新井だった…

「ヤバい…もう来た…」

このまま玄関から出たら、鉢合わせしてしまう…

「ちょっ…木下!!」

千枝が小声で叫ぶように呼び掛けた。

「靴を持って、とりあえずベランダに出てて」

千枝の部屋は一応1階ではあったが、地面より少し高い位置にあったので、普通にモルタル製の囲いのあるベランダがあった。

「アタシが話して引き付けとくから、隙見てベランダから逃げて」

その指示に従い、ベランダに出ようとしたら…

ガチャガチャ…

玄関のドアノブを回す音が…

ガチャガチャ…

ガンガン!

「お?い!
千枝ちゃ?ん!!
お前、鍵開けとけっつったじゃ?ん。
早く開けろよぉ」

まだ俺が千枝の部屋の中にいるうちに、玄関ドアが回された。
だが、幸い鍵を掛けていたので、いきなりドアを開けられてしまい、新井に発見されてしまうという最悪の事態は避けられた。

「早く!ベランダに出なさいよ!!」

千枝が小さく叫ぶ。

「ん??
何か言ったかぁ?
早く開けろよぉ」

新井がドアを叩きながら催促する。

「何も言ってナイわよ!!
それより、アタシ、来てイイなんて言ってナイ。
今日は帰ってよ」

「おいおいおい、そりゃナイんじゃないのぉ??
せっかく愛しの邦夫ちゃんが、ヤリに来てやったっていうのによぉ?
それともホントに部屋に男でも居んのかぁ?」

俺はドキッとしつつも、音を立てないように外に出て、身を潜めた。
そのまますぐにベランダを乗り越えて逃げ出しても良かったのだが、これから起こるであろう千枝と新井の修羅場に備えて、しばらく様子を窺うコトにした。
一応何が起こるか分からない…
イヨイヨの時は、自分の身を顧みず、仲裁に入るつもりだった。

部屋の中では千枝が、玄関前の新井と言い合っている。

「おかしなコト大きな声で言わないでよ!」

「だったら部屋に入れてよ?
急に来ちゃうのはいつものコトじゃーん」

「だからぁアタシ、今日はアンタに会いたくないの!!」

「何で何で??
さっきも言ってたケド、ナニに怒ってんのよ?」

「ホントに分かんないの!?
アンタ、今日サークルの飲み会にも来ないで、誰と何処にいってたのよ!?
アタシ、見たんだから!!」

「……あっ…そーなんだ。
なーんだ、それでヤキモチ妬いて、ヘソ曲げちゃったんだ」

「チャカさないでよ!!
アタシ、ホントに怒ってるんだからね!!
帰ってよ!!」

……

「イイから開けろよっ!!!!」
ガンガンガン!!!!

一瞬の沈黙の後、急に新井がキレて、玄関ドアを激しく蹴りつけたようだ。
千枝が驚きビクッと肩を震わせた。

「千枝?
お前、あんま俺をナメんなよぉ?
早く開けろよ」

千枝は少し逡巡して…
一度こちらの方に目を遣り…
結局、諦めたようにドアを開けた。

そこには金髪ボーズ頭の新井がニヤニヤして立っていた。

「オ?ッス」

新井はそのまま靴を脱ぎ部屋に入ろうとした。
千枝はソレを制して言った。

「話しならココで聞くから」

「なんだぁ?
やっぱ誰か居るのかぁ?」

「誰も居ないって!!
何の用?」

「“何の用?”って…
さっきから言ってんじゃん。
ヤリに来たって」

新井は、持っていたタバコに火を付けながら、当たり前のように言い放った。

「ちょっと…冗談でしょ!?
さっきヨソの娘とヤッて来たんでしょ!?
バカにしないでよ!!」

千枝は、怒った素振りで新井に背を向けた。

「バカになんかしてないよ?
俺は、千枝のマンコの具合が、サイコーに気に入ってんだよぅ…
今日の女は、ありゃダメだ。
全然ヨクなかったわ」

そう言いながら、新井は千枝を後ろから抱き締めた。
その手は千枝の胸を捉え、更に揉みしだき始めた。
そして腰をグリグリ千枝の尻に押し付けだした。
相変わらずニヤニヤした表情だ。

