愛玩用のペットとして販売が開発された「ネコ耳少女」「ネコ耳少年」。
予想通り大人気のネコ耳少女に対し、
ネコ耳少年の方はいろいろ問題もあるみたいです。
ケース1:高岡雫さん(20)の場合
とにかくいたずらっ子でどうしようもないんです。
いくら言っても私の下着で遊んでグチャグチャにしちゃうし……
それでペット屋さんに相談したら『去勢したら?』といわれまして、
そうしようと獣医さんのところに行ったんです。
でも、まだ治療分野が確立してないからと断られたんです。
ほら、体は人間に近いから病気とかは普通の病院で
診察することになってるじゃないですか。
それで去勢手術を獣医さんで扱っていいのか業界でモメてるんですって。
それで、仕方がないから自分で去勢することにしたんです。
できるのかって? 意外と簡単でしたよ。
ネットとかで調べたら同じことしてる人がいて、
動画とかもブログにあがってたし。
ちょっと袋を切ってタマを引っ張り出して、
ねじりながら引っ張ればほとんど血も出ませんし。
しばらくはすごく痛そうにしてたけど、
今はすっかりおとなしくなったのでよかったです。
おいたしても取ったタマ見せて『次はちんちん切るよ!』
って叱ればすぐに泣きついてきますからね。
ケース2:朝野恵美さん(16)の場合
かわいいのが好きで買ったのに、
アレが……その、おちんちんが人間のと同じでグロくて、
不潔な感じがして嫌で嫌で……切っちゃいました。
でも『ちんちん汚いから切るよ』って言ったら、
本気で嫌がって逃げるんです。
なんかイライラして『嫌ならもういらないから出てけ!』って怒ったら、
おとなしく出しましたけどね。
あとは根元縛って包丁でストン、ゴミ箱にポイ、って。
そこまではよかったんですけど、血を止めるのが大変でしたね。
今は丸い傷跡が残ってるだけでかわいいですよ。
タマはフヨフヨしてかわいいから残してます。
ケース3:小川律子さん(22)の場合
普段はいいんですけど、サカリがついちゃうと大変で。
私にペニスを擦り付けてきたり、
マスターベーションしてそこら中に精子を撒き散らしちゃったり。
それに、サカリのついたネコ特有の変な声を出してうるさくて
夜もよく眠れなくなっちゃって。
そんなときに私の上に乗ってきて、ペニスを口に入れようとしたので、
腹が立って噛み千切ってやったんです。
それでようやくおとなしくなるかな、と思ったら、
傷が治ってからがまた大変で、マスターベーションもできなくなって、
3分の1くらいになったペニスを
しょっちゅう私にこすりつけるようになったんです。
『ペニスだけじゃなくて睾丸も食べられたいの?』ってすごんだんですけど、
もう本人……本ネコ? も衝動が止められないらしくて、
これはどうしようもないな、ということで1個噛み潰してみたんですが、
あれって潰しても小さくなって治るんですね。
しばらくたったらまた同じことをしてきたので、
もうこれは取らないとかわいそうだなと思って、
残りの1個もまとめて噛み砕いて食べちゃいました。
今ではおとなしく留守番もするし、いい遊び相手になってくれてます。
分析
この他にも「飼ってたら彼氏が嫌がったので去勢した」とか、
「外に放したら他のネコ耳少女と交尾をしてしまい苦情が来た」など、
多くの意見が寄せられています。
外見的に人間の男性器がついていることで嫌がられたり、
通常の人間やネコと比べても、性欲が高いせいで
飼い主に不快な思いをさせることが多いようです。
これらの問題点は、事前に去勢をすることで解決します。
調査では、ネコ耳少年の去勢率は63.3%と、
実に6割以上が去勢済み、2割以上が去勢を考えているとのことです。
しかし、先に挙げられていましたように動物病院では扱ってもらえないケースが多く、
また、販売店側でも資格の問題で行えません。
このため、直接の所有者である飼い主自らが、
自己の責任の下で去勢を行う分には法的な問題はないため、
現在はネコ耳少年と去勢器具をセットで購入する人がほとんどです。
この去勢器具も「タマは残したいがペニスはいらない」
「性欲をなくさせたいのでタマだけ不要」「どちらも不要」など、
除去する部位もさまざまなら
「大事なペットの一大イベントなので印象深い去勢をしたい」
「躾の一環として効果的なため、お仕置き用に段階的に潰せる器具を利用したい」
「(器具を)見せたら泣くところがかわいいので、見た目の怖いものがほしい」
など、ニーズとしてもさまざまあり、
ペットショップに多種多様な去勢器具が置かれ、人気商品になっているひとつの理由になっています。
今後の課題
これらの去勢器具にはすべて、サイズからも人間にも使用可能となっており、
まだ少数ですが姉弟の児童が喧嘩の際に睾丸を器具で潰してしまったり、
冗談のつもりで女生徒が男子生徒の股間にペニス切断器具を当て、誤って作動させてしまったり、
浮気した夫への報復で完全去勢をするなど、
実際に人間を去勢するのに使用されたケースも報告されています。
これに対して、現在、去勢器具の製造元は、
「絶対に人間には使用しないでください」との注意書きをするなどの対応をしていますが、
これらの事件は今後も増加傾向にあると予想されます。
新市場開拓の可能性
これら去勢器具を、女子高生などの間でアクセサリー代わりに持つのが流行しているそうです。
去勢器具の『男性器を破壊する』という目的のエキセントリックさと、
自分には無縁ながらある意味非常に危険なものを持つ、という点が人気を集めているようです。
ショップでもネコ耳少年を飼ってはいないが、
去勢器具のみを購入する女性が増えているとの調査もあり、
今後も拡大していくものと思われます。
先の課題については努力するとして、これら潜在的なユーザー層の獲得による
市場の拡大についても検討をする必要があると思われます。
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