自分には、きっかけは忘れたが寝取られ性癖がある。いつの頃からかも定かではないが、大学生の頃にはそんな性癖に気がついていたと思う。
でも、歴代の彼女達には言えず、妄想の中だけで終わっていた。そんな性癖があっても、いざ実際に自分の彼女を他人に抱かせるのは、かなりハードルが高いと思う。
社会人になり、嫁の美冬と結婚し、すぐに子供も出来てセックスの回数が減り、寝取られ性癖のことも忘れていた頃、久しぶりに大学の頃の友人と再会した。
友人の秋雄は、37歳になった今でもまだ結婚をしておらず、お腹も出てきた私とは違い、若々しいままの姿だ。
「へぇ、上手く行ってるんだな。社会人2年目で結婚するとか、マジかよって思ったけどな。考えるよりも行動って事か」
秋雄は、感心したように言う。確かに、自分でも思いきったなと思う。でも、当時共働きだったこともあり、結婚してもなんとかなると思っていた。まさか、避妊に失敗してすぐに子供が出来るとは想定していなかった……。
でも、子供は可愛いし、嫁も良い嫁だと思う。美冬は、正直美人でもないし、可愛らしいという感じでもない。でも、愛嬌があるタイプで、意外にモテる。
ただ、ルックス的にはそれほどではなくても、身体は100点だと思う。服の上からでもハッキリとわかる巨乳に、スラッと伸びた足。むっちりしているようで、意外にくびれてたウェスト。本当に、フェロモンが溢れているような感じがする。
秋雄との話は、昔話から近況報告のようになる。秋雄は、相変わらず遊びまくっているそうだ。いわゆる、出会い系サイトで遊んでいるとのことだ。
「最近、人妻がヤバいぜ。お前も、嫁さんのことちゃんと見てないとヤバいぞ」
秋雄は、脅すようにそんな事を言う。私は、ウチに限ってそれは心配ないと言った。
「甘いなぁ。マジで最近の人妻は、貞操観念ないからな。しかも、罪悪感がないから、全然バレないみたいだし」
そんな風に脅す彼。でも、私は彼と話をしながら、忘れていた寝取られ性癖のことを思い出していた。
そして、ふと、秋雄にその話をしてみた。
「おっ、マジか。お前も寝取られ性癖なんだな」
秋雄は、そんなに驚いた感じはない。秋雄のリアクションのことを聞くと、
「最近、メチャクチャ多いんだよ。出会い系とかで、旦那がメッセージ送ってくるんだよ! 嫁を寝取ってくれとか言って」
と、あきれたように言う彼。私は、そういう時、どうするんだと聞いてみた。すると、彼はあっさりと、旦那の前で奥さんをヒィヒィ言わせてると答えた。
「あいつら、嫁さんが感じれば感じるほど、興奮するんだよ」
少し小馬鹿にしたように言う彼。寝取り側の彼にしてみれば、寝取られて喜ぶ男なんて信じられないのかもしれない。
そんな話をいくつか聞いているうちに、私は願望が限りなく大きくなっていくのを感じた。そして、嫁に寝取られプレイを同意させるには、どうしたらいいのかとアイデアを尋ねた。
「マジでするつもりか? 後悔しないか?」
心配そうに聞く彼に、私は後悔なんてしないと告げた。
「そっか。まぁ、普通はそんな事言い出したら、嫁さんに離婚だって言われるわな。だから、徐々に慣らしていくしかないだろ」
彼は、そんな事を言う。私が詳しく聞くと、彼は細かく説明を始めた。彼が言うには、大人のオモチャを使って慣らしていくのが良いそうだ。
本物と違って、あり得ないほどカリ首が張り出ていたり、人体ではあり得ないくらい固かったりするので、最初は抵抗感があってもすぐに夢中になるそうだ。
「でも、オモチャに夢中になったって、寝取られプレイに同意させるのは難しいんじゃないの?」
私は、そんな疑問を口にした。すると、彼は得意気に、
「平気だって。俺のが、オモチャ以上にすごいから。一回オモチャに夢中になった女は、より強烈な快感を求めるもんだからさ」
と、説明をする。私が、そんなにすごいのかと聞くと、
「まぁな。ちなみに、たまたま今日は持ってるけど、コレが俺ので型取りしたディルドだよ」
と、カバンの中を見せてきた。周りに見えないようにコソコソとだが、カバンの中はよく見えた。
そこには、リアルなペニスが入っていた。血管がうねるところや、微妙に右曲りで反っているところまで再現されている。色こそ、少し濃すぎる気がするが、パッと見本物に見えてしまう。
「コレ、本当にお前ので型取りしたの? いくら何でも大きすぎるだろ』
私は、そんな事を言っていた。それは、あまりにも大きくて太いサイズだったからだ。黒人並とでもいえば良いのだろうか? 私の3倍はありそうなサイズだ。
それに、よく見ると、カリ首が張り出しすぎていてコブラみたいだ。
「いや、マジだって。見せても良いんだけど、ここじゃな。トイレ行くか?」
彼はそんな風に言う。私は、好奇心に釣られて、彼とトイレに行った。そして、小便器でおしっこをするような振りをする。すると、確かに彼のペニスは規格外の大きさだった。さすがに勃起はしていないが、それでも十分にわかるほどの大きさだ。