「ちょっ…ちょっとぉ…んン…
フザケないでよぉ…んっ…」

驚いたコトに、千枝はそんな新井の行為に感じてしまっているようだ。
顔も上気している様に見受けられる。

「フザケてなんかなーいよぉ…
俺は、千枝のマンコが一番好きなんだよ?
なぁ?機嫌直せよ?」

新井は、千枝の胸に遣っていた手を離し、自分のベルトをカチャカチャとし出した。

「………」

千枝は、黙りこんでしまった…

「なぁ?千枝ぇ…
ほら見てくれよぉ?
さっきヤッてきたばっかりなのに、お前をちょっと抱き締めただけで、俺のチンポ、こんなになっちまったよぉ?」

新井は、千枝の肩を掴み、自分の方に振り向かせた。
その一瞬、新井のグロテスクなペニスが、俺にも確認できた。
それは、あまりにも衝撃的な光景だった…

“ホントに太い…”

俺は、改めて自分のペニスを想像して、その新井の極太ペニスとの差に愕然とした。

「…もう…なんで、こんなになってるの?
…なんかベタベタしてるし…」

千枝は、まるで何かに取り憑かれたようにおずおずと新井のペニスに手を伸ばし弄り始めた。
ホンの少し前まで行われていた、俺との情事が、一度は火がついた女のカラダにとっては、やはり不満だったのだろうか…
それとも、新井のペニスには、千枝をそのような状態にする魔力でもあるのだろうか…
おそらくはその両方…
事態は完全に新井の思いどうりに動き出しているような気がした。

「早くお前に会いたかったからさぁ?
シャワーも浴びずに来ちゃったよ?
なぁ千枝ぇ
さっきのアバズレで汚れた俺のチンポ…
お前の口で綺麗にしてくれよぉ…」

あろうことか、他の女に挿入したペニスを舐めて清浄しろと、要求しているのだ。

“いくらなんでも、それはムリだろう…”

案の定、千枝は、イヤイヤと頭を降った。

それにしても、俺の前と、新井の前とでの千枝の態度の違いは何なんだろう…
先ほど、あれほどサディスティックに振る舞っていた千枝とは、別人のようだった…

「千枝ちゃ?ん、頼むよぉ」

そう言いつつ、新井は千枝を跪かせた。
千枝の目の前に、新井の勃起したペニスが差し出される…

千枝の後頭部越しに、長さはそれほどでもないが、俺よりも直径にして2倍近くはあろうかという太さの、しかし仮性包茎のペニスが見え隠れしていた。

「ホラ、千枝ちゃ?ん…
いつもの様に…なっ!?」

新井はタバコを吹かしながら、促した。
千枝は、ゆっくりと右手で…

新井のペニスの皮をムイた。

「ふぅ?…
ハイッ、じゃ、遠慮なくどーぞ」

そう言うと、新井は左手で千枝の頭を掴み、皮をムかせたペニスに口元を近付けさせた。
だが、千枝は新井のペニスが他の女の淫水でベタついているのが抵抗があるのか、それとも、背後のベランダにて様子を窺う俺の存在に配慮してか、なかなか口に含もうとしない。

