07月27

女孔明

中学生の時の体験を投下。
修羅と言う程の激しさがあった訳ではないし、恋愛要素も極めて低いのでかなり物足りないかもしれないが、14才で幼かった当時としては衝撃的な出来事という事で許して下さい。

私代・・・14才
女美・・・14才・私代とは違うクラス、T先輩が好き
T先輩・・15才・イケメン
友子・・・14才・私代の友人で女美と同じクラス

私代は当時、一つ上の学年のT先輩が好きだった。
それは恋愛感情という訳ではなくただ単純にカッコイイ先輩に憧れていただけで、実際T先輩とは顔見知り程度の仲でしかなかったし、私代には別に片思いしている相手がいた。

ある日小学校の時の同級生で同じ中学(クラスは別)の友子と久しぶりに話す機会があり、話題は当然のようにお互いの近況から恋話へ。
片思いの事はあまり話したくなかったので、好きな相手を聞かれた時に冗談でT先輩と答えておいた。

そこから友子のクラスにもT先輩を好きな女美という子がいるという話になり、友子は嬉しそうに
「私代と女美は恋のライバルなんだねっ★」
と発言。
いや、私は恋してねぇし。と思いつつも天寧寺な友子に合わせる形でその場は笑ってスルー。

だが後日、下校中に友達と帰る友子と遭遇。
やはり嬉しそうに駆け寄ってくる友子に紹介されたのは、前に話題に上がったT先輩を好きな女美。
何故か女美に握手を求められる私代。
強く握られた手、睨みつけてくる鋭い目。
もしかしなくても、すごい敵対心を持たれている情況に小心者な私代は冷や汗。
「私代さん、私もT先輩の事好き。絶対負けないから。」
馬鹿にしたように鼻で笑って去って行く女美に、私代は「自分は女美と同じ意味で好きなのではない」と言うタイミングを逃してしまう。

その後も女美と廊下等ですれ違う度に威嚇もとい見下される日々がしばらく続き、更に『私代が女美に自信満々でライバル宣言!』みたいな誤った噂が流れ、女美の友人には睨まれる。
ビビりな私代も我慢の限界に達し、友子を通して誤解を解いてもらう事にした。

その時友子に伝えるように頼んだ内容は、「私代は好きな人がいて、T先輩の事はただ憧れているだけなので、女美ちゃんはどうか気にしないで下さい。」というもの。
友子も「うん、わかった伝えるね★」と言ってくれたので、これでやっと誤解が解ける・・・と安心していた

しかし後日友子と話した時、

私代「この間の事言ってくれた?」
友子「もちろん伝えたよ★」
私代「何か女美ちゃん言ってたかな。」
友子「うん、『それでも絶対諦めないから』って言ってたよ?」

・・・は?
諦めないって何を?
会話の流れがおかしいぞ。
訳が分からないまま友子に聞く。

私代「・・・ちなみに友子は女美ちゃんに何て伝えてくれたの?」
友子「えっ?私代とT先輩が付き合ってるって事でしょ?」

それを聞いた瞬間、頭の中が真っ白になる。
何をどう間違えたらそうなるんだ!?
付き合ってる訳がない。

とりあえず一刻も早く誤解を解かなければと思い、女美がいる教室に全速力で走る私代。

厄介な友達を持ってしまったな?。
ドキドキ支援!

友子はあれだ
友達面して嘘吐きまくって、相手が慌てふためくのを見て楽しむような人種だ
学年に一人はいる厄介なタイプ

教室には放課後のため女美とその友達と見られる女子二人しかいない。
目茶苦茶睨まれる私代。
ビビりながらも何とか話かけようとするが、突如女美が
「なんでお前みたいなブスがぁっ*+?@、-#$%!?」
と叫びながら殴り掛かってくる。
平手を顔に喰らったものの、条件反射で素早く女美の首に腕をかけてその場に勢いよく引き倒してしまう私代。

まさかの反撃にやった私代も含め一同沈黙。
まさに(・_・)な顔。

その後正気に戻った私代は倒れた状態で未だ(・_・)なままの女美に謝り倒し、何とか無事誤解を解き、一方的に和解する事が出来た。

とまあ、ここまでが厨二だった頃の修羅場の話です。

後日談としては私代は見事失恋し、女美はT先輩のストーカー化して気持ち悪がられて失恋。
そして友子はしばらくたってからT先輩と付き合い始めたそうです。

この事件の後友子と話していないため、私は陥れられたのか未だに真相は分かりません。

思った以上にまとまらず長くなってしまいました。
読みにくい駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

乙!
孔明の罠だったのか…
こえ?
なんという漁夫の利

いやまぁ私代は先輩が好きじゃなかったんだが、それにしても乙
友達は選ばないとね…

策士友子!!!!!

友子にはめられたな。
最初からわかって嘘吹き込んだんじゃねえか。

あーそういうオチか
女孔明だったのか


すごい!こえー。
策略だったとしたら、厨二とは思えない知能犯。
そしてもしかして私代が失恋したのも、T先輩とどうのって噂のせいかな?なんて思ってみたり。

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