09月9

俺がおもむろにメンヘラ彼女の浮気相手と対面した話


180センチ70キロ
顔は波田陽区と瑛太に似てると言われる

彼女
160センチ45キロ
Aカップないかも
ちょっと彫りが深くて木村カエラに似てる
以下カエラ

共に20歳です

出会いは専門学校
入学してすぐに宿泊研修があったんだ

夜はみんなでトランプしたり語らったり・・・
まぁ一般的な楽しみ方をした
その中で少しでも仲良くなろうと積極的に話しかけた
帰りのバスで二人で大富豪とかしたりなwww

しかし、話を聞いてみたら彼氏がいるらしい。
ワロタ。いやワロエナイ。

まだ話した事は無かったけど、可愛いなぁと俺の中で話題になってた
話してみたら砕けた性格ですぐに仲良くなれたし、笑うツボとかも似てる。
惚れっぽい俺はこの段階でちょっと好きになってしまう

宿泊研修の終わった日、仲良くなった奴ら男女含めてそのまま海に行く事になった
正直前日はほとんど寝てないから死ぬほどきつかったけど
車を出して、夜中までBBQしたり花火したり。
そこではっきりとカエラに恋心を抱く。

聞けば聞くほどカエラの彼氏は絵に描いたようなクソ野郎だったんだ
浮気はするわ金は出させるわ家事やらせるわ・・・
簡単に言えばDQNなんだが、なんでこんな子がこんなDQNと付き合ってるんだろうとずっと疑問だった。

好きだけど彼氏がいる。
ここで俺は生まれて初めての略奪愛に挑戦する事になる

カエラ自身も別れたいのに彼氏が別れさせてくれないから二人で相談しつつ頑張ったんだ

そして一ヶ月後、紆余曲折を経て俺とカエラは付き合う事になる

付き合いたては楽しかった。
元々ノリが一緒だしカエラはベーシストで俺はドラムをやってたから趣味も合う。
何をしてても楽しかった。

ある日、彼女財布に入ってるプリクラを二人で見ていた
そしたらクラスメイトと二人で楽しそうに撮ってるプリクラが出て来たwww
慌てるカエラww
どういう事か問いただすと
カエラ「二人で遊びに行っただけ、隠してごめんね!」

そのクラスメイトの事は信頼してたから
俺「隠す必要無くね?」
カエラ「俺くんが心配すると思って・・・」
まあそんなもんかと思ってあまり気にしないでいた
でもよく考えたらこれが崩壊への始まりww

夏休みに入る。
二人で初めて遠出して旅行に行ったりセクロスしたり
飲みに行ったりセクロスしたり花火見に行ったり。
お互い性欲が強い以外は普通に付き合ってた訳だ

そんなある日、泊まってる時にいきなり

カエラ「ねぇ、チャトレってどう思う?」

大した知識も無かったがチャットでやらしい事をするという事だけはわかってたので

俺「いや・・・そんな事する女とは付き合いたくないな」
カエラ「そっか・・・」

ここで嫌な予感がした俺はカエラが寝た頃に
彼女の携帯を見るという最低卑劣な行為をしてしまう
クソ野郎だ俺は

するとやはりチャトレに登録していた

自分の大好きな彼女が見知らぬおっさんのズリネタになってるのを思うのと
携帯を見てしまったという罪悪感から朝まで吐きそうで眠れなかったが
明くる日にカエラを問い詰めると

カエラ「違うの!登録しかしてないの!」

そうじゃねーだろ

付き合い初めて半年、ここで驚愕の事実が発覚する

なんとカエラは学会員

けど二世なもんで本人は興味が無いらしい
おまえら、周りには学会員が腐る程いるから気をつけろよww

カエラの親から激しく入会を勧められたが.
うちの家は天台宗だからと言うとちょっと大人しくなったwww

季節は冬になり、この頃には楽しい思い出より喧嘩した記憶しかない
と言うのもカエラは非常に嫉妬するのだ
俺のクラスは女子が3/4を占めるから女子と話すなと言われる方が難しいんだが
カエラは気に食わない様子
授業中とかもプリント渡しただけで睨まれ不機嫌になる
これ何て無理ゲー

