06月20

ロリ妻環奈と高校生の彼氏2

僕には、見た目が未成年……どころか、子供にしか見えないような妻がいる。実際の年齢は27歳という、そろそろおばさんと呼ばれる年齢だ。でも、いまだによく補導員や警察官に声をかけられるし、夫の僕から見ても、正直子供に見えてしまう。
AAカップのぺったんこの胸に、やめた方がいいと言ってもかたくなに変えないツインテールの髪型も、より環奈を幼く見せていると思う。

環奈は見た目と同じく、中身も子供そのもので、無邪気で純真だ。昔リストランテでシェフのまねごとをしていた僕が、環奈のために夕食を作っている時、椅子に座ってブランブランと幼児みたいに足を揺らす仕草が、僕は大好きだ。
27歳にもなって見た目も中身も子供なのは、本当ならば問題なのかもしれない。でも、ロリ属性の僕にとって、環奈は理想の天使なのだと思う。

そんな環奈との毎日は、幸せそのものだった。でも、環奈が高校生のタケル君にナンパされたことで、僕と環奈の関係に大きな影響を及ぼし始めた。

——『ダメだよw タケル君が先だもん♡』
環奈は小悪魔のような顔でそう言うと、手の平に垂らした僕の精液をティッシュで拭い始めた。僕は、まだ環奈に飲精してもらったことがない。そして環奈は今、僕のを飲むよりも先にタケル君のを飲むと宣言した。
もちろんそれは、僕が寝取られフェチであると断定した環奈の挑発だと思う。本気でそんな事をするつもりはないはずだ。
結婚して以来、一途に僕だけを愛してくれている環奈が、他の男のモノを飲むなど、あり得ないと言い切れる。
でも、僕はその光景を想像すると、信じられないくらいに興奮してしまう。

『なんでもうこんななの?』
環奈は僕のペニスを握ると、可笑しそうに笑いながらそう言った。
「い、いや、その……」
僕は、環奈がタケル君のモノを飲む姿を想像して、実は興奮したなどとは言えず、ただ言葉を濁した。

『ねぇ、今度は環奈がしてもらう番だよw』
環奈はそう言うと、ベッドの上で大きく開脚をした。そして、ピンクのスケスケのキャミソールをまくり上げる。剥き出しになった環奈のアソコは、へアがなく、より強く環奈を幼く見せていた。

環奈のへアは、もともと極端に薄かった。その上、環奈は永久脱毛をして、常にツルツルの状態に保つようになった。ただでさえ幼い見た目なのに、わざわざそんな事をしたのは、単に僕に喜んでもらうためだった。
ロリ属性の僕が喜ぶという理由だけで、痛みにこらえてそんな事までしてくれた。そしてそれは、本当に僕を興奮させてくれるし、最高のギフトだった。

27歳という年齢が信じられないほどに幼く見える環奈とのセックスは、あまりにも背徳的で僕を狂わせる。

僕は、吸い寄せられるように環奈のアソコに顔を近づけた。環奈のアソコは、とても綺麗なピンク色で、ビラビラもとても小さい。へアがないことと相まって、自分が犯罪に手を染めているような気持ちになる。

環奈は僕が躊躇しているのを見て、自分でアソコを広げた。環奈の膣中はピンク色にヌラヌラ光っていて、言葉では言いあらわせないほどにやたらとエロかった。僕は、夢中で環奈のアソコに舌を這わせた。柔らかく、ヌルヌルに湿ったアソコは、驚くほど熱を帯びて熱かった。
『あんw パパ、いきなり激しいよぉ♡』
環奈が、可愛らしい声で言う。その声に刺激を受けて、僕は環奈のクリトリスを舐め始めた。環奈の小さなクリトリスは固くしこっていて、舌で引っかけるように舐めると、環奈は小さな体をビクンと跳ねさせた。
『んフゥッ! パパ、気持ち良いよぉ♡ もっと、もっと舐めてぇっ!』
とても人妻とは思えないような、可愛らしい幼い声であえぐ環奈。僕は、ピチャピチャと大きな音がするくらい、必死で環奈の固くなったクリトリスを舐め続けた。
環奈のアソコの蜜は、本当に美味しかった。塩気とか生臭さを感じることもなく、ただ夢中で舐めて飲み込んでいく。
僕の舌の動きで、可愛らしい声であえぎ続ける環奈。でも僕は、環奈がタケル君にアソコを舐められ、あえいでいる姿を想像してしまった。顔も知らないタケル君が、環奈のアソコを舐めている姿。想像力の乏しい僕は、学生服を着たタケル君が必死で環奈のクリトリスを舐める姿を想像した。