「どしたの千枝ちゃん?
イヤなの?
俺のチンポ嫌いになったの?
もう、俺のチンポ要らないの?」

ここまで半ば無理矢理にコトを進めてきた新井が不意に、引くような素振りを見せた。

千枝は、ハッと新井の顔を見上げて、ブンブンと首を横に振り、おもむろにペニスを口に含もうとした。
が、新井は左手で千枝の頭を押さえ、それを制した。

「舐めたいの?
千枝ちゃん舐めたいの?」

コクコク頷く千枝。

先ほどから千枝は、ほとんど言葉を発していない…
あの新井の極太ペニスには、あの千枝を有無を言わせず黙らせてしまうほどの魅力があるのだろうか…

「んじゃ、いつもの様にお願いしないと…
ねぇ千枝ちゃん?」

いつの間にか、舐めさせたいという立場から、舐めさせてやるという、より優位な立場に新井は立っていた。

「この…
邦夫様の…
立派な…
おチンポを…
千枝の…
口マンコで…
キモチヨクして差し上げたいのでぇ…
しゃぶらせて下さい」

それは先ほどまで俺をドM呼ばわりした女と、同じ女から発っせられたとは思えない言葉だった。
おそらく千枝の頭の中は、新井の極太ペニスのコトでいっぱいになり、そのペニスでどうしたら可愛がってもらえるかということばかり考えてしまっていたのだろう。
そして、ベランダの俺の存在など毛の先ほども残っていなかったのだろう…

「よぉ?し
しっかりご奉仕してくれよ?
あのアバズレの汁も綺麗にしてくれよ?ん」

新井はタバコの煙を、千枝に吐き出しながら、再びペニスを千枝の口元に突き付けた。
ペニスに残るヨソの女の存在を再認識させられた千枝だったが、今度は、その口にペニスを含むべく頭を新井の手に誘導されるがまま、前に出した。

後ろからではよく分からないが、千枝は、新井のペニスを口に含んでいるようだ。
そしてペロペロ舌を使いだした。

「千枝ちゃ?ん
心を込めて、ご奉仕するんだよ?
そしたら、後でイイコトあるからね?」

新井は、吸い終わったタバコを、無造作に玄関にポイ捨てし、足で踏み消し、相変わらずヘラヘラしながら言った。

「たっぷりツバもつけてしないとダメだよ?」

そう言われたとたん、いやらしくペニスを舐めしゃぶるフェラチオの音が、ベランダの外まで微かに聞こえてきた。
千枝は、完全に新井に、新井のペニスに従順なメスに成り下がってしまったようだった。

気がつけは、俺のペニスも痛いくらいに勃起していた…

「千枝?、美味いか?」

チュパチュパと極太ペニスをしゃぷりながら、千枝はコクコクと頷いた。

「そうかぁ…
他の女のマンコ汁でベトベトに汚れたチンポが美味いかぁ…
千枝は、変態だな?
また今度、他の女のマンコ汁付けて来てやるよ?」

それに対しては首を横に振る千枝。

「えっ!?嫌なの??」

「…この…チュッ…このおチンポは…ペロペロ…
アタシだけにぃ…チュバッ…
お使いください…ジュルジュルジュル…」

「あ?、そうか?
千枝ちゃんは、このチンポ、独り占めしたいんだぁ?
欲張りだねぇ…
う?ん、どーすっかなぁ?
今日ヤッたアバズレも、
“またハメてください”
って言ってたしなぁ…」

「そ…そんなぁ…チロチロ…
チュプ…お願いしますぅ…ジュバッ」

「ふ?ん…
そんなに言うなら、考えとくわ?」

憎らしいほどの余裕で、新井は千枝を操っているようだ。

俺はそんな2人の様子を見ていたら、どうしようもなく興奮してしまい、たまらず自分のペニスをデニムから引っ張り出して、シゴきはじめてしまった…
見つかったら、完全にノゾキの現行犯だ。

