01月7

初体験談withポニーテール

もう何年も前の切ない初恋の思い出です。
 
童貞と処女の高校生同士で付き合ってて、
初めて彼の家に呼ばれた時、
ついにこの時が来ちゃったかーと思った。
はっきり言わなくても彼が「そのつもり」なのは感付いたけど、
私は具体的にどうすればいいのかは何も知らなかった。
初エッチの心構えを聞ける友達はいなくて、
もちろん彼にも聞けないし、コンドームを自分で用意することもできず、
まあ彼が用意するのかなって
漠然と任せとけばいいのかなって思っていた。
 
初めてエッチするつもりで私を部屋に入れたはずの彼も
童貞なので、どうやってエッチな流れを作ればいいのか、
さりげなく考えているように見えた。
いちゃいちゃしてる内に自然に始まるのか、
お風呂入りたいって言えばいいのか、私も全然わからなかった。
彼がリードしてくれると思ってたから、私からは何も動かなかった。
 
とりあえず普通におしゃべりしてたら、
突然彼が「ポニーテールにしてみて」と言った。
 
彼が長い髪が好きなのは知っていたけど、これは初めて言われた。
私はいつもは適当に2つにしばってある髪を、後頭部でひとつにまとめた。
すると彼が気持ち悪いくらいニヤニヤし始めた。
好みの髪型を彼女に求めるっていうだけじゃない、何か変な空気を感じた。
 
私を立たせて彼は座ったまま制服の私を眺めて
「イイ…カワイイヨ」ってぶつぶつ言い出した。
 
何か変だなーって思ったけど、かわいいと言われるのは嬉しいから、
私も少しにやけた。
彼の目がくるくる動いて、よく言うテンパってる状態になってるのには、
私はまだ気付いてなかった。
 
彼にまた突然「ははははh裸見たい!」と言われた。
え!いつの間にかこれエッチな流れが始まってたのか…ってびっくりした。
無知な私でも、何か変だなって思った。
エッチするときってこんなものなのかなーとちょっと
不思議に思ったけど、私も緊張とか興奮とかで
平常心ではなかったので、まあこんなものなんだろうなって思ってた。
とは言っても、彼が座って見てる前で、
何で私だけが脱がなきゃいけないんだろう。
恥ずかしくてしょうがなかった。
とりあえず上はキャミ、下はスカートの状態になった。
裸見たいって言われたわけだから、少なくとも乳首を
出さないといけないよな?って思ったけど、
恥ずかしいので躊躇していた。
 
いつの間にか彼は正座してて、フンヒーフンヒーとか
息使いがおかしくなってて、ようやく私も彼の様子がおかしいと思い始めた。
興奮してドキドキするのは当たり前だけど、
精神的に何かおかしくなってないか?と心配になった。
「大丈夫?」と聞いたら彼がキレた。
「早くう!おっぱいいっいい!」急に怒鳴られて私は委縮してしまった。
 
「何で脱がないんだよ早くしろよ!フンッフヒ!」
 
温厚な人だと思ってた彼に怒られて私はちょっと泣きそうになった。
ろくに喧嘩もしたことがないので逆らうという思考回路もなくて、
私は言われるまま上半身裸になった。
ブラをとった瞬間、彼が後ろにのけぞるように倒れてしまった。
下半身がびくびくしていた。
 
後で知ったんですが、彼はこのとき射精してた。
でもこの時は私は何もわからないので、
何か大変なことが起こったんだと思って、パニックになった。
 
上半身裸のまま頭をふって、えーっとえーっと、だけ言ってた気がする。
 
彼がうめきながら、「うう、うう、パンツ脱がないと…」と言った。
精液でべちょべちょになったのでパンツを脱ぎたい、
という意味だったみたいだけど私はそんなの分からないし、
パニックになってた私は自分のパンツを脱いだ。
「脱いだけど!どうしたらいいの!」
彼が苦しんでる時に私がパンツを脱いでも、
何か好転するわけないのに、このときは私の頭も
おかしかったんだなと思う。
 