その瞬間、僕は嫉妬と興奮で、狂ったように環奈に覆いかぶさった。そして、熱っぽい目で僕を見つめる環奈に、荒々しいキスをした。いつもは優しく唇を奪うのだが、今は興奮しきっていて、舌をねじこむような荒っぽいキスになった。

でも環奈は、そんな荒っぽいキスでも嬉しそうに受けてくれる。それどころか、僕の舌に小さな舌を絡ませてくれる。いつもとはまったく違う興奮状態の僕は、そのまま凄く長い時間キスをした。
そして唇を離すと、
『すっごいキス……パパ、愛してる……ねぇ、そのまま……来て♡』
環奈は僕の荒々しいキスに、発情したような顔をしている。見た目は少女の環奈が、少女がしてはいけないような卑猥な顔になっている。

僕は、環奈の言葉に完全に理性が飛んで、そのままコンドームも付けずに環奈の中に押し入っていった。
『ンンッ、ふぅ……あぁっ! パパぁ、入ってきた♡』
環奈は初めての生挿入にもかかわらず、嫌がるそぶりも不安そうな顔もせずに、嬉しそうにうめいた。
僕は、初めての生の膣肉の感触に、腰が抜けそうだった。ゾワワワという感じで、亀頭が生の膣肉に絡め取られるような感じになる。それは、信じられないくらいに気持ち良かった。直接肉と肉が絡み合う感触は、コンドームをしていては、絶対に感じることの出来ない感覚だと思う。世のカップルが、ついつい生でしてしまい、赤ちゃんが出来ちゃったりするのがわかる気がした。

僕は、そのまま腰を動かし始めた。ただでさえ、身体の小さい環奈の小さな膣はキツキツなのに、生挿入で刺激が増しているので、入れて攻めている僕があえぎ声を出してしまう有様だ。
『パパぁ、すっごく興奮してるねw いつもよりカチカチ♡』
環奈は、快感でうわずった声でそんな事を言う。環奈は僕に正常位で挿入されながら、背中をのけ反らせ、微妙にお尻を上げるような仕草をする。それは、僕への指示みたいなモノだ。僕は、そっと環奈のお尻の下にクッションをかませる。こうして、身体よりもお尻の位置を高くすることで、気持ち良いところに当たるそうだ。セックスの時に、ペニスが当たる位置にまでこだわりを見せる環奈は、本当にセックスの好きな女の子なのだと思う。幼い見た目とのギャップに、僕の興奮がさらに強くなる。

僕は、さらに環奈の気持ち良いところを刺激出来るように、身体を起こして腰を振る。こうすると、挿入部分が丸見えになる。
胸もぺったんこで、ツインテールをした少女のような環奈が、大人の娼婦が着るような透けたキャミソールを着て、快感に顔を歪めている姿は、いつ見ても強烈に背徳的でエロい。

僕はイキそうなのを必死でこらえながら、腰を振り続ける。そろそろ、子供を作ろうかという話もしているので、いっそこのまま中に出してしまおうかと思ってしまう。
『すっごく大っきくなってきた♡ でも、まだダメだよw もっとしてぇ♡』
環奈は僕がイキそうなのを見抜き、そんな要求をする。僕はピストン動作を止めて、腰を押しつけ、廻すような動きに切り替え、射精感を逃がそうとする。
『パパ、ホントはタケル君とエッチして欲しいんでしょw』
「なっ、何を……」
『ふふw 身体は正直だねぇ。ビクんってなったw』
エロマンガの中年男性みたいなセリフを言う環奈。本当に心から楽しそうだ。