「お前って、外国の血が入ってるんだっけ?」
思わず聞いた私に、
「いや、入ってないと思うけど。でも、たどれば少しはあるかもな。確かに、自分でもデカすぎるって思うよ」
と、少し照れながら言った。私は、今まで彼に対して感じたことのない感情を持ってしまった。敗北感というか、畏れのような感情だ。
なんとなく、今後の方針みたいなモノは決まった。でも、現実的に、嫁に大人のオモチャを使うのは難しいと思った。ただでさえ、年上の嫁には頭が上がらないところがある。大人のオモチャを使いたいなんて言ったら、ど突かれてしまいかねない。
そんな心配を秋雄に告げると、
「そんなの、目隠しでもして強引に入れちゃえよ。入れて動かしたら、すぐ気持良くなるって。騙されたと思ってやってみな」
秋雄は、自信たっぷりに言う。どこからそんな自信が湧いてくるのか教えてもらいたいくらいだ。それに、彼には学生の頃、騙されたと思ってと言われて実行し、本当に騙されたことが何度もある……。
彼と別れた後、色々と考えた。そして、秋葉原の例の大人のオモチャビルでディルドを見てみた。その種類の多さにビックリしながら、やっぱりアイツのは以上にデカいんだなと感じた。
アイツのと同じくらいのサイズや、アイツ以上のサイズもあるにはあるが、棚の奥に押しやられている感じで、本当に売れている商品ではない感じだ。
ちなみに、彼が自分のペニスを型取ったディルドを持っていた理由は、セフレにプレゼントするためだそうだ。そんなものをもらって嬉しいのかな? と、思うが、きっと秋雄の巨根に夢中なんだろうなと思う。
私は、そんな中で、私のモノよりも少し大きいサイズのモノを買ってみた。ちなみに、その商品はシリーズもので、私が買ったモノはSサイズと記載してあった……。
買ったディルドは、圧倒的な大きさ……と言うことはなく、私のより少し大きい程度だ。でも、固さは人体ではあり得ない固さだし、カリ首の張り出し方がえげつないレベルだ。これさえ入れることが出来たら、きっと嫁も夢中になるはず……そんな妄想をした。
そして、私はチャンスをうかがいながら生活をした。ただ、そもそものセックスの回数自体が激減してしまっている。家の中に中学生の息子がいると、なかなかセックスしようという感じにならない。仕方の無いことだとは思う。
そんなある日、息子が朝から出かける日があった。私は、夜じゃないけどどうかな? と、嫁にお誘いをした。
『珍しいね。朝からしようなんて。でも、なんか嬉しいな』
予想に反して、嫁は上機嫌になった。考えてみれば、もともと嫁はセックスが好きな方だった。妊娠前は、嫁の方からのお誘いも多かった。
『じゃあ、シャワー浴びてくるね! あっ、それとも一緒に浴びちゃう? 久しぶりにさ』
少し照れながら言う嫁。可愛らしい仕草だが、やはりそれほど可愛くはない。でも、愛嬌のある笑顔が私はとても好きだ。
そして、一緒にシャワーを浴びた。今さら恥ずかしがる関係でもないので、さっさと服を脱ぐ2人。お腹が出てきた私に対して、嫁は時間の進行が止っているのかな? と、思うほど昔と変わらない身体をしている。
大きな胸に、長い足。ウエストのくびれもまだ無くなっていない。
『ほら、洗ってあげるよ』
嫁は、上機嫌で私の身体を洗ってくれる。私は、もしかして、嫁はセックスをしたいと思っていたのかな? 私が誘わないのを、不満に思ってたのかな? と、思って反省した。
そして、私も嫁の身体を洗い始めた。手の平にボディソープを取り、彼女の身体に塗り広げていく。
『恥ずかしいじゃん。良いよ、自分でやるから』
照れる嫁。私は、かまわずに彼女の身体を洗い続ける。そして、大きな胸も洗い始めた。手の平に乳首が触れ、彼女がビクンと体を震わせる。私は、重点的に乳首をこすり続けた。
『ダメだって。洗うだけでしょ? 気持良くしてどうするの?』
嫁は、色っぽい顔で言う。久しぶりということもあるからか、すっかりと火がついているように見える。
嫁は、私のペニスを握ってきた。
『カチカチじゃん。どうする? ここでしちゃおっか』
嫁は、ウキウキしたような口調になっている。私は、さすがに朝っぱらからこんな場所ではマズいと言った。
『そっか、まだ朝だったね。じゃあ、ベッド行こうか』
嫁に促されて寝室に移動すると、嫁から抱きついてキスをしてきた。さっきの乳首への愛撫で火がついているのか、驚くほど積極的だ。そのままベッドにもつれるように倒れ込むと、嫁が私のペニスをくわえてきた。本当に興奮した感じで頭を振り、舌を絡めてきてくれる。
私は、このまま流れに乗って普通にセックスをしてしまいそうになった。でも、せっかく買ったディルドのことを思い出し、私が嫁の上に覆いかぶさる体勢になった。
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