「違う違う、俺のパンツ」
 
彼の言葉でやっと自分の間違いに気付いて、
また恥ずかしくなって死にそうになった。
彼は横になったまま、自分でももぞもぞと腰を動かしてズボンを
脱ごうとしていたけど、私も手伝った。
初めて彼のチンコを見るんだ!という好奇心よりも、
救急隊員の切羽詰まった行動力みたいな勢いで、
とにかくパンツを引き下ろした。
 
むわっと変なにおいがして、べとべとに濡れたチンコが見えた。
うえええ、これが男の。当然?勃起していた。
何もしなくても自然に射精する現象は、夢精のことしか私は聞いたことがない。
(オナニーのこともよく知らなかったけど)
べとべとが精液だとはまったく思わなかった。
彼のチンコが射精で今こうなったなんて思いもつかないバカな私は、
やっぱりパニックのままだった。
 
「びょびょ病気とか?」と私がつぶやくと、
ちょっと落ち着いたらしい彼は、チンコをティッシュでふいた後、
下半身裸のまま、また正座をした。
私は胸を隠すことも忘れるくらい動揺していた。
 
「うん俺病気だと思う」
 
彼が言ったので、私はどよーんと沈んでしまった。
興奮したり緊張したりすると、体がびくびくして、チンコから変なのが出る病気。
そんな病気があるのか。心配で心配でまた泣きそうになった。
私はこれが射精なんだということにまだ気づいていなかった。
 
でも彼が病気だと言ったのは、私とは違う意味で言ったんだと
このあとわかった。。
 
「俺、ポニーテールの女に異常に興奮してしまう病気」
 
フェチという言葉を初めて知ったのはこのときだ。
彼は(私と学校は別)同じクラスにいるという、ポニーテールの女子の話をした。
ポニーテールという髪型自体は、もとから普通に好みではあったみたい。
でもその子と仲良くなって、何かの拍子で体が触れ合ったとき、
そして髪の匂いを嗅いだ時、彼はポニーテールフェチを自覚したんだと話した。
 
何で自覚したかっていうと、今とほぼ同じ状態になったから。
つまりズボンの中で射精してしまったから。
 
ここでようやく、彼がさっき射精したんだということを私は理解した。
 
えっちな世界をまだまだ知らなかった私ですが、
突然ある言葉が当たり前のように浮かんだ。
 
「変態」
 
頭に浮かんだだけじゃなくて、声に出してしまっていた。
私はだまって服を着て帰り支度を始めた。
彼が他の女に、欲情してしまったことを、責める気持ちじゃなかった。
ただ単純に、関わってはいけないおかしな人なんだと思ったから。
 
そのまま帰った。
あとで、自分が少し濡れてたことに気付いた。
あんな状況でも体は反応するのか…とちょっと嫌になった。
 
しばらくしたある日、彼がポニーテールの女の子と
歩いているのを見かけた。
とんでもなくかわいい子だった。いわゆる美少女だった。
彼が言ってたクラスの子かな。
幸せそうにイチャイチャと笑ってる2人を見て、私は少し後悔した。
性的嗜好を認めてあげる度量も必要だったかも知れないなと、
エッチな知識が増えるにつれて、思うようになった。
 
またまたしばらくして、その新彼女が、今度は1人でいるのを見かけた。
髪がただのセミロングになってた…。
 
2人の間で何が起こったのか、私はやすやすと理解できた。
彼の嗜好にショックを受けたくらいじゃ、髪を切ろうなんてことまでは、
私は思わなかったけどな。
 
あの子よりも私の方が、彼への愛情は勝ってる!
こんなことを思ってしまった私は、ポニーテールで彼に復縁を申し出た。
彼は喜んでくれたけど、私は後悔することになった。
 
しばらくして私も髪を切ることにした。
あの子が髪を切った本当の理由を知った時、私のポニーテールは、
彼の精液でかぴかぴになっていた。

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