「なぁーそれよりもさ?…
なんか暑くない?」

「えっ…んふぅ…
暑いですかぁ…チュチュッ…
部屋に上がっ…てン…チュルッ…
エアコン、付けましょうかぁ?…チュバッ」

「う?ん…
靴脱ぐのめんどいからイイわぁ…」

新井はそう言うと、不敵に微笑み、玄関に背を向けていたのに、玄関ドアを横に見るような、つまり、俺からも横から見られる場所に立ち位置を変えた。
その移動している間も、千枝は新井のペニスから口を離そうとしない。
フェラチオをしている姿を、改めて横から見ると、千枝は、アゴがはずれそうなくらいに大きく口を開け、ペニスを頬張っている。
その極太ペニスは千枝の唾液でヌラヌラと妖しく鈍く光っている。
千枝は両手を新井の尻にガッチリと回し、より喉奥までペニスを招き入れようとしている様だった。

「千枝ちゃ?ん
チンポがお気に入りっつーのは、分かるけどさぁあ…
キンタマも可愛がってやらないとマズいんじゃない?」

「あっ…チャプ…スミマセンんッ…
分かりました…ジュルジュルジュル」

千枝は、ペニスから口を離し、睾丸をパックリと口に含んだ。
レロレロと舌も動かしているようだ。

「そうそう…
上手だねぇ?…
千枝はホントにフェラチオ好きなんだねぇ?
しかし…
やっぱ暑いわー
外の空気入れよーっと」

そう言うと、新井は、千枝の口に睾丸を含ませた状態のまま…

玄関のドアを開け放した…

「あ?…キモチイイ…
なぁ千枝ぇ?
ここ開けると結構いい風が入ってくるな?」

新井は、足元で、睾丸を口いっぱいに含んだまま、開け放たれた玄関ドアを閉めようと手を伸ばす千枝に向かって言った。

「むぐぅ…チュバッ…
おっ…お願いしますぅ…チュチュッ…
ドアを閉めて下さいぃ…ジュルッ」

睾丸を舐めるのを止め、自分で閉めればよさそうなモノだが、千枝は許可なくフェラチオを中断することは出来ないように仕込まれているらしい。

「なんでぇ??
千枝だって、顔真っ赤じゃん。
ほら!またぁ…
いつまでもキンタマばっかり舐めてんのー?
今度はチンポがおろそかになってるよー。
そうそう…
千枝だって暑いんだろ?」

千枝に再び陰茎の方をしゃぶる様に促しながら、新井は言った。

「でも…んン…
誰かにぃ…チュバッ…見られたら…フゴッ…恥ずかしいですぅ」

「いやいや大丈夫。
俺、見られて恥ずかしいチンポもってないから。
あっ!?
お前、自分が恥ずかしいの!?
でも千枝、恥ずかしいの大好きじゃん。
こないだだって、公園で、ホームレスのオッサンに、グチョグチョのおマンコ見せびらかしてたじゃん」

あの千枝が、そんなプレイまで…

俺は愕然とした…
が、その淫靡な光景を想像し、握りシゴいている自分のペニスが、更に熱くなるのを感じた。

「あッあれは…ンフゥ…
邦夫様が…チュル…
無理矢理にぃ…ジュバッ…」

「人聞きの悪いこと言わないでよ?千枝ちゃん。
お前も見られて、めちゃくちゃ感じてたじゃん。
あの後、オッサンの前で挿入せがんで来たのは、千枝じゃん」

「……チュル……

でも…ココは…チュバッ…
アタシのウチですぅ…んン…
隣の人とかにぃ…チュッ…
見られたら…んはぁ…」

「いいじゃん。
“川上さんは、立派なチンポのご主人様をお持ちなのね”
って羨ましがられるよー」

それでも千枝は、ペニスを口にくわえたまま首を横に振り、ドアを閉めるようにお願いしている。

「んー、じゃあ、俺がイッたら、ドア閉めてやるよ。
ハイッ、一生懸命おしゃぶりしなさいよー。
急がないと、誰かに見られちゃうぞ?」

それを聞き、千枝は、先程より更に、フェラチオに没頭しはじめた。

時に激しく、時に優しく
緩急をつけ…
舌先で裏スジや尿道口、恐ろしく張り出したカリ首などをチロチロチロチロと…
陰茎や亀頭は、頬をすぼめて唇で締め付ける様にジュポジュポと吸い上げた。
もちろん絶妙のタイミングで睾丸に吸い付くのも忘れなかった。
驚きなのは、そのフェラチオの間中、千枝の手はペニスに指一本触れるコトはなく、新井の尻をシッカリとホールドし、ペニスを喉奥深くまで飲み込む時は、それを補助するかのように新井の腰を力一杯引き寄せた。
新井の手も、軽く千枝の頭に添えられているだけで、イラマチオをさせるように、力ずくで、押さえつけてはいないようだ。