僕はタケル君とセックスをする環奈を想像して、今までに感じたことのない興奮を感じていた。そしてそれを環奈に見透かされて、動揺もしていた。
『代わってあげるね♡』
動揺して動きの止まった僕と、体勢を入れ替える環奈。騎乗位になった環奈は、その小さな身体を動かし始める。軽すぎて、子供が乗っているような感じしかしないが、環奈がもたらす快感は強烈だった。

ただでさえ小さくキツい膣が、軽い痛みを覚えるほどにギリギリと僕のペニスを締め付ける。もう、僕はイク寸前だ。

環奈は腰を妖しく動かしながら、僕の乳首まで舐め始める。環奈は、ロリ痴女みたいな感じになっている。
「ダメだ、出ちゃうよ……」
僕は、情けない声で環奈に言う。すると、環奈は動きを止めて僕を見つめる。
「どうして? もうイキそうだよ……」
僕は、イキそうな状態のまま焦らされて、泣きそうな声を出してしまう。
『パパ、ちゃんと教えて。タケル君として欲しいの?』
笑顔も何もなく、能面のような無表情でそんな事を言う環奈。いつもニコニコしている童顔の環奈がそんな表情をすると、正直すごく怖かった。僕は、動揺や恐れで何も言えなくなる。

環奈は、微妙に腰を動かしながら、
『どっち?』
と、また無表情で聞いてきた。地獄……いや、天国だろうか? 僕は、激しい興奮と快感で、頭がボォッとしてきた。
環奈は、微妙に腰を動かし続ける。無表情だった環奈も、次第に上気した顔になってきた。

『して欲しいんでしょ?』
環奈は、真っ直ぐ僕の目を見て言った。
「……うん……」
僕がそう答えた瞬間、環奈はゾクッとするような笑顔を見せると、腰を前後に強く振り始めた。

「うぅあ、あ」
僕は情けない声を上げながら、環奈の膣中に射精してしまった……。
『すっごいビクビクしてる……ふふw 中に出しちゃったね♡』
環奈はそう言うと、僕に倒れかかってきた。僕の胸の上で、甘えたような顔で僕を見つめる。

「ゴメン……」
思わず謝る僕。
『それ、一番やっちゃだめなことだよw モテる男は、謝るんじゃなくて、ありがとうとか言うんだよw』
環奈は、可笑しそうに言う。
「ゴ、ゴメン……」
懲りずにまた謝ってしまう僕……。
『ふふw また謝ったw』
環奈は、本当に楽しそうだ。

「でも、出しちゃったし……」
『夫婦でしょ。問題でもあるの?』
環奈は、少し悲しそうな顔になる。
「ない……。環奈、子供作ろう!」
僕は、力強くそう言った。環奈は一気に笑顔になり、僕にキスをしてくれた。

その後は、抱き合ったままイチャイチャしていたが、
『中に出されても、全然わかんないんだね』
と、環奈が言い出した。話を聞くと、別に熱くもないし、液体が注がれている感覚もないそうだ。エロマンガとかだと、”熱い”とか、”出てるのわかる”など、定番中の定番のセリフだけど、全然そんな事はないそうだ。
僕は、何となく夢を打ち砕かれたような気持ちになった……。

「そういえば、日曜はどうするの?」
僕は、日曜のタケル君とのデートをどうするのか、気になってしかたなかった。
『え? どうしようかな? 公園でボートでも乗ろうかな?』
などと言う。てっきり、もうデート自体取りやめになると期待していたので、急に不安になってきた。

『アレ? 何か当たるんですけどw』
環奈が、イタズラっぽく言う。僕は、ボートに乗る環奈とタケル君を想像して、もう勃起していた。
「ゴメン……」
『いいよw パパの性癖も全部好きだよ♡』
環奈は、満面の笑みでそう言ってくれた。

