06月25

ニートの僕が結婚した 最終回

社長が大企業から請け負った医薬品の大バッチ製造成功のご褒美に東大理学部化学科にコースドクターを取りに5年間の時間をくれた。4月は会社の業務が残ったがゴールデンウイーク明けから研究室に合流した。最近は大学院入学が容易になり一流大学の大学院に行って学歴を良くすることは学歴ロンダリングと言うそうだ。

学歴はともかく博士を目指すなら良い研究をしなければならない。良い研究とは学問分野を肥やす進歩性と研究成果で社会を潤す進捗性を兼ね備える事だろう。社会は博士1人を作るのに多くの時間とお金を投資してくれる。それを社会に返せない様な情けないまねはしたくない。同期学生の間で一番の業績を上げて堂々と博士号を受けようと思った。

こんな話をピロトークで妻たちに話すと「男らしくて素敵。惚れ直しちゃうわ。」とキスしてもらった。ところでこの「萌えた体験談データベース」では戦後すぐだとか創作だとか東大関係者が石を投げられ、通りすがり氏が立ち上げたメーリングリストにみんな移行している。確かに頭の良い人間が書いた文章は面白い。余計な心配も無い。僕も移行することにした。

メーリングリストで飛び抜けてエッチでおかしい話を書く人は自ら「エロ馬鹿メール」を書いていると称している。僕なんか文章力でとてもでは無いが太刀打ちできない。彼の文章の特徴は人の良いところだけにしか触れないことだ。見習いたいと思う。話は全然変わるが妊娠中の妻のおなかがポコンと出てきた。出産には体力がいるので産婦人科医は結構スパルタ式だそうだ。

まあ移行するのでこの「萌えた体験談データベース」の皆様とは多分永久にお別れになる。どうぞお元気で。頑張って幸せをつかみましょう。それでは今日まで大変お世話になり有り難う御座いました。さようなら。

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