週に3回は必ず喧嘩していたし、毎回別れる別れないの押し問答
最後に折れるのはいつも俺だった
そんな中でも俺の誕生日、クリスマスといったイベントは付き合いたての頃の様に楽しんだ

2月になり、高校時代から続けていたバンドのライブがあった
もちろんクラスメイトを沢山呼び、カエラも呼ぶ
ライブ自体はしょっぱい出来だったがみんな楽しんでくれた
・・・カエラを除いて

どうやら俺がチヤホヤされてるのが気に食わなかったようでライブ終わった後も
一声も掛けてもらえず帰ってしまった
打ち上げの時にはカエラから
「なんなの?あてつけ?」
というメールすら来る体たらく

そして、カエラとはなんだか微妙な関係のまま卒業式迎えクラスのみんなと謝恩会。

最後の機会だからと、精一杯楽しもう!
今日くらいはカエラも許してくれるはず!
と思っていた俺は浅はかだった。

カエラがわざと俺の近くに来て他の男子と話し込んだり体触りあって
嫉妬させようとしてくるんだ

俺はそんな事よりこの場を楽しみたいから場を転々として色んな奴と杯を酌み交わしてた
またそれが気に食わなかったようで泣き出すカエラ
クラス中から冷たい視線を浴びるカエラ
我慢出来なくなってカエラを引っ張り出して

俺「いつまでもガキみたいな事するな。
周りの気持ちも考えろ。
そんなに俺に嫌がらせしたいなら別れたらいい」
カエラ「ごめんなさい!もうしないから!だから別れないで!」
と軽く発狂しやっと大人しくなった
自分の彼女はこんなに器が小さいのかと痛感した。

そして春になり社会人生活が始まる

ここまでカエラと上手くいかなかったのは会う頻度が多すぎたせいだと思ってた
それに目につく所で女の子と話する場面を見なけりゃそもそも喧嘩に至らないしな

予想通り学生時代より上手くいったんだ
彼女は一人暮らしをしていたから
たまに泊まりに行ったりして半同棲の様な形に落ち着いた
彼女が仕事で遅くなった時はメシ作っておいたり、
片づけしておいたり家事してた
俺はいいお嫁さんになれると思う。

休みの日はDVD見たりセクロスしたり
二人で料理つくったりセクロスしたり
漫画読んだりセクロスしたり・・・
本当にセクロスしまくってた
カエラは感度良くて具合も良かったから俺はそれにどっぷりハマってた

ここで岐路が訪れる

ある日の夜中、彼女の部屋で二人でゴロゴロしてた。
0時くらいだったかな、いきなりインターホンが鳴る

こんな時間に?
この近くにカエラの友達はいないし、やばい奴かも・・・

と思い多少ガクブルしつつも玄関へ。

すると
カエラ「大丈夫だから!」

俺「いやこんな時間に鳴るのおかしいじゃん!危ない奴かもしれないし追っ払うよ!」

カエラ「ヤダ!ダメ!」

なんだこいつそんなに俺の事心配してくれてんのか可愛い奴め
とか思いつつドアガチャ

俺と同い年くらいのちょっと背の低い兄ちゃんがいた

ハイパー俺タイム

俺「なんなんすかあんた」
男「そっちこそなんなの?」

俺「俺はこの子の彼氏だけど」
男「俺もその子の彼氏なんだけど」

お?