そして、あっという間に土曜日になり、僕は落ち着かない時間を過ごしていた。
環奈は、可愛らしいヒヨコのワンポイントが入ったエプロンをして、家事をしている。幼妻という言葉があるが、環奈が家事をしていると、子供がお手伝いをしているようだ。

『パパ、何見てるの?』
環奈にいきなり声をかけられて、ビクッとしてしまった。
「い、いや、可愛いなぁって……」
ごまかす僕。
『ふふw ありがとう。明日はいい子にしててねw』
環奈にそう言われて、僕はいよいよ明日なんだなと、気持ちが重くなってしまった。

『パパ、止める? 本当はイヤなの?』
心配そうに言う環奈。
僕は、返事に詰まる。
すると環奈は僕の横に来て、シャツの上から僕の乳首を触り始めた。それだけのことで、あっさりと僕のスイッチはオンになってしまう。
「あぁ、環奈……」
休日の平和な昼下がりの光景が、一気に淫靡なモノに姿を変えたようだった。
『ふふw じゃあ、デートはするね。どこまでして欲しいの?』
僕の乳首をシャツの上から触りながら、あどけない顔の環奈が煽る。
「な、なにも……して欲しくない……」
僕は、絞り出すように言う。

『お口でしちゃダメなの?』
環奈は、上気して発情した顔で僕に聞く。
「そ、そんなの……」
ダメと言葉を続けることが出来ない僕。

環奈は、僕のペニスも握ってくる。ズボン越しでも、的確に僕のカリ首あたりを刺激する環奈。ロリ痴女と言う言葉があるのかわからないが、環奈の姿はそれだった。

『してもイイよね? するからねw お口に出されたのは、どうすればいい?』
環奈は、僕の答えなど関係なく話を進めていく。僕以外の男にフェラをする環奈……想像しただけで、吐きそうな気分になる。でも、それ以上に興奮するのを自覚する。
「……飲んで……」
結局僕は、この前と同じ事を言ってしまった。
『変態w いいよ。全部飲んじゃうねw パパのもまだ飲んだことないけどw』
環奈のその言葉で、僕はうめきながら射精してしまった。直接しごかれたわけでもないのに、下着の中に大量に射精した僕……。もう、僕に寝取られ願望があることは間違いないと思う……。

『うわぁw イッちゃったねw 私がタケル君の飲むの、そんなに嬉しいんだw キスもしちゃおっかなぁ?』
いじめるような口調で言う環奈。僕は、キスはダメだと叫びながら、環奈を押し倒した。
『ふふw パパ可愛い♡』
嬉しそうな環奈。僕は環奈のスカートをまくり上げ、ショーツを脱がそうとした。もう、僕は興奮が高まりすぎて我慢出来なくなっていた。

『ダメだよ。今日は我慢しなきゃw 明日、タケル君とのこと話しながら、いっぱいしてあげるから♡』
環奈は小悪魔のような顔で、そんな事を言った……。

結局環奈の言う通りにして、それ以上のことをしなかった僕は、本気でタケル君とのことを期待しているのかも知れない……。

『じゃあ、行ってくるね。あぁ、すっごい緊張するよぉ〜』
環奈は、可愛らしい顔で無邪気に言う。今日の環奈は、淡い花柄のフレアミニスカートに、白のブラウスを着ていた。いつものようにツインテールにして、小さな肩掛けのバッグを持つと、どう見ても女子学生だ。

そして環奈は、悪びれる風もなく、他の男とのデートに緊張していることをアピールする。僕は、本当に複雑な気持ちだった。自分の愛する妻が、他の男……しかも高校生のイケメンとデートをする。大人としては、余裕を見せたい……子供とのデートなんか、気にもしてないよ……そんな風に思っているとアピールをしたい。でも、悪い想像ばかりが膨らむ一方だ。

環奈は、他の男に心を奪われたわけでもなんでもない。浮気願望も持っていないはずだ。ただ単に、デートというものに対する好奇心だけで、今からデートに向かおうとしている。