…ジュバッ……ジュルジュルジュル…チュル…
……チュチュッ…んはぁ…
むぐぅ…ジュバッ…………チュバッ…フゴ…

淫らな音が、窓ガラス越しにハッキリ聞こえてくる。
様々なテクニックを利用して、新井をイカせようとする千枝。
あの千枝先輩が、あんな太いペニスを、あんなに飲み込むなんて…

新井と千枝の二人の行為を覗きながら、そんなコトを考えていると、どうにもならない射精感が込み上げて来て…

ドクドクドクッ…

俺は、あえなくイッてしまった…

二度目とは思えない早さで…二度目とは思えない程の大量の精子は、ティッシュも何も持っていなかったため、千枝の部屋のベランダや窓に、ベットリと撒き散らされてしまった…

自分の先輩達が行っている、破廉恥な行為を覗き見ながら、オナニーで果ててしまった…
そんな背徳感で情けなくなり、自分の精液で汚れたペニスをブリーフにしまおうとしていた時、新井が次のアクションを起こした。

チュポッ…

音を立てて、千枝の口から新井のペニスが引き抜かれた。
新井はその自らの恐ろしく太い、千枝の唾液にまみれテラテラ鈍く光るペニスを摘まみ…
それをペチペチペチペチと、千枝の顔面に向けて軽く叩きつけ始めた。

ペチペチペチペチ…
ペチペチペチペチ…

見る間に千枝の顔は、新井のペニスに付着した自分の唾液にまみれていった。

だが、千枝の顔は、その屈辱的な行為を、口を半開きにし、恍惚の表情で受け入れていた。

「なぁ?千枝ぇ?
お前のフェラがイマイチだからさぁ?
イケそうにナイんだけど?
どうしたもんかなぁ?」

千枝の顔面をペチペチとペニスでビンタしながら、新井がニヤニヤと呟いた。

「あぁん…
ごっ…ごめんなぁさい…んっ…」

「どーすっかなぁ…
このままじゃ、新聞屋にお前がチンポしゃぶってる姿、バッチリ見られちまうなぁ…」

「アンッ…
あんまり…ふぅっ…
イジメないでぅ…あぁあ…
もし…
ヨカッたら…あん…
私のおマンコをぉお…
お使い…ふあっ…くださひぃ…」

千枝は最早、その淫靡な行為を他人に見られてしまう恐怖心よりも、新井の逞しい極太ペニスを膣に収め、コスり立てられるコトを待望しているようだ。

「ふぅ?ん。
千枝は、おマンコを使って欲しいの??」

「………はい…」

「えっ!?
聞こえな?い
なに??」

新井はワザと聞こえない振りをし、ワザと大きな声で聞き返した。
その間も、千枝の顔にはビタンビタンと新井のペニスが糸を引きながら叩きつけられていた。

「あぁ…アンッ…
ふぅっ…
おマンコを…ぉぉ…
使って……アァ…
欲しいぃぃ…んですぅ…」

最初の威勢は何処にいってしまったのか…
千枝は完全に、新井のペニスの奴隷と化してしまった…
俺のペニスを弄んでいた女が、新井のペニスに弄ばれている…

俺は、そんな風に考えてしまい、たった今、二度目の射精をした…しかも大量に放精したばかりのペニスが、また硬さを取り戻してくるのを感じた…
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