ここでカエラ発狂
カエラ「ダメ!やだ!やだ!やああああだあああああああ!!!!!!!!!」

なんとなく展開がわかってきたので奥の部屋にカエラをぶん投げて隔離して男と話し合い
話を聞いたら男は某SNSでカエラと仲良くなって
カエラから告白されて一か月前から付き合ってたらしい
もちろん彼氏がいるなんて聞いてない
男も被害者だったのである

男は解放して次はカエラへ。
生まれて初めて女を本気で殴りそうなくらい激怒した
サイヤ人になりそうな勢いだぜ
とにかく質問攻めだよね

本当に一か月前から?他にも男いたんじゃないの?
なんでこんな事したの?どこまでした?

この辺は怒りすぎてあんまり記憶ない

幸いにも他に男はいなかったが、男とはセクロスもしてたらしい
込み上げる怒りと吐き気

そのベッドでセクロスをして一緒に寝て「幸せだね」なんて言ってた俺wwwww
テラアワレww
浮気した理由は俺が構ってくれないから寂しくて。だってさ。
もうテンプレ通りだよな

こうなった以上もう付き合ってられないから別れよう
もうお前の何も信じられない

とブチ切れたがそれに勝る勢いで発狂するカエラ
これでは収拾が付かない、何より近所迷惑だ、と思いまた折れてしまう俺

結局別れ話は延期になる。

そこからは地獄だった。
俺の勤め先は月に4回休日があるかないかで
8:30に出勤して休憩なし、帰りはいつも1,2時になってた
その中で半同棲してたんだが当然別れ話もその中で行われる
結果不眠症になったり運転中に眠ってしまったり、
仕事中に怪我したりもうめちゃくちゃだった
今の時代、同じような環境で仕事している人達は沢山いるんだろうけど
そんな人達は本当に尊敬する
俺には真似出来ない

一方カエラは仕事をやめた
持病の発作が出てきたからだ

仕事終わりに話し合いをしようとすると
すぐ包丁を持って手首を切ろうとするようになった
睡眠薬をオーバードーズするようにもなった
いつの間にか話し合いをしに来るより自殺を止めに来てた

いつも二人で料理してた包丁で手をざっくり刺されるのは非常に悲しかった
怪我した事よりも今までの思い出が全て無くなっていくんだなって。

甘ちゃんな俺は別れを納得させる事よりも
カエラの生存確認のために奴の家に行くようになる

ある日、カエラが聞いてきた

カエラ「うちらって同じ学校だったよね?」
俺「そうだよ、当たり前じゃん。どうしてさ?」
カエラ「・・・他に仲良かった人たちっている?」

カエラ曰く記憶が無くなってきてるらしい。
こういう事ってあるのかな?

記憶を無くしては俺が教えてあげ、その自分に嫌気が差しまた自殺しようとする
メンヘラ女の誕生の瞬間である
その頃の俺の手は切り傷だらけになっていた

このままでは二人ともダメになると思い、最後に付き合う前に訪れた海に行った。
もっともその記憶も無いみたいだからただの自己満だな。

こいつがこんなに苦しむのは俺の存在が近くにあるからだ、
そう思い立ち俺はカエラの携帯から俺のアドレスその他諸々を消し
俺自身の携帯からカエラの情報を全て消し、
ちょうど付き合い始めて1年が経つ日にこの付き合いを無かったことにした。

カエラと別れてからはしばらく無気力になった
仕事も集中出来なくなり労働状況もあいまって辞めてしまった

時間もあるし金もある
前述した通り俺は性欲も半端ない

行き着いたのは出会い系だった

出会い系で女と知り合い見知らぬ女とヤりまくる日々

カエラを責める事も出来なくなる程クソみたいな生活だわ

この期間で経験人数は6倍に膨れ上がる
代わりに色んなものを失ったと思うけどな

んでそんな生活を続けるうちに女という生き物は
彼氏に対していい顔しておきながら裏でエグい事やってる生き物なんだって痛感した

俺も人のこと言えないが

三ヶ月間ニートしながら色んな女を食った

中国人、微熟女、臭マン、名器・・・
中でも31歳の人妻は最高だった

この頃に戻れるなら自分を殺してやりたい

ヤりまくるうちに自己嫌悪と自分の性欲の強さのループに苛まれる

なんでこんな風になっちゃったんだ
でもやめられない自分
カス以下な存在だ

そんな生活が半年続いたが遂に貯金がゼロになり俺の黒歴史が終わりを告げる

このままではいかん!
いい年してこんな事をいつまで繰り返すんだ!
何より働かなきゃ!

俺は調理の専門に通っていて前の職場もフレンチレストランだったんだ

この頃にはまた飲食に携わるのが怖くなっていた

だから最後にもう一度飲食を試してみて
それで上手くいかないのなら違う職種で働こうと決心した

都心の居酒屋で働く事になった
都心つっても札幌なんだけどな

働き始めて半年立つ頃には営業の中枢の仕事も任され始めた

そしてある女と出会う

俺より3つ下のバイトの女の子
その時はまだ高校生だった

営業中にたまに話したり営業後は二人で入金に行き他愛もない話をする

話をしてみるととても古風な女の子だった
一番遊びたい盛りなんだろうけど遊びまわってる様子もない

なんていうか普段はふわふわしてるけど自分をしっかり持っていて
嫌な物は嫌だと強く言える子だ
俺には無いものを持っていた

だけど捻くれ野郎で元カノの件もあったのでそうはイカキンと今度は恋心は抱かなかった

夏も終わろうかとする時期にある一人の女から告白された
中学時代の友人だがその頃には頻繁に遊んだり連絡していた
いいヤツだった
おっぱいも大きかったし。

ここでまた俺の中のドス黒い部分が疼く

ヤリ捨てりゃいいじゃん

そう、ダメなんだ

ここでまたヤってしまうと昔の俺に戻ってしまう
時の流れはいくらか俺を成長させてくれたようで
告白はきっぱり断った

その件の前後も友達から心配され色んな女の子を紹介されたが
「どうせ裏では汚い事やってんだろ」
そう思ってしまい、軽く女性不信に陥ってしまった

ある日、たまたま休みの日が被った先輩達と飲みに出掛けた

そろそろうちの店も閉店か、というタイミングでさっきの高校生の女の子にメールする事に。
あ、その頃にはもう大学生か

んでその子と合流して四人で飲む事になった
ちなみにその子は酒は飲んでないぜ

その子のスペック

156の52
ちょいぽっちゃり
目はささききで他はガッキーに似てるという超絶美少女

その辺から二人は仲良くなり始めた

「もしかしたらこの子は信頼出来るかもしれない」
そう思える程に固い女の子なんだ

つか俺みたいなのがこんな子と付き合えるはずがない、むしろ彼氏くらいいるだろと思いつつ
少しずつダメ元でアプローチしていった

別れてから一年半が過ぎた頃だった

何度も二人で遊ぶうちにわかったんだけど
前の彼氏とは一年半前に別れたっきりらしい

俺頑張った
超頑張った

知り合ってから一年後、俺はその子と付き合う事になった

付き合ってからもうすぐ9ヶ月が経つけど今のところ彼女が他の男にぶれる気配なし

そもそも一度付き合ったら二人の間に何か致命的な問題が起きない限り
他の男には目がいかないそうだ

むしろ危ないのは俺の方で何度か浮気しそうになった

でもそれはカス以下な俺を誠心誠意好きでいてくれる彼女に対して
一番しちゃいけない事だろ?
何より俺と同じ思いをこの子にさせる事になる
それだけはだめだと思い踏みとどまってる

やっぱり一度堕落したらなかなか戻るのは難しいけどなんとかなりそうなんだ

この先彼女は沢山の男と出会うし俺もこれから沢山の女と出会うだろう

けどやっと見つけた幸せを崩さないように、俺もやっと誠心誠意愛そうと思う

そんな話でした
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