夫としては、止めるべきなんだと思う。でも、寝取られフェチの僕は、それを拒否する。

「気をつけてね。キスはダメだから……」
僕は、弱々しく念を押した。
『ふふw しないよぉ〜。キスはパパとだけだよ♡』
環奈はそう言うと、僕にキスをしてくれた。でも、”キスは〜”という言い方が、キス以外はするという意味に聞こえて、僕は立ちくらみがしそうだった。

環奈が出ていきドアが閉ると、胸が苦しくなってきた。なぜ? どうしてこんな事になってしまった? 猛烈な後悔をしながら、どうしても勃起が収らない僕……。

僕はコーヒーを飲んだり、本を読んだり、気を紛らわそうとした。でも、今頃環奈が、タケル君と手を繋いだり……それ以上のことまでしているのでは? と思うと、何も手につかなかった。

ふと窓際を見ると、写真立ての中で環奈が笑っている。どの写真を見ても、環奈は無邪気に子供のような笑顔を見せている。そしてその笑顔は、僕だけのモノのはずだ。
タケル君とデートして、笑う環奈……妙にリアルに想像してしまった。

そして長い時間が過ぎ、泣きそうな気持ちになっていると、メールの着信音が響いた。僕は、跳ね起きるように立ち上がり、メールを確認する。

“寝室のクローゼットに隠れててね♡”
メールには、それだけが書いてあった。僕は、一瞬意味がわからなかったが、理解した途端、貧血で倒れそうだった。
まさか……そんなわけがない……考えすぎだ……。僕は感情を整理出来ずに、パニックのまま寝室のクローゼットの中に隠れた。

そして、嫌な予感に押しつぶされそうなまま、ひたすら待った。

ガチャガチャッ 

玄関の方で、カギを開ける音がした。僕は、息を潜めて身じろぎ一つしないでいた。

『いいよ。上がって。やっぱりいないから大丈夫だよ!』
環奈の、妙に明るい声が響く。環奈は、誰かと一緒のようだ。誰かはわかっているが、違いますようにと祈る僕。
「いいんですか? 本当に、大丈夫?」
その祈りを打ち砕くように、男の声がした。それは若い男の声で、敬語とため口が混じっている感じだ。確かに、環奈相手に話しをすると、そうなるかもしれない。見た目は年下なのに、実は年上の人妻……相当インパクトは大きいと思う。

『平気だよ。今日は夜中まで帰ってこないから。アレぇ? ビビったの?』
からかうように言う環奈。僕は深夜まで帰らないそうだ……。
「ビ、ビビってねーし。じゃあ、お邪魔します……」
タケル君は、モロにビビった口調で言いながら、部屋に上がったようだ。

『じゃあ、お茶入れるね。そこ座ってて』
環奈は、緊張もない感じで楽しそうに言う。
「あ、はい……すいません……」
それに引き換え、タケル君は緊張のピークみたいだ。確かに、人妻の自宅に、夫が留守の時に上がるのは、大人でも緊張するシチュエーションだと思う。

僕は、あまりにも大胆な環奈の行動に、本気で驚いていた。いくら公認のデートとはいえ、相手の男を自宅に招き入れるなんて……。

『今日はありがとうね。本当に楽しかったわ』
環奈は、素直な口調で言う。年上ぶっているのが妙に可愛い。と言っても、実際に年上だ……。
それにしても、クローゼットの壁のすぐ向こうがリビングなので、声が丸聞こえだ。安い部屋なので、壁も薄いのかもしれない。

「僕の方こそ、最高でした!!」
タケル君は、元気いっぱいで言う。案外素直な性格なのかもしれない。

『でも、ゴメンね。実はこんなおばちゃんでw』
環奈は、見た目と実年齢の違いを謝る。
「そんな事ないです。俺、本当は年上の方が好きですから……」
『ホントにぃ? じゃあ、なんで私なんかナンパしたの?』
「すっごくタイプだったんで……モロ俺の好みのタイプです」
ストレートに言うタケル君。
『でも、人妻でガッカリでしょw』
「……はい……マジでショックです……」
『ゴ、ゴメンね……でも、タケル君モテるでしょ? 相手なんて、いくらでもいるんじゃないの?』
「そうですね……でも、恋人はいないです」
『恋人はって、何ならいるの?』
環奈は、好奇心いっぱいの感じで聞く。

「それは……エッチする相手とか……」
『えぇ!? それって、セフレさんとかってこと?』
「はい……すいません……」
『い、いや、別に謝らなくてもいいけど……何人もいるの?』
「5人くらいです」
『えぇっ!? ま、まだ高校生でしょ? なんでそんなに?』
環奈は、思いの外タケル君が経験豊富のようで、驚いている感じだ。

僕は、心臓が痛いくらいにドキドキしだした。たかが高校生……まだまだ子供じゃんw そんな風に思っていたのに、想像を裏切られた……。同時に、環奈を奪われる? と、焦り始めた。

「声かけられたりするんで」
タケル君は、サラッと言う。
『どこで?』
環奈は、本当に驚いている感じだ。
「ショップとか、美容室とかですかね?」
『同年代じゃないの? 社会人とかなの?』
本気で驚く環奈。

「そうですね。美容師と、ショップの子と、ナースと、主婦と、先生です」
軽い口調で衝撃的なことを言うタケル君。
『先生?』
「そうっす、学校の英語の先生です」

『そ、その……エッチしてるのよね?』
「もちろん!」
『……私とも、そのつもりなの?』
環奈は、ドキッとするようなことを聞く。

「え? 違うんですか?」
逆に質問するタケル君……。
環奈は、おそらく童貞の男の子をからかうみたいなイメージをしていたはずだ。急に空気が重くなったように感じた。

『ち、違うに決まってるじゃない!』
本気で焦る環奈。気がつくと、初めは緊張でガチガチな感じだったタケル君は、余裕の口調になっていた。あれは演技だった? 僕は、心配で吐きそうになってきた。環奈がコントロールしているはずが、実は罠にはめられていたような感じだ。

「へ? じゃあ、いいことってなんですか?」
不思議そうに聞くタケル君。何となくわかってきた。環奈は、いいことしてあげるからウチにおいでとか言ったんだと思う。

『それは……いいからおいで!』
「え? どこに? え? え?」
少し焦るタケル君に、響く足音。そしてドキドキして待つ僕……。

すると、寝室のドアが開く音がした。慌てて隙間から覗くと、環奈がタケル君の手を引っ張って入ってきた。僕は、理由はどうあれ、環奈が他の男の手を握っているのを見て、激しく動揺した。すぐにでも飛びだしていきたい……そんな気持ちだった。

「やっぱりするんじゃんw」
タケル君が、軽薄な口調で言う。高校生なのに、このセックスに慣れた感じはなんだろう?

『手だけだよ! エッチはしないから!』
環奈は、ムキになったように言う。環奈は僕に色々と危機感を煽るようなことを言っていたが、実際にはそんな勇気がなかったんだと思う。僕には、タケル君のを口でしたり、飲んだりするとか言ったくせに、手でするくらいが精一杯だったんだと思う。それだけでも、充分に浮気で、裏切り行為だとは思うが、環奈の中ではギリギリセーフなのかも知れない……。

「え? それじゃ、環奈ちゃん気持ち良くないでしょ?」
不思議そうに言うタケル君。
『そんなの、必要ないよ!』
動揺している環奈。僕は隙間から覗き続けるだけで、止めることもなく息を潜めている。

「だって、俺とエッチしたら、凄く気持ち良いみたいだよ。みんな夢中になってくれるけど……」
『い、いいから、早く出しなさいよ!』
環奈は、もうどうしていいのかわからないのだと思う。今さら、引くに引けないという感じなのだと思う。もう、こんな風になってしまったのなら、止めればいいのにと思う。でも、僕をクローゼットの中に押し込めたことも、引くに引けない気持ちを加速させているのだと